虚無層

exit from society

vS214(デッドマイン第4週・2021/11/26)雑翻訳

 タムシンがなんで骨になってるのかよくわかっていません

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-214/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 クエストウォリアーは、少なくともプレイ率という点では、ラダーを支配しているように見える。その使用率はダイヤモンド4-1で最高値の22%だが、トップレジェンドでは15%まで下がり、このフォーマットの他の戦略を圧倒している。

 フェイスハンターのラダーでの使用率は控えめだが、トップレジェンドになると急上昇し、そこではクエストウォリアーのプレイ率に迫っている。

 パッチ後、ハンドロックの急激な増加は見られず、これまで廃れていた対抗馬である「ファティーグ・ウォーロック」が増えてきた。このアーキタイプは、皮肉にもハンドロックに回答するために登場した。ズーウォーロックにもクエスト型と非クエスト型の両方が存在している。

 挑発ドルイドは減少したが、トップレジェンド以外のラダーでは依然として人気のある選択肢。高レベルでは、プレイヤーが星界配列ドルイドに引き寄せられている。バランス調整後、挑発ドルイドはどのくらい悪化し、星界配列ドルイドはどのくらい良くなったのか? 答えはすぐ。

 ワイヤーローグがナーフされて減少したことで、少なくとも今のところ、すべてのレベル帯において、クエストローグがこのクラスの主なアーキタイプとなっている。ワイヤーローグとポイズンローグは、トップレジェンドではほとんど見られない。

 ビッグデモハンの実験は続いているが、人気を得ることはできていない。トップレジェンドでのわずかな増加(少数の生命奪取デモハンやフェルデモハンが登場している)を除けばこのクラスはほとんど環境と無関係に感じられる。

 聖典パラディンの爆発的増加は起きていないが、これはこのデッキへの痛烈なカウンターであるファティーウォーロックが出現したことも影響しているかもしれない。他にはあまり何も起きていない。

 シャーマンも特に何も起きていない。パッチ後の主な違いは、「クエストシャーマン」が減り、「エレメンタルシャーマン」が増えたことだが、どちらのアーキタイプもラダーで占める割合は大きくない。

 プリーストは新たな試みをしている……。「ビッグ不死プリースト」は、新たにヴァンダルが加わったことで大流行している。トップレジェンドでは、ドレクサーが追加されたミラクルプリーストが主に試されている。アンドゥインに新たな希望はあるのか、それともこのクラスのプレイ率上昇は偽りの夜明けなのか?

 メイジのプレイ率は大幅に低下している。クエストメイジは下位ではまだ人気があるが、ラダーが上がるにつれて減少し、トップレジェンドのプレイからは完全に姿を消している。高レベルでは、モザキメイジがそれに取って代わり、「魔法使いの策」のナーフを受けて、新しいスペルメイジの勝ち筋を試している。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

  • ウォリアー
    • エストウォリアーは、ラダーのほとんどのランクでは非常に強力なようだが、高レベル帯では減少していることに注意してほしい。メタが落ち着き、より効率的になるにつれ、その勝率はラダー全体で低下し続けている。レジェンドまでの上りにおいては明らかに最高のデッキなので、そのプレイ率は正しいように見えるが、トップレジェンドでは、より強い選択肢があるため、過剰プレイされているように見える。ハンドロックは強力なカウンターだが、おそらく本来あるべき数より少ないようだ。
  • ハンター
    • フェイスハンターがトップレジェンドでこれほど多くプレイされているのも不思議ではない。このランク帯で最強のデッキであり、総合的に見てレジェンドのランクを支配している。
  • ウォーロック
    • ハンドロックはこのメタで新たなカウンターに遭遇しているが、それほど気にしていないようだ。このデッキはすべてのレベル帯でTier1であり、マッチアップの分布にはわずかな弱点しかない。その強さを考えると、間違いなく過小評価されていると言えるだろう。
    • ファティーウォーロックは、全体的にはハンドロックよりも弱い傾向がある。ハンドロックの効果的なカウンターであり、フェイスハンターに対してはハンドロックよりも良いパフォーマンスを発揮するものの、カウンター・プレッシャーがないため、不可避ダメージをもつほとんどのデッキに弱く、星界配列ドルイドや生命奪取デモハンなど、コンボ戦略のカモにされてしまう。最も人気のあるトップレジェンドでは、ターゲットされやすいため最も弱い。
    • ズーも悪くない。非クエストビルドはクエストビルドよりも大幅に優れており、このアーキタイプは見た目よりも少し強いと言える。クラスの中では明らかに劣っているが、ラダーの選択としてダメなものではない。
  • ドルイド
    • 挑発ドルイドは不評を買っている。しかし、このデッキはまだラダー全体で非常に強力であり、早々に見捨てられたトップレジェンドでさえも強い。デッキが弱体化し、一部のマッチアップが悪化したものの、環境全体はかなり有利になっており、失われたマッチアップの分を補っている。また、標準的な構築よりもさらに強力な新しい構築も登場しており、このデッキはまだ終わっていない。
    • 星界配列ドルイドは以前よりも良いデッキになっているが、まだあまり印象的ではない。その偏ったマッチアップ分布のせいでメタられやすいため、増えすぎることはない。トップレジェンドの環境のほうが寛容で、勝率増加の原因のほとんどは「スキルキャップ」ではなく、環境にあると言える。主な例として、ファティーウォーロックが増えれば、そのぶんだけフリーウィンが増える。
  • ローグ
    • パッチが適用された最初の数日間は、トップレジェンドにおけるワイヤーローグの勝率は50%以下だった。その後、数日で改善され始め、我々はティア2に落ち着くだろうと考えていた。しかしここ数日で、すでにティア1にまで上昇している。プレイヤーは素早くナーフに適応し、このデッキはまだノッているようだ。ベストプレイヤーの手にかかれば信じられないほどのパワーを発揮するので、この低いプレイ率は一時的なものかもしれない。
    • エストローグはかなり良い。決してOPではない。非常に無難。毒ローグはいつものように、非常に環境に左右されるが、トップレジェンドにウォーロックが多く存在することを楽しんでいるようだ。
  • デーモンハンター
    • サンプル数は少ないが、フェルデモハンはフェイスハンター/挑発ドルイドのマッチアップを圧倒的に支配していることから、このクラスで最高のデッキであると思われる。生命奪取デモハンは、来週以降、クエストウォリアーと星界配列ドルイドが減少し、ワイヤーローグが人気を集めるようになれば、より強くなる可能性がある。ビッグデモハンは機能しない。
  • パラディン
  • シャーマン
    • シャーマンのプレイ率の傾向は、パフォーマンスの動向とそのまま相関しているようだ。クエストシャーマンはウォーロックの成功に悩まされているが、エレメンタルシャーマンにとっては状況が好転しており、強力な選択肢の1つとなっている。フェイスハンターがいることで、非常に快適。
  • プリースト
    • ビッグプリーストとミラクルプリーストはどちらも良い結果を出していないが、ミラクルプリーストに関しては、クラスセクションで紹介する簡単なトリックで確実に改善することができる。見た目よりは少しマシだとは思われるが、それでも特に素晴らしいというわけではない。
  • メイジ
    • エストメイジは最悪。かなりね。このデッキは、クエスト報酬へのナーフによって徹底的に破壊されてしまった。ゾンビデッキなのでまだ存在しているが、基本的には死んでいる。モザキメイジはスタートはよかったが、下降線を辿っている。このクラスは、アルタラックで再出発できることを期待している。

クラス別分析

ウォリアー

 エストウォリアーはパッチ後に改善し、非常に圧倒的で数の多いラダーパフォーマーのように見えるが、より高レベルでは減少し、妥当なレベルになる。

 ラチェットの私掠船員は、砥石の手斧とのシナジーと、クエスト進行の安定のために、プレイされる機会が増えてきた。「砲座に着け!」は挑発ドルイドの減少を受けてパッチ後に悪化したが、他のカードよりはまだ強く、バロフの軽い起動装置として機能する。このパッケージは必須ではない。

ウォリアー:クラスレーダー
手斧クエストウォリアー
コロッサスビッグウォリアー

ハンター

 フェイスハンターは、挑発ドルイドの減少と、予想通りのハンドロックの増加を受けて、パッチ後に期待していた通りの力を発揮している。ワンワンビスケット/衝角の乗騎のビルドは圧倒的に強く、完璧に見える。

ハンター:クラスレーダー
ビスケットフェイスハンター
爆発クエストハンター

ウォーロック

 ハンドロックはゲーム内で最高のデッキの1つだが、新たな安定したカウンターであるファティーグ・ウォーロックが復活したことで、ハンドロックがフォーマットを完全に支配するのを防いでいるようだ。

 ハンドロックのビルドは変わっていないが、ワイヤーローグや生命奪取デモハンが高レベル帯で使用率を取り戻すまでは、新入会員をカットして「不安定なシャドウブラスト」を使うのもいいかもしれない。

 ファティーウォーロックの構築はかなり固まっているが、2枚目のナイトシェードの刀自を採用してみることをお勧めする。2枚目のグルダンの手は、このデッキの終盤のOTKコンボのためにタムシンと組み合わせて使われることが多いことは承知しているが、刀自を2枚運用することで、一回目のグルダンの手をより早く、より安定して発射することができる。

ウォーロック:クラスレーダー
影刃投げハンドウォーロック
ファティーグクエストウォーロック
バーテンズーウォーロック
クエストズーウォーロック

ドルイド

 挑発ドルイドはレイザーメインの戦闘衛兵のナーフにより、様々なマッチアップに打撃を受けたが、それを補えるほど環境がこのデッキにとって有利になり、あらゆるレベル帯でTier1を維持している。パッチ後に星界配列ドルイドの人気が高まったことにも感謝したい。

 挑発ドルイドは、もし新しいビルドがさらに普及し、現在のパフォーマンスレベルを維持すれば、むしろ良くなるかもしれない。新しいドレクサー型はとても素晴らしい。簡単に言えば、ドレクサーは「動員」(昔のパラディン呪文)であり、このデッキでは全く壊れたカード。もしあなたがホードを選んだのであれば、掲載のデッキを試してみよう。後悔することはまずないだろう。

 星界配列ドルイドはパッチの直後に大々的に宣伝され、以前よりも強いデッキになったものの、依然としてカウンターされやすいため、時間の経過とともに徐々に悪くなってきている。挑発ドルイドとフェイスハンターの両方が、それを完全に消し飛ばす、しかもTier1のデッキであることに変わりはない。

ドルイド:クラスレーダー
ドレクサー挑発ドルイド
ヒョウ挑発ドルイド
スマイト配列ドルイド

ローグ

 ワイヤーローグは、初期の性能は低下しており、高レベル帯でもTier2に落ち着いてしまうのではないかと推測していた。しかし、そうではなかった。このデッキの柔軟性と前例のないスキル上限によって、高レベルのプレイヤーはすぐにナーフに適応し、現在このデッキをTier1の位置にまでスピードアップさせている。ストームウィンドでのワイヤー連絡員ローグは、少なくとも我々がこのレポートを作成している間は、史上最もスキルを必要とするデッキとして記憶されるべきであろう。

 エストローグ毒ローグも、現在のメタではかなり優秀で競争力のある選択肢のようだ。クエストローグのビルドは、挑発ドルイドの人気低下に合わせて、隠れ身パッケージをカットし、より強力なレイトゲームのパッケージを追加することで調整した。邪道刺しをカットしてペテンの質を良くするという、非常に有効な選択肢がある。邪道刺しは一般的にあまり良くないので、代替案があるならば即座にカットされる。

ローグ:クラスレーダー
カトラスワイヤーローグ
バトマスクエストローグ
スマイト毒ローグ

デーモンハンター

 デーモンハンターは良い位置にいる。最初はクエストウォリアーや星界配列ドルイドの人気に苦しんでいたかもしれないが、これらのデッキはある程度減少する可能性が高く、一方でワイヤーローグが再び脚光を浴びる可能性が非常に高いため、生命奪取デモハンは近いうちに新たな喜びを見出すかもしれない。

 フェルデモハンも、フェイスハンターや挑発ドルイドへの非常にハードなカウンターであることに変わりはなく、これらのデッキは依然として強いので、まともな位置にあると言える。

 他のデーモンハンターのデッキはあまりいい時間を過ごしていない。ビッグデモハンミームであり、断末魔デモハンはせいぜいが凡庸。

デーモンハンター:クラスレーダー
グリード生命奪取デモハン
マグゼリフェルデモハン
アンチメイジ断末魔デモハン

パラディン

 ファティーウォーロックの台頭により、聖典パラディンの成功への期待は大きく裏切られた。さらに、ワイヤーローグの復活が間近に迫っており、パラディンは高レベル帯では控えめな選択肢にとどまるだろう。このクラスはラダーの他の場所では強さを維持している。カード選択には大きな変化はない。

パラディン:クラスレーダー
貴族聖典パラディン
貴族聖典パラディン
権威の隠れ身パラディン
権威のハンドバフパラディン
バトマス秘策パラディン

シャーマン

 このフォーマットでのウォーロックの成功はエストシャーマンにとって非常に悪いニュースであり、メイジが崩壊したにもかかわらず、このデッキはあまり成績改善されていない。パッチ後はフェイスハンターの台頭により生命奪取のカードが強くなったので、現在は水路の逆流者とコックのクッキーが気に入っている。

 今回のパッチで改善されたアーキタイプのひとつはエレメンタルシャーマンで、これはフェイスハンターの台頭と挑発ドルイドの減少による。レジェンドではドゥーム型、他の場所ではノール型を使うことをお勧め。

シャーマン:クラスレーダー
マルチキャスタークエストシャーマン
競売&ノール・エレメンタルシャーマン
ボルナー&ドゥーム・エレメンタルシャーマン

プリースト

 パッチ後、プリーストは再起へのバフとドレクサーやヴァンダルとのシナジー効果により、多くの新しい関心を集めた。問題は、これらのアーキタイプがまだ空回りしていること。

 ヴァンダルはビッグプリーストにおいて非常に強力だが、このデッキをリアルなものにするにはまだ十分ではない。我々は、シャドウ路線に振り切った構築ルートには行かない方がいいと考えている。防御面で多くのことを放棄することになるため。

 ドレクサーもラクルプリーストで強力だが、もっと多くのプレイヤーがエレクの乗騎を採用すれば、このデッキは競争力を持つかもしれない。このデッキのベストカードの1つであり、コアと考えるべきものだが、現在は一般的ではない。ミラクルプリーストで成功する可能性を最大限にしたいのであれば、必須。

 シャドウプリーストはまだ競争力があるかもしれないが、プレイヤーは興味を持っておらず、我々がなにか言えるほどの使用数がない。

プリースト:クラスレーダー
ビッグ不死プリースト
ドレクサーミラクルプリースト
ギャンドリングシャドウプリースト

メイジ

 エストメイジは死亡し、埋葬されたようだ。ゴールドからブロンズ帯でのプレイ率が7%というのは驚くべきことであり、カジュアルプレイヤーのかなりの部分に愛されていたことを示している。

 パッチ後、モザキメイジが登場し、クエストメイジに比べれば格段に強い結果を示したが、時間が経つにつれ、このデッキに敵対するメタが増え、プレイする価値がなくなってしまった。

メイジ:クラスレーダー
マルチキャスタークエストメイジ
モザキスペルメイジ

今週のメタブレイカ

 ストームウィンド環境でのレポートは今回で終了。これから新拡張のコンテンツに取り掛かるが、いつものように全カードプレビューとセオリークラフトの記事を予定している。おそらく特定の事柄については大きな間違いを犯すことになるでしょうが、それでも推測するのは楽しいものだ。

 我々が今回選んだメタブレイカーは、ワイヤーローグ。おそらく、これまでに見たことがなく、今後も見ることがないかもしれないデッキへの敬意を表して。貴公のデータを収集できたことを光栄に思う。ワイヤーローグのケーススタディは、今後の比較対象として保存させていただこう。

ワイヤーローグ

 お疲れ様でした

 

 Inscryption面白いですね Slay the Spireのストーリー濃いめって感じでおすすめです おかげでまた多くの義務を放棄してしまった