vS169(降魔の狩人第16週・バランス調整⑤後・2020/7/23)雑翻訳
これが現拡張最後のレポートだそうです。長い戦いだった。新カード評価はだいたい画像集めが一番面倒なので今回は先に集めておきます。精霊合体トーテムオーの語感が正直めっちゃ好きなので修正しないでほしい。
https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-169/
最新のパッチ17.6で調整されたカードは以下
- 竜の女王アレクストラーザ
- 海賊の隠し武器
- 悪魔変身
- ケイン・サンフューリー
- アズィノスのウォーグレイヴ
- ドラゴンキャスター
- 菌々財宝
- 這い寄る悪夢ガラクロンド(祈願後含む)
クラス・アーキタイプ使用率解説
バランス調整により、デーモンハンターの人気は崩壊してしまった。アグロデーモンハンターはもはや圧倒的な人気はないが、その使用率はレジェンド帯がピークであり、そこでは出会うことの多いデッキの1つであることに注意しなければならない。ウォーグレイヴ、悪魔変身、ケインへのナーフの後、プレイヤーはそのビルドを調整しようとしているため、このアーキタイプは現在まったく洗練されていない。
ハンターの使用率は急上昇し、メタにおけるデーモンハンターの玉座を奪ったように見える。ハイランダーハンターはラダーのそこらじゅうを這いずり回っている。ダイヤ4以上では、ハイランダーハンターという単独デッキだけで他のどのクラスよりも人気がある。またドラゴンハンターもかなり目立っているが、フェイスハンターは少ししかプレイされていない。
ウォリアーもまた使用率に大きく打撃を受け、レジェンドではハンターに次ぐ人気を誇っているものの、ラダー上においては最も少ないクラスの1つである。このクラスはほとんど激怒ウォリアーと爆弾コントロールウォリアーに二分されており、海賊ウォリアーは著しく衰退している。
ローグもバランス調整に伴い減少したクラスであるが、レジェンドではかなりの人気を保っている。ガラクロンドローグは依然としてこのクラスの主要なアーキタイプであり、ハイランダーローグのほうがより悪影響を受けたように見える。
ウォーロックは使用数が増加し、レジェンドではこのクラスが圧倒的な人気を誇るようになった。クエストウォーロックは今やメタの目玉となっており、以前は死んでいたアーキタイプ(ズーウォーロックやコントロールウォーロック)への関心も再燃している。
プリーストは低ランクでのプレイが増えたが、レジェンドでは実際のところ衰退している。異なるランク帯ではメタも大きく異なるということを示す、あらたな例だ。バランスパッチは通常、上位ランクと下位ランクの間に知識の「格差」を生み出すものだが、今回のパッチはゲーム内のほぼ全てのデッキに影響を与えたため、その格差は通常よりもさらに深く、劇的なものとなっている。何が良くて何が良くないのかという知識は、通常、私たちのレポート公開後、より早く下層に伝わっていく。
メイジはスペルメイジへの関心が再燃したことでプレイ数がわずかに上昇したが、このデッキはラダーを登るにつれて人気が落ちていく。ハイランダーメイジの存在感はどのランクでも安定している。
ドルイドのプレイ率は非常に劇的に下がった。スペルドルイドのダイヤ4以上のプレイ数は半分になり、他のアーキタイプもあまり注目を得ていない。
パラディンとシャーマンは両方ともメタに大きな復活を遂げた。マロパラやピュアパラはレジェンドまでのラダーでは一般的なデッキだ。ガラクロンドシャーマンはサバクウサギとボグスパインナックルを実行する進化ビルドの形で再登場したが、トーテムシャーマンも少数見られる。どちらのクラスもレジェンドではプレイ率が落ちてしまうが、それは強いという確信がまだないからだ。彼らが定着する可能性を判断するためには、実際の成績を見てみなければならないだろう。
パワーランキング解説
https://www.vicioussyndicate.com/drr/vs-power-rankings-data-reaper-report/
我々から送ることのできる最大のメッセージは、現在のメタはかなり混沌としていて、解明には程遠い、ということ。スクロマンスの発売までの最後の数週間でこのメタが解決される可能性は低い。これは現拡張の最終レポートなので(拡張前のコンテンツ制作に時間とリソースを割かなければならないので、かなりの労力がかかります)、今何がうまくいっているのかだけでなく、今後のメタの傾向を考慮した上で、何がうまくいく可能性が高いのかに重点を置いている。
ハイランダーハンターはこのフォーマットでは最強のデッキのように見える。マッチアップの分布は非常に良好で、一部のアグレッシブなデッキにはやや弱い。ハイランダーハンターはパッチ初期に好調なスタートを切ったあとで衰退していくことで悪名高いが、今回は違うはずだ。その人気は間違っていない。
他のハンターデッキも高いパフォーマンスを見せているが、ハイランダーハンターを使わずにあえてそれらをプレイする理由を探すのは難しいかもしれない。あまり多くないのも納得。ドラゴンハンターはハイランダーハンターと似て強力、だが劣っているマッチアップ分布を示しており、フェイスハンターはアグロデーモンハンターに対抗できる唯一のハンターデッキ。
今回のバランス調整によって、ついにアグロデーモンハンターは平均的なパワーレベルにまで落ちてきたのだろうか。楽観視はまだ早い。先に述べたように、このアーキタイプは洗練されておらず、ナーフに対処するためにはかなりの調整が必要であるため、調整は確かに影響を与えた。このレポートで紹介するビルドは、アグロデーモンハンターをTier1に戻し、このデッキをスタンダードで最強のデッキの一つとして再確立するものになるだろう。冗談ではない。
パラディンは本物。マーロックパラディンはパッチ後のメタにおいて非常に優れたパフォーマンスを発揮しているが、その成功の理由を理解したので、私たちはその評価を控えめにしている。そのマッチ分布は、プレイ率と勝率が上昇中のトップメタデッキたちに対して明らかな弱みを示している。これは現在苦戦しているデッキを罰するものであり、プレイ率が衰退するはずのデッキを罰するので、時間の経過とともにフィールド全体がマーロックパラディンに対してより敵対的になることが予想される。このデッキは最終的に高レベルではTier2に落ち着くはずであり、これはパッチ前の時代と比べれば大きな改善である。
ピュアパラディンもまた、より高いレベルのプレイではパフォーマンスが低下するものの、素晴らしい結果を示している。レジェンドへの道を歩む上で純粋に強いデッキであり、もはやネタとは言えない。
シャーマンもまたゴミ箱から抜け出したが、その永続的なインパクトについてはあまり熱狂できない。トーテムシャーマンは現在のメタにおいて苦戦しているクラス(ドルイド、プリースト)をおやつにしており、マーロックパラディンと同じく、アグロデモハンの復帰はうれしくないだろう。レジェンドへの登りでの素晴らしいTier1ポジションは悪化し、高レベルでのパフォーマンスはすぐに悪くなるだろう。
ガラクロンドシャーマンは少し偽りの夜明けのように見え、メタの中で突出した力になるとは期待していない。現在の位置から持ち上げることができる改良の余地はあるが、Tier3を超えることはないだろう。パッチ後のメタでは、過剰にプレイされているデッキの一つである。
激怒ウォリアーはレジェンド以外では驚くべき苦戦を強いられているが、レジェンドでは急速に改善している。高レベルのプレイヤーはバランス調整に素早く適応しており、今後数週間の間にアーキタイプが形を取り戻すだろうと予想している。激怒ウォリアーに関する重要な発見の一つは、タマゴビルドがパッチ後のラダーで唯一の正しいヴァリアントであり、レジェンドでTier1の可能性を示しているということであり、一方でタマゴ抜きビルドはアーキタイプの全体勝率を抑圧しており、最終的には消滅するはずだ。
爆弾コントロールウォリアーもまた、パッチ後の改良段階にあるため、時間の経過とともに改善されていくはずだが、その改善は劇的なものではないだろう。
ウォーロックは現在のメタにおいて大きなプレイヤーになる可能性がある。主要なライバルが全てナーフされた後では、クエストウォーロックのマッチアップ分布は非常に良いように見える。トップメタのほとんどのデッキに対して特に優れたパフォーマンスを発揮するので、このデッキは良くなるばかりだろうと予想しているし、天敵ハンターの数も、アグロデーモンハンターに真剣に狙われれば減るようになるだろう。
ズーウォーロックは、パッチ前にはほとんど聞いたことのなかった他のアグロデッキたちと同様に、デーモンハンターやウォリアーが暴れていない間に輝くチャンスを得ている。しかし、時間の経過とともにデモハン&ウォリアーがより普及していくと思われるので、ズーは弱くなっていくはずだ。良いニュースは、ズーが構築の最適化によってメタの敵対心の増加の効果を相殺できることだ。我々が本当に気に入っているズーウォーロックのビルドは確かに1つある。
ガラクロンドローグは立派に生き延びてきたが、クラス内での改善の余地はほとんどないと見ている。他のクラスの効率の向上により、Tier3に落ちてしまう可能性がある。デーモンハンターとのマッチはその将来を決定づける重要な要素の一つであり、デモハンの最適構築に対してアドバンテージを維持できるかどうかを見なければならないだろう。
スペルメイジはフィールド全体が弱体化したという意味では良くなったが、その改善だけで信じてもらえるほどではない。ハンターには叩きつぶされてしまうし、そのハンターはあまりにも人気がありすぎる。ハイランダーメイジはハンターに対して同様の苦戦を強いられるが、それを補うように他のクラスに対しては素晴らしいマッチアップが広がっている。ハイランダーメイジが少し苦戦を強いられるデッキは他には爆弾コントロールウォリアーだけだ。
ガラクロンドプリーストの立ち位置は多くの人が予想していたものではない。バランス調整によって多くのクラスがナーフされたのに、最終的になんやかんやでプリーストはより悪くなったというのはかなり注目すべきことだが、メタはこのデッキにとって有利ではない。ハイランダーハンターは大きな問題であり、プリーストがそれを補うためにはもっと多くのウォリアーでフィールドが満ちる必要がある。
ドルイドは新しい「最悪のクラス」になるかもしれない。スペルドルイドは菌々財宝へのナーフによって絶対的に耐久力を失ってしまった。この変更はマッチアップの多くを悪化させただけでなく、パラディンやシャーマンの復帰によって転がり落ちるようになった。痛い。でも大丈夫、電光刹花と自然学の予習をプレイできるようになるまであと2週間あるからね。それが痛みを和らげてくれる。
クラス別分析
ハンター
ハンターはバランス調整の最大の勝者であり、メタのトップに自らを打ち上げ、3つの異なるアーキタイプの全てで強力な勝率を示した。
ハイランダーハンターは、他のほとんどのトップメタデッキがもっと厳しい打撃を受けている中、竜の女王アレクストラーザへのナーフによる影響はあまり大きくない。それはむしろ、フリズ・キンドルルーストを使うことでナーフに適応し、アレクストラーザを再有効化する方法を見つけた。さらに、転校生はこのデッキに非常に良い追加要素となっている。
ドラゴンハンターも使用率が上昇し、有望なレベルでパフォーマンスを発揮している。ラダーにはいくつかのビルドがあるが、私たちが最も興味をそそられるのは、デモハンを参考にして、ボーンチューワーの喧嘩屋とアマニの狂戦士をガーディアン改造屋と一緒に走らせた「激怒」ビルドである。掲載のビルドでは、アグロデモハンで実績のある笑顔の相棒をパッケージに加えて、一般的なラダーのリストを微調整している。
フェイスハンターはウォリアーの衰退の恩恵を受けており、最近ではかなり強力なラダーデッキに見える。パッチ後のハイランダーハンターとアグロデーモンハンターの両方に対してかなり良いパフォーマンスを発揮している。私たちは掲載のビルドを変更する理由を見つけておらず、現在のものでかなり最適に見える。
ハンター:クラスレーダー
フリズ・ハイランダーハンター
激怒ドラゴンハンター
フェルモー・フェイスハンター
デーモンハンター
これまで合計5回のバランス調整が行われたが、アグロデーモンハンターはゲーム内最強デッキの1つとして降魔の狩人シーズンを締めくくるだろうと、私たちは今でも予想している。最新のバランス調整は確かにパッチ前のビルドを痛めつけており、簡単にTier1に入れたあの頃のパフォーマンスにアーキタイプを戻すためには、いくつかの調整が必要だ。
当初、私たちはアズィノスのウォーグレイヴの新しいコストを調整するために脱走したマナセイバーを実行することに期待を寄せていたが、最近のビルドではこの武器を完全に削除したものの方がはるかに優れていることが証明されている。新しいビルドで最も重要な追加点はコバルト・スペルキンかもしれない。これはデーモンハンターに5ターン目の仕事を提供し、ゲーム終盤のダメージの可能性が弱まってきた今、デッキにフィニッシュ用の役立つ呪文を提供してくれる。また、驚くほど強力なアルトルイスの起爆剤でもある。
私たちはこのビルドの最後の2つのスロットを審議していて、ヴァルペラの悪党を選んだ。混沌爆発はウォーグレイヴを使わないデッキでは弱いカードであり、歴史愛好家にも感銘を受けなかった。グルダンの髑髏が唯一のカードドロー源となっているため、カード生成の価値が高まっている。スペルキンと同じく、悪党は悪魔変身やウォーグレイヴがない時でもゲームを終わらせる方法を見つけるのに役立つ。
デーモンハンター:クラスレーダー
スペルキン・アグロデモハン
ウォリアー
ウォリアーはバランス調整によって弱体化している。我々は降魔の最後の数週間でデーモンハンターが再びもっと普及するようになれば、このクラスもより強くなると期待している。
激怒ウォリアーはパッチの結果として本当に変わっていない。海賊の隠し武器はまだカットするには重要すぎる。テロン・卵ビルドはハンターに強く、パッチ後はタマゴ抜きビルドに比べてかなり良いパフォーマンスを発揮する。
爆弾コントロールウォリアーでは新たな仕掛けが追加され、ガラクロンドとクロンクスを祈願なしで採用している。ガラクロンドは爆弾と並んでゲームを終わらせるチップダメージを与えてくれるため、単体カードとしては驚くほど強力。最も難しいのは、これらのカードのためにどう枠を空けるかということであり、私たちはグリーンスキンや財宝荒らしを使わないことにした(彼らの役割は基本的にガラクロンドで置き換えられる)。剣&盾とシールドブロックは現在のメタではあまりにも価値がありすぎて、これらのカードを3枚だけにするのは十分に難しい。
海賊ウォリアーは、隠し武器が提供する追加ダメージにほとんど依存していたため、そのナーフによって最も厳しい打撃を受けている。これは現在、消滅の過程にある。
ウォリアー:クラスレーダー
テロン激怒ウォリアー
ガラク爆弾コントロールウォリアー
ローグ
ローグはガラクロンドへのナーフによって、我々の一部が予想していたような即死級の打撃を受けたわけではない。しかし、このクラスはこのパッチでかなり好調にスタートしたものの(先週末のマスターズツアーも含め)、それ以降はパフォーマンスが低下している。
ガラクロンドローグは、遅いマッチアップではかなり弱くなっている。新しいガラクロンドローグの最も重要な発見は、ガラクロンドを完全に発動させることの優先度がそれほど高くないことで、心血注ぐ献身者は支持を失ってしまった。
私たちは隠れ身ヴァリアントの献身者をアカマに置き換えた。秘策ヴァリアントはウォーロックやプリースト、メイジのような遅いマッチアップには強いが、ハンターやデーモンハンター、ウォリアーに対してはパフォーマンスが劣るので、一般的にはまだ隠れ身ビルドの方が好まれている。
一方、竜の女王アレクストラーザと同様にガラクロンドへのナーフを受けた後、すでに絶望的に存在感が小さかったハイランダーローグは終わりを告げたように見える。
ローグ:クラスレーダー
冒険者隠れ身ガラクロンドローグ
冒険者秘策ガラクロンドローグ
ウォーロック
ウォーロックはバランス変更の大勝利者だ。辺境クラスから生存可能なデッキが1つに減ったことで、選択肢が多様化し、真のトップティアの脅威になったように見える。
クエストウォーロックはフィールドに対して非常に強く、幅広く優秀に見え、パッチ後のメタにおいて最高のデッキの1つとしての地位を確立する可能性がある。爆弾コントロールウォリアーやハンターには弱いが、ハイランダーハンターのマッチアップはわずかに不利なだけだ。また、このデッキでは奈落の召喚師をカルトゥートの守護者と入れ替えたり、空賊大将クラッグを追加したりすることで、ハンターとの対戦をさらに有利にする選択肢も用意されている。
さらに、長い間姿を消していた他のウォーロックのアーキタイプについても有望な実験が行われている。ズーウォーロックはデモハンやウォリアーの減少の恩恵を受けて良い結果を示しており、その最も有望な変種はテカーン&手先のビルドかもしれない。このデッキは封印されしスクラップ・インプのドローに依存しない安定したゲームプランを持っている(もちろんスクラップインプ戦略は強い)。
ガラクロンドコントロールウォーロックも戻ってきており、その優れた除去オプションのおかげで速いデッキに対してはかなり良いパフォーマンスを発揮する。遅いマッチアップでは問題があるかもしれないが、それを補てんできるよう、デッキの脅威の密度を高めるために2体の奈落の召喚師を使うとよい。
ウォーロック:クラスレーダー
マリゴスクエストウォーロック
ガラクロンドコントロールウォーロック
手先ズーウォーロック
プリースト
他のメタ全体がナーフされたにもかかわらず、手の入っていないガラクロンドプリーストが結局悪化してしまった。ハイランダーハンター、ドラゴンハンター、クエストウォーロックの成功により、アンドゥインのフィールドでの地位は低下し、以前のデモハン・ウォリアー中心のメタが復帰するのを待ち望んでいる。
また、パッチ前の構築も邪道に堕ちており、休眠ミニオンや「キューブ」ビルドは、デモハンの人気が落ちた後ではあまり役に立たないように見える。最大限の除去とバリューを持つ、標準的な泥棒ビルドを実行するのが最善の方法だ。
メイジ
ハンターたちは確かにハイランダーメイジにとって問題となるが、このデッキは最も重要な2枚のカードがナーフされたにも関わらず、他のトップメタデッキに対して比較的良い状態を維持している。このデッキはパッチ後のメタにおいても、いくつかの調整を行うことができる。
転校生はこのデッキにおいて優れたカードであり、これを無視して酸性沼ウーズを採用すべきではない。デーモンハンターの衰退は、秘策パッケージをカットして、ハンターのためにアイスバリアだけを残すべきだということを意味している。余分なスロットはハンターの対戦をさらに改善し(大物気取りのオーク)、遅いデッキに対する脅威の可能性を高めるために使われている(召術師の招来)。
スペルメイジは改善されたが、バランス調整後にプレイ数が増えている現状は正しくない。あまり効果を発揮していない。このデッキはハンターに対してハイランダーメイジと同様に苦戦しているが、ハイランダーとは異なり、それを補うような他のデッキに対する優れたマッチアップを持っていない。
メイジ:クラスレーダー
転校生ハイランダーメイジ
レノスペルメイジ
ドルイド
バランス変更の最大の敗者は明らかにドルイド。スペルドルイドは菌々財宝への変更によって完全に足止めを食らっており、このナーフに合理的に適応する方法がない。強力なスターティングの可能性をミリでも得るために夢竜の息吹を採用せざるを得なくなったが、正直なところ、そもそもドルイドを使わないほうがよいだろう。
他のドルイドのアーキタイプも有望な兆しを見せていないので、ドルイドは降魔の狩人シーズンをゲーム内の最悪のクラスとして終わらせ、パラディンやシャーマンが出てきたゴミ箱の中に落ちてしまう可能性が高い。油断したか。
パラディン
パラディンが復活。このクラスは、宿敵の多くを弱体化させたバランス調整のおかげで、2つのアーキタイプでようやく強力な勝率を表示している。
マーロックパラディンはデーモンハンターとウォリアーの両方の衰退から大きな恩恵を受けている。マロパラは来週にはフェードアウトすると予想されている不振なデッキの多くを破壊できる。その現在の立ち位置は、洗練されていないメタを罰するアグロデッキの例に過ぎないと言うこともできるが、おそらく物事が落ち着くにつれて成績が低下したとしても、これはまだ非常に競争力を保っているだろう。
ピュアパラディンのマッチアップ分布はハンター、デーモンハンター、ウォリアーに対して良好なパフォーマンスを発揮するため、非常に有望。問題は、積極的にゲームを終わらせることができないことを露呈させる遅いマッチアップが続いていることだが、少なくともこのデッキは今が史上最高に強い。
パラディン:クラスレーダー
聖典ピュアパラディン
標準マーロックパラディン
シャーマン
バランス調整はシャーマンに新たな息吹を吹き込み、最終的には正当なラダーオプションになりそうだ。
ガラクロンドシャーマンはパッチ後に最も多くプレイされており、Jambreのラダーでの成功のおかげで進化/トーテムのビルドが登場している。このデッキのトーテムパッケージではその重さを十分に発揮できていないことがわかったので、強力な単体カードのためにカットした方がいいかもしれない。下水啜りのゲスは必須のカードであり、財宝荒らしと初級エンジニアはデッキの寿命を延ばしてくれる。
トーテムシャーマンは現時点では優れたシャーマンデッキのように見えるが、その偏ったマッチアップの広がりが問題になる可能性がある。このデッキが最も強い相手は今後減少するだろう。もっと使われるべきカードの一つは蛇寺院のポータルであり、このカードは溶岩爆発や魔法の絨毯よりも遥かに優れている。
シャーマン:クラスレーダー
進化ガラクロンドシャーマン
ポータルトーテムシャーマン
今週のメタブレイカー
バランス調整は確かに大きな影響を与え、メタのリフレッシュボタンを押したが、デーモンハンターの死の報道は大きく誇張されている。
我々は、降魔の狩人シーズンの間に5回(!)バランス変更の対象となったにもかかわらず、アグロデーモンハンターはまだゲームの中で最強のデッキの1つであると推定している。このフォーマットの現在の支配的なデッキとしての地位を確立しているハイランダーハンターへの唯一のカウンターの一つだ。掲載のビルドは、ウォーグレイヴを実行しているリストよりも劇的に優れており、現在のフィールドでは確実にTier1パフォーマーである。
魔法学院スクロマンスの登場まではメタが大きく変化するはずだが、関心の低さやプレイヤーの次のセットへの期待感から、そのプロセスが遅くなるかもしれない。
しかし、灰に舞う降魔の狩人の歴史書は、その冒頭の発言で締めくくることが重要だ。デーモンハンターは4ヶ月弱前に導入され、この拡張のタイムラインのほとんどを支配するように進んだ。それは、ほとんど何も残らなくなるまで何度も強化された。アグロデモハンの最適なビルドは現在、16枚の中立カードと14枚のクラスカードを採用している。14枚のクラスカードのうち10枚はすでにナーフされた。
このことは興味深い疑問を投げかけている。新しい拡張はアグロデーモンハンターをメタから追い出すことができるのか、それとも今まで見たことのない最強で頑固な「偶数」デッキを目の当たりにすることになるのか。使われていないカードをTier1まで運ぶデッキが現れるのか? 様子を見るしかないだろう。
お疲れ様でした