虚無層

exit from society

vS173(スクロマンス第6週・調整②・2020/9/18)雑翻訳

 夢日記をつけると楽しいし世界の真実が見えてくるのでおすすめです

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-173/

 前レポートからの変化……9月9日:パッチ18.2.0 スタンダードの調整は以下

  • 秘密の通路:入れ替え枚数5→4(弱化、補填あり)
  • カバルの侍祭:体力6→4(弱化、補填あり)
  • 闇の睨視者:スタッツ3/3/4、再補充マナ2→スタッツ2/2/3、再補充マナ1(実質弱化、補填あり)
  • 精霊合体トーテムオー:攻撃力4、オバロ2→攻撃力5、オバロ1(強化)
  • 大魔女ウィロー:スタッツ9/7/7→8/5/5(実質強化)

 

クラス・アーキタイプ使用率解説

 バランス調整後のレジェンドではメイジが最多クラスとなっている。サイクロンメイジはトップレジェンドでの人気が高まり、今ではタートルメイジまで目立つようになった。ハイランダーメイジは低ランクではプレイされ続けているが、トップでは衰退している。

 ドルイドもランクが上がるにつれて人気が高くなり、トップレジェンドでピークを迎えるクラス。守護獣ドルイドでは様々なアプローチが実験的に行われており、これはクラス別のセクションで詳しく説明している。最近の傾向としては、マリゴスのさらなる衰退と、適者生存の関心の高まりが挙げられる。

 ソウルデーモンハンターの増加が目立っており、ピークとなるトップレジェンドではかなり普及している。このデッキはドルイドに苦戦するが、他の多くの一般的なメタデッキに対して有利なマッチアップなため、その株は上昇している。

 爆弾ウォリアーはソウルデモハンと非常によく似たプレイパターンを示している。どちらのデッキも、より高いレベルのプレイでは非常に影響力を持っている。盤面外のダメージに注力することで、最高のプレイヤーさえ追いつけないサプライズが生まれている。

 ローグはパッチ後に劇的に減少した。アグロローグとミラクルローグはどちらもラダー全体ではそこそこの人気だが、これはエキスパンション初期のアグロローグがラダーを完全に支配していた頃とは大きな変化である。トップレジェンドでは人気が逆転し、ミラクルの方が人気がある。

 フェイスハンターはようやくラダーでの成功に値する評価を得つつあり、以前はヒンシュクを買っていたトップレジェンドでも非常に人気が出てきている。もちろん、レジェンドまでの登りでもこのデッキは絶大な人気を誇っている。ハイランダーハンターは衰退しており、メタの中で自分の役割を見つけることに失敗しているように見える。

 一貫性のあるビルドで安定し始めていた矢先、プリーストはカバルの侍祭のナーフによって混沌とした状態に投げ込まれた。コントロールプリーストもハイランダープリーストも、乱暴に実験したり、切り刻んだり、変更したりしている。またこうなってしまった。

 ピュアパラディンのプレイ率パターンは変わっていない。レジェンドへの登りでは非常に人気があり、レジェンドでは衰退し、トップレジェンドでは全くいない。興味深いことに、FunkiMonkiが特定のビルドで成功した後にピュアでない聖典ほうきパラディンが登場し、このデッキはトップレジェンドでピュアパラディンよりも人気が出ている。

 ウォーロックは崩壊したようだ。そのすべてのアーキタイプは深刻に衰退しているか、ラダーを登っていくうちに完全に消滅している。ズーウォーロックはこのクラスの最後の砦であるが、闇の睨視者のナーフは、あらゆるプレイレベルで非常に気になる、顕著なプレイヤーの流出を引き起こしている。

 精霊合体トーテムオーのバフによってトーテムシャーマンのプレイ率は少し上がったが、デッキもクラスもまだ非常に珍しい。これまでの失敗によってプレイヤーはシャーマンを信じておらず、トーテムオーのバフの力も信じていない。彼らを責めることはできない。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

 デッキたちの想像上の性能と実際の性能にはかなり大きな乖離があり、これはパッチ後のメタがまだ落ち着いていない場合の典型的なもの。これらの矛盾のほとんどは簡単に説明できるのでやっていく。

メイジ

  • サイクロンメイジは多くのプレイヤーがプレイを楽しんでいるデッキであり、確かに強力だ。多くのリソースを生成する能力は、常に勝利を勝ち取ることができるという印象を支えている。しかし、このような認識とは関係なく、悪いマッチアップはちゃんと悪い。プレイヤーはデッキ選択でサイクロンメイジに勝つことに非常に集中しており、特にトップレジェンドではその結果ドルイド、ウォリアー、デーモンハンターが非常に普及している。サイクロンメイジは無敵ではなく、複数の人気マッチアップで問題を抱えており、それが現状、期待ほどのパフォーマンスを発揮できていない理由。現在のメタはこのデッキに対して非常に敵対的であり、このデッキは人気の代償を払っている。
  • タートルメイジはスターダムへの道を歩みはじめたが、それほど人気がなかったにもかかわらず、プレイヤーベースが高レベルでこのデッキをカウンターすることに固執したため、パッチの早い段階に挫折してしまった。このカウンターには生き息ドラゴンブレスを使うことも含まれており、それに比べればコボルトの棒ドロは賢明なラダー選択に見えてしまう。その適切でないカード選択をまだ一掃できていないため、タートルメイジが勝率の上限に到達するまでにはもっと時間がかかるだろう。
  • バーンメタはサイクロンメイジにとって厄介なものだが、ハイランダーメイジにとっては本当にきつい。このデッキはライフを直接削られることに対してまったく対処法を持っておらず、現在のところ、スタンダード部屋の外に捨てられている。

ドルイド

  • このクラスは良好なオプションと汎用性に恵まれており、ズーウォーロックがひどく弱体化してしまった今(これについては後述する)、特にパラディンアレルギーのあるトップレジェでは、ドルイドはほぼ無敵になっている。クラス別のセクションでは、現在好調に推移している守護獣ドルイドの人気のあるヴァリアントと、それらのマッチアップ分布の小さな違いを紹介している。どれも良いものばかりで、それらを引き離すものはほとんどない。このクラスを使ってみて損はないだろう。

デーモンハンター

  • ソウルデーモンハンターはとても強い。それは2つの明らかな弱点を持っているが、環境の残りの部分に対してかなり強い。特に高レベルでは、最悪のマッチアップであるパラディンが無視できるほど少なくなる。ドルイドとの対戦はタフだが、ソウルデモハンの帆布から風を奪うほど悪くはない。
  • アグロデーモンハンターも問題ない。クラス内では明らかにソウルデモハンのほうが強いが、だからといってアグロデモハンが仕事をこなせないわけではない。非常に競争の激しいこのメタにおいて、それなりに強い。

ウォリアー

  • 爆弾ウォリアーは非常に良い時間を過ごしている。アグレッシブなデッキの使用率が減少するということはいつでもこのデッキにとって良いニュースだ。アグロローグが劇的に衰退したことを考えれば、爆弾ウォリアーの勝率が上がった理由を理解するのは難しいことではない。
  • メタはプレイヤーが爆弾ウォリアーやソウルデモハンに対抗するのを見ようと必死になっているので、このフィールドではビッグウォリアーでさえ最悪のオプションではないように見える。プリーストがアグレッシブなデッキとともに衰退していくレジェンドにおいては、ビッグウォリアーはかなり遊べる。

ローグ

  • アグロローグの今週の勝率の低下はかなり残酷だ。では、秘密の通路へのナーフはそれほどインパクトがあったのだろうか? それほどでもない。パッチの前に何が起こっていたかを覚えているなら、メタはすでにアグロローグに対して非常に効果的に答えを出していたので、現在の勝率はそのプロセスの継続を反映したものだ。このアーキタイプは単に、他のフィールドがより強く、より効率的になったために、無慈悲にカウンターされ、無防備になってしまっただけだ。
  • ラクルローグの勝率低下はさらに残酷だが、このデッキの将来性はより楽観的だ。パッチは当初、ミラクルローグのプレイヤーに多少の調整を要求していたようだが、彼らはすぐに適応し、日々このデッキを使ってパフォーマンスを向上させている。それはフォーマットの中で最もスキルを試すデッキの一つであるため、秘密の通路へのナーフ後にはこのようなことが起こっても驚かない。また、多くのプレイヤーがドラゴンの宝の山や血の復讐を捨てたことで、多くのマッチアップでデッキのパフォーマンスが向上しているのがわかっている。

ハンター

  • フェイスハンターはレジェンドで勝率トップをキープし続けている。悩む必要はない。使えば勝てる。このデッキのマッチアップ分布は非常に充実しており、最大のカウンターはソウルデーモンハンターである。現在のメタにおけるその役割が非常に重要なのは、爆弾ウォリアーが完全無敵に陥るのを防いでいる主役だからだ。アグロローグの衰退とメタの減速により、いくつかのクラスが正当な理由でアンチアグロのツールを捨てているのを目にするようになってきたため、そうしたデッキにフェイスハンターは勝っている(ドルイドがいい例)。

プリースト。

  • この拡張そのものと同じく、プリーストは見た目よりも優れている。カバルの侍祭のナーフは、パッチの初期に非常に弱いコントロールプリーストのビルドが伝播するのを助長してきた原因である、例の反射的反応を巻き起こした。今回のナーフの意外な結論は、このカードはただの良いカードではなく、(これまで以上に)正しいサポートプレイングが必要とされるカードだということである。精錬された後のコントロール・プリーストはTier2までいけると推定されている。そこに至るまでの道のりはプリーストの項に詳しく書かれている。
  • コントロールプリーストがカバルの侍祭のナーフを読み違えているのに対し、ハイランダープリーストはすべてを読み違えているように見える。このアーキタイプは間違ったネットデッキングの縮図である。プリーストがラダーで安定した成功を収める秘訣は、誰かがトップ10のレジェンドをヒットさせたり、トーナメントで好成績を収めたりしたからといって、1つや2つのマッチアップで通用する狭いテックカードを追加することではない。フィールド全体に対して優れたパフォーマンスを発揮するカードを見極めれば、その褒美を得ることができるだろう。

パラディン

  • パラディンはレジェンドでは不条理なレベルで使われていない。ピュアパラディンは確かに銀河一の頭脳を必要とするデッキではないが、だからといってトップレジェンドでのプレイ率が1.3%であるべきだという意味ではない。メタは事実上、ドルイド、ウォリアー、ハンター、デモハンに対して効果を発揮するデッキを求めているが、それはまさにパラディンがフィットするところである。その最悪のマッチアップはメイジであり、それがパラディンが評価されていない理由を説明しているかもしれない(プレイヤーは現在、メイジに負けないことに非常に執着している)が、メイジは現在、他の勢力から多くのプレッシャーを受けている。このデッキは盤面を優先しないバーンデッキを罰することに非常に優れており、この特徴が評価されるべきなのは低ランクだけではない。
  • おそらく、パラディンがプレイヤーの心に再参入する方法は、より柔軟なゲームプランを持つ聖典ほうきパラディンを通してであろう。サンプル数の少なさを考慮したうえでもこのアーキタイプは現在Tier2に位置しており、改良の突破口を見つけることができればさらに強くなるかもしれない。マッチアップ分布は非常に良好で、メイジとプリーストに弱点があるため、100%のメタブレイカーになることはできない。しかし、他の全てのものに強い。

ウォーロック

  • ズーウォーロックのデータがあまりにも悪かったため、私たちは自分のシステムが壊れたわけではないことを二重チェックしなければならなかった。いや、今週このデッキがレジェンド1位になったのを見たということもあり、そんなに悪いデッキではないのでは……? 正直なところ、我々のシステムは全く問題なく、ズーウォーロックは驚くべきレベルで苦戦している。早く改善されなければ、このまま消えてしまうだろう。
  • 他のウォーロックデッキはあまり期待できそうにない。我々はガラクロンドウォーロックがTier3の底辺を掻きむしっていると推定しているが、これはあまりいい響きではない。闇の睨視者のナーフはワイルドにとっては必要な変更だったかもしれないが、スタンダードではウォーロックに大きな影響を与えている。

シャーマン

  • トーテムシャーマンはまあまあに見えるが、これは通常、時間が経ちメタが落ち着くにつれて消えていくケースである。しかし、トーテムオーへのバフがデッキに「何か」をもたらしたことは間違いない。というわけで、今週のシャーマン解説はちゃんと解説が書かれている。斬新なデッキリストをお試しあれ。

クラス別分析

メイジ

 サイクロンメイジはパッチ後のメタではまともな性能を発揮するが、いくつかの問題のあるマッチアップがあるため、最高のラダー・オプションになることを妨げている。一般的にドルイドに対してはうまくいかず、爆弾ウォリアーやソウルデモハンに対しても同様の困難がある。

 サイクロンメイジのヴァリアントは、同じくらい強そうなものが2つある。Orangeによって開拓されたドラゴンヴァリアントは、コバルト・スペルキンによる強力なリロードの可能性を持っている。このデッキでは、アクティベータの不足にもかかわらず、魔竜の息吹が驚くほどよく機能している。5マナスロットが混雑しているため、ジャンディス・バロフは少し入れにくい。

 バニラ型はカード選択の自由度が高い。ファイアブランドはゲーム中盤の強力なテンポカードなので、1枚採用するのが好きだ。速いマッチアップでは非常に強力だが、遅いマッチアップでは弱い。退化の矢はローグ、ドルイドパラディン、ハンターに対して非常に強力である。魔力の知性はカードドローの一貫性を少し増やしてくれる。召術師の招来はどちらかというと、悪いマッチアップへのテック的なカードだ。ウォリアーやデモハンが多い場合は、退化の矢(これらの対戦では悪いカード)をカットすることを検討してもいいだろう。

 タートルメイジは最適でないカード選択が散りばめられているが、大きな可能性を秘めている。酸性沼ウーズや終末予言者は一般的に時間の無駄だと言える。一般的な認識に反して、タートルメイジは遅延とコンボのデッキではない。ゲーム終盤のコンボも持ちあわせたミッドレンジデッキであり、相手に受動的に反応するよりも、積極的に盤面を奪い合う方が良いのだ。数週間前に紹介したビルドは素晴らしい働きをしてくれる。冷たき影の紡ぎ手は、他のマッチアップでもそれなりに有用でありつつ、ゲーム後半に爆弾ウォリアーとソウルデモハンをシャットダウンすることを可能にする。

 代替パッケージでは、アイスバリアとCloud PrinceのためにBlizzardとSunreaver Warmageがカットされています。この変更は、バーン・デッキ(ウォリアー、デーモン・ハンター)や、ブリザードがそれほど有用ではないかもしれない他のマッチアップに対して、より多くのパーセンテージを得るのに役立つ。この2つの選択肢を比較するのに十分なデータがないので、この代替案を浮かせて、それがどうなるかを見てみたいと思います。データに基づく勘と呼んでもいいだろう。

メイジ:クラスレーダー
バニラサイクロンメイジ
ドラゴンサイクロンメイジ
ヴァイオレットタートルメイジ
魔法活性ハイランダーメイジ

ドルイド

 ドルイドはスクロマンス環境で競争力のあるクラスになるための唯一の手段である守護獣にどっぷりと依存しているが、その内部では様々なフレーバーがあり、すべてが非常に成功する可能性をもっている。

 マリゴスドルイドは現在のメタでは貪欲になったほうがいいので、私たちはジェペット入りのビルドを支持する。クリスタルパワー&アヌビサスの守護者のヴァリアントは、ここ数週間で大幅に減少したアグロローグに対してより良いパフォーマンスを発揮するために開発されたものだ。アグロローグとフェイスハンター以外に対してはあまりメリットがない。掲載のビルドは、爆弾ウォリアーやタートルメイジに対して最高のドルイドの選択肢であり、一般的にはスローなマッチアップで輝く。

 ファオリスドルイドはバランスが取れている。脅威の密度が高いため、より遅いマッチアップでも活躍できるし、より速いデッキに対応できる強力なツールも持っている。これは万能型と言えるだろう。このデッキは6体の獣と守護獣を最大限に活用することで、2枚目のカードがゲーム終盤になっても十分に活躍できることがわかった。これは適者生存を2枚使用していることと、2枚目の守護獣がゲームを勝利に導くことができるという事実に関係している。6体の獣のためのスペースを作るために、アグロローグの衰退後に価値を失ったクリスタル・パワーを1枚カットした。

 異境のドルイドは比較的新しいビルドで、守護獣と並んで7マナの脅威として異境の乗騎売りを復活させた。この構築は、7マナに達した後、より安定して対戦相手を吹き飛ばすことができるため、より速いマッチアップを得意とするものである。ミラーでは最高の性能を持つバリアントであり、通常ドルイドにとっては不利な対戦相手であるパラディンとさえ接戦まで持ち込める。しかし、異境のドルイドはバーストや脅威の密度が高くないため、前の2つのビルドに比べて遅いマッチアップでははるかに悪いパフォーマンスを発揮する。ウォリアーやプリーストに対してそれを感じるだろう。

ドルイド:クラスレーダー
マリゴス守護獣ドルイド
ファオリス守護獣ドルイド
異境の守護獣ドルイド

デーモンハンター

 ソウルデーモンハンターは信じがたいほど強力なマッチアップ分布を持っているが、それはパラディンドルイドの2つの劣悪なマッチアップによってバランスが取れている。先週、私たちはワンド職人の人気が高まっているのを見てきた。そのためにバトルフィーンドをカットすることには強く反対だが、両方を一緒に使うことや、霊視力をカットすることには賛成できる。

 一般的な経験則では、ワンド職人を使えば悪いマッチアップはわずかに改善されるが、霊視力をカットするとゲームプランの一貫性が失われてしまうので、良いマッチアップが弱くなってしまう。ワンド職人はドルイドパラディンに対してはそこそこである。また、爆弾ウォリアーに軽いダメージを与えるのにも役立つ。

デーモンハンター:クラスレーダー
霊視力ソウルデモハン
徒弟アグロデモハン

ウォリアー

 爆弾ウォリアーはわかりやすいデッキ。ゲームプランを実行する時間を与えれば、大きなダメージを与えることができる。序盤にプレッシャーをかけて自由を否定すれば、簡単に畳み掛けることができる。爆弾ウォリアープレイヤーにとってはありがたいことに、アグロローグが大幅に衰退した後は、アグレッシブなデッキはあまり普及していない。

 我々の最新の声明に基づけば、扇動する船頭&鎧職人を使わないガラクロンド爆弾ウォリアーのビルドがラダーの正しい選択であることはもうお分かりだろうし、それも僅差の違いではない。現在のメタでは乱闘2積みの価値は非常に高くなっている。もしウーズがどうしても気になるのであれば、財宝荒らしを2枚使うという選択肢もあるが、そうすべきではない。ウーズは弱い。

 ビッグウォリアーはエキスパンションの初期からハードに落ちてきたが、スローダウンしたメタの中で優位に立てるアーキタイプの新しい方向性を見つけた。それは海賊の隠し武器と死神の大鎌を削り、ゲーム終盤の脅威とツーデンランスを選ぶというものだ。これはかなりうまくいっているようなので、このデッキのファンならば、何か新しいことを試してみるといいだろう。

ウォリアー:クラスレーダー
ガラクロンド爆弾ウォリアー
隠し武器抜きビッグウォリアー

ローグ

 ローグはバランス調整後、メタでの立ち位置が低下した。秘密の通路のナーフのせいにする人もいるかもしれないが、クラスの衰退のほとんどは、秘密の通路のパワーレベルというよりも、すでに起こっているメタ変更の結果だった。

 ラクルローグは爆弾ウォリアーやソウルデモハンの人気の高まりに苦しんでいる。サイクロンメイジとの対戦も、メイジの改良後に悪化しており、一方でドルイドは倒すのが難しくなっている。また、ドラゴンの宝の山&血の復讐のビルドがまだ一般的であることも救いがないが、より多くのプレイヤーが宝の山&血の復讐から遠ざかるのが見えるようになってきている。

 デッキの中で調整することはあまりない。図太い徒弟の代わりに教団の新入会員を使うこともできるが、この変更はドルイドとサイクロンメイジとの対戦でのみ有益である。フリック・スカイシヴはタートルメイジへのノミネートであるが、現時点では特に一般的ではない。

 アグロローグはここ数週間でかなり劇的に落ち込んだ。フェイスハンターの台頭もまた、大きな問題であることが証明されている。我々はパッチ前に落ち着いた2つのビルドを引き続き推奨しているが、スティールダンサーのヴァリアントは明らかに劣っている。手先ビルドはパラディンとハンターに対して優れている。ハイパーアグロビルドはウォリアーとプリーストに対してより良い。

ローグ:クラスレーダー
秘策ミラクルローグ
隠れ身手先アグロローグ
隠れ身ハイパーアグロローグ

ハンター

 アグロローグの人気が低下したとはいえ、フェイスハンターは1つのマッチアップに依存して繁栄したわけではなく、今でも信じられないほど強い。それはスタンダードの中で最も強力なデッキのいくつかをひねることができ、パラディンやデモハンのようなライフゲインのオプションが豊富なクラスに対してのみ真に弱い。

 このデッキの構築はあまり変わっていないが、4枚目の秘策としての群れの戦術の使用率が上がっていることには気づいているし、三匹がキルよりも群れの戦術を嫌っているわけではない。現在のメタでは、三匹がキルはゲーム中盤のフィニッシャーとしてはまともだが、ターン1のプレイとしては疑問が残るような使い方をされていると思う。

 現在よく使われている選択肢は、封印されしフェルモーよりも獣の相棒を使うことだが、これは奇妙な決定だ。フェルモーはゲームのすべての段階で相棒よりも強いだけでなく、獣の相棒を使うと、フィニッシャーを引き寄せる可能性が低くなるため、ポルケルトは著しく悪くなる。獣の相棒は66%の確率でフェイスにならないし、貪欲な読書家デッキの3マナのカードとしては十分ではない。

 ハイランダーハンターは、フェイスハンターよりもプレイすることを正当化するのが難しく、人気が落ちている。デッキとしては競争力はあるが、おまけの存在という印象を受ける。

ハンター:クラスレーダー
ポルケルトフェイスハンター
ポルケルトハイランダーハンター

プリースト

 プリーストはいつものように重度のジャンクビルド病に悩まされている。これは、特定のマッチアップをターゲットにしたトーナメントビルドの執拗なネットデッキングのせいで、ありとあらゆる悪いテックカードがそのビルドに伝搬しているように見えるが、そのほとんどはラダーで遭遇する可能性のある残りのデッキを無視している。

 カバルの侍祭のナーフ以降のコントロールプリーストにとっての最善の方向性はフル泥棒であるということがわかり驚いた。説明すると、侍祭はデッキの中ではまだ十分に強力なカードだが、今まで以上にイネーブラーを必要としているということだ。フル泥棒コントロールプリーストは現在、ラダーで運用するプリーストデッキの中で最高のデッキだと我々は見積もっている。アンドゥインも安心して煽れる強さ。

 フル泥棒を行うためのヒントが一つある:ラズールの計略を大幅にアップグレードする必要はないので、やみくもに手札に入れておくべきではない。これは、トグワグルの計略で行われていたのと同じように、プレイヤーによってあまりにも頻繁に行われている。現在のメタと関連性のあるミニオンのほとんどは攻撃力が5以下なので、パーフェクトな泥棒を準備する必要はない。高攻撃のミニオンには、すでに無気力の波がある。ラズールの計略をシュリンクマイスターの上位互換程度として扱えば、他よりもうまく使えるようになるだろう。

 ラダー上のハイランダープリーストは、以前のパッチ前のリストですでに行ったように、より万能なカードを採用することに集中することで成功することができる。しかし、イルシアとクロンクスをカットすることで、さらに良くなることができる。イルシアは有用とされている対戦でもほとんど役に立たないし(ほとんどのドルイドはマリゴスを使っていない)、クロンクスはそれをバックアップするための祈願がないとやや遅い。影の狂気の追加は、天文術師ソラリアンへのかなり良い答えであり、初期の盤面の状態により一貫して答えられるようになるからだ。死の災厄はドルイドに対して強力なボードクリアであり、ミラーでは非常に優れている。似たようなアップタイムを示しながら、クロンクスよりも条件が少ない(どうせ9ターン目までにクロンクスでクリアできることは稀であり、脅威としてのクロンクスも必要ない)。

プリースト:クラスレーダー
全力泥棒コントロールプリースト
カバルハイランダープリースト

パラディン

 FunkiMonkiが開拓したノンピュア聖典ほうきパラディンが登場し、パラディンはついに大きな発展を遂げた。このアーキタイプは、カーブ通りのプレイに依存するピュアパラディンよりも柔軟性が高い。サルヘトの群れやクレクレ君による非常に強力なドローエンジンを持っており、ゲーム終盤の聖典プッシュをより一貫したものにしている。空飛ぶほうきは逆転の可能性をもたらし、相手の脅威を効率的に除去することができる。

 聖典ほうきパラディンの主な弱点はメイジとプリーストとの対戦である。FunkiMonkiのオリジナルビルドを徹底的に調べた結果、入手可能なデータでは改善が難しいことがわかった。プレイヤーの皆さんには、このデッキを探求し、これらのマッチアップをブーストする方法を見つけることをお勧めしたい。もし、これらのスロットのいくつかをリーサルに向けてアップグレードし、よりアグレッシブにゲームを終わらせるのに役立つ方法を見つけることができれば、真のメタブレイカーデッキが完成することになるだろう。

パラディン:クラスレーダー
聖典ピュアパラディン
FunkiMonkiホウキ聖典パラディン

ウォーロック

 闇の睨視者へのナーフはズーウォーロックのラダーの展望にとっては残酷なものになるだろう。このアーキタイプは先週から極端にパフォーマンスが悪くなっているが、以下に紹介するビルドでレジェンド1位を達成したNorwisの英雄的な活躍を除けば、このアーキタイプのパフォーマンスは非常に低いものとなっている。不思議なことに、この成功はラダーでもトップレジェンドでも他のどこにも再現されていないようだ。

ウォーロック:クラスレーダー
Norwisズーウォーロック
ドラゴンソウルガラクロンドウォーロック

シャーマン

 精霊合体トーテムオーのバフは、このメタでトーテムシャーマンが競争力を維持できる可能性を高めるかもしれない。このカードは以前よりもかなり強くなっており、結果としてデッキに恩恵を与えていることに気がついた。しかし、私たちが本当にやりたいのは、このバフを最大限に利用して、より積極的に構築を進めていくことである。

 ここでHeatShockのビルドの出番だ。このレポートのメイジクラスの達人である彼はシャーマンにも手を出しており、彼は伝承守護者ポルケルトを採用したリストでレジェンド上位で成功している! 彼の目的は、トーテムオーをドローする機会を増やすことにあり、同時にデッキのフィニッシャーである血の渇きやインパクトの強い両断の斧を提供してくれることでもある。

 このデッキはフェイスハンターに似た低めのカーブを持ち、貪欲な読書家のドローエンジンと空飛ぶほうきの逆転メカニクスによって補完されている。このビルドについてのデータをもっと見て、現在の一般的トーテムシャーマニストたちよりトーテムオーのバフをうまく活用しているかどうかを評価したい。

シャーマン:クラスレーダー
ポルケルトーテムシャーマン

今週のメタブレイカ

 パラディンは一般的にプレイヤーから過小評価されている。ラダーを通して一貫して良いパフォーマンスを発揮してきたが、最近のメタの傾向から、より高いレベルのプレイではさらに強力な位置に置かれており、デモハン、ドルイド、ハンター、ウォリアーの普及率の上昇に対応できるようになっている。ピュアパラディンはフィールドに対してかなり強く、メイジに対する立ち位置の悪さが問題ではあるが、他のフィールドはそれを否定するほど有利である。

 おそらく、パラディンがより高いレベルで人気を得るための方法は、代替のスタイルを提供する中立を採用した聖典パラディンの開発を続けることだろう。FunkiMonkiのビルドはもっと注目されるべきであり、それを改善する方法についてプレイヤーベースからもっと探求されるべきだ。今のところTier1にはなっていないが、ほかに利用できる何かを見逃している場合もあるかもしれない。

 このデッキのドローエンジンはかなり優れているので、最悪のマッチアップ(プリーストとメイジ)でゲームを終わらせるのに役立つ効果的なフィニッシャーを見つけられるかどうかは疑問だ。

 しかし今のところはとりあえずほうきを出そう。メタは深刻なお掃除を必要としている。

聖典ほうきパラディン

 お疲れ様でした

 最近は主にfrostpunkとブラボの血質結晶マラソンやってます。frostpunkはマジで面白いです。一応シミュ系に分類されるけど慣れればエンディングまで爆速で進められるのでRTAとか好きな人にはかなり刺さると思う。ブラボはもう生活の一部です ナッパを拝領するのだ HSは……ハンドロックが復活するまではデイリー勢です 一応解説してるデッキは試し触りしてるので誤訳とかはほぼないと思います