虚無層

exit from society

vS192(大荒野第1週・2021/4/09)雑翻訳

 熱すぎる飲み物いっぱい飲んでるとガンになりやすいのはたぶんマジって友達が言ってました

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-192/

 

クラス・アーキタイプ使用率解説

 最初にお知らせしておきたいのが、拡張のローンチが月末直前だったことにより、レジェンドのトップ1000外のデータは拡張開始から1,2日のものしか含むことが出来なかった、という点。意義のあるデータのためには、ダイアモンドランクとレジェンドトップ1000に集中したほうが良い。

 さて、メイジがそこら中にいる。スペルメイジは、拡張のローンチ直後から突如発生し、「狂気のデッキ」のおかげで多くの評判を得て、ゲーム内で最高のデッキと賞賛された。また、このデッキは非常に安く作ることができるので、ラダーではあっという間に広まっていった。以前の弱い時でも下位ランクでは常に人気があった。メタはメイジに繁栄する余裕を与え、アグロデッキは大きく抑制されている。これを読んでいる頃には、スペルメイジの使用率はラダーのほとんどで35%を超えていることだろう。

 パラディンはその次のクラスで、戦没者の剣と新しく導入された秘策パッケージによって、このクラスも急速に人気を集めている。このパッケージは、アグロ秘策パラディンの復活をもたらしただけでなく、聖典パラディンにも取り入れられた。特に高レベルのプレイでは、聖典パラディンの方が多い。

 番所の登場はアグロデッキを抑えるという点でメタに大きな影響を与えており、ローグクラスへの組み込みが最も成功している。番所ローグはクラスの中で最人気のデッキで、その次によりバニラに近いミラクルローグが続く。このレポートのためのデータ収集を締め切った後から、この2つのバージョンのハイブリッドも多く現れ始めており、今後はこの2つを統合せざるを得なくなるだろう(遠方の番所を採用したミラクルローグ、として扱う)。また、2つのアグレッシブなローグのデッキも目立つ。ダークムーンフェアでおなじみのアグロデッキである隠れ身ローグと、自己研鑽の剣と猪牙の利器の両方を活用した武器デッキ、毒ローグだ。

 チケッタスがついに本格的なメタ勢力となるか? コントロールウォーロックは大荒野の発売と同時に、高い使用率で登場した。しかし、メタが最も発達しているトップレジェンドでは、ラダーの他の部分に比べて著しく少ないことに注意する必要がある。この減少の原因を調べなければ。

 ドルイドはそこそこの使用率を示しており、主に星界配列ドルイドとクッチャベラードルイドに分かれている。また、トップレジェンドでは少ないが、ピエロドルイドや挑発ドルイドも見られる。

 プリーストは主に2つのアーキタイプがある。1つ目はコントロールプリーストで、通常はクトゥーンと大量の除去を使う。もう1つはミラクルプリーストで、血紡ぎ師/ヴェールウィーバーのペアと一緒にラリーを採用し、中盤戦で強力なプレイを仕掛ける。プリーストのいつものスタイルとして、多くのジャンクデッキが存在することはすでに警告しておく。

 デーモンハンターの実験は、ほとんどが断末魔アーキタイプと、欠片デモハンに戦略が似ているハードヒッター系番所デッキに集約されている。古いアグロと欠片デッキは埋もれてしまったように見えるが、トップレジェンドには生命奪取デモハンがまだ存在している。あいつらは頑固だからね、しょうがないね。

 多くのハンターの実験は、拡張発売後すぐに消えてしまい、高レベルではフェイスハンターだけがクラスを守ることになった。ハンターは歴史的に見て、トップレジェンドでは強くてもあまりプレイされない傾向にあることがわかっているので、現在のプレイ率の低さは必ずしも弱いという意味ではない。これからのパフォーマンスを見守る必要がある。

 シャーマンは死にかけているようだ。生き残っていると思われる唯一のデッキはバーン・ドゥームハンマー・シャーマン。我々はこれをドゥームシャーマンと呼ぶことにした。これの他に、初期に登場したアグロ系のシャーマンデッキで、「ノール叩き」を使うものがあった(これは我々がセオリークラフトした「グッドスタッフ・シャーマン」に近い)。この2つはプレイスタイルやカード選択が大きく異なるため、ドゥームシャーマンとノール叩きシャーマンに分けている。

 ウォリアーは死んだようだ。何が起こったのか? どうしてこのクラスはこんなにうまくいかないのか? 扇動する船頭と血盟の傭兵を失ったことは、それほど大きな問題だったのだろうか? このレポートでそれを説明していく。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

 このレポートの執筆と準備には、本当に苦労した。このゲームは根本から壊れている。クラスの半分はラダーで触る価値がない。パラディンは、これまで見た中で最も圧倒的なクラスの一つ。そのマッチアップ分布を見れば理解できるだろう。番所がゲーム内のほとんどのアグロデッキとミニオンによるコンバット戦略を破壊し、プレッシャーの少ない、ボードをほとんど無視するメタを作り出した。その結果、スペルメイジにとって非常に有利なフィールドとなり、自然と非常に強力なものとなった。パラディンとメイジは基本的に、それ意外が一貫して成功を収めることを許さない。彼らにカウンターすることが難しいだけでなく、その両方に勝つことは基本的に不可能。メイジを殺すために超攻撃的なフェイスデッキを使うことはできるが、パラディンとぶつかれば大きな罰を受けてしまう。パラディンをなんとか凌ごうと除去を重ねれば、メイジにほとんど勝てない。ローグは彼らと一緒に活躍できる唯一のクラスだが、ヴァリーラでさえ、2つの相手の間でツールのバランスを取るのが難しい。奇妙な事実だが、パラディンのパワーレベルを考慮するに、今のパラディン過小評価されている

 聖典パラディンは文字通りの無敵であり、秘策パラディンも限りなく無敵に近い。最終的には聖典パラディンに対して優位に立てるデッキが1つか2つあるかもしれないし(番所ローグはその候補の1つ)、メイジもなんとか抗うことはできるが、他のすべてのデッキは転覆するだけ。聖典パラディンは、降魔の狩人初日のアグロデモハン以来の最強デッキであり、それは完全にメーターから外れている。メイジがすべての注目を集めているが、トップレジェンドではパラディンの勝率のほうが3%以上も高いのである。

 スペルメイジはほとんど無敵。先に述べたように、このデッキを安定して倒す方法は一つしかなく、それは顔面を素早く強く殴ること。しかし、それをしようとしたデッキでパラディンに出会うと、ウーサーは貴方を笑う。ご挨拶仕る!

 番所ローグはメイジ/パラディン以外では最強のデッキだが、勝率も低下傾向にあり、パラ・メイジのレベルには達していない。ミラクルローグはまだ洗練されていないためか勝率は低く、可能性はあるのだが、番所パラディンがナーフされるまでは良い選択にはなりそうにない。ミラーゲームでは、こちらが番所を使っていないのに相手が番所を使っている場合が非常に苦しい。

 フェイスハンターは、現在のメタではかなりうまくやっているほう。メイジには勝てるし、他のバーンデッキと違ってパラディンに惨めに負けることもない。また、洗練によって改善する余地がかなりある。トークン・ドルイドも勝率はプラスだが、ベストデッキとの相性は日に日に悪くなっているため、あまり期待はできない。

 ラダーでプレイするのにお勧めのデッキは、ほとんどこれで以上。表の残りの部分を見れば一目瞭然。他のすべてのクラスは、ゴミ箱の底に沈んでいるか、今はTier3だからプレイアブルだと思えるかのどちらか。そう、非常にゴミ箱に向かっている(*ウィンク* コントロールウォーロック)し、このレポートが出た時点でもうプレイアブルでないと感じている可能性が高い。

 今回のレポートでは紹介するデッキリストの数が非常に少なく、あるクラスではデッキが掲載されていないことさえ。これは努力が足りなかったのではなく、我々はユニコーンを探すのにかなりの時間を費やした。私たちは、Tier5にさえ入らないようなデッキを紹介することに興味はない。このレポートからコピペしたいと思っていた方には申し訳ないが、クラスセクションでは何が悪かったのかについて幅広い議論がなされているので、それが有益で多少は面白い読み物になることを願っている。もちろん私たちは良いデッキにも取り組んだし、いくつかのユニコーンを見つけたかもしれない。

 要するに、私たちは純粋に悔しい思いをしており、唯一勇気づけられる事実は、バランス変更が確定しており、ゲームを再起動してくれるだろうということ。こう考えてみてください。我々はベータ版に参加していて、本当のゲームは来週発売されるのだと。真の意味での大荒野の第1レポートはその後で、意味のある分析と、きっと多くのプレイアブルなデッキを探せるようになるだろう。

クラス別分析

メイジ

 スペルメイジはラダーで爆発的に普及し、非常に優秀なマッチアップ分布を見せており、超アグロなデッキにのみ弱点を示している。しかし、そういうデッキはパラディンやローグによって抑制されているため、ラダーで出会う莫大な数のメイジをカウンターする素晴らしい方法はない。安価なコスト、認識上のパワー、ハイロールの可能性、そこにファンキーなゲームプレイ体験を加えれば、あらゆるレベルのプレイで非常に人気のあるデッキとなる要素がすべて揃っている。

 スペルメイジの構築はかなり簡単。このデッキが成功している理由の1つは、マナカーブ通りの遠方の番所を処理する退化の矢が使えることであり、一方でこのデッキは、モアシャンの番所を長時間まったく気にせずに放置できることが多い。

 多くのビルドでは輪投げをカットしているが、我々は2枚運用することを推奨したい。このカードは、プレイヤーたちが狂気後のカードプールをよくする(これはあなたが考えるほど重要ではない)ために輪投げと入れ替えがちな3マナの呪文に比べて、非常に柔軟性のあるカード。ネザーウィンドのポータルは、ミラーをターゲットするためだけの、ちょっと狭すぎるカードで、しかもその点でも素晴らしくはない。アイスバリアは、バーンデッキがまだ比較的珍しいので、正当化できない。冷気の放射はパラディン向けのカードだが、他の多くのマッチアップでは役に立たないだろう。

 最後に、クトゥーンは採用しないこと。クトゥーンの仮面のほうがフィニッシャーとしてはるかに優れており、クトゥーン呪文は実際のところ狂気後のドローを台無しにする(8マナの呪文は平均して非常に悪い)。勝利条件としてのクトゥーンは全く無意味であり、旧神を捨てたビルドの方がはるかに良いパフォーマンスを発揮する。

 他のメイジのデッキはプレイ不可能。

メイジ:クラスレーダー
狂気のスペルメイジ

パラディン

 大荒野初週のパラディンは、これまでに見たことのないような圧倒的なクラス。パラディンアーキタイプはどちらもとんでもないマッチアップ分布を持ち、フィールドの大部分を完全に破壊している。メイジが最も熱狂を浴びている一方で、パラディンの方が明らかに強く、ここに議論の余地はないと考えている。バランス調整が来ない限り、このクラスを止めることはできない。

 聖典パラディンはまったく制御不能。これに対して有利が取れるかもしれないローグのデッキがいくつかあるが(番所と秘策)、おそらくその前にこのデッキがナーフされるだろう。カザカスはアルダーの従者で無効化することがあり、キャリエルのほうがかなり強そうなので、カザカスよりもキャリエルを採用することを強くお勧めする。おおヨグよ!は、2回目の発動によって相手を無力化することができるので、2枚採用が最も強いアプローチのようだ。塗油の騎士から仇討を引きたくないので、仇討は1枚。テイランは、レイトゲームのペン投げ/リアドリンの一貫性を高める。メイジに対してより良いパフォーマンスを発揮するために、正義の聖典を1枚カットして神罰聖典にすることを検討したが、このレポートによってミラーが爆発的に増えれば、正義のほうが強くなる。

 秘策パラディンもほぼ同様のパワーを持っているが、デッキのパワーレベルをさらに高めることができるいくつかの調整を発見したため、このデッキは実際には過小評価されているのではないかと考えている。

 砲兵長スマイズは罠(!)。カニライダーは信念との組み合わせが非常に強力。ナールの真槌は非常に強力。マーガァはテイランと共に素晴らしいパッケージを作っているが、ほとんどのプレイヤーはそれに気づいていない。このビルドでは、テイランはカザカス(こっちのデッキでは非常に強力)か転生マーガァグルを見つけてくれるが、これはトップ3クラスでさえ誰も対処できない脅威。レイトゲームが非常に恐ろしくなるだろう。

 続いての「強いのに切られたカード」は、序盤での影響力が驚くほど低いことによる、有徳の守護者。このデッキでは、これよりもはるかに強いマリガン優先順位がある(注:とにかく戦没者の剣と初登校の日を見つけよう)。

パラディン:クラスレーダー
秘策聖典パラディン
ハンマー秘策パラディン

ローグ

 以上の二人にローグを加えることで、残りのクラスに呼吸すら許さない暴帝三クラス衆が完成する。このクラスの番所とのシナジーは非常に効果的であることが証明されている。番所ローグの能力は、タワーで相手を足止めし、カザカスやジャンディスでゲーム中盤のフォローをしてパワースパイクを進めることができ、アグロデッキにも、こちらの脅威に回答しようとするコントロールデッキ相手でも最適。そしてゲーム終盤には、カーガルがノミ風のフィニッシャーとなり、早ければ7ターン目には降りてくる。このデッキは、邪道刺しとペン投げによるバーンダメージと、現地連絡員によるデッキ全体のドロー能力を加えることで、最高の相手にも立ち向かうことができる。

 番所ローグのビルドに関しては、Fenoが最初に提案した最も人気のあるリストから1点だけ変更を推奨。それは、ガーディアン改造屋を教団の新入会員に交換すること。メイジのマッチアップはメイジに有利な傾向が出始めており、ローグにはメイジに対する妨害のオプションが必要。最近の傾向として、メイジマッチアップのために遠方の番所のみを運用し、「死んだ」モアシャンの番所をカットするハイブリッド型ラクルローグを運用する動きがあるが、今回のレポートが出た後では、それは間違った動きになるかもしれない(ヒント:パラディン)。

 毒ローグ隠れ身ローグはメイジへの有効なカウンターだが、アグロデッキを全滅させるパラディンの人気が高まっているため、安定した成功を収めることができていない。ミラクルローグと同じように、これらのデッキは対番所ローグでも問題を抱えている。秘策ローグについては、ときめきインチ騎手のバグが最近修正されたばかりで、データがほとんどないため、あまり詳しいことは言えない。

ローグ:クラスレーダー
ミラクル番所ローグ
クマちゃんミラクルローグ
猪牙毒ローグ
アグロ隠れ身ローグ

ハンター

 ハンターは、トップ3クラスの圧力下でギリ生き延びることができそうな数少ないクラスのひとつで、現在のメタではフェイスハンターがしっかり有望なデッキに見える。メイジへの最高のカウンターの一つであり、あとはローグ/パラディンのマッチアップを助けることができるかどうかが非常に重要。構築改善の余地は大きいと考えている。

 まず、フェイスハンターでは封印されしフェルモーが非常に強力であることをお知らせしたい。拡張のたびにプレイヤーたちはこのカードを省いてデッキを作り始めるようだが、非常に間違っている。 このカードは、このデッキの中で最も優れたカードの1つであり、メイジとローグの両方に対して非常に強力な効果を発揮する。

 他の発見:サンスケイル・ラプター、ペン投げ野郎、首狩り斧は弱い。ウォーソングの獣飼育者と踏み潰すサイのパッケージは非常に強力で、デッキの耐久力とフィニッシュの可能性を高めてくれる。貫通弾は、このデッキの中で最高のカードかもしれない。ナイフ売りも良い4マナドロップ。

 マンクリックの妻は最近ホットフィックスで3マナになり、バラク・コドーベインから3/10突撃のマンクリックを引き出せるようになった。ホットフィックス後の予備的なデータによると、このコンボは非常に良さそうで、マンクリックは単体でも強力なカードであり、追跡術との相性もいい。また、バラクはこの構築では速射の一矢を釣ってくれるので、非常に良い。ありがとう、オバマ

ハンター:クラスレーダー
貫通フェイスハンター

ドルイド

 ドルイドも、メタに完全に破壊されてはいない。クッチャベラードルイドはモアシャンの番所の影響を受けないアグロデッキで、このデッキが大丈夫そうな最大の理由もそれ。しかし、もう少し深く掘り下げてみると、やはり最高のデッキには負けてしまい、トップティアとは言えないことがわかる。メイジやパラディン、遠方の番所を使うローグ、これらはすべて不利。

 大いにショックで恐ろしいことに、ガフ・ルーントーテムはこのデッキでは不発に終わったようだ。私たちのせいでクラフトした方には申し訳ありませんが、安いデッキを探している人には良いニュースですね! 森の魂については、おそらく史上最も過大評価されているカードの1つだろう。全く使わないほうがいいのだが、またしても必須カードとして扱われている。

 クッチャベラードルイドで気付かれていない良カードとして、「導き」がある。序盤に欲しいカードではないが、クッチャベラーの良い燃料になるし、ゲーム後半のリロードにもなる。また、自然学の予習やグローフライの群れとも巧妙なシナジーを発揮する。

 星界配列ドルイドは、洗練させようとする価値もないほど悪い印象を受ける。絶対的にひどく、その勝率はすぐに30%台に沈んでしまうだろう。ピエロドルイドは初期の頃はまともだったし、下のランクではまだかなり遊べるが、このデッキはトップメタのデッキの台頭により、勝率が下がっている最中。パラディンに支配されるのが気持ちいいという人でない限り、おそらく近づかない方がいい。

ドルイド:クラスレーダー
クッチャベラートークンドルイド
始原のピエロドルイド

ウォーロック

 チケッタスはついに、メタを支配し、あらゆるコントロールデッキを実行不可能にする脅威を実現した。この圧倒的な力は多様性を圧迫しており、ゲームの健全性のために除外されなければならない。

 冗談だ

 コントロールウォーロックは全くと言っていいほど強くない。このデッキは拡張の最初の数時間は強く見えたが、それ以降は下降線を辿っている。最良のデッキが人気を博し、その効率が向上するにつれ、ウォーロックは真剣な競技デッキには勝てないことがはっきりしてきた。ラダーを上がれば上がるほど、優れたプレイヤーがより効果的にこのデッキを罰することができるようになるため、このデッキは悪化していく。このアーキタイプが純粋に強そうなのはブロンズだけ。

 チケッタスへの不満は自分のカードが燃えるのが憎いプレイヤーによるものだが、もしあなたがチケッタスのせいでラダーに上がれないのなら、そしてあなたがプリーストをプレイしていないのであれば、このマッチアップでの戦い方を考えなおすべきだろう。「メタを歪める」という意見については、もしそのデッキが最低で、何にも勝てず、プレイされるべきでないなら、メタを歪めることはできない。このデッキは、ゲームを積極的に終わらせる手段を一つも持っていないデッキに対してのみ強い。ゲーム終盤に強力な勝利条件を持つコントロールデッキはコントロールウォーロックに勝てる、ということはダークムーンフェアで証明されている。メタがファティーグ中心となり、チケッタスのおかげでコンウォロが強くなる日が来たら、お知らせします。今日はその日ではありません。

 もし何らかの理由でこのデッキをラダーで使うことになったら、魂抽出を採用すべきだろう。タムシン・ロームと一緒に使うと非常に強力だし、特にパラディンのマッチアップでは重要。

 ズーウォーロックミニオンベースのアグロデッキなので、パラディン番所のせいで現在のメタではプレイできないものになっている。ミルウォーロックは、文字通りゲーム内で最悪のデッキ。

ウォーロック:クラスレーダー
チケッタスコントロールウォーロック

デーモンハンター

 なぜデーモンハンターが苦戦しているのかを理解するのは簡単で、パラディンは常にこのクラスの遅いデッキにとって最もハードなカウンターとなってきた。あなたがやろうとしていることがほとんど相手の顔を殴ることと関係する場合、希望の聖典が強すぎる。新たな秘策パッケージの圧力も加わり、イリダンは大いにトラブっている。

 デーモンハンターが現在占めている唯一の役割はメイジの顔面を殴ることだが、それすらもうまくいかないと言ったらどうだろうか?ラダーで狂気のメイジ信者をカウンターするという名目でいくつかのデッキが登場したが、これらのビルドはどれも統計上このマッチアップで不利であることが証明されている。武器を装備して相手の顔面を殴るだけでは十分ではない。それを非常に素早く行わなければ、相手に追い抜かれてしまう。

 さて、断末魔デモハンの勝率は、初期のメタ・ジャンキーから生まれたもので、それなりのスタートを切った後、急速降下している。現在の勝率に惑わされてはいけない。なぜなら、現在のメタトレンドでは、Tier3のポジションを維持する可能性すらゼロ。生命奪取デモハンも同じく、トップ3クラスに蹂躙されている。アグロデモハン番所環境ではプレイできない。欠片デモハンは対パラディンにおける最悪のデッキ。

 残ったのはPavelingBookが制作したデッキで、カザカスとイリダン党の審問官を使った番所デーモンハンター。これはデーモンハンターデッキの中では最強に見えるが、それでもラダーではお勧めできないし、これを紹介している理由はほとんど、他に紹介できるものがないから。一応プレイアブルといったところ。

 基本的に、パラディン番所がナーフされるまでは、このクラスには触らないほうが良い。当たりが悪すぎる。

デーモンハンター:クラスレーダー
審問官番所デモハン

シャーマン

 シャーマンはかろうじてプレイできる。アグロ系ドゥームハンマーデッキは、スペルメイジをかなり安定して倒すことができる。問題はデーモンハンターと同じで、パラディンに全く対処できないこと。バーン戦略はパラディンには通用しない。つまり、ドゥームシャーマンは、このレポートが発表されてから、まあ10分後くらいには、プレイできなくなる運命にある。

 ドゥームシャーマンがこのフィールドに対抗するためにできること、それは退化の矢を使うこと。スペルメイジと同じく、シャーマンは序盤の番所パラディンのバフや挑発への答えを持つのが良い。ラスとブルカンは期待はずれで、採用する価値はない。

シャーマン:クラスレーダー
バーンドゥームハンマーシャーマン

プリースト

 プリーストは健全なプレイ率を誇っているように見えるが、それを裏付けるものはほとんどない。私たちが調査したほとんどすべてのプリーストデッキは、まったくもってひどいものだった。プリーストはトーナメントでは良い結果を出すだろうが、ラダーでは困難。

 ラクルプリーストは、その劇的な勝ち方による宣伝効果があるが、静かに負けるゲームの方が圧倒的に多い。このアーキタイプは、スタンダードで最も人気のあるデッキがたまたま使っている1マナの呪文、すなわち退化の矢1つで完全にカウンターされてしまう。パラディンにはゲームを圧迫され、あらゆる種類の除去に非常に弱い。バランス調整が来ればこのデッキが戦えるようになるかもしれないが、それまではこのデッキのことは忘れよう。

 コントロールプリーストは今回もジャンクの広場。私たちは、ラダーで使えるものを洗練させるためにあまりにも多くの時間を費やしてきたが、Valeera(プレイヤー名)とImpactの助けを借りて何かを見つけたかもしれない。重要なのは、ゲーム序盤に積極的なカードを死者蘇生と共に投入することであり、後手に回るまで座して待つような受動的構築ではいけない。ワンド職人と猛毒スコーピッドは序盤のプレイに非常に適しており、状況依存なセセックのヴェールウィーヴァーを抜いてもいいほどのバリューを出す。

 また、クトゥーンは勝ち筋として弱すぎるので、デッキに入れない方がいいということも分かっている。ドラゴン学の予習は柔軟な勝ち筋を提供し、必要なときに大きなバリューのあるドラゴンを見つけることができる(ヒント:絶対にマリガンでキープしてはいけない)。イルシアが必要かどうかはわからないが、現在のメタではイセラの方がいいかもしれない。マリゴスは非常に疑問。

  最大の発見は、光の雨のエレメンタルが非常に強力で、決定的に過小評価されているように見えること。パラディンやローグ、メイジにカウンターするためのアグロデッキなど、環境のほぼ全てに対して強力な効果を発揮する。これはおそらく、このレポートのデータベースで見つけた最大の気付かれていないカードであり、封印されし監視者を思い出させる。

 このビルドは、パラディン、ローグ、そしてアグロデッキに対して優位に立つことを目的としている。プリーストがメイジを狙うのは無駄な努力なので、マッチアップをできるだけ五分に近づけることが一番の望み。先に述べたように、パラディンとメイジの両方をターゲットすることは不可能。なお、高ランクではコントロールウォーロックがすぐに消えてしまうので、より有効かもしれない。コンウォロはほぼ勝ち目のないマッチアップ。

プリースト:クラスレーダー
ゴールデンコントロールプリースト

ウォリアー

 ハースストーンで最も絶望的なクラスはウォリアー。現在の奇妙なメタは、おそらくこのクラスに起こりうる最悪の事態で、このクラスがやりたいことがすべて無駄になる。

 ウォリアーは相手のミニオンを倒して主導権を握ることに長けている。現在、彼はミニオンをプレイすることに全く興味のないメタに直面している。先導者の斧を持っていても、殺すミニオンがいないためカードを引けない。強力な急襲ミニオンがあっても、急襲されるやつがいない。現在のボードの状況では意味がない除去を大量に持っている。あらゆる方法でウォリアーをカウンターしてきたが、現在たまたまハースストーンで最も支配的なクラスの1つであるパラディンを対処しなければならない。

 今のところウォリアーに勝ち目はないが、次のパッチでハースストーンにミニオンのコンバットが復活すれば、今よりもはるかに良い姿になる可能性はある。このクラスのツールは、現在のハースストーンにはマッチしておらず、構築フォーマットというよりは精巧な酒場の喧嘩のように感じられる。現在のところ、このクラスはスキップするしかない。

ウォリアー:クラスレーダー

(デッキ:なし)

今週のメタブレイカ

 頑張ってミラーに勝ちましょう。バランス調整の向こう側で会いましょう。6マナ6/6で秘策を踏み倒していた頃が懐かしいね。

聖典パラディン

 お疲れ様でした