虚無層

exit from society

vS217(アルタラック③・2022/1/07)雑翻訳

 今年の正月は一番忙しかったです。リポビタンスーパーで乗り切りました。ありがとうリポビタン。タウリンしか勝たん。

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-217/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 おっと。多様性豊かに見えたメタは、トップレジェンドでのプレイ率から判断すると、全く異なる環境になろうとしているようだ。泥棒ローグは上位プレイヤーを完全に支配し、その影響は他のラダーにも波及しており、段取り2枚型の構築は急速に広まっている。毒ローグもまた、使用率が上がり始めているデッキで、トップ・レジェンドでは8%のプレイ率で2番目に人気のあるデッキとなっている。なお1番目の泥棒ローグは27%(!!)。なぜこのようなことが起こっているのだろうか?答えは後ほど。

 ドルイドの主要な進展は獣ドルイドの出現で、NoHandsGamerが広めた新しいビルドが人気を集めている。また、ランプドルイドもより関心を集めている。このクラスはまだ様々なデッキが見られ、ドルイドを相手にしたとき、相手がなにものか予測するのは難しい。様々なドルイドデッキの可能性があるし、ローグである可能性もある。

  シャーマンはドルイドと同じような立場にあり、多くの異なるアーキタイプが少しずつプレイされているが、メタの発展が最も進んでいて、ローグの多いランク帯では、ボルナーシャーマンとクエストシャーマンが主に使われているようだ。

 山火事メイジは減少している。ラダー全体ではまだ人気があるが、上に行くほど少なくなっていく。トップレジェンドでプレイされているのは、ほとんどがモザキメイジ。

 フェイスハンターがやはりクラスのほぼ全てを占めており、ごく僅かなビッグ獣ハンターを除き、他のハンターデッキはトップレジェンドでは消えている。聖典パラディン、ハンドロック、フェルデモハンと各々のクラスでも同じようなことが言える。これらのクラスはレジェンドトップではほぼ1つのデッキだけが見られ、これらのデッキは明らかにローグの存在に脅かされている。

 クエストウォリアーは減少したが、このデッキはラダーのほとんどでまだ非常に広く使われている。レジェンドになるまでは最も一般的なデッキだが、レジェンド以上ではローグが急増し、ウォリアーが急減少する。この急降下はとても激しく、レジェンド上位ではウォリアーが最も少ないクラスになってしまうほど。

 プリーストにはあまり発展性がない。このクラスは停滞しており、どのアーキタイプも覚醒の兆しを見せていない。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

  • ローグ
    • おっと。メタの洗練は、望ましくない結果を招いたようだ。泥棒ローグはその「完璧な30枚」構築の伝播のおかげでより強く、より効率的になっており、先週よりも強くなったデッキのひとつである。低ランクでも勝率が劇的に上昇し、構築の改良が追いつき始めているのがわかる。一方、他のデッキはこの暴君の重圧に押しつぶされそうになっている。他のデッキは、対策に最善を尽くしたにもかかわらず、泥棒ローグを止めることができなかった。トップレジェンドのメタスコア表は極端に偏っており、ラダーの他の部分もいずれはこのような状態に陥るだろう。
    • 何が起きたのか? 段取りを2枚採用したことで、泥棒の序盤戦がより爆発的になり、序盤のボードコントロールパワーが非常に大きくなった。《ワイルドポーのノール》は序盤の盤面を取ろうとするデッキをすべて破壊しており、さらに二重スパイも組み合わさることで無敵と化す。
    • しかし最も重要なのは、段取りによって、エドウィンがゲーム後半にミスター・スマイトとの組み合わせでより危険な存在になること。泥棒ローグはフルライフの相手さえ焼き殺す能力を持ち、先週持っていた除去に対する小さな弱点さえも回避した。そのため、強力な防御系デッキでさえも、ローグにエドウィン/スマイト・コンボの時間を与えてしまうため、このデッキを確実に倒すことができないのだ。泥棒ローグに確実に対抗できる唯一のデッキはハンドロック。脅威を除去できるだけでなく、《影業師スキャブス》の後に簡単に大型脅威を再び盤面に置くことができるからだ。それは比類のないカウンター圧をかけている。実際、スタンダードにハンドロックがいなければ、泥棒ローグはTierSになっていただろう。
    • しかし、ローグの問題はそれだけではない。毒ローグもぶっ壊れなのである。泥棒ローグに匹敵するパワーを持つ唯一のデッキであり、泥棒以外で唯一のTier1デッキでもある。《影業師スキャブス》は全てのローグデッキで非常に強力だが、毒ローグにおいては特に不条理で、《影纏い》からスキャブスに連鎖することで、何ターンもアンタッチャブルが続く。
    • エストローグはまだ非常に良いデッキだが、トップレジェンドではTier3に落ちてしまう。泥棒ローグに対して不利で、それもよろしくないが、このデッキを本当に殺しているのは、毒ローグとの20-80のマッチアップである。まるで血の海だ。この2つのデッキをナーフすれば、クエストローグはすぐに回復するだろう。
    • 良いニュースは、これらは簡単に修正できる問題であり、それを解決すれば、このフォーマットは回復するはずだということ。多様なフィールドは存在するが、特定の強すぎるデッキのせいで息が詰まっているだけなのだ。
  • ドルイド
    • ドルイドは、ローグ以外のデッキのなかでは強そう。新しい構築は期待できる。改善の余地はあると思われるが、それを解明するにはもう少し時間がかかるだろう。挑発ドルイドに比べて、ゲーム序盤のボードコントロールの確立に大きく依存しないので、対泥棒ローグでより有利に立ち回ることができる。
    • ランプ系ドルイドたちは、序盤のワイルドポーのノールがかなり痛すぎるので、どれも悪化している。また、獣ドルイドの増加にも苦しめられそうだ。獣ドルイドはかなりハードなカウンター・マッチアップなので、ランプドルイドやピエロドルイドといったデッキは、先週の有望な結果に比べて少し落ち込んでいるようだ。
  • シャーマン
    • ボルナーとクエストシャーマンは、ご想像の通り、泥棒ローグとのマッチアップが良いので、最高のシャーマン・デッキになりつつある。エレメンタルや進化シャーマンのようなデッキは、序盤の支配をしのぐ素晴らしい方法を持たないため、ローグの台頭に苦しんでいる。
  • メイジ
    • モザキメイジは毒ローグにかなり弱く、高レベルではいくつかのマッチアップ成績が向上するが、それでも勝率は平凡なまま。毒ローグのナーフと、それによってモザキメイジがTier1デッキになるという夢は、あながち遠くもない。7ターン目まで安定して生き残ることができる相手ならば、非常に優秀なデッキ。
    • 山火事メイジは良くてもTier3であり、メタがあまりにも冷酷で、息をするスペースがないようだ。
  • ハンター
    • ローグに支配されたフォーマットにおいて、フェイスハンターはローグ以外のデッキの中で最も優れているかもしれない。対泥棒ローグが特に優れているわけではないが、毒ローグを破壊することができる。また、ハンドロックやモザキメイジに対しても非常に効果的。マッチアップ分布は総合的に充分強いが、ローグほどではない。
    • ビッグ獣ハンターは、ローグのナーフを待ち望んでいることだろう。ローグが環境の40%を占めていない場所や、モザキメイジが人気のない場所では、まだ非常にうまくいっている。他のハンターデッキも待っていることだろう。
  • パラディン
    • 聖典パラディンは依然として非常に強力だが、パラディンの常として、レジェンドに到達して以降は落ちていく。ローグとのマッチアップはなんとか処理できるが、優れたシャーマンデッキたちがパラディンを苦しめ始めており、獣ドルイドもこの先新たな問題となるかもしれない。
  • ウォーロック
    • 泥棒ローグを完全に止められる唯一のデッキはハンドロックで、スタンダード全体でも強いほうのデッキ。しかし、毒ローグとモザキメイジの存在により、高レベル帯で泥棒ローグをカウンターするための力は制限されている。ある意味、これらのデッキがハンドロックを破壊することによって、泥棒ローグの優位を永続させ、唯一の解決策というものが存在しないようにしている。
  • デーモンハンター
    • フェルデモハンは他のどの対戦相手よりも、《段取り》の効果を実感している。泥棒ローグとのマッチアップは、エドウィンとスマイトのコンボのパワーアップのせいで、高レベルでは五分になった。さらに毒ローグとの相性も悪く、突然、フェルデモハンはローグが支配的なフォーマットに持ち込むには弱い選択となった。なんという逆転劇。
    • 断末魔デモハンは、序盤にボードコントロールを行い、それを雪だるま式に増やしていくことに依存したイニシアチブ重視のデッキである。つまり、《ワイルドポーのノール》によって破壊されてしまうので、現在のフォーマットでの見通しは厳しい。
  • ウォリアー
    • 先週のクエストウォリアーの性能格差はおかしいと思ったら、今週の格差はどうだろう? クエストウォリアーはレジェンド以外ではTier1であり、ナーフ要求が盛んである。レジェンドではTier2、トップレジェンドではTier4である。高レベルでは基本的にプレイできない。そう、トップレジェンドにいる大量の泥棒ローグがその競争力を跡形もなく破壊しているが、これはその歴史的に前例のないスキル上限の低さがおもな要因となっている。
  • プリースト
    • ラクルプリーストは戦い方を覚えればそれなりだが、それ以外のデッキはほとんど勝ち目がなく、この場合泥棒ローグはあまり問題ではない。ビッグプリーストとクエストプリーストはこのマッチアップでうまくいく。しかし、それ以外の戦略にはコントロールが上手くハマらず、デッキが機能しない。

クラス別分析

ローグ

 スタンダード環境にとっては残念なことに、泥棒ローグは《段取り》の追加により、その構築洗練度が最も向上している。段取りは《偵察》と組み合わせることで序盤戦をより爆発的なものにしたが、より重要なのは、エドウィンとミスタースマイトによるバーストコンボに安定性を持たせたこと。これにより、除去を詰め込んだ防御的なデッキによるカウンター性にブレーキがかかり、《影業師スキャブス》にある程度耐性のある大型カウンター・プレッシャーを打ち出すしかないという、ハンドロックだけが持っている特異な特性が必要とされている。このデッキはナーフされるだろう。

 毒ローグは皮肉にも、このフォーマットで泥棒ローグの支配に対抗できる、ハンドロック以外で唯一のデッキ。猪牙の利器のリリース以来いまが最強時代で、最大の弱点を影業師スキャブスが塞ぎ、盤面を完全にリセットして相手からの圧力を全て打ち消すことを可能にしている。ギルドの商人とブラックウォーター・カトラスのコスト低下による盤外バーストダメージは非常に高く、相手の顔面に武器を当てなくともOTKすることができる。さらに、《影纏い》による無敵状態の連鎖でスキャブスをセットアップすることもできる。さらに、このデッキをTier1から突き落とすための安定したカウンターも存在しない。このデッキもナーフされるだろう。

 エストローグは良いデッキだが、上記の2つほどではなく、また毒ローグにきわめて弱いので、高レベル帯では激しく落ち込んでいる。ワイヤーローグは、毒ローグのほうがワイヤーをうまく使っているため、さらに激しく劣勢に立たされている。

ローグ:クラスレーダー
十面相の泥棒ローグ
影業師ポイズンローグ
影業師クエストローグ
影業師ワイヤーローグ
秘策泥棒ローグ

ドルイド

 ドルイドは依然として素晴らしいデッキの多様性を見せているが、序盤のワイルドポーのノールのプレッシャーが、ランプ系のドルイドデッキを苦しめている。今週の最大のニュースは、PTJon7とNoHandsGamerの働きによって新たなバリエーションが登場したドルイドだ。

 このビルドは呪文の密度が高く、本影のフクロウとフロストセイバーの長の両方で”巫女ムーブ”をより活用しようとしている。明らかに最適とは言えないカードをいくつか採用しているにもかかわらず、良好なパフォーマンスを発揮していることを考えると、以前のバージョンよりも有望であると言えるだろう。

 このバリアントはカード選択の多様性に乏しく、プレイヤーはほぼNHGのビルドをコピーしているので、このレポートのためにデッキを改造するのは難しかった。私たちが改善点を見出すことができる場所を指示しよう。募集は6枠。

 このデッキはあまりレイトゲームに突入したくないので、《野生の心のガフ》はあまり相性が良くない。中盤以降にパワースパイクしたいので、開幕手札に置いておくのは大抵の場合負け筋になる。アイヴァスと巫女のシナジーは期待値が低く、ガフを引いているかどうかに大きく依存する。カザカスは4ドロップがないため理論的には適しているように見えるが、非常に弱い。語り手ギドラはひどくはないが、草攻凶花以外に素晴らしい起動手段を持っていない。命の種は長とフクロウをサーチできるが、このカードは少し遅いので、これもカットされるだろう。

 その他のドルイドデッキに目立ったニュースはない。我々は先週のリストに満足している。ピエロドルイドはローグに対してより有利になるように守護獣型の優先度が高い。

ドルイド:クラスレーダー
巫女ビーストドルイド
過剰繁殖クエストドルイド
双神ランプドルイド
スペルランプドルイド
守護獣ピエロドルイド
ランプクトゥーンドルイド
ソリティアマスター配列ドルイド
ドレクサー挑発ドルイド
劣悪ドレクサードルイド

シャーマン

 シャーマンはまずまずの位置にいる。ボルナーシャーマンエストシャーマンは、泥棒ローグとのマッチアップがそこそこあるため、現在のメタ展開に最も対応できるデッキたちのようだ。

 クエストシャーマンから最近よく水路の逆流者がカットされているが、我々はこれはほぼ間違いだと考えている。逆流者はこのデッキにおいて非常に強力なカードで、いくつかのマッチアップ(フェイスハンターなど)では非常に重要であり、《電光刹花》による第1フェイズの強力なオープニングを可能にしている。《精霊翁ブルカン》を支持する人もいる。泥棒ローグに対して良好であり、それがより多くのプレイが見られるようになった主な理由だろう。しかし、泥棒ローグの使用率が30%であるトップレジェンドでも、その価値はない。50%になったら意味を持ち始めるだろう。8マナかかるので、このデッキには少し厳しい。本当に泥棒ローグがどこにでもいるという場合のみプレイしよう。

シャーマン:クラスレーダー
マルチキャスター凍結シャーマン
ボルナー変妖シャーマン
マルチキャスターバーンシャーマン
凍結エレメンタルシャーマン
ドゥームエレメンタルシャーマン
マルチキャスタークエストシャーマン
凍結進化シャーマン

メイジ

 モザキメイジは毒ローグの存在のおかげで、トップレジェンドで支配的なデッキになることを阻まれている。これが私たちの望んでいたメタの修正なのか? おそらく違うのではないだろうか。よって、我々は毒ローグと同時にこのデッキも対処されることを期待する。もう1つの理由は、《詠唱者の循環》と《マナ抽出》のおかげで、ハースストーンらしいゲームが行われることなく6ターン目に死ぬことがあるという点。

 山火事メイジはプレイできなくはないが、あまり良いとは言えない。最適化された構築はTier3程度の実力は持っており、環境では構築の雑多さが成績を悪く見せている。

メイジ:クラスレーダー
マルチキャスターモザキメイジ
マルチキャスター山火事メイジ
ルーン山火事メイジ

ハンター

 フェイスハンターは非常に強力なデッキだが、泥棒ローグのノールによるゲーム序盤の支配にはシンプルに太刀打ちできない。クレセント型ビルドは一応助けになるが、このマッチアップが快適になるところまではいかない。

 ビッグ獣ハンターはラダーでかなり良い成績を残し続けているが、ローグの執拗なプレッシャーにより、再び高レベルで落ち込んでいる。他のハンターのデッキはプレイ数を伸ばしていない。

ハンター:クラスレーダー
クレセントフェイスハンター
ヴァンダル・ビッグ獣ハンター
秘策クエストハンター
ドレクサー秘策ハンター

パラディン

 聖典パラディンはスタンダードで最も強いデッキの1つであり、支配的なローグデッキにも対抗できるが、シャーマンによってその弱点をいくつか暴露されつつある。その弱点が、我々が《ミスター・スマイト》の採用を気に入っている理由の1つだ。《寒風》や《降雪の守護者》たちによって盤面が常に凍結されているとき、手札からバーストへのアクセスがあればゲームチェンジャーになり得る。

パラディン:クラスレーダー
スマイト聖典パラディン
ヴァリアン・バフパラディン

ウォーロック

 ハンドロックはスタンダードにおいて、泥棒ローグのTierS入りを阻んでいる唯一のデッキ。強力な除去群とライフゲイン、そして《影業師スキャブス》の後にも簡単に再生できる軽い脅威の組み合わせは、さもなくば無敵であったローグの戦略を安定して挫折させる、唯一無二の組み合わせである。スタンダードで最高のデッキに対抗したいのであればこのデッキをプレイするとよいが、モザキメイジと毒ローグには要注意。新入会員はこれらのマッチアップに役立つが、彼らの存在がハンドロックを抑制し、泥棒ローグのカウンターが減少していることには変わりない。

ウォーロック:クラスレーダー
タムシンクエストハンドロック

デーモンハンター

 フェルデーモンハンターは、泥棒ローグのマッチアップが悪化し、少し停滞した。これはエドウィン/スマイトコンボの重要性が高いマッチアップであり、プレイとカード選択の向上によって、ローグのコンボ使用率が増加している。このマッチアップは今やデモハン有利というよりほぼ五分に近く、これはフェルデモハンがそのセールスポイントを大きく失ったことを意味する。

 先週募集したマグセリドンのデータも、きちんと見ることができた。ドルイドパラディンウォーロックに対しては非常に優秀だが、台頭してきたローグデッキにはあまり通用しないため、現在のフォーマットではコアカードというよりテックカードに近い印象。ワイルドポーのノールに対処するために、混沌吸血を2枚用意した方が良いだろう。

デーモンハンター:クラスレーダー
下積みフェルデモハン
ウルズール断末魔ルデモハン
暴れん坊クエストデモハン
下積みビッグデモハン
ヴァンダルビッグデモハン

ウォリアー

 エストウォリアーは、我々がこれまでに見た中で最も奇妙なデッキの1つであることは間違いない。ほとんどのランクで圧倒的なラダーパフォーマーであるこのデッキは、トップレジェンドになると予測可能なプレイパターンを強いプレイヤーによって劇的に暴かれるため、間違いなくプレイ不可能な存在となる。

 そのため、奇妙な事態に陥っている。ほとんどのハースストーン・プレイヤーにとってこのデッキがいかに強いか、ナーフすべきというのは非常に正論なのだが、しかしその場合、このクラスそのものが完全に削除されることになる。おそらく、このクラスの他の面をバフする良い機会なのだろう。しかし最も重要なことは、コントロールウォリアーデッキはカードドローを切実に必要としているということ。先導者の斧と2つのサーチだけでは、レイトゲームの戦略を安定させるのに十分ではない。

ウォリアー:クラスレーダー
アマルガムクエストウォリアー

プリースト

 ラクルプリーストは高レベルでも大丈夫だし、それくらいでいい。遅いプリーストの戦略は、対戦相手が勝ち筋を実行する時間を与えすぎるし、相手の勝ち筋のほうが速く、より効果的であることが多い。その状況が変わらないかぎり、ビッグプリーストエストプリーストはかなりの数プレイされたり、時折その生存能力を非難する人がいても、毎週同じ結果を生むだけだろう。

プリースト:クラスレーダー
ザイレラビッグプリースト
ザイレラクエストプリースト
ラリーミラクルプリースト

今週のメタブレイカ

 ヴァリーラがまたやってくれた。様々な選択肢で溢れかえっていたフォーマットに、他の全てよりも単純に優れている2つの選択肢ができたのだ。泥棒ローグはほぼ完璧なデッキであり、非常に特殊な組み合わせの特性だけが、このデッキに一貫して勝つことができる。毒ローグは性能のピークを迎え、ハースストーンにおいて最も双方向性のないゲームプランを誇る。これらのデッキが放置される可能性はほとんどないと考えている。

 開発チームが影業師スキャブスを叩くのか、その周辺をナーフするのかが気になるところ。ワイルドポーのノールと影纏いが、我々の分析に基づく最も可能性の高いターゲット。

 とりあえず、今のうちに悪用しておきましょう。

泥棒ローグ

毒ローグ

 お疲れ様でした

 前回おすすめしたZygoteのリンクはっておきます。日本語字幕もあるよ

Oats Studios - Volume 1 - Zygote - YouTube

 Inscryptionのおまけモードの解説とか書こうと思ったりもしてたんですが、いつの間にか百万本も売れていたらしく、なんか怖くなってきたのでやめました。おまけモード自体は面白いからみんなやろう