虚無層

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vSドラゴン大決戦事前カードレビュー雑翻訳①(ドルイドハンターメイジパラディン)(2019/12/7)

 個人的なスパム記事も作っちゃおうかな~とか思ってます 画像投稿などの面倒臭い部分はどうせこの記事で大方やるので 僕自身にはギャグセンないのが懸念

https://www.vicioussyndicate.com/the-comprehensive-descent-of-dragons-preview/

 ついに我々のカードレビュー。この記事では新カードをレビューし、各クラスの新カード群の強さを推定してランク付け。新カードを加えたスタンダードカード全体での各クラスの強さもランク付け。新環境での強さを予想。

 伝統にしたがい、新デッキ予想記事も今後投稿予定。各クラスでどのようなデッキが成功できそうか、アイデアを提供。12月9日(月)、新拡張の前日。

 これまでの記事で述べてきたように、今回の拡張は歴史的なパワーレベルの高さで、ワタリガラス年とは異なるアプローチで開発されたのが伝わってくる。ウルドゥムとドラゴン大決戦のコンビは、かのマンモス年の騎士団とコボルトにも並ぶパワーレベル。高パワーの拡張による、メタの大きな変化、および短期間のエキサイト体験。

 重要な点を一つ。これは次の構築予想記事にも共通の話だが、我々はアーリーアクセス配信は一切見ていない。よってそれらによる情報は関与していないし、我々の基本理念として関与しないようにしている。

 カードは強さのポテンシャルに合わせて4段階で評価。

  • 4:メタを定義する、非常に強力、間違いなく使われる。壊れ。
  • 3:とても強く、おそらく使われる。ナイス。
  • 2:まあまあ強い、ニッチ枠、場合によっては使われる。OK。
  • 1:使われそうにない。ダメ。

 中立カードで使われると思われるものには、どのクラスと相性が良いのかも記載。

 各クラスの章のラストにはクラスの総合評価とランクを記載。

 ・ドラゴン大決戦ランク:拡張内部でのクラスカードの強さ、影響の強い中立カードがあればその影響も含めて。

 ・総合パワーランキング:スタンダードの全体のカードプールで見たときどれくらい強いか。

ドルイド

https://www.vicioussyndicate.com/the-comprehensive-descent-of-dragons-preview/2/

数の力

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数の力

 基本的にサイドクエストにはあまり期待していない。単独では力がないため。起動するためにマナや別のリソースを割くため、基本的には一貫性がなくなる。よって終盤、すぐに盤面に干渉したいときに引くとたいてい強烈に腐る。数の力はそのいい例。起動するためにはミニオン召喚に10マナ必要。見返りは強力になりうるが、有効利用するためにはかなり構築が縛られる。ビッグ(でっか化)デッキなら使えるが、それだけ。2点

盆栽ボンバー

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 及第点。トレントデッキならスタッツは高いと言える。これを採用するならトレントシナジーに集中すべき。素晴らしいカードとは言わないが、序盤には向いている固いスタッツ。2点

エメラルド探検竜

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 オーバースペック。6マナ挑発スタッツ合計12点の時点で充分強い。そのうえドラゴンでしかもドラゴン発見。常識がない。あるべき姿よりも1マナ軽い。ドラゴンドルイドなら絶対入るし、探検竜の中でも一番強い。3点

遊げ木隊

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 とても強い序盤の呪文。1マナ2/2が既に強く、トレントでもある。さらに選択で柔軟性もある。1マナ体力2バフもやはり強く、スノーボールの可能性を広げる。3点

夢竜の息吹

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 この拡張最強のカードの一つ。ナーフ前の繁茂にドロー付きは信じがたい。このカードがあるのでドラゴンドルイドを組むべき。ランプによってテンポで先行し、ドローがあるのでリソースも失わない。恐れおののく。でっか化のリスクを打ち消せるのでシナジーともいえる。4点

空中栽培

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 トレント系のデッキなら必ず使われるであろうドローエンジン。トレント1体でも魔力の知性。トレントデッキなら0マナにもなりうる。自然の援軍、森の助けなど、1枚で複数のトレントを召喚する呪文は非常に多いため、軽いコストで唱えることが難しくない。3点

でっか化

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 ケレセスの強化版。0マナ呪文になり、効果は2倍、構築を縛らず、2枚構築できる。怪力乱心の上位互換ともいえる。ドルイドミニオン中心のビートダウンデッキには必須となる。1マナ追加して22バフはマナコストに十分みあっており、相手に安定して圧力をかけられる。4点

デッキの防衛

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 大した報酬ではないが、最大の強みはカードを使わずに達成できること。ヒーローパワー2回でいいので終盤は簡単に達成できる。もちろん爪やとびかかりで安く達成することもできる。どんなデッキがこのカードを使えるのかわからないのが難点。この拡張のパワーレベルからすると、このカードを一番使えそうなゴンクデッキは弱そう。2点

大巨木ゴル

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 トレントドルイドを使いたくなる最大の要因で、終盤でもデッキが弱らなくなる。スタッツが戦の古代樹なので、実質ノーコストで効果持ちなのが偉い。マナカーブがきれいに森の助けにつながり、強力なフォローアップに。トレントドルイドがメタに参入するとすればこのカードのおかげだろう。3点

解き放たれしイセラ

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 セット全体から見ると、このカードはがっかりと言える。消耗戦向けの強い能力だが、非常に遅く、安定せず、プレッシャーを与えるのにターンがかかる。プレイしたターンの盤面への影響が小さく、また相手の攻撃に対抗する守りの力もない。たとえドラゴンドルイドデッキでも採用する枠は厳しい。ドラゴンデッキはテンポが重要なため、9マナで4/12を置いている暇はない。2点

まとめ

 ・ドラゴン大決戦ランク:2位

 ・総合パワーランキング:3位

 ゲームを変えるカードを2枚もらっており、ドルイド内では最強の拡張といえる。でっか化はすべてのアグレッシブなドルイドデッキの基礎となりうる力があり、ミニオン重点の、キーワード能力(急襲など)で調整するデッキを強化する。相性のいいカードも何枚かある。

 夢竜の息吹も明らかに構築の中心となるカードで、ドラゴンデッキを組みたくなる。ランプによって高いマナコストのミニオンが使いやすく、さらにフリズの能力でコストを下げれば、ドラゴンドルイドはでっか化を最大活用して相手を圧倒できる。

 トレントドルイドもまたサポートを受け、序盤争い、ドロー、レイトゲーム耐性が強化された。現在の拡張においても使用可能な強さからそれほど落ちてはおらず、この拡張で数歩前進できる。

 そしてクエスドルイドも忘れてはいけない。大きなサポートは受けていないが、まだ粘るだろう。

 結論、新拡張のドルイドは複数のアーキタイプに希望があり、かなり期待できる。ウルドゥムではクエスト中心のよくできたカードをもらって生還したが、次はさらに「1デッキ専用クラス」の汚名をもそそぐことになるだろう。

ハンター

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ドワーフの狙撃手

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 1マナの非常に優秀なスタッツ、序盤のコントロールに非常に強い能力。アグレッシブな相手なら絶対除去しなければならない厄介な能力。ご主人様の呼び出しを使いたいなどの制約がない限り、ほとんどのハンターデッキに入る。3点

蝕竜の息吹

 

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 2マナ3点は他のクラスでも類似のカードがあり、それで分かる通りナイスな序盤の除去。ドラゴンシナジーの効果は相手のライフを狙うアグレッシブなドラゴンデッキを組みたくなる。様々なアーキタイプに採用されうるため、一度は実際に見る機会もあるだろう。3点

始祖探検竜

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 探検竜はどれもマナコスト効率が良すぎる。ドラゴン種族でなかったとしても、エンペラーコブラにグッドなミニオンの発見が付いている。3マナとしては破格。しかもドラゴンなのでドラゴンデッキには絶対入る上に、構築制約もスタッツ低下もない。3点

露払い

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 ドラゴン大決戦においてハンターが急襲をたくさん召喚することは充分考えられる。よって既存の戦略にこれを足しても充分プラスになるだろう。たとえば砂漠の槍1枚だけでも達成することができる。問題は引きに大きく左右されること。2点

フェーズ・ストーカー

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 ハイランダー秘策ハンターにおける覆面選手の追加、または強化版。よりコストに合ったスタッツで、早く着地して除去を強いることができる。もちろん4ターン目まで待ってから確実に起動してもいい。しかし、秘策ビルドはこれ以外大して強化を受けておらず、周囲が明らかにパワーアップしていく中で生き残れるかは怪しい。2点

急降下グリフォン

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 3マナの4点除去は既に強いが、さらに次の除去を引いてくるおまけつき。これで引けたら強い急襲ミニオンをハンターは多く持っているため、多くのデッキで使われるだろう。お触れ役に類似しており、ある意味ではマナコストが重い分お触れ役のほうが強いが、見返りは充分。3点

三匹がキル

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 アグレッシブなデッキをサポートするのに自身は致命的にスローなカード。数ターンかけて何度もヒロパを使わされ、その分盤面はおろそかになる。仮に達成したとしても、失った盤面を取り戻すことはできず、結果的に不利になり、レプラノームによる6点ダメージ程度では拭えない。1点

ストームハンマー

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 ドラゴン版イーグルホーンボウ、おそらくこちらのほうが強い。そこそこの数のドラゴンを運用していれば耐久力3の武器だが、もっとドラゴンに寄せたデッキならば耐久力ももっと大きくなり、盤面を作りながらダメージを出し続けられる。受け口の広さから考えて、一度も見ないということはないだろう。3点

ドラゴンベイン

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 4マナで充分なスタッツ、無視しにくい永久効果。メック、ドラゴンなど、あらゆるアグロ系ハンターに採用できる。盤面をとった後は顔にも飛ぶので無駄にならない。また4マナメカであり、クマトロンとジリアックスの間のカーブを埋めてくれるため、ハイランダーデッキの小さなメカパッケージとしても使える。ミニオンを狙撃するにしても、ヒロパが7点に膨らむにしろ、どちらも有能。3点

ヴェラナス

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 コストの割に効果が強いが、このクラスではフルに有効活用できない。砂漠の槍を既に持っておく以外に、強力なコンボがない。他のクラス(ウォリアー、ウォーロックパラディン)なら強いが、ハンターにおいてはそれなり程度。2点。

まとめ

 ・ドラゴン大決戦ランク:7位

 ・総合パワーランキング:7位

 よく言われるが確かに、我々はハンターを過小評価する癖がある。ハンターの拡張は単線的に見えることが多く、他に比べて創造性が低い。派手なことはほとんどしないが、いざ拡張が始まれば、次第に強くなっていく。今回もそうなるか、見守りたい。

 今回のハンターが決して弱いわけではない。ただ、ほかのクラスはより強力で、構築を変えるカードをもらっているように見える。ハンターのカードはほとんど優秀な補間材。ドラゴンデッキが生まれる可能性は確かにある。しかし、ドルイドのようにマナやスタッツでズルすることがない。ドラゴンデッキをやるとしてもかなりフェアなものにとどまるだろう。

 おそらくハンターはいつものハイランダーデッキにドラゴンを追加することになりそう。ゼフリス、ブラン、アレクストラーザなどによってアンフェアになれる。9号とズルジンによる現在の安定した強さの構築よりも強くなれるか、楽しみなところ。

 ハンター使いはいくつかの失われたデッキを復活させようともするだろう。メカハンターはドラゴンベインとか熱気球などの強化を受けた。クエストハンターにはシュマ。ミッドレンジハンターにはグリフォン。誰が生き残るかは時が語る。

メイジ

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ドラゴン語の習得

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 これもまた微妙なサイドクエスト。呪文にマナを使うのはミニオンにマナを使うよりもさらに難しく、したがってこのクエストはドルイドの「数の力」よりもさらに難しい。そのうえで報酬はネズミ罠と同じ。元よりドロー依存の大きいスペル重視のデッキでさらにこのカードを採用していいものだろうか。我々は懐疑的。ランダム生成から得られれば強いだろうが、構築はしない。1点

ヴァイオレット・スペルウィング

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 驚異的なバリューの1マナドロップ。断末魔であることを考慮しても、序盤で特に強い呪文が得られることを考えるとおしゃ本よりも強いかもしれない。アグロ系か、サイクロンなど軽いスペルを利用するデッキなら入りうる。

アジュア探検竜

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 4マナのスタッツとしては弱すぎるため探検竜の中では最弱。また最大限活用するためには、軽いダメージスペルを大量に採用しなければならない。よって少し使いにくく、ほかの探検竜のように(特にハイランダーに)絶対入るようなものではなくなっている。2点

魔竜の息吹

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 素晴らしい序盤の除去に、ドラゴンデッキならば(というか、これがなくてもドラゴンメイジは作るべきであろう)呪文の発見もついている。盤面に干渉しながら手札を減らさないのは非常に強い。後述のマナの巨人ともシナジー。3点

エレメンタルの援軍

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 まだ興味深いほうのサイドクエスト。報酬が非常に強く、サイクロンメイジと相性がいい。エレメンタルを十分に採用すれば、これも採用の価値があるかもしれない。2点

ドラゴンキャスター

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 ハイランダーメイジにドラゴンを入れるべき最大の理由。ルナポケ、フレスト、創造の力などを非常にアンフェアに押し付けることができる。アンフェアであることが構築の指針になる。彫り師ソリアの上位互換。1ターン早く、今のスタンダードは重い呪文の質も高い。3点

ローリング・ファイアーボール

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 大型にも、複数の小型にも対応できる、柔軟性の高い呪文。このような柔軟性の高い除去は少なくとも一部では使われる。歴史に倣い、やや慎重に評価。2点

マナの巨人

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 山の巨人との付き合いは終わり。こいつが新しいサイクロンメイジの親友。マナサイクロンとの相性がいいだけでなく、軽量化が非常に速い。軽量化を過小評価することはできない。特にそれが容易に見える場合は。歴史から考えて、非常に優秀で、強力で、構築の中心になりうるカード。3点

シェンヴァーラ

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 ドラゴンソウルと同じコストでボディがついた。しかしプリーストよりもはるかに効率よく能力を起動できる。しかし注目すべきは能力持ちでありながらスタッツが低下していないこと。3ターン目に素出しすると脅威でありながら除去されにくい。つまりテンポプレイしても腐らないスタッツに、5ターン目に弟子と合わせて必勝コンボを決めることもできる。これでも低めの評価。サイクロンメイジの大きな強化。3点

魔法のアスペクト・マリゴス

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 ひょっとするとカザカスやゼフリス並みのバリューメイカー。強力なスペルの生成、それも発見なので柔軟性もきわめて高いため、過小評価できない。いまほしいカードをなんでも提供してくれる(かもしれない)。代償もそれほどなく、スタッツも5マナにしては充分。体力が高いため倒されにくく、並ぶ小型には非常に強い。ドラゴンメイジを作る最大の原因(※2回目)。4点

まとめ

 ・ドラゴン大決戦ランク:3位

 ・総合パワーランキング:4位

 メイジの新カードは非常に強い。ドルイドのようにスタッツの高いドラゴンで攻めるのではなく、メイジのドラゴンシナジーはより絶妙で悪賢い。ルナポケのナーフ以降凡庸なクラスとして放置されたのち、ドラゴンキャスターによってルナポケが0マナで唱えられるようになった。新マリゴスは2枚目のゼフリスと言えるくらい強い。崖っぷちのメイジだが再びマナを誤魔化すことによって復活するだろう。

 新拡張のハイランダードラゴンメイジについて考えるほど、これが最強デッキであるように思えてくる。あまりに多くのパワープレイを採用できるし、その一部だけでも勝てそうに見える。

 召術師の招来のナーフでダメになっていたサイクロンメイジが新たなサポートをたくさんもらい、再び希望を得た。代表は単独で勝てるシェンヴァーラや、マナサイクロンを使えと大声で主張しているマナの巨人。ドラゴンもサイクロンメイジの助けになるし、ドラゴンキャスターはビッグスペルメイジ復活の助けにもなる。

 このように筆頭選手も次点候補もいるので、ここ数か月と同じようにメイジが弱いとは考えにくい。

パラディン

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砂竜の息吹

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 他の竜の息吹と比べると最弱。ミッドレンジドラゴンデッキでは強力なトレードを可能にするが、既に場にミニオンがいないと意味がない。不利な状況からの巻き返しは全くできない。ほとんどの竜の息吹はそれができる。1マナとしては使いやすいが、ドラゴンパラディンが本物だと思わせてくれるものではない。2点

ブロンズ探検竜

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 コストの割に優秀なスタッツ。ハンターの探検竜と似ているが、生命奪取はこのクラスの得意技であるバフとの相性がいい。ドラゴンパラディンには必須だが、単独でも優秀。3点

アンバーの番竜

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 新たなオーバースペックミニオン。バニラ5マナスタッツから1点引くだけで対象を選べる8点回復が付いてくる。非常に強力で、今でもワイルドで使われている骨董品のヒールロボの上位互換。ドラゴンパラディンには必須だし、回復がほしいパラディンなら皆興味を持つ。3点

大義

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 最低のサイドクエストではないが、満足感もない。主な問題はこのカードを最大ポテンシャルで運用するのが難しいこと。次で達成だがバフが1体しかかからないといった状況では非常に不便。またアグロデッキに使えそうだが、アグロデッキはこういうスローな呪文は欲しくない。そして終盤のトップで引いたら悲惨。2点

スカイアーム

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 横並べのメカデッキには必須。すでに並んでいるところに出して、さらに倒されにくい状況であれば非常に強力。パラディンは基本的に数枚の大型メカとケンゴーの無限軍団で戦うのが王道だが、このカードは全く異なるスタイルを可能にする。うまく働くか期待。3点

ライトフォージの烈士

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 ピュアパラディンデッキの報酬その1。基本的にはトゥルーシルバーにおまけでついてくる0マナ4/2。中立カードをあきらめるほどの報酬ではない。5分ほど考えればわかる。1点

聖域

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 唯一の2マナサイドクエだが理由は明快で1マナだとぶっ壊れだから。しかし1マナ増えるだけで弱いカードになる。問題は2マナのカードを使って顔を守りたいのに、その2マナのカードは顔を全く守る効果がない事。達成確率が高いのはより遅い相手、序盤には何もせず顔面にダメージも飛ばないようなデッキだが、そういう相手に挑発を張る意味はあまりない。そしてターンが遅くなるほど価値が下がる。1点

ライトフォージのクルセイダー

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 ピュアパラディンのでかいほうの報酬。確かにクール。戦のゴーレムに5枚リソースは魅力的。ラスタカン環境だったら強かったかも。他の新拡張のクラスができることに比べれば鼻で笑うレベルの報酬。ハイランダー、ガラクロンド、ドラゴンデッキどれもより安定かつ強力な報酬をより安価に提供してくれる。1点

ドラゴンライダー・タルリサ

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 固い3マナドロップに十分な報酬、ミッドレンジドラゴンパラディンには入る。他のクラスのレジェンドほど輝いてはおらず退屈に見えるが、連続33バフは充分強すぎる報酬。3点

時無きものノズドルム

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 あまりにも独特なので推測できないカードのひとつ。完全に新しいデッキを発明して環境レベルまで引き上げるかもしれない。一方でネタカードであり、一瞬で見られなくなる可能性もある。特に勇者の目覚めを採用したビッグパラディンデッキはありうる。しかしこれ以外には大して強化されていない。期待はしないで2点

まとめ

 ・ドラゴン大決戦ランク:9位

 ・総合パワーランキング:8位

 騙され通しの一年の締めくくりに、このぶっ壊れ拡張において弱いカード群を手に入れた。前回はマーロック鮮鯛が数週間いい思いをさせてくれたあと消滅。つぎにハイランダーパラディンがワイルド復帰カードのおかげでなんとか成立。そして悪いポジションで新拡張に突入。さてお次は……

 パラディンがいかにドラゴンをうまく利用できるかにほとんどすべてがかかっているように感じる。強力なミッドレンジデッキを発見できないか、新環境にハイランダーを適応できなければ、ほかに強いデッキはなさそうに思える。どちらもダメだった場合のワンチャンデッキはいくつかある。

 アグロパラディン。メカパラディン。ビッグパラディン。ピュアパラディン。どれも他のクラスの前には今一つに見える。これらのうちのどれか一つくらいは驚かせてくれるかもしれない。ピュアパラディンのせいで数日間バカなまねをしてしまうこともあるだろう。

 もしくはウーサーは長期休暇に出ているのかもしれない。ご挨拶つかまつる。

 この投稿から24時間以内には完成すると思います