虚無層

exit from society

vS168(降魔の狩人第14週・バランス調整④後・2020/7/9)雑翻訳

 AKIRA、良すぎて泣きました。まだAKIRAを見てない人にひとりずつ「お前はAKIRAを見ずに死んでもいいのか?」と尋ねて回りたい気持ちです。

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-168/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 二連斬の調整はパワーレベルの抑制に失敗しており、デーモンハンターはまたしてもメタの全権を奪還しつつある。アグロデーモンハンターは、驚くべきペースで人気が急上昇している。来週までには、ダイヤ4-1でプレイ率25%に達し、レジェンドでは20%を簡単に超えるだろうと我々は予想している。これにより、アグロデーモンハンターは最新パッチの前よりもさらに普及し、支配的な存在になるだろう。

 スペルドルイドハイランダーハンターのパッチ対応は遅れている。彼らにとって最も難しいマッチアップの台頭により、プレイヤーは彼らをラダーで使うのを踏みとどまるようになっており、すでに減少しはじめていることが確認できる。

 ウォリアーは変化している。爆弾コントロールウォリアーの人気は著しく低下している一方、プレイヤーは激怒ウォリアーに群がっている。二連斬調整後のアグロデモハンは遅いデッキに対するパフォーマンスが向上したので、激怒ウォリアーだけがメタの暴君への信頼できる答えとして考えられるようになった。

 ガラクロンドローグとガラクロンドプリーストの両方に内部的な変化が見られる。ローグ使いは隠れ身ヴァリアントを受け入れており、一方秘策ヴァリアントは消えつつある。プリースト使いは、ハイランダープリーストと同様に、NoHandsGamerによって最初に普及した墓のルーンと心霊分裂を採用する休眠ヴァリアントのガラクプリを試している。

 メイジとウォーロックに新しさはないように見える。プレイヤーはハイランダーメイジやクエスウォーロック以外のデッキの実験を続けているが、何の牽引力も得られていない。

 パラディンクラスへの関心はほとんどなく、シャーマンへの関心はさらに低い。

パワーランキング解説

https://www.vicioussyndicate.com/drr/vs-power-rankings-data-reaper-report/

 アグロデーモンハンターは二連斬の変化にうまく適応し、間違いなくパッチ前よりも強くなった。二連斬のダメージ能力が上がったことで逃げるのがより難しくなり、激怒ビルドの台頭により序盤も強力になった。その性能からするとまだ飽和状態には至っていないので、今後も使用率の上昇が続くと予想される。

 他の明確なTier1デッキは激怒ウォリアーだけで、理由はアグロデモハンとのマッチが素晴らしいから。爆弾コントロールウォリアーはアグロデモハンに対して確かに有利なデッキであることに変わりはないが、最新パッチ以前のような強さではない。

 ドルイドもハンターも勝率が低下しており、これは私たちが完全に予想していた通りのこと。メタは単純に、二連斬の調整前に見たような状況に戻って修正されているだけなのだ。スペルドルイドハイランダーハンターはメタの暴君に対して苦戦しつづけており、この難しいマッチアップの増加が彼らを枯れさせている原因。

 ドルイドとハンターが衰退したことで、ハイランダーメイジは、2大最強デッキを抜きにすればかなり強力なデッキとして再び登場している。デーモンハンターに対して最大のパフォーマンスを発揮することに集中していれば、総合成績もかなり良いはずだ。

 ガラクロンドローグは、隠れ身ビルドの割合が増えた結果、おそらくアグロデーモンハンターに対して唯一勝率が向上したデッキ。ガラクロンドローグはこのフォーマットの中では堅実なデッキのひとつだが、特に傑出したデッキではない。

 プリーストはデーモンハンターに対抗しようとしてウォリアーが大量発生しているトップレジェンド域という特定のメタ以外では、かなり平凡なまま。メタにおけるプリーストの地位はあまり変わっていないが、しかし現在の構築の発展は非常に興味深い。

 クエスウォーロックは爆弾コントロールウォリアーの減少のおかげで少しはマシになっているし、さらに今後ハイランダーハンターが大幅に減少すればもっと強くなるかもしれない。しかし、プリーストのメタでの立ち位置が劇的に改善されない限り、このデッキが大きくブレイクする道もまた見えてこない。

 マーロックもピュアパラディンも、向かい風なメタ傾向と他のクラスの最適化によってパフォーマンスが低下している。マーロックパラディンは低ランクではかなり強いが、高ランクでより多くのデーモンハンターやウォリアーに出会うと勝率が急降下する。

 現在Tier4に残っている末端デッキの中では、コントロールデーモンハンターがゴミ箱から脱出する最高のチャンスを持っているかもしれない。このアーキタイプはまだかなり未熟だが、改善の余地は大きい。今後1ヶ月で最高のデッキになるとは思わないが、欠けたピースを見つけられればTier3には上がれるかもしれない。

クラス別分析

デーモンハンター

 アグロデーモンハンターは再び爆発的に使用率を増加させており、唯一ウォリアークラスには弱いが圧倒的なマッチアップの分布を見せている。

 激怒ビルドは大成功を収めており、メタに対するパフォーマンスは我々の理論的な予想に沿ったものとなっている。それはドルイドを圧倒し、他クラス(ハンターやメイジなど)に対しても優れており、魔眼光と冷たき影の紡ぎ手をカットしたにもかかわらず、ミラーでも弱くない。2枚目の紡ぎ手を再び採用するために他のカードをカットするという実験が行われているが、ここでは明確なアップグレードは見られない。掲載のビルドは、複数のマッチアップでのアーキタイプの成績上昇に大きく貢献しており、激怒ウォリアーという最も難しいマッチアップが増加したにもかかわらずアグロデーモンハンターが支配者の地位を保っている理由。

 コントロールデーモンハンターは、ダメージ力を上げる方法を見つけたり、財宝荒らしに加えてより安定した勝利条件を確立することができれば、ある程度のポテンシャルを秘めていると言えそう。このデッキを評価している間に、手札に長くとどまるようなカードは、グルダンの髑髏や霊視力にとって非常にマイナスであることがわかった。混沌爆発を抜いて2枚目のアルドラキ・ウォーブレードに替える理由は簡単で、この武器はこのデッキの生存力にとって非常に重要だから。ゼフリスやサルノスはより価値の低いカードでありカットするのも簡単だが、他にもっとゲームプランに合った使えるカードがあるのかは疑問。

デーモンハンター:クラスレーダー
激怒アグロデモハン
財宝荒らしコントロールデモハン

ウォリアー

 ウォリアーはデーモンハンターの支配を抑えることができる唯一のクラスとしてのかつての役割に戻ったようだ。

 激怒ウォリアーのテロン・卵ヴァリアントは、その強力な対デーモンハンターのおかげで、卵なしヴァリアントにかなり近い性能を持つようになった。傷付いたトルヴィアが卵なしのヴァリアントに再導入されているのが見られたが、このデッキの序盤のゲームを強化するために検討する価値があると考えている。より多くのドルイドに遭遇する場合は止めの一撃も選択肢の一つだが、このクラスは最近使用率が落ちてきているので、数週間前と比べて止めの一撃はあまり良いとは言えない。2枚目のコルクロンの精鋭が使えるようになったことで、トルヴィアのビルドも遅いデッキにより強くなっている。

 爆弾コントロールウォリアードルイドよりもデーモンハンターのマッチアップを改善する方向に傾いており、これが2枚めの剣と盾が2枚めの乱闘よりも強い理由だろう。このデッキは今でもアグロデーモンハンターに勝っているが、二連斬が調整された結果、デーモンハンターにレイトゲームのダメージとリーチを与えており、このマッチアップはより難しくなっている。

ウォリアー:クラスレーダー
トルヴィア激怒ウォリアー
テロン激怒ウォリアー
爆弾コントロールウォリアー
アップグレード海賊ウォリアー

ドルイド

 スペルドルイドはアグロデーモンハンターの台頭、中でも特にこのマッチで強力な激怒ヴァリアントの出現により、大きな打撃を受けている。スペルドルイドはプレイ率と勝率の両方で低下している。

 アーキタイプのビルドは現在の環境では変わらないだろう。現在のメタでは、対デーモンハンターでの強さから爪を評価しているし、激怒パッケージには効果的に答えられないが、それでも良いカードだ。野生の力は他のマッチアップにおいてはやや優れたカードだが、爪はボトムラインを上げるのに大きく貢献している。

ドルイド:クラスレーダー
野生&咆哮スペルドルイド
ドラゴン咆哮スペルドルイド

ローグ

 メタにおけるラクロンドローグの立ち位置は決して素晴らしいものではないが、かなり良いほうだ。我々はドルイドやウォリアーとのマッチアップは好ましくはないが、デーモンハンターに対する隠れ身ヴァリアントの能力には感銘を受けている。

 ここからが本題。デーモンハンターの使用率が再び高まっている今、秘策ヴァリアントの使用を正当化するのは非常に難しい。隠れ身ヴァリアントはラダーでのガラクローグ内で最多の構築であり、それによってローグの地位を維持しており、激怒ウォリアー以外で唯一安定してアグロデモハンに勝てるデッキになっている。

ローグ:クラスレーダー
冒険者隠れ身ガラクロンドローグ
防御ハイランダーローグ

ハンター

 再び、ハイランダーハンターはアグロデーモンハンターとの貧弱なマッチアップによって押し潰されている。アマニの狂戦士によって、0マナの二連斬があった時と同じくらい苦しい経験をすることは確実。ハイランダーハンターはまだかなり強いデッキではあるが、支配的なデッキではないし、メタの暴君に挑戦できるデッキでもないことは確か。

 パッチの最初の余波では、ドルイドのプレイが大幅に上昇したことで、石牙のイノシシを使ったより高速なドラゴンハンターが注目された。メタが以前のデモハン&ウォリアー中心のものに戻ったので、再びミッドレンジのヴァリアントをプレイするのが良いだろう(デモハンに対して良くなるわけではないが、ウォリアーに対しては確かに良くなる)。

ハンター:クラスレーダー
ドラゴンハイランダーハンター
ジクソール・ドラゴンハンター
フェルモー・フェイスハンター

プリースト

 ラクロンドプリーストはトーナメントやラダーでのNoHandsGamerの成功のおかげで、新しい休眠バリエーションが人気を集めている。このヴァリアントは序盤を強くすることに焦点を当てており、心霊分裂によって対戦相手にプレッシャーをかけ、スノーボール式に相手を追い込む能力を持っている。このデッキのもう一つの新しい追加点はGleによって開発された脱走したマナセイバーで、これは祈願が少なく、マナカーブ上に強力な心霊分裂のターゲットが必要なため、運命の紡ぎ手よりも効果的。

 このヴァリアントを評価した結果、2枚採用すべきなのは、より状況に左右されやすい墓のルーンよりも、封印されしホムンクルスの方が可能性が高いという結論に達した。ホムンクルスはこのデッキの中でも非常に強力なカードの一つであり、神格化や心霊分裂との強力なコンボのおかげで1ターン目以降も性能が落ちることはない。このデッキは一般的にはまだ進化の途上であり、まだ完全に最適化はされていないかもしれない。このデッキがより効果的にプレッシャーをかけるために、どれだけ防御ツールを捨てられるかは疑問(例:時間断絶を落としてガラクロンドの盾を使うことは実行可能な選択肢なのだろうか?)

 では、現在のところ、休眠ヴァリアントはおなじみの泥棒ヴァリアントよりも優れているのだろうか? 今のところ、そうでもないらしい。休眠ヴァリアントはデーモンハンターに対しては、序盤をより効果的に戦えるので強いが、遅いマッチアップ(ローグ、メイジ、ミラーなど)でははるかに悪い。

 ところで、プレイヤーはハイランダープリーストのビルドを弄り続けているが、ドラゴンヴァリアントよりも優れた性能を持つものは見たことがない。我々は一般的にドラゴンが提供する積極さとカードドローを気に入っており、ヴァルペラの悪党や脱走したマナセイバー、シアマトを含むようにビルドを更新した。

プリースト:クラスレーダー
泥棒ガラクロンドプリースト
休眠ガラクロンドプリースト
ドラゴンハイランダープリースト

メイジ

 ハンターの衰退はハイランダーメイジにとって非常に良いニュースで、このデッキは非常にバランスのとれたマッチアップ分布のおかげで、メタの中ではお馴染みの強力な場所にいる。前回のレポートで述べたことを繰り返しておこう。アグロデーモンハンターに対しては、掲載のビルドで驚くほど効果的に対抗できるが、秘策パッケージがない場合は苦戦を強いられる。

メイジ:クラスレーダー
監視者ハイランダーメイジ

ウォーロック

 エスウォーロックは爆弾コントロールウォリアーが二連斬の調整前ほど強くないという事実に励まされるかもしれないが、そもそもプリースト以外のトップメタデッキに勝てないという問題が残っている。

 コントロールウォーロックやズーウォーロックを復活させようとするプレイヤーがいるなど、クラス内での実験は続いている。残念なことに、これらのデッキはTierシャーマンにしっかり配置されているようだ。

ウォーロック:クラスレーダー
マリゴスクエストウォーロック

パラマン

 パラディンはまた平凡の地に逆戻り。デモハンと激怒ウォリアーの台頭により、パッチ初期は有望だったマーロックパラディンが打撃を受け、ピュアパラディンは完全に取り残されている。マロパラはおそらく低ランクでは非常にうまくいくだろうが、ラダーを登るほど勝利は難しくなる。

 シャーマンはまだゴミ箱の奥深くにあり、潜在的な発見がないか監視し続けているものの、価値あるものは見つかっていない。

パラディン:クラスレーダー
祝福されしピュアパラディン
標準マーロックパラディン

シャーマン:クラスレーダー
マリゴスハイランダーシャーマン

今週のメタブレイカ

 デーモンハンターは制御不能になっており、本当の意味でのバランス調整が施されるまでは、激怒ウォリアーをプレイすることで対処するのが最善の方法だ。このデッキは将来どこかの時点でレジェンド1位を取る可能性もあり、いや取れなかったとしても、デモハンと激怒ウォリアーの二人はそれ以外の全てよりも遥かに飛び抜けて強い。

 激怒ウォリアーは2つの可能な道を提供してくれている。もしあなたがアグロデーモンハンターをさらに確実に倒すことに興味があるならば、テロン・卵ビルドを使うと良い。よりバランスのとれたマッチアップ分布にしたければ、卵なしビルドを選択し、2枚めのコルクロンの精鋭を追加し、状況にあわせて構築のフレックス枠を賢く使うのが良いだろう。

激怒ウォリアー

 お疲れ様でした

 ネトフリでいくらでもアキラ見れるのでBGMにしながら寝ます ネトフリ最高!