虚無層

exit from society

vS207(風集うストームウィンド・ナーフ②後・2021/9/17)雑翻訳

 ちなみに先月は秘策パラでレジェンド行きました 安くて強いぜ

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-207/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 ハンドロックのプレイ数は先週からわずかに上昇しているが、このクラス全体が最近増えているのは、ファティーウォーロックの台頭によるものが大きい。このアーキタイプは、多くの開発を経て、多様なビルドを見せている。

 シャドウプリーストは、ラダーや大会で圧倒的な強さを見せ、トップレジェンドでのプレイが急増している。興味深いのは、下位のプレイヤーがこのデッキをなかなか手にしないこと。その理由の多くは、先週語ったように、このデッキのプレイの難しさに関係していると思われる。

 連絡員ローグは、若干プレイ数が増えたが、トップレジェンドでは飽和しているようだ。クエストや毒ローグに変化はない。このクラスは、下位のランクではほとんど見られない。

 デーモンハンターに関しては、タイミングが不運だった。生命奪取デモハンがトップレジェンドで復活しているようなのだが、そのプレイの急増は今週のデータベースを閉じた瞬間に始まってしまった。閉鎖後36時間のパフォーマンスについては議論するが、このレポートでは関連するデータを示すことはできない。このクラスの他の3つのアーキタイプにはあまり動きがない。

 シャーマンのプレイは減少しており、クエストシャーマンのプレイヤーはウォーロックとのマッチアップに我慢できなくなっているようだ。ドゥームハンマー型も少しだけプレイされているが、ほとんどが標準的アプローチの構築を採用している。

 挑発ドルイドは着実にプレイされ続けており、構築の改良もそろそろ完成に至りそう。配列ドルイドは、アナコンドラドルイドへとプレイが移行しているようで、後者の方がラダーでの数字が良いことを考えれば不思議ではない。

 フェイスハンターが減少しているのは、決して弱くなったからではなく、優先度が下がったから。先週も言ったように、ウォーロック達を焼き尽くすという点において、シャドウプリーストではなくフェイスハンターを敢えてプレイする競技的理由はない。これは、ラダー帯を見るとよくわかる。フェイスハンターはレジェンド以外ではまだシャドウプリーストよりも人気があるが、レジェンド上位ではプリーストが完全に勝っている。

 メイジはラダー全体を見てもわずかに減少しているが、トップレジェンドでの使用率は、まさに劇的な崩壊というべき速度で減少している。クエストメイジは、パフォーマンスに関係なく、これからも非常に人気のある選択肢であり続けるだろう。

 秘策パラディンとハンドバフパラディンには大きな変化はなく、ラダー全体で同じようなプレイ率を示しているが、聖典パラディンが再び登場し始めているようだ。

 ハースストーンにはウォリアーというクラスも存在するらしい。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

  • ウォーロック
    • ファティーウォーロックは改良が進むにつれて強くなってきている。全体的にはハンドロックよりも弱いが、対応するニッチが異なるため、こちらも非常に重要である。ファティーウォーロックは、ハンドロックに比べてより多くの生存用ツールを持っているため、こちらのライフを狙ってくるアグロデッキに対して非常に強く、また、ハンドロック自体に対する強力な回答でもある。
    • ハンドロックに比べて不利なのは、他のレイトゲームデッキのマッチアップ。勝ち筋が遅く、相手に自分のゲームプランを実行するための時間を与えてしまうため。肉の巨人やゴールドシャイアのノールが惜しくなってくるだろう。
    • ハンドロックとファティーグロックは、どちらもこのフォーマットの中で最高のデッキの一つであることは明らかなので、どちらを選んでも間違いではない。それぞれのデッキには弱点があるが、ウォーロックというクラスが非常に柔軟で、様々な環境に適応できることがわかる。
    • 現在のフォーマットにおける各デッキの成功の中心は、ルーン彫刻ミスリルロッド。ウォーロックには追加のバランス調整が加えられる可能性があるが、このカードがナーフから逃れることはできないだろう。
  • プリースト
    • シャドウプリーストはまさに狂気の沙汰。これについては、改めて説明する必要はないだろう。ラダー帯全体でのパフォーマンスを見ても、最もユニークなアグロデッキの一つ。ウォーロックがフォーマットにどれだけ影響を与えているかは知っているが、そのうえでも、シャドウプリーストはこのゲーム内で最高のデッキ。イルシアは非常に不公平。
  • ローグ
    • 連絡員ローグの成績は向上するどころか、むしろ後退している。いくつかのマッチアップは勢いが止まり、時には逆転してしまっている。環境がこのデッキの弱点と、トップレジェンドでのプレイ率が高すぎることを利用しているようにも見える。このデッキは充分に競争力のある強さを持っているが、今では最良の選択とは言えない。また、新たな問題に直面している可能性もある。
  • デーモンハンター
    • その問題がこれ、生命奪取デーモンハンター。このレポートのパワーランキングには登場していないが、ごく直近のパフォーマンスから推測すると、トップレジェンドのTier2のかなり上位に位置していると言える(繰り返しになるが、このランク帯以外ではあまり優秀ではない)。スキルの上限が高く、統計上実際にパフォーマンスを発揮している(そしてローグに勝つ)デッキを探しているのであれば、このデッキがおすすめ。
    • エストデーモンハンターは生命奪取デモハンとレベルは近く、マッチアップ分布が異なるので、特にミラーではクエストデモハンが優位なように見えることから、どちらのデッキも共存していくことが考えられる。
    • フェルデーモンハンターは、プレイヤーが2番目に良いカード(イルギノス)をプレイしていないという問題を抱えており、もしプレイヤーがイルギノスをプレイしたとしても、今はほとんどの注目がクエスト生命奪取デモハンに集まっているため、このアーキタイプは勢いを失うことが予想される。
  • シャーマン
    • エストシャーマンは時限爆弾のようなもの。もしウォーロックが強力なナーフを受けて、このデッキが手を付けられなかったら、我々は大きな問題を抱えることになるだろう。レジェンドでの無害そうな勝率に騙されてはいけない。ウォーロックを取り除けば、シャーマンはゲーム史上最も支配的なデッキの1つになるだろう。ウォーロックとシャーマンの両方をうまくバランス調整するには、デリケートで複雑な判断が必要だ。
  • ドルイド
    • 挑発ドルイドは、ラダーでのパフォーマンスに関してあまり知られていない。トップレジェンドであっても、このデッキの勝率はシャドウプリーストに次ぐものであり、ウォーロックの両アーキタイプを凌駕している。プリーストとの圧倒的なマッチアップは過小評価されるべきではない。また、このデッキはシャーマンのナーフを待ち望んでいる。
    • アナコンドラドルイドはまだ配列よりも良い選択だが、プリーストの台頭はどちらのアーキタイプにとってもうれしくない。このマッチアップは悲惨。
  • ハンター
    • フェイスハンターは静かに好調。現在はプリーストの影に隠れているが(笑)、プリーストがナーフされれば、再び注目を浴びるかもしれない。
  • メイジ
    • エストメイジはあまり良くなく、ラダーを上れば上るほど、シャドウプリーストや連絡員ローグ、クエストデーモンハンターなど、不利な相手が増えていく。ウォーロック/シャーマンのマッチアップがいくら良くても、その価値がないように思える。
  • パラディン
    • 秘策パラディンはハンドバフよりも強そうだが、私たちは信念がハンドバフの勝率にどれだけ悪影響を与えているかをまだ気にしている。私たちは、このカードを完全に捨てれば、デッキは2%近く良くなると考えているが、ほとんどのプレイヤーは捨てていない。
    • 聖典パラディンは競争力がありそう。衝撃的なのは、ウォーロック、シャーマン、メイジとの相性が悪いにもかかわらず、その性能が高いこと。デーモンハンターにも勝っているし、防御力が高いので、このフォーマットのほとんどの速いデッキに対しても非常に有効。レイトゲームには弱いが、バランス調整で変わるかもしれない。
  • ウォリアー
    • ウォリアーは死んだように見える。しかし、私たちの低いサンプル推定によると、急襲ウォリアーの勝率は50%前後で推移しているようだ……また同じようなことを言ってしまった

クラス別分析

ウォーロック

 ウォーロックは、拡張以来、フォーマットで最も影響力のあるクラスであり、さらに発展を続けている。

 ハンドロックはロッド型が正解のようだ。30枚目のスロットの候補をいくつか評価した結果、バトルグラウンドのバトルマスターが最も強いと判断した。残りの29枚は完璧。

 ファティーグロックは更なる注目を得てリストもかなり綺麗になり、出現した瞬間に比べてかなりパフォーマンスが向上した。1週間分のデータが追加されたことで、「不安定なシャドウブラスト」と「教団の新入会員」を確実に比較できるようになり、我々はブラストの使用を推奨する。このデッキは相手にプレッシャーを与えることができないため新入会員は弱くなるが、ブラストはあなたの勝ち筋を加速させ、除去オプションの追加でもある。鎧売りや刀自/手のパッケージは強すぎるので、抜いてはいけない。

ウォーロック:クラスレーダー
ロッドハンドウォーロック
ファティーグクエストウォーロック

プリースト

 シャドウプリーストは狂気、来週のパッチでナーフされる可能性が非常に高い。また、これをさらに改良する方法も見つけたかもしれない。土木作業員がこのアーキタイプに登場し始め、初期のデータでは非常に良いパフォーマンスを示しているので、従軍司祭や2枚目の欺瞞者のかわりに試してみることをお勧め。アージェントの従騎士もこのデッキと相性がかなり良さそうな1ドロップだが、土木作業員よりも劣っている可能性が高いので、両方を入れることはできない。

プリースト:クラスレーダー
カワイイシャドウプリースト
アルーラクエストプリースト

ローグ

 連絡員ローグは、その性能が急速に停滞し、一部の人が期待していたような高みには到達しなかった。ペン投げ野郎は、最も重要なカードであるタコロボと現地連絡員の両方を起動させることができるため、狐の騙し屋よりも圧倒的に強いと自信を持って言える。

 エストローグは過小評価されている。景品横取り野郎をカット(連絡員ローグに比べるとこのデッキではあまり強くない)することで、バトマス/テンウーと邪道刺しの両方をこのデッキに収めることができそう。これにより、より爆発力のあるフィニッシャーが得られ、難易度の高いウォーロック相手のフィニッシュに役立つし、強力な防御ツールを持つ他のレイトゲーム相手にも役立つ。

 毒ローグは特に進展なし。得意な獲物に対して最大限のパフォーマンスを発揮しようとするか、横取り野郎を使って対アグロデッキに少しヘッジをかけるかのどちらか。

ローグ:クラスレーダー
ワイヤー連絡員ローグ
隠れ身クエストローグ
ワイヤー毒ローグ

デーモンハンター

 非常に多様なクラスで、毎週様子が変わっている。

 エストデモハンの構築は固まってきたように見えるが、生命奪取デモハンに最後の決闘を採用した新バージョンが、本レポートで評価するには最悪のタイミングで飛び出してきた。本レポートのデータベースにはない直近のデータを見ると、これは非常に有望なアプローチであり、さらに調査する価値があると思われる。

 基本的には、獅子奮刃の勝ち筋のかわりに、イルギノス/モアーグ/フェルスクリーム・ブラストのコンボを使う。滑空は、コンボパーツを軽くするのに役立ち、ギルドの商人は、才ある魔術師の役割を果たす(序盤はやや遅いが、クエスト完了後はクレイジーになる)。暴れん坊はこちらでも序盤の吹き飛ばしのポテンシャルを与えてくれるが、フェル学は加工師をコピーするという新たな役割も持っている。火葬のオーラとフェルスクリーム・ブラストの追加のおかげで、アグロデッキに対してより優れた生存ツールを手に入れることができた。

 フェルデモハンは、イルギノスが本来のアーキタイプに戻ったことで、やや無視されているように感じるが、ザイと悪魔変身が交換可能であることがわかった。ザイと悪魔変身とイルギノスの全てを採用することはできない。

デーモンハンター:クラスレーダー
交換クエストデモハン
クエスト生命奪取デモハン
ジェイスフェルデモハン
フェルスクリーマー断末魔デモハン

シャーマン

 ドゥームハンマークエストシャーマンは、ラダーでの標準的な構築よりも数字は悪いが、標準型の偏ったマッチアップや、ウォーロックに対する苦戦を嫌う場合には、実行可能な選択肢となる。最後の2枚の枠については、ライトニング・ボルトとノート取り屋のどちらが良いのか、まだ少し迷っている。

 クエストシャーマンの標準的なビルドは、かなりの間ずっと完璧。ウォーロックのナーフが間近に迫っているため、クエストシャーマンのプレイヤーは期待して待っているが、ウォーロックが大幅にナーフされるなら、このデッキも同時にナーフされるだろう。

シャーマン:クラスレーダー
オバロクエストシャーマン
ドゥームハンマークエストシャーマン
ノール叩きエレメンタルシャーマン

ドルイド

 挑発ドルイドは引き続き非常に強く、あまり注目されておらず、カウンターの一部がナーフされる可能性もあるため、パッチ後はさらに良くなる可能性がある。これに対して状況が変わる可能性があるとすれば、現在はあまりプレイされていない新しい戦略が対抗策として登場する場合だ。

 ラダーでは星界配列ドルイドよりもアナコンドラドルイドを優先して運用することを引き続き推奨するが、配列ドルイドの適者生存型はクトゥーン型よりも明らかにアップグレードされている。

 アナドルイドでレディ・アナコンドラをサーチするために、クレーンゲームを採用するという選択肢があり、成功しているようだ。経験則では、亀は万年の必要ない特定マッチアップでは、2枚目の練気とクレーンゲームを採用した方が、終盤の安定性が増すと考えられる。

ドルイド:クラスレーダー
巫女挑発ドルイド
適者生存配列ドルイド
クレーンアナコンドラドルイド
スペルクエストドルイド

ハンター

 フェイスハンターは強いし、新しいことは何もない。シャドウプリーストよりは弱い傾向にあるが、パッチの後には状況が変わるかもしれない。ボーンチューワーのパッケージは堅実に働いている。我々はまだくねくね怪異よりもフェルモーと新入会員を好む。

 エストハンターは現状メタの隅っこにいるが、バフを受ける側になる可能性はあるだろうか? 確かにバフ候補の一つではある。

ハンター:クラスレーダー
ボーンチューワーフェイスハンター
爆発クエストハンター

メイジ

 エストメイジはあまり良くなく、現在のメタでの唯一の役割がウォーロックとシャーマンをカウンターすることなので、それらのバランス調整によてさらに悪くなる可能性がある。このデッキは、ほとんどのフィールドに対して非常に悪いマッチアップ分布に苦しんでおり、改善法を想像するのも難しい。

 このデッキが人気である原因の一つは、このクラスのミニオン中心の戦略があまりにひどいものだからともいえる。確かに、このフォーマットでバフをかけるべきものがあるとすれば、それはメイジのミニオンたちだろう。

メイジ:クラスレーダー
スペルクエストメイジ

パラディン

 何、聖典パラディンがプレイアブルになった? 先週から登場しているこのデッキは、このフォーマットを特徴づけているレイトゲーム戦略に対してあまり強くないにもかかわらず、驚くほどの競争力を持っているようだ。これらの戦略にはナーフが予想されるため、このアーキタイプには注意しておきたい。

 現在の新興の構築については、信頼できる調整を加えるには十分なデータがなかったが、パンダレンの輸入業者に関しては、よくプレイされているものの、別のものと交換したほうがいい可能性が高い。遠方の番所や往餓術師などのカードは、元々悪いマッチアップにおいて役に立つだろう。

パラディン:クラスレーダー
バトマス秘策パラディン
聖なるハンドバフパラディン
ヴァリアン聖典パラディン

ウォリアー

 来週のパッチでウォリアーは間違いなくバフを受けるだろう。たしかに急襲ウォリアーは競争力がありそうだが、誰もプレイしようとしない。クエストウォリアーには助けが必要だ。他のウォリアーのデッキにはさらに多くの助けが必要だ。

ウォリアー:クラスレーダー
海賊クエストウォリアー
ラバ急襲ウォリアー

今週のメタブレイカ

 さて、来週のバランスパッチでは、ナーフとバフの両方が行われる。このデータに基づいて、チーム5はワイルドフォーマットの問題に対処しつつ、間近に迫ったミニセットに向けてメタを整えようとしているが、チーム5に期待できることは何だろうか?

 ウォーロックはナーフされる。問題はどの程度かということ。我々はミスリルロッドが4マナに移行する可能性が高いと考えているが、それ以外のナーフを予測するのは困難。ナスレズィムの接触、魂裂破、バックファイア、そしてもちろん悪魔の種、これらすべてがナーフの候補となりそう。

 ウォーロックが複数のナーフを受けることになれば、シャーマンがフォーマットから逃げ出すのを防ぐために、シャーマンも対処されるだろう。最も可能性が高いのは飛び火で、2マナになるか。

 イルシアもやられる可能性が高い。私たちは、この状況で単純なマナチェンジをすることを懸念している。この効果はアグレッシブなデッキでは非常に問題があると考えており、イルシアがたとえ5マナでもプレイされることは目に見えている。ここではリワークがより良い解決策になるかもしれない。

 バフに関しては、ウォリアーが最も受ける可能性が高いと言われているが、バフは何でもありなので、予測するのははるかに難しい。

 もしあなたが、トップレベルのプレイでごく最近急増したデッキを使ってみたいと思っているなら、最後の決闘を採用した生命奪取デモハンは、かなりの期待が寄せられている。しかし、このデッキは以前のように活用するのが難しいので注意が必要。

 パッチノートを見るのを楽しみにしています。また、パッチの向こう側でお会いしましょう。

影プリースト

生命奪取デモハン

 お疲れ様でした

 今、ペヤング獄激辛にんにくを一口食ってもう後悔しています 獄には二度と手を出しません