虚無層

exit from society

vS Report 259(リッチキング⑪・2023/3/24)雑翻訳

 元記事には新カード発表もあります 見に行こう(ダイマ

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-259/

クラス使用率解説

 上位帯ではローグがさらに増加し、今やトップレジェンドでは圧倒的な差で最多クラスとして定着している。泥棒ローグとミラクルローグの両方が数を増やしている。ラクルローグは、トップランク帯で最も成績のいいデッキとして成功したため、増加している。泥棒ローグは、《E.T.C.》のリリースによって増加した。パッチのローンチ後すぐに、このカードを含む泥棒ローグの構築がレジェンド1位に輝き、プレイヤーはすぐにこのデッキを試すために集まった。

 アンデッドプリーストは一時停止に追い込まれた。このデッキは先週、すべてのランク帯で減少した。メタがこのデッキにとってより厳しい環境になった可能性もあるが、根本的な原因は《E.T.C.》である可能性もある。ETCはアグロデッキに投入する意味がないカードなので、アグロデッキ全体のプレイ率が低下していることがわかる。プレイヤーは新しいものを試したいと思うものだ。

 デスナイト・クラスには、ほとんど変化が見られない。血コントロールは《E.T.C.》の実験が盛んなデッキの1つだが、これによってプレイ率は上昇していない。これはおそらく、このデッキは非常に弱いということがよく知られているためであろう。

 先週すでに有望な軌跡を描いていたが、ETCのリリースがさらに事態を押し進めたのかもしれない。エスドルイドはさらに注目され、高レベル帯の本格的プレイヤーになりつつある。多くのクエスドルイドの構築がETCを試しており、それが人気上昇に貢献したと思われるが、アグロデッキの減少も、このデッキの地位を向上させた大きな要因であろう。

 フェルデモハンとクエスドルイドはレイトゲームの強豪という同じニッチに位置するため、我々はしばしばこの2デッキを同時に議論している。デーモンハンターの問題は、対ドルイドのマッチアップが厳しいということ。よって、クエスドルイドの増加はフェルデモハンのプレイ率を低下させている。特にドルイドが最も多いトップレジェンドでは、フェルデモハンの減少がはっきりと見られる。デーモンハンターはETCの主要な実験者であるにもかかわらず、このようなことが起きている。

 クエスドルイドの増加は凍気アグロメイジにも影響を及ぼしている。アグロメイジはローグへのカウンターとして優れているので、理論上はプレイが増加するはずだが、対ドルイド心理的影響の方が大きいようだ。プレイヤーはガフに負けるのが好きではない。

 クエスドルイドの2大カウンターであるインプウォーロックピュアパラディンは減少している。これは成績が落ちたのではなく(むしろ、これらのデッキのエサが増えている)、ETCが公開されたせいである可能性が高い。1枚のカードの追加によってメタがこのような影響を受けるのは、非常に興味深い。その機能性ではなく、デッキの選択に与える心理的な影響によるものだ。

 ハンター、ウォリアー、シャーマンはとても静か。ビッグビーストハンターの新しいビルドが先週から注目されており、議論する価値があるかもしれない。ウォリアーは混乱して、迷っているようだ。シャーマンは死んでいるようだ。

 

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

  • ドルイド
    • 今週の最大の変化はエスドルイドのパワーアップと隆盛であり、このデッキの恐ろしさを物語っている。《E.T.C.》の採用はむしろ仇となっているにもかかわらず、このような現象が起こっている。実際、もしクエスドルイドのプレイヤーが全員このプレリリースのレジェンドを使わなかったとしたら、このデッキはさらに強力になるだろう。
    • このようなことが起きているのは、メタが”アクセルから足を離した”ためである。プレイヤーたちが遅いデッキでETCを試そうと思った結果、アグロデッキが減少した。このため、クエスドルイドを抑制していた安全弁が緩み、ほぼすべてのランク帯でクエスドルイドがTier1に急浮上している。クエスドルイドの主なカウンターデッキは数が非常に少ないため、クエドルに悪影響を与えるデッキは何であれこの環境を揺るがすことになる。ピュアパラディンやインプウォーロックのプレイヤーは、我々全員にとって環境をより良いものにしてくれるだろう。彼らの英雄的努力に思いを馳せよう。
  • ローグ
    • ラクルローグはクエスドルイドに対するもうひとつの主要なカウンターであり、高レベルのプレイヤーにとって最も魅力的なデッキ。つまり、先週このランクで最高のデッキであったため、通常であれば環境からある程度の敵意を浴びるはずだが、その最も有利な相手のひとつが増加したため、むしろ強くなったということである。もしミラクルローグがこれほど優れたデッキでなかったら、クエスドルイドは完全にレジェンドトップを支配していたことだろう。多くの高MMRプレイヤーがアグロデッキをプレイしたがらないというだけで、アグロによってカウンターされるデッキは、高MMRでは長期間強くなる傾向がある。
    • 泥棒ローグのプレイ数は増加したが、その性能は低下している。これまでのこのアーキタイプにおけるETCの活用は、大失敗としか言いようがない。ETCはクエスドルイドを少し弱くしているが、泥棒ローグに関してはものすごく弱くしている。今や、ビッグウォーロックよりも成績が悪い。最も競争力のあるランク帯で最も人気のデッキが、である。
    • 泥棒ローグは救えるのか?もちろんだ。素晴らしいデッキではなくとも、ここまでひどくはないはずだ。ETC自体がこのデッキの中で必ずしも悪いカードだとは思っていないが、明らかに悪い方向に利用されている。このレポートでは、ETCバンドにどのようなメンバーが欲しいかについて、幅広く議論している。
  • プリースト
    • アンデッドプリーストはレジェンドで少し悪くなっている。クエスドルイドは良いマッチアップだが、プリーストの有利が少し失われ、トップレジェンドでは50対50に近い状態になっているようだ。ピュアパラディンの減少、ミラクルローグのさらなる増加も加わり、環境が少し難しくなっている。不利なマッチアップがほとんどないTier1デッキにとっての、小さな悩み。
    • コントロールプリーストは、高MMR帯でもプレイ可能。フェルデモハンとクエスドルイド以外の相手はかなり良い印象で、この2つが勝率上昇を阻む大きな要因となっている。エストプリーストは、同じ問題を抱えた、よりシンプルなデッキ。
    • スヴァルナプリーストがトップレジェンドでTier3まで落ち込んだ。ETCがその原因。スヴァルナプリーストのプレイヤーの中には、ETCをデッキに入れることを決めた人が少なからずいたが、その結果はあまりいいものではなかった。
    • 祝福プリーストも悪くなった。シンプルに、ローグの増加のせいと言える。祝福プリーストは彼らの調合薬を相手にしたくない。
  • デスナイト
    • アグロ系のデスナイトは良さげ。不浄アグロ凍気アグロは、現時点のトップレジェンドでは同等の強さ。凍気はデスナイト同士のマッチアップをよりよく処理できるので、レジェンド外ではより優れている。不浄は凍気と血の両方に不利なので、デスナイト・クラスが非常に人気があるランクではあまり強くない。
    • 血コントロールはとても弱い。ラダーを登るにつれてどんどん悪くなっていく。ETCが加わっても、性能に影響はない。
  • デーモンハンター
    • エスドルイドとのマッチアップが厳しいにもかかわらず、フェルデモハンはうまくいっている。ほとんどのランク帯でTier1デッキでありながら、トップレジェンドになると勝率が50%近くまで落ちるが、これはトップレジェンドではクエスドルイドがあまりに増えすぎるため。スペルデモハンはより簡単なぶん、プレイングで差が付きにくく、ラダーを上がるにつれて成績が落ちていく。
  • メイジ
    • 凍気アグロメイジは、クエスドルイドでは別に痛手を負っていない。このデッキが成功できるかどうかは、ローグとアンデッドプリーストの使用率に完全に依存している。アンデッドプリーストは減少したかもしれないが、ローグは増加している。このデッキはミラクルローグとアンデッドプリーストの両方に対して最高のカウンター。その他のマッチアップ分布は印象的ではないが、その重要なマッチアップだけで仕事になっている。
    • ビッグスペルメイジはいつも通りだが、環境の変化がカードの選択に影響を与えている。
  • パラディン
    • 今週、ピュアパラディンが強くなったのはさほど驚きではない。クエスドルイドに対して75%もの勝率があり、これはインパクト大だろう。その性能の向上は、トップレジェンドでの勝率をプラスに引き戻すまでになっている。
    • ピュア・コントロールパラディンはクエスドルイドに苦戦するため、このデッキは衰退の一途をたどっている。ピュア新兵パラディンは、単にピュアパラディンの下位互換である。低ランク帯では強いが、新兵を抜いたらもっと強い。
  • ウォーロック
    • インプウォーロックも同様、ピュアパラディンほど冷酷なクエスドルイドへのカウンターではないものの、やはり強くなった。ただし「奈落の呪い」パッケージを実行すると、クエスドルイドにはむしろ不利になる。ビッグウォーロックはアンデッドプリーストの衰退を楽しんでおり、プレイアブルになったようだ。魂壺ウォーロックはクエスドルイドとレイトゲームで対抗できるかもしれないが、ミラクルローグの増加に苦しんでいる。このマッチアップはもうしばらくの間、ちょっとした悪夢である。
  • ハンター
    • エストハンターは、Tierについて確信が持てないほどプレイ率が落ちてしまったが、ほとんどのラダー帯ではまだTier 2の範囲にあると思われる。プレイヤーは単にそれに飽きたようだ。スピッターハンターは最高のハンターデッキであり、やはり間違いなくプレイアブルであるようだ。ビッグビーストハンターは、その構築の1つが他を圧倒しているようで、もっと洗練されれば強くなる可能性があり、レジェンドへの上りで有効な選択肢になりそうだ。ただしレジェンド以上では成績が下がる。
  • ウォリアー&シャーマン
    • ウォリアーは激怒ウォリアーの特定のビルドをプレイすれば問題ないが、それ以外はどれも悲惨な印象。コントロールウォリアーはこのゲームで最悪のデッキである。スロールはどこかに行ったようだ。

 

クラス別分析

ローグ

 あるアーキタイプの勝率にとって、パッチ数時間後に、最適とは言えない構築でレジェンド1位を打ち立ててしまったプレイヤーほど、脅威なものはない。これが泥棒ローグに起こったことであり、ダイオウガニ、シオター、ピュートリサイドをETCのバンドメンバーに含むリストが支配してしまった。これは良い結果にはならなかった。

 パッチから一週間かけて、E.T.C.を使った多くの実験が行われた。そのほとんどは失敗している。本質的な問題は、良いカードはバンドに入れるのではなく、デッキに入れるべきだということである。そして悪いカードはデッキに入れるべきではないし、バンドに入れるべきでもない。

 我々がE.T.Cに特化して多くの作業を(何時間も費やして)行った結果、バンドを適切に活用し、E.T.Cをデッキにきちんと組み込む方法について、突破口が開かれたかもしれない。

 理想的なバンドマンについて、私たちが注目した重要なことがいくつかある:

  1. 発見の選択肢は、軽いものほど良い傾向がある。4マナ4/4のあとの重いカードは使いにくい。メインデッキに入れたくないような弱くて重いカードは、バンドでは劇的に悪くなる。
  2. 発見の選択肢は、相手に対応するのではなく、デッキのゲームプランをさらに推し進めたり、あるいはプランを微調整するようなカードのほうが強くなる。「テックカード」は過大評価されている。私たちはそれらを2枚以上バンドに入れることはしないし、残りの2つのオプションはより”万能な”ものにすべきだ。
  3. 良いバンドメンバーは、デッキが通常アクセスできないものを提供してくれるが、そのためにデッキの枠をフルに使うほどでもない、そういったカードがよい。

 泥棒ローグは、マッチアップによってビートダウンにもコントロールにもなるデッキなので、これらの極端なゲームプランに適宜適合するオプションが欲しいところ。我々は、最も性能の良いバンドメンバーが《邪道刺し》《サンフューリーのクレリックであることを発見した。邪道刺しは、自分がアグロ的になるようなマッチアップや状況において、さらなるリーサル力を与えてくれる。クレリックは、アグロやバーンに対して安定させようとしているときにヒーリングへのアクセスを提供してくれ、特に《影隠れ》との組み合わせが強い。

 これにより、泥棒ローグは様々なマッチアップやシナリオに強い、非常にわかりやすい2つの選択肢を得ることができた。これにより、3つ目の選択肢はよりニッチなカードにすることができる。安定した2つの選択肢があれば、ピック率は低くても特定のマッチアップで大きな影響を与えるカードを選ぶ余裕が生まれる。第3の選択肢として一般的によく使われるカードが欲しいなら、《ヴァネッサ・ヴァンクリーフ》はレイトゲームの状況において決定的な効果を発揮することができる。軽量マナでありながらレイトゲームで非常に役立つという性質は、まさにバンドメンバーに求められるものだ。それに対して、《シオター》や《太陽の泉》のようなカードはトラップである。

 ラクルローグもまた、E.T.C.の実験を行っている。このデッキは泥棒ローグとは全く異なるプレイをするが、理想のバンド選択は非常に似ているかもしれない。繰り返しになるが、ミラクルローグはマッチアップやシナリオに応じてビートダウンにもコントロールにもなるので、どちらのゲームプランにも適した一般的な選択肢が欲しい。そのため、ここでも《邪道刺し》と《サンフューリーのクレリック》を採用することにした。邪道刺しは、あなたが攻める側になるマッチアップでリーサルを提供する。クレリックは、ミラクルローグが耐久に苦労する凍気アグロデスナイトや凍気メイジに対して大きな効果を発揮するし、アンデッドプリーストやその他のアグロデッキに対しても有効。

 3つ目の選択肢は、よりニッチなもの。我々は、レイトゲームの「ワイルドカード」として、困難な状況で盤面をリセットできる(そして、ETCで少し遅れをとる可能性を相殺することができる)、《影業師スキャブス》を気に入っている。

 他のほとんどのクラスはE.T.C.の有効活用に失敗しているが、あなたが自分のデッキにETCを組み込むなら、今回のローグにおける採用理由を読み、その模倣を試みてみるとよい。E.T.C.はニッチなテックカードを集めた"スイス・アーミー・ナイフ"ではなく、本来のマクロなゲームプランをスムーズに実行するためのチューナーとして使うほうが強い。

居直り強盗・泥棒ローグ
ETC・泥棒ローグ

ドラカ・ミラクルローグ
ETC・ミラクルローグ

ちょいと拝借!・断末魔ローグ

 

プリースト

 ローグとは異なり、コントロールプリーストはマクロなゲームプランにおいて柔軟性に欠け、ビートダウンの役割を強いられることはほとんどない。それを強いられる場合、大抵は非常に悪いマッチアップであり、シナリオを有利に転じることができるバンドメンバーもいない。そのため、E.T.C.を正しく活用することは難しく、テックカードの”スイスアーミーナイフ”になってしまい、見たところ、このデッキに大きな貢献はしていない。

 高レベル帯で人気があるのは、《スヴァルナ》(対ミラーや遅いマッチアップ)、《シオター》(必死の妨害)、《ウーズ》(対ドラカ)。掲載の構築にETCを採用したいなら、《人食い》を1枚抜くとよいだろう。コントロールプリーストが不利なマッチアップをひっくり返すのに役立つカードが思いつけば、それが最適であろうが、そんなことは不可能かもしれない。

 エストプリーストは少し違っていて、ETCはクエスト進行で実用的なカードを提供することができる。5ドロップを発見の選択肢に入れることは当然として、ETCが2コストと3コストの両方の選択肢を与えてくれることは非常に好ましいことである。ゲーム序盤ではこのどちらかを逃すことが非常に多いので、4ターン目のE.T.Cから5ターン目にクエストの第1段階を完了させることができる。良いバンドメンバーにとって重要なのは、5ターン目に向かって強力なセットアップを行うことである。

 《糾弾》は、5ターン目にちょうどアップグレードされて大幅なボードクリアになるので、非常に強力。《クサリヘビ》は、様々な3コストカードで代用することができる。《貪蝕の疫病》は、このスロットでは除去/回復の選択肢となる。既成概念にとらわれないアイデアを探しているのであれば、5ターン目に素晴らしいプレイを提供するプロアクティブな3ドロップとして、《クリスタルのブローカー》が気になるところ。

 3つめの選択肢は《瞬間回復》で、間違いなく、このバンドのベストメンバー。他の安価な回復を見つけられなかった場合に5ターン目のザイレラをセットするのに役立つし、すでにクエストのフェーズ1を進行している場合には良い緊急ボタンとなる。

ナジャク・アンデッドプリースト

祝福プリースト

疫病・コントロールプリースト

ETC・クエストプリースト

ヒーラー・スヴァルナプリースト

 

デスナイト

 不浄アグロデスナイトは《人造区画》をカットし始めており、この動きは見た目ほど非常識ではない。このカードはナーフ後にかなり遅くなり、不浄は盤面に出るのが最も早いDKデッキなので、4/5で急襲していく先がないことが多い。《深淵の融合体》は人気の代替メンバー。

 血コントロールデスナイトは予想通りE.T.C.の実験を行っているが、バンドメンバーの選択は非常に弱いものが多い(シオターとリーヴェンデアのペアが非常によく見られる)。私たちは多くの選択肢を検討し、《抹殺》、《ゴルゴン・ゾーラ》、《穢れたアッシュブリンガー》を推奨する。抹殺は軽量の緊急除去。ゾーラはレイトゲームに使うカードだが、リーヴェンデアよりもはるかに軽く、早く使える。アッシュブリンガーは、バーンデッキに対してより多くの回復が必要なときや、モグレインで相手を仕留めたくて、より多くのダメージが必要なときに、威力を発揮する。

 もともと非常に防御的なデッキである血デスナイトには、攻撃的にならざるを得ないマッチアップで劇的に役立つオプションが必要かもしれないと考えている。少なくともコントロールプリーストよりはそれが可能だろう。《アッシュブリンガー》は、その方向性への一歩でもある。他にもいいカードがあるかもしれない。

メネシル・凍気アグロデスナイト

伯楽・不浄アグロデスナイト

ETC・XL・血コントロールデスナイト

 

ドルイド

 ETCはエスドルイドでよく採用されているが、このカードはこのデッキでは非常に弱いことが証明された。その弱いETCが採用されているにもかかわらず、クエスドルイドではパワーとプレイの上昇が起こっている。

 バンドメンバーの選択に原因がある可能性もあるが(シオター/リーヴェンデアへの奇妙なこだわりは広く知られている)、クエスドルイドのゲームプランには、マクロな調整の余地があまりない。このデッキはレイトゲームの勝ち筋に超重点を置いており、それからの逸脱は成功しそうにない。

 あなたは、できるだけ早くランプし、クエストを進行させ、勝ち筋を手に入れたいのだ。ETCは、そのどれにも役立たない。

ガフのラストダンス・クエストドルイド

クエスト抜きランプドルイド

伝令・アグロドルイド

 

デーモンハンター

 クエスドルイドと同じく、フェルデモハンはレイトゲームの勝ち筋である遺物の加速に重点を置いているため、ETCは現在人気のあるテックカードのハブとしての利用法とは相性が悪い。《魔眼光》、《混沌爆発》、《ザイラグ》など、もっとデータを見てみたいオプションがある。これらのオプションは、ローグにおける理想的なバンドメンバーと同様のメリットを提供し、ビートダウンにもコントロールにもなる多様なマッチアップのためのツールを提供する。

 もしE.T.C.をうまく利用できるなら、《混沌一閃》1枚が道を空けるカードになるだろう。さもなくば、デーモンハンターは既に確立された構築を使い続け、サイドボードは使わないほうが良いだろう。

ミニオン・フェルデーモンハンター

フェル遺物・スペルデーモンハンター

 

メイジ

 凍気アグロメイジは非常に競争力があり、強いのだが、ただ最高レベルのデッキよりは一段階弱い。

 クエスドルイドの台頭により、ビッグスペルメイジにおいて《魔力の守護者》は極めて重要な選択肢となっている。この8マナ呪文と《ナーガ校の先生》の性能差は、現時点では非常に小さい。

凍気アグロメイジ

アスタラー・ビッグスペルメイジ

ワーム・山火事メイジ

 

パラディン

 パラディンに大きな変化はないが、ピュアパラディンはクエスドルイドの台頭により、ラダー全体でその性能を高めている。クエドルの最強のカウンターの1つとして、このデッキは重要な役割を担っている。

ターボキョメーター・ピュアパラディン

防御型・ピュアコントロールパラディン

 

ウォーロック

 ビッグウォーロックはより貪欲になり、アグロとのマッチアップに重きを置かなくなった。アンデッドプリーストが衰退したので、このデッキの環境における位置づけも良くなっている。まだプレイすべきというほどではないが、本当に好きならプレイできる範囲になった。

フカ能はないンプウォーロック

呪い・インプウォーロック

ノール抜き魂壺ウォーロック

欲張り型ビッグウォーロック

 

ハンター

 ビッグビーストハンターのヴァンダル秘策ビルドについて、さらなるデータが入った。このビルドは非常に印象的で、以前のビルドよりかなり優れている。このビルドがアーキタイプを支配することになれば、ビッグビーストハンターの勝率は全体的に上昇し、Tier2、そして下位ランクではTier1にも余裕で入るだろう。しかし、最高MMR帯では、これほどのパフォーマンスは期待できない。

 我々がすぐに気づいた、人気の構築に対する非常に明確な調整の1つは、《忠実な相棒》を2枚使うこと。これはこのデッキで(タヴィッシュの次に)2番目に優れたカード。

ラストダンスクエストハンター

ヒドラロドン・スピッターハンター

ヴァンダル・ビッグビーストハンター

 

ウォリアー

 我々は激怒ウォリアーの火炎ビルドが好きで、ラダーに持ち込んでも問題なく競争力があると思っているが、ウォリアーは関心のなさに苦しんでいる。『レジェンドフェス』はウォリアーを大きく後押しする必要がある。

火炎・激怒ウォリアー

 

シャーマン

 スロールは死んでるぞ、虫ケラ!

 

デッキリストはなし)

 

今週のメタブレイカ

 E.T.Cが子守唄を歌い、メタは眠りにつき、野生の心のガフが轟くラストダンスで突き抜けることになった。このレポートが、今後E.T.Cをよりよく活用する方法を学び、また、顔面を殴るデッキがどの環境でも重要であることを思い出すのに役立つことを願っている。

 顔を殴るといえば、あの『ブライト・ボア』は確かにそうだ……あのカードを中心にしたセオリークラフトが楽しみだ。

クエストドルイド

 

 お疲れ様でした

 

 ドブネズミってカードめっちゃ好きなので復活嬉しいです