vS233(潮の玉座②・2022/6/17)雑翻訳
既にナーフも来てますし、今回は前環境のまとめという感じで短めです
https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-233/
クラス・アーキタイプ使用率解説
今回も、どのランク帯でもローグが最も多い対戦相手である。レジェンド以外では、先週と比較して泥棒ローグの数が増えているが、レジェンドではこのデッキは減少している。禁制品ビルドは低ランクで多いが、トップレジェンドでは、より無駄のない船/スマイト型の方が多い。爆弾ローグは全体的に減少している。
コントロールウォリアーの着実な成長が見られる。エレメンタルパッケージは急速に普及し、先週掲載したビルドの採用率も上がっている。トップレジェンドでは、コントロールウォリアーの使用率は泥棒ローグに匹敵する。
しかし、最も成長したクラスはデーモンハンターである。すべてのランク帯で、フェルデモハンのプレイ数の急増が確認できる。トップレジェンドでは、デッキの使用数はほぼ2倍になり、トップ・デュオに匹敵している。
他のクラスはあまり発展しておらず、中には深い停滞期に入っているものもある。ナーガメイジは、(ビッグ3以外を除けば)優れているほうのデッキであることがわかり、レジェンドでのプレイ数が増加している。神聖パラディンはコントロールウォリアーという上位互換の圧によって減少している。シャーマンは、アグロ・コントロールともにマーロックを核とするようになり、完全に受け入れている。
パワーランキング解説
高レベル帯におけるメタは非常に「狭く」なっており、いくつかのデッキが他よりも明らかに強く、Tier1に位置し、他のデッキはTier3レベルの勝率しかない、という状態になりつつある。唯一の例外は泥棒ローグのバニラ型で、トップレジェンドではTier2に位置すると推測される。
より低いランクのメタは、それとは明らかに異なっており、種族メカニズムを持つデッキの多くがこのランクでかなり優勢に見えるが、これらはスキル上限が低いため、ラダー上位では落ちる。
コントロールウォリアーは依然として非常に強力だが、いくつかのライバルがその差を縮めてきているようだ。フェルデーモンハンターの性能とマッチアップは特に恐ろしくおもえる。ウォリアーとは異なり、デーモンハンターは非常にバランスのとれたバランスのいいマッチアップ分布を持っており、カウンターデッキが全く見あたらない。ラダーでは、フェルデモハンがいくら増えても、ニッチすぎる(フェルデモハン以外に勝てない)デッキや、総合的には弱いテックカードを使わないかぎり、安定して勝つ方法が存在しない。環境序盤のインチキだらけのスタンダードにおいて、フェルデモハンは(カリアをのぞけば)「健全な」ゲームプレイパターンを示しているが、全体的に少し強すぎるように見える。
ナーガプリーストはそのパワーに比して非常に過小評価されている。このフォーマットで最も盤面重視のデッキであるにもかかわらず、その実力がいかに優れているか、そしてプレイヤー層がいかにこのデッキを手に取りたがらないかが見えるのは興味深いことだ。《ヘビカズラ》を引くことに依存するゲーム体験や、一度盤面を失ってしまうと絶望的に感じられるなど、あまり魅力的でないプレイ体験を提供しているのかもしれない。しかし、レジェンドにおけるこのデッキのパワーレベルは、ウォリアーやデーモンハンターとほぼ同等なのである。
コントロールウォリアー、フェルデモハン、ナーガプリースト、バニラ泥棒ローグ、これら以外に関しては、かなり暗い状況になっている。他のどのデッキも勝率がプラスになることはなさそうだ。レジェンドに登るための強力なデッキはいくつかある。レジェンドにも十分な数のデッキがあるものの、ベストデッキではなくそれらをプレイする場合、明らかに不利になる。
今日からバランス調整が行われるため、我々の発見の多くが陳腐化する可能性があるため、クラスのセクションは短くした。ビルドの更新についても言及するが、我々は先週、既にほとんどのことを解明している。
クラス別分析
ローグ
泥棒ローグのバニラビルドは、ラダーでの勝利を重視するならば積極的にプレイできるデッキ。《土木作業員》は非常に強力なウォリアーのテックであり、厳密には優れていないものの、トップレジェンドでは正当な選択肢である。ウォリアーを除くと、土木作業員はパラディンに対してのみ強く、デーモンハンターと対戦する際にはかなりの負債となる。
ウォリアー
先週改良したコントロールウォリアーの構築は完璧なようだ。エレメンタルビルドは最も強力で均整のとれたオプションであり、ドラゴメンタルハイブリッドは他のマッチアップを犠牲に、ミラーでより良いパフォーマンスを発揮するように調整されている。
エレメンタル・コントロールウォリアー
カザカサン・コントロールウォリアー
デーモンハンター
フェルデーモンハンターも、先週の改良は効果的だった。30枚目は《クサリヘビ》か《オオカニ》だ。クサリヘビはウォリアー/パラディンのマッチアップが不利にならないようにしてくれる。
プリースト
(なし)
メイジ
(なし)
ドルイド
配列ドルイドの2枚目のつぎはぎの大工は、ダマラセヒトデに変えた。
パラディン
神聖パラディンのデータを見て、《迸る生命》にとても感銘を受けたので、2枚運用し、正義の防御を1枚カットすることを提案したい。
シャーマン
先週はピラニア密猟者のデータをあまり収集できなかったので、最も一般的なマーロックコントロールシャーマンの構築を掲載している。
ハンター
ビッグ獣ハンターのヴァンダル型では、速射の一矢を採用するために秘策パッケージのサイズを小さくした。ナーガビルドからフェイリンをカットするのは非常に正しい。
ウォーロック
(なし)
今週のメタブレイカー
コントロールウォリアーと同等の性能を持ちながら、厄介なカウンターのマッチアップがないデッキをプレイしたいなら、フェルデーモンハンターはうってつけだ。どのレベルのプレイでも超強力で、序盤のゲーム展開が良く、強力なフィニッシュの可能性を持っている。掲載のビルドは完璧だ。テック枠のクサリヘビはコントロールウォリアーと神聖パラディンのマッチアップを補強する。このデッキがナーフされなければ、おそらくこのフォーマットを制覇するだろう。もしナーフされたら……それは正しい行動だ。
お疲れ様でした