vS197(大荒野ナーフ②後・2021/5/28)雑翻訳
オークス、ベテランの皆さんはちゃんとソダシ外れても回収できるように買ってたみたいで勉強になりましたね。僕は2400円の全ロスでした。
次は賭けません。賭ける金がないので
https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-197/
クラス・アーキタイプ使用率解説
秩序が回復し、再び本格的なパラディンストーンに突入している。このクラスは、すべてのプレイレベルにおいて最多になった。ダイヤモンド上位での数字は驚くべきもの。トップレジェンドでの人気の高まりは劇的で、秘策パラディンのプレイ率は先週の3倍になっている。また、ン=ゾスのバリエーションも人気を博している。
ミラクルローグは高レベルでもまだ踏ん張っているが、毒ローグはパラディンズの重さでクラッシュしたようだ。使用率は大幅に縮小している。秘策ローグは、台頭してきたパラディンに対して好成績を残すことで知られているにもかかわらず、使用率は低いまま。
コントロールプリーストは、現フィールドでは数少ない、内部的構築の変化を遂げている。ン=ゾスのバリアントが多くのプレイを獲得し、肉の巨人バリアントと競合している。他のプリーストのデッキはまだ僅少。
ドルイドは勢いを増している。特にピエロドルイドはバランス調整後の立ち位置がかなり良くなった。
デーモンハンターは主に2つのアーキタイプに落ち着いているが、その両方に変化が生じている。断末魔デモハンは戦略の欠陥を整理するための改良段階に入っているが、生命奪取デモハンはブラックソーンをトップエンドとした断末魔パッケージを模索している。
スペルメイジは、爽やかな湧き水のナーフが当初の予想以上に影響していることをプレイヤーが認識したため、徐々に減少している。このデッキの人気パターンはコントロールウォーロックに似てきている。
急襲ウォリアーが増加し、コントロールウォリアーが減少している。つまり、強いデッキはプレイされやすく、弱いデッキはプレイされにくくなっているようだ。興味深い内容ですね。
コントロールウォーロックも減少しているが、それでもこのデッキに遭遇することは多いことだろう。ハンターは落ち着いていて、かなり停滞しているように見える。シャーマンはまだ消えている。
パワーランキング解説
確かにパラディンはバランス調整前とは別のクラスになったし、多様性の観点から見ればメタは健全。しかし、パラディンがいかに支配的であるかという点に関しては変わっていない。パラディンは降魔の狩人期のデーモンハンターの小型版のようなクラスで、度重なるナーフを受けながらも、構築の調整によって常にメタのトップに君臨している。
特に気になるのは、聖典と秘策パラディンの2つのデッキは、ほとんど完成してしまった他のデッキたち(今週、最も興味深い展開を見せたクラスはプリーストとデモハンだが)に比べて、まだ改善の余地があるということ。秘策パラディンのン=ゾスヴァリアントは、1つの追加調整によってさらにパワーを高めることができ、聖典パラディンも同様に完成度を高めることができる。これらのデッキがそのうち減少するとは思わないほうがよい。つまり、バランス調整と新カード、またはその両方が揃わない限り、この状況から抜け出すことはできない。ありがたいことに、それらは来週には実現しそうだと考えている。
パラディンの増加によってメタが大きな影響を受けており、いくつかのデッキのパワーレベルの変化のほとんどは、パラディンに対するパフォーマンスの産物である。このクラスに苦戦するなら、全体的にも苦しいだろう(例:毒ローグ、生命奪取デモハン)。パラディンとのマッチアップが妥当なら、あなたはおそらくTier表の上半分にいるだろう。これが現在のメタの大まかな流れ。
クラス別分析
パラディン
複数のバランス調整に対するパラディンの復帰力には目を見張るものがあり、その主要なアーキタイプは何度でも新しい改善方法を見つけ続けているように思える。
聖典パラディンは、正義の聖典を完全にカットして信念を追加する実験を始めた。これは、塗油の騎士をより積極的なカードにし、対戦相手により多くの圧力をかけられるようにする良い動きであり、正義の聖典はカットしても問題ないようだ。また、信念はサムローの強化にもなる。
マーガァも最近よく使われるようになったカードで、今回もリアドリンと共に、テイランのターゲットとして有能であることがわかった。
先週掲載した秘策パラディンのン=ゾスビルドは非常に強く、騎士/アダールの手/信念のパッケージが予想外に強力であることがわかった。今回の変更点の1つは空飛ぶほうきの追加。前回のレポートのデータベースではこのカードを見る機会がなかったが、実際にプレイしてみると、明らかに非常に強いカードだった。このカードはデッキにいくつかの逆転メカニクスを提供すると同時に、信念とのシナジーも非常に高い。ドラゴンパッケージを減らし、2枚目のドラゴン使いと飛行追跡者を省くことで、ほうきを採用している。
パッチ前と同じ基本的な型も非常に成功しているが、ほうきによってン=ゾス型のほうが上回るだろうと推定される。
パラディン:クラスレーダー
信念聖典パラディン
ン=ゾス秘策パラディン
聖なる秘策パラディン
ハッタリアグロパラディン
ローグ
ローグでは特に大きな動きはない。
秘策ローグはパラディンを中心としたメタでは非常に強力で、ミラクルローグはバランスの取れたマッチアップ分布とスキル上限の高さから、高レベルでは優位に立っている。毒ローグはパラディンの台頭により低迷しており、かつて成功を収めていたトップレジェンドのメタでさえ苦戦していることがわかる。
ローグ:クラスレーダー
アレクスミラクルローグ
ときめき秘策ローグ
纏い毒ローグ
プリースト
コントロールプリーストの新しいン=ゾスバージョンは、先週のラダーで急速に広まり、その良さを証明した。現在のところ、巨人型よりもかなりの差で強いようだ。ン=ゾスはプリーストに多くのマッチアップをフィニッシュさせられる威圧的な終盤のフィニッシャーを提供し、ン=ゾスを中心とした構築は非常に簡単で、採用カードにも無理がない。
南海の悪党は、遅いマッチアップでは非常に強力で、特にミラーゲームでは非常に重要なカードであり、光の雨のエレメンタルが早いデッキやバーンを狙ってくる相手に対してどれほど強いかは誰もが知っている。これらのボディをスコーピッドや、予習から発見したドラゴンと一緒に復活させれば、フィニッシュには十分すぎるほど。
先週紹介した変妖プリーストのビルドにも感銘を受けた。カーニバルのピエロとヨグ=サロンの組み合わせはまさに本物。このデッキはコントロールプリーストよりも欲張りなので、速いデッキには弱いが、終盤のパワーは非常に高い。コントロールウォーロックのマッチアップでさえ確定負けではなく、35:65程度でウォーロックの有利に収まっている。
プリースト:クラスレーダー
ン=ゾスコントロールプリースト
巨人コントロールプリースト
ラリーミラクルプリースト
ピエロ変妖プリースト
ドルイド
ドルイドは、パラディンが減速していることを利用して、かなり良い位置にいる。
クッチャベラードルイドは、グローフライやクッチャベラーによる吹き飛ばしに対処できないような、AOEやその他のツールを持たない多くの戦略を罰することができる一方で、最高のデッキたちに対しても接戦している。これにより、パッチ後のメタでTier 1ラダーデッキとしての地位を確立している。
ピエロドルイドは最近パラディンのマッチアップがかなり良くなっており、ゲームプランを立てる時間を沢山くれた相手を罰することができる。大型脅威やバリューのあるデッキでも、十分な速度がなければピエロには対抗できない。
ドルイド:クラスレーダー
クッチャベラートークンドルイド
ヤシャラージュピエロドルイド
デーモンハンター
デーモンハンターは、その主なアーキタイプがどちらもまだ開発途中。
断末魔デーモンハンターの問題点はよくわかっている。盤面にスタッツを吐き出すのが非常に遅くて不器用で、ゲームのかなり終盤のブラックソーンとン=ゾスまでスイングターンがない。しかし、先週の刃の貴婦人の構築で脅威の密度を下げようとしたところ、増加する希望の聖典の壁にぶつかってしまった。
新しいビルドでは、トゥルーエイム・クレセントを搭載することで、このデッキの欠点をある程度相殺しようとしている。この武器は、疑似急襲という形によって、遅いスタッツミニオンを即座の除去に変えることが出来る。また、日陰草の非行生徒やカートラス・アッシュフォールンなど、序盤のボードを争うためのカードを多く採用するのも効果的。今回紹介したビルドは、他のマッチアップを弱体化させることなくパラディンとのマッチアップを維持しようとしており、このアーキタイプにとってはそれが最適な方向性であると言える。
生命奪取デーモンハンターは再びハイブリッドのバリアントになっているが、今回はより小さな断末魔パッケージが使われている。このビルドは現在、ラダー上の標準的なビルドよりも強力で、試す価値は十分にある。
デーモンハンター:クラスレーダー
クレセント断末魔デモハン
断末魔生命奪取(ハイブリッド)デモハン
スタンダード生命奪取デモハン
メイジ
メイジはかなり厳しい状況にある。スペルメイジは、記憶に残りやすい2ターン目循環のゲームではまだ勝てるかもしれないが、大きなサンプルサイズは嘘をつけない。マッチアップ分布は全体的に悪くなっており、湧き水のナーフによって凡庸なものになっている。デッキの全体勝率は2%下がり、その差は大きなもの。
このクラスの問題は、他に競争力のありそうなものがないこと。山火事と呪文ダメージメイジはフォーマットの中で最悪のデッキの2つ。ジェイナはミニセットの助けが必要。
ウォリアー
急襲ウォリアーは最高のマッチアップ分布を持っているデッキのひとつだが、最大の欠点はプリーストのマッチアップ。パラディンのような圧倒的な強さを発揮することはできないが、ウォリアーはどんなパラディンデッキとも安心して対戦できる。
コントロールウォリアーは競技的ラダーでは僅少。レイトゲームにラトルゴアを採用することで、デッキ全体の勝率を上げることができているが、まだ足りない。新しいカードが1枚か2枚あれば、もっと本格的な候補になるだろう。
ウォリアー:クラスレーダー
トラッシャー急襲ウォリアー
メイデンコントロールウォリアー
ウォーロック
パラディンや他のクラスがよりよくばりになり、脅威の密度が高くなっている中、コントロールウォーロックとしては、より多くの除去を実行する大きな動機となっている。魂抽出は、現在のフィールドに対してますます重要になっている。もちろん、このデッキがまだかなり弱く、ラダー上りにはお勧めできないという事実は変わらない。
ウォーロックは、他のアーキタイプにも競争力がないという、かなり悪い状況にある。良いカードの投入を最も切望しているクラスの1つ。
ウォーロック:クラスレーダー
チケッタスコントロールウォーロック
ハンター
フェイスハンターはかなり強く、ラダー全体でパフォーマンスの高いデッキなので、このクラスは他よりも有利な立場にある。このクラスの主な問題は、多様性の欠如。他のハンターのデッキは、カードの種類が少ないため非常に弱い。ミニセットの後にそれが変わるかどうか見てみたい。
シャーマン
今週は、シャーマンクラスのエキサイティングな新展開を提供する予定だった。しかし、先週のシャーマンの話題にはオーバーロード(2)があったことに気がついた。この記事を書くためには、マナクリスタルのロックが解除されるまで2週間ほど待たなけれb……
今週のメタブレイカー
今週のメタブレイカーはミニセットへの展望のウィッシュリストです!
- ドルイドにおいて、ピエロ/守護獣のように受動的ではない、ランプを活用できる新しい構築の経路。
- よりリソースに焦点を当てた、ゆっくりとしたハンターの戦略。
- メイジにおけるミニオンの運用を価値あるものにする。
- プリーストのカードドローと積極的な勝利条件で、グラインド/疲労プランからの脱却を促す。
- シャーマンを本物のクラスにするために、カードドローと勝利条件を提供する。
- チケッタスを搭載しないウォーロックのデッキを強化する。
- コントロールウォリアーをパワーアップさせる。
とりあえず今は黄色クラスを使おう
お疲れ様でした