虚無層

exit from society

vS244(ナスリア城⑦・2022/10/21)雑翻訳

 この前28歳になったのですが誰とも一言も会話せずに一日終えて夜にMOROHA『革命』のファーストテイクを聞いて翌朝までボロボロ泣いてました

 ちなみに2回ほど翻訳を休んだのはただ忙しかっただけです 申し訳ない

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-244/

クラス使用率解説

 ハンターのナーフによって最も好影響を受けたクラスの1つがローグ。このクラスの全てのアーキタイプがビーストハンターに対処するのが困難だった。トップレジェンドで最も人気のあるこのクラスでは、様々なことが起こっている。泥棒ローグは、ほとんど全てがレナサルを採用しており、このクラス内で最も人気のあるデッキ。エドウィンローグでは、中国から来た新しいビルドがエドウィンを抜いて《逃げ足》を入れたため、我々は『エドウィンローグ』から『ラクルローグ』に改名しなければならなかった。秘策ローグはヴァンダル型が支配的(秘策パッケージを使用している泥棒ローグは、泥棒ローグとしてカウントしている)。サメローグも高レベル帯でひっそり増えている。ローグは、プリーストに匹敵するほどのデッキの多様性を持つようになったようだ。

 インプウォーロックのマッチアップ分布はパッチ前から非常にバランスが良かったため、次なる大物になると大きく期待されており、すべてのレベル帯で最も劇的な増加を見せた。ラダー全体で最多のデッキで、ダイヤモンド上位帯で使用率のピークを迎え、20%のプレイ率に到達する。インプウォーロックの構築の大半は呪い型で占められている。あとはたまに、「これはいい!」と太鼓判を押されていたが実際は勝率40%を記録している「インプ抜きの呪いウォーロック」があるくらいで、他はあまり見かけない。

 ドルイドは少しだけ増加した。ランプドルイドは人気のデッキだが、アグロドルイドの使用率は控えめ。ランプドルイドにおける《獄吏王》の実験が活発化しているようだ。この構築はハンターに不利な傾向があったので、パッチ後にその成績に何か変化があったかどうか見てみたい。

 高ランクではメイジの使用率が非常に高まっており、骸骨メイジが再び脚光を浴びている。興味深いのは、30枚ビルドが40枚ビルドよりも、特にレジェンドにおいて増えていること。レナサルが最も活躍していたのは対ハンター戦だったので、今回のナーフが、ビルドの優先順位を変えさせたようだ。ビッグスペルメイジは数が少なく、レナサルのヴァリアントが増えており、骸骨とは逆の変化をしている。秘策メイジはパッチ後から変化はない。

 意外なことに、デーモンハンターはプレイ数が伸びておらず、一部のランク帯では減少しており、特にアグロデモハンは使用率が低下している。遺物デモハンに関してはインプウォーロックの台頭のせいで減少しているのかもしれないが、それでも最も人気のあるデッキの1つであることには変わりない。例によって、高ランクになるほど、ジェイスのパッケージを採用するものが多い。

 プリーストはあまり変わっていない。ダイヤ5以下では泥棒プリーストエストプリーストが比較的多くなっている。トップレジェンドになると、祝福(ミラクル)プリーストが多くなり、ナーガプリーストイノシシプリーストも少し増える。祝福プリーストはパッチ前は主にビーストハンターのカウンターとして活用されていたが、たまたまインプウォーロックのカウンターとしても非常に強力なので、環境への関連性が失われたわけではない。

 ピュアパラディンは減少しているが、コントロールパラディンはプレイが活発になっている。コントロールパラディンの構築方法は大きく分けて2つある。1.一般的なミニオンの塊を積み、デナスリアスで締める。2. 獄吏王にオールインする。ピュアパラディンはだいたい新兵系が多い。

 ビーストハンターは激減している。トップレジェンドで75%減、ダイヤモンド上位で60%減である。まだ人気のデッキではあるが、その使用率の変化については、非常に合理的だと言える。

 シャーマンは非常に静かで、コントロールシャーマンは比較的わずかな使用率のまま。ウォリアーのデッキは、どのレベル帯でも、パッチ後も人気を得ていない。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

  • ローグ
    • 泥棒ローグはそれほど強くないようだ。使用率と勝率の両方がピークに達するトップレジェンドでさえ、Tier 3の成績。そのマッチアップ分布が全てを物語っている。強力なレイトゲーム戦略を持つデッキに負ける傾向がある。レナサル泥棒ローグのレイトゲームが非常に遅く、安定性がないことを考慮すれば、これは納得がいく。30枚型の構築は確信を持って評価を決められるほどプレイされていないため、こちらのほうが強いという保証はないものの、理論上、レイトゲームをより強くするための次なる実験段階としてはふさわしい。他のアーキタイプでの経験から、インプウォーロックとのマッチアップでも、呪いパッケージに対してレナサルは役に立たない。
    • ラクルローグは現時点では非常に強力に見える。しかし、このデッキのマッチアップ分布はかなり脆弱で、プレイ率が上昇した場合、非常に厳しいカウンターもすでに判明しているため、勝率5割台くらいまで抑制される可能性が高い。インプウォーロックとの相性の良さは高く評価されている。ただし、大々的に宣伝されている中国由来の《逃げ足》ビルドが明らかにベストな選択ではないことを考慮し、構築に改善の余地があることに注意したい。
    • 新ビルドのおかげで、サメローグはトップレジェンドでTier 2のポテンシャルを発揮しており、これは非常に注目に値する。ミラクルローグと同じように、来週はより過酷な環境に遭遇してパフォーマンスが低下するかもしれないが、今はサメローグ史上最もラダーの成績が良い。ゲーム内で最もスキルを要するこのデッキに、ついに注目する時が来たのかもしれない。
    • 私たちは当初、秘策ローグがニセモノに思えたため、あまり真剣に取り組んでいなかったが、驚くべきことに、時間をかけて着実に性能を向上させているようだ。ラダー全体で順当なTier 3デッキであり、レジェンド以外では泥棒ローグよりも成績が良い。すでに構築が非常に固まっているため、まだ改良の余地がある泥棒ローグと比べて、どこまで構築を向上できるかはわからないが、少なくともプレイヤー層が犯している明確な構築ミスは1つあるようだ。
  • ウォーロック
    • インプウォーロックはトップレジェンド以外では最高のデッキで、ラダー全体で100点満点のメタスコアを持っている。このデッキにはカウンターデッキがあり、そのカウンターデッキはたまたまラダーのトップエンドで最高のパフォーマンスを発揮するデッキだが、それ以外のランク帯ではあまりプレイされていない。例えばダイヤモンド上位では、ミラクルローグ、ナーガプリースト、祝福プリーストのプレイ率は、合わせて4%である。アグロデモハンと激怒ウォリアーもインプウォーロックに対して良いマッチアップを持っているが、広く無視されている。
  • ドルイド
    • ランプドルイドはあまりホットではないようだ。ビーストハンターの衰退とインプウォーロックの台頭は、ランプドルイドの成績にとっては”純損失”である。防御的なランプドルイドの構築は、呪いインプウォーロックに対してほぼ五分五分であり、このアーキタイプを環境に合わせるため、構築には最適化の余地がある。ランプドルイドはより速いマッチアップに対応することも、より遅いマッチアップに対応することもできるという柔軟性はあるが、両方を同時に行うことはできない。
    • アグロドルイドはインプウォーロックの下位互換のような成績で、ラダー全体でインプに少し劣る数値だが、それでもTier 1であり、ランプドルイドと遺物デモハンという欲張りデッキ2人組をカウンターできる。主な問題は、インプウォーロックと違って強力なレイトゲームがないため、コントロールパラディンのような強力な防御パッケージを持つデッキに苦戦することである。
  • メイジ
    • 骸骨メイジは普通に強いほうで、今回のバランス調整パッチによって、最適な構築が変わった。もしあなたがレジェンドランクでプレイしているのなら、レナサルには決して触れない方がいい。30枚の骸骨メイジはこのランク帯で間違いなくTier 1であり、40枚の骸骨メイジは非常にがっかりな成績で、アーキタイプの勝率を下げている。より強く、より安定したレイトゲームを持つことが、非常に重要になってきている。また、インプウォーロックに対して、レナサルを採用しても何も得られないことに注意してほしい。なぜなら、呪いパッケージに対して、防御的にプレイし続けても勝つことはできないからだ。相手のライフに圧力をかける必要がある。ビーストハンターとは全く異なる相手なのだ。
    • ビッグスペルメイジは、骸骨メイジよりも強そうだ。このデッキは非常に過小評価されている。プリーストのデッキ(ナーガ/祝福)が台頭してきた場合、それに対する答えとして非常に優れている。
    • 秘策メイジは完全にひどいというわけではないが、他のメイジデッキに比べてかなり弱いので、あえてプレイする正当な理由がない。
  • デーモンハンター
    • デーモンハンターのデッキはどちらも堅実で、ラダー全体で50%前後の勝率を推移しているようだ。遺物デモハンは他の全てのレイトゲーム戦略を打ち負かす「レイトゲーム王者」だが、序盤からプレッシャーを受けたり、爆発的盤面を構築される相手に対しては、かなり心もとない。アグロデモハンは他のアグロ系デッキとのマッチアップは良いが、メイジとパラディンの防御ツールには特に苦戦している。両デッキとも、ハンターの衰退を非常に喜んでいる。
  • プリースト
    • ナーガプリーストはラダー全体でTier 1デッキであり、しかしこれをプレイしようとするプレイヤーは多くないという世界に、我々は再び身を置くことになった。インプウォーロックへのカウンターとして最適である。ドルイドやデーモンハンターにも良いパフォーマンスを発揮する。祝福プリーストをメタったデッキに対しても、完全に破壊されることはない。偏りの少ないデッキ。
    • 祝福(ミラクル)プリーストは主にレジェンドトップで威力を発揮する。インプウォーロックに対する最もハードなカウンターであり、他の対インプウォロ・カウンターも倒すことができる。基本的に、祝福プリーストは「他のTier1デッキを打ち負かすTier1デッキ」である。問題は、その気になれば、ビッグスペルメイジ、コントロールパラディン、クエスト/泥棒プリースト、コントロールシャーマンなどなどの圧倒的なカウンターデッキに完全に破壊されてしまうことである。
    • エストプリーストはニッチなカウンター役として復活しつつある。しかし、遺物デモハン、(30枚)骸骨メイジ、ランプドルイドのようなレイトゲームの強力な戦略には依然として非常に弱く、インプウォーロックにも負け、ラダー全体でTier 3を維持している。
    • 泥棒プリーストはクエストプリーストと非常によく似ているが、ずっと悪い。プレイするのがより難しいデッキだが、より強いわけではないので、勝つのもより難しいデッキである。ただし、あなたがTicTacでない限り。
    • イノシシプリーストは先日のMTで好成績を収め、ラダーでもトップレジェンドで推定勝率50%近くと、妥当なところだと思われる。
  • パラディン
    • コントロールパラディンはそこそこ。ラダー全体で堅実なパフォーマンスを発揮し、遺物デモハンとクエストプリーストにのみ大きな弱点を示す、非常にバランスのとれたマッチアップの分布を持っている。また、これはゲーム内で最も構築が洗練されていないアーキタイプの1つであるため、改善の余地は大きく、このレポートではその最高の構築に関して、価値のある興味深い展開がいくつかある。
    • ピュアパラディンはがっかりなようで、伸びしろがほとんどないため、成績が低下する可能性がある。パラディンの弱い方のデッキ。
  • ハンター
    • ビーストハンターは十二分に健闘している。レジェンド以外ではTier 1のデッキであり、ラダー登りのための最良の選択肢の1つであり続けている。レジェンドでもプラスの勝率を維持しているが、よりバランスの取れた範囲にとどまっているようだ。今回のナーフは、その競争力を破壊することなくトーンダウンさせた。低ランクでは非常に強いままだが、パッチ前のようにプラチナ以下の勝率が60%に迫るほど制御不能になることはない。これは成功だと考えるべきだろう。
  • シャーマン
    • コントロールシャーマンはそのプレイ率から苦戦していると思われているようだが、ラダー全体で非常に競争力があるようだ。最も顕著な弱点は、そのレイトゲーム。レナサル系のデッキは全体的には成功しているが、自身より安定した遅い戦略のデッキに対しては明らかに苦戦している。レイトゲームで大きな力を発揮する唯一のレナサルデッキはランプドルイドで、これは《野生の心のガフ》が、他のクラスにはアクセスできないオプションを解除してくれるおかげ。シャーマンとしては、ラダーでデーモンハンター、ドルイド、メイジに会うのはあまり嬉しくないだろう。
  • ウォリアー
    • 激怒(自傷)ウォリアーは、洗練されたリストならばTier 2レベルの強さ(来週までには到達するだろう)であり、ちょっとした眠れる獅子である。ビーストハンターのナーフはこのデッキを大いに助けた。インプウォーロック、遺物デモハン、アグロドルイド、ランプドルイドに対して素晴らしいマッチアップを持っている。このデッキはナーガプリーストと同じように、プレイヤーに面白さや魅力が伝わっておらず、低いプレイ率に繋がっているのではないかと考えている。
    • 突撃ウォリアーはTier 3の端に何とかしがみつこうとしている。このアーキタイプにはあまり期待できない。コントロールウォリアーは相変わらずプレイできない。

クラス別分析

ローグ

 ローグはハンターのナーフによって息を吹き返し、様々な戦略で競争力を発揮しているようだ。

 泥棒ローグは人気が急上昇しており、そのほとんどがレナサルを採用している。レナサルの構築では秘策パッケージがそれなりに有効なようで、4枚の秘策(《偽証》《二枚舌》)と、《視立探偵》、《不気味な墓穴掘り》が入っている。《逃げ足》も価値が上がっており、《サメの餌食》より強い。シオターは相変わらず採用されているが、デッキの中で最も弱いカードのようだ。

 泥棒ローグについて目立つのは、レイトゲームの弱さ。ほとんどのレイトゲームの戦略(遺物デモハン、ランプドルイド、骸骨メイジ)に負ける傾向があり、これらのマッチアップで役に立つ強いカードの密度を薄めてしまうレナサル型のほうが人気なのは不思議である。相性の良い《鋸歯の骨針》と《逃げ足》を採用した、30枚構築の泥棒ローグのデータをもっと見たいところ。

 ヴァンダルと現地連絡員を採用した、泥棒なしの秘策ローグはパッチ前に既に登場し始めており、現在はある程度競争力があるように見える。奇妙なことに、ダイオウガニはこのアーキタイプから省かれている。我々は、秘策を1つ減らして枠を空けたほうがよいと考えている。このデッキでのシオターはヴァンダルで軽くすることができるので、泥棒ローグでのシオターほど悪くはない。

 ラクルローグは高レベル帯で非常に強力なようだ。マスターズ・ツアー以降から、《逃げ足》を入れて《エドウィン》をカットしたビルドが登場し、中国プレイヤーの間で人気を博している。しかし、エドウィン型のほうが明確に優れている。逃げ足は《走り書きの速記者》を強くするが、《速記者》はこのデッキにとって重要ではなく、エドウィン型の《凶悪なる一撃》は(速記者より強いとは言えないまでも)ほぼ同等の効果があるカードに見える。

 サメローグはバランス調整の影響で絶好調となったのかもしれない。Capilanoによる、《競売人》を採用した斬新な構築は、以前のエドウィンのリストよりも劇的に強くなっているように見える。この成功の理由は必ずしも競売人ではなく、ナーフされたエドウィンに比べてより安定したドローの存在と、速記者とのより良いシナジーにあるのかもしれない。普通のミラクルローグではエドウィンを採用した方がいいのに、サメのミラクルローグではエドウィンを抜いたほうが強いように見えるのは興味深い。

 J_Alexが提案したように、《逃げ足》も効果的かもしれない。この新しいサメローグのヴァリアントが改良されれば、トップレジェンド帯でTier 2に到達できると考えている。

 爆弾ローグは高レベル帯で機能する可能性が非常に高いものの、ミラクルローグの注目度が高すぎて、その影に隠れているように見えるので、あまり人気が出ていない。

ローグ:クラスレーダー

XL秘策泥棒ローグ
逃げ足・泥棒ローグ

ヴァンダル・秘策ローグ

エドウィン・ミラクルローグ
逃げ足・ミラクルローグ

ミラクル・サメローグ

煙幕・爆弾ローグ

ウォーロック

 インプウォーロックはものすごく優秀。このデッキは、カウンターが多く存在するトップレジェンドでは運用が難しくなるが、レジェンド到達までは非常に快適に登ることができる。

 ビーストハンターが衰退した後、バニラ型においてオオカニとデナスリアスが若干良いパフォーマンスを見せるようになったことに気づいた。呪い型インプウォーロックはレジェンドランクでのほうが強くなる傾向があり、バニラ型はブロンズからゴールドでより優れている。プラチナ/ダイヤモンドでは両者の性能は拮抗している。

ウォーロック:クラスレーダー

呪い・インプウォーロック
デナスリアス・インプウォーロック

ドルイド

 ランプドルイドは現在のフォーマットをあまり楽しんでおらず、それは最高のパフォーマンスを発揮しているいくつかのデッキがたまたま同時にランプドルイドの最大のカウンターでもあるせい。それでも、ビーストハンターの衰退によって、構築を環境に対応させる余地が生まれている。

 まず、ランプドルイドで《獄吏王》の性能が急上昇していることに気づいた。このカードはパッチ後に、「プレイ不可能」から「まとも」になっており、我々も驚いている。フィンレーも採用され始めており、このデッキではとても良い。防御型ランプドルイドの構築では、フィンレー/獄吏王をフィットさせるために海藻番をカットすることをお勧めする。この構築は、ドルイドの最も困難なマッチアップをうまく処理できるため、ラダーでこのアーキタイプを使うために最適な構築と言えるだろう。フェイリン大使の採用してみると強いかもしれないのだが、明らかにデータが不足している(フェイリンを推奨する理由についてはパラディンのセクションにある)。

 防御的なカードを捨ててより貪欲になるという、プレイ可能だが少し弱い代替案もある。礁のドルイド、連爆の魔術師、《弁拷士》らを抜いて、ナーガの巨人、エルーンの巫女、ミュターヌス、アイヴァスを代わりに入れる。このアプローチによって、このデッキは遺物デモハンに対する競争力が飛躍的に高まり、ミラーマッチを支配し、レイトゲームでドルイドに挑戦しようとするすべてのデッキにとって非常に恐ろしいものになるだろう。当然ながら、アグロデッキとの対戦は苦痛を伴うことになる。

 アグロドルイドにはほとんど変化がない。ただ、堆肥化がパッチ後に強くなった。

ドルイド:クラスレーダー

防御型ランプドルイド
攻撃型ランプドルイド

堆肥化・アグロドルイド

メイジ

 骸骨メイジにおける状況は完全にひっくり返った。パッチ以前は、レナサル型のほうがビーストハンターに対するマッチアップが強いため、ラダーで優位に立っていた。しかしパッチ後は、レイトゲームの安定性がより重要視されるようになった。Mサイズの骸骨メイジは、ダイヤモンドランク周辺ではXL骸骨メイジと同程度だが、レジェンドランクでは完全にXLを上回る成績を出しており、トップレジェンドでは唯一の競争力のある選択となる(XLはトップレジェンドでプレイ不可能となる)。

 XL骸骨を使用する場合は、シオターとスィヴァーラをカットして、マルチキャスターをデッキに追加したほうがよい。ドローが不足すると、他のレイトゲーム戦略に対して勝てなくなる可能性が高い。シオターは現在ミラー戦と(自分のデッキで機能するカードを盗める)、対パラディン(《裁判所命令》)でしか強みがない。それ以外の、ラダーで人気の対戦相手に対しては弱いカードとなる。

 ビッグスペルメイジは先週、Habugabuがビーストハンター対策に優れたレナサル型を普及させ、完全な変貌を遂げた。もし我々が先週レポートを出していたら、レナサルの運用を推奨していただろう。

 パッチ後には、30枚型と40枚型のパワー差は縮まり、30枚のビルドはまだ新環境のために調整されていないことを考えると、どちらのほうが強いのかは少し難しい。ダマラセヒトデと連爆の魔術師はパワーが落ち、シオターはナーフ前でさえ良くなかったうえ、今は特にひどいのに採用されている。我々は、人々がついにナーガプリーストをプレイする日が来て、ヒトデが再び意味を持つようになるまでは、最後の2枠に《ナーガ校の先生》と《怪しい錬金術師》を採用することを提案する。

 レナサルの構築のほうが、カード選択にもう少し寛容となる(シオターも残っている)。Habugabuの元のビルドを受け継ぎつつ、マーロック・ホームズを抜いてデナスリアスを採用した。レナサルを使ったミニオン密集デッキでは、デナスリアスが機能する可能性が非常に高い。

 秘策メイジはメイジデッキの中では最も弱いが、パッチ後からはひどくはない。構築を更新して爆発のルーンをカットし、魔導師ドーングラスプが常に山火事を唱えられるようにした。

メイジ:クラスレーダー

M・骸骨メイジ
XL・骸骨メイジ

M・ビッグスペルメイジ
XL・ビッグスペルメイジ

山火事・秘策メイジ

デーモンハンター

 遺物デーモンハンターはやはりフェルパッケージで運用すべきなようだ。プラチナより上の全てのランクで、フェル型のほうが強い。フィンレー、アルドラキ・ウォーブレード、メルトラニクス、オオカニの中から2枚選んで入れることができる枠がある。

 フィンレーは全体的に良い。このカードはパッチ後に登場し始めたが、我々はこのカードがとても気に入っている。アルドラキ・ウォーブレードはメイジとローグに対して有効。メルトラニクスはローグとプリーストに対して特に輝く。オオカニはハンターとドルイドに対して最も強力。

 アグロデーモンハンターは特に変わっていない。ほとんどのプレイヤーは掲載の、大魔獄のグレイヴ型を使っている。

デーモンハンター:クラスレーダー

フェル・遺物デモハン
偶像崩し・遺物デモハン

大魔獄のグレイヴ・アグロデモハン
1マナミニオンズ・アグロデモハン

プリースト

 プリーストの各種デッキとビルドに関して特筆すべき進展はない。ナーガ祝福イノシシプリーストは完璧に構築改良が済んでいる。エストプリースト泥棒プリーストにはシオターが留まっている。

プリースト:クラスレーダー

黄金のスタンダード・クエストプリースト

泥棒プリースト

恩寵・ナーガプリースト

恩寵・祝福プリースト

スタンダードイノシシプリースト

パラディン

 コントロールパラディンは、現時点では本物のメタ候補である。デナスリアスのビルドが最高の構築に見える。連爆の魔術師は比較的最近追加されたもので、非常に良さそう。我々は《貪欲な道化師》を1枚採用することに強く反対である。間違いなく、2枚採用するべきだ。《アズシャラのムーンキャッチャー》は《ヴァリアン》の安定性に大きく貢献するが、《水底の救い手》はムーンキャッチャーとのシナジー以外では特に優れていない枠埋めの2ドロップ。いずれにせよ、そのシナジーを強く狙う必要はないだろう。

 代わりの構築として悪くないものがあり、それは《獄吏王》を採用しているものだ。Thijsは《フェイリン大使》を加えることで、このカードをパラディンで機能させる方法を考え出した。これは《獄吏王》をプレイした後のファティーグを遅らせるだけでなく、盤面に置ける無敵の脅威を増やしてチェックメイトに導くことができる。我々はThijsの構築にいくつか手を加えた。《熱狂する火霊術師》は《平等》とのコンボ以外ではひどいカードだが、《トーチカの軍曹》と《連爆の魔術師》は《平等》とコンボできるだけでなく単体のカードとして優れている。《トーチカの軍曹》は特に《悪鬼の輪》に対して素晴らしい効果を発揮する。《ストーンハースの擁護者》はこのデッキではあまり効果がなく、ヒールを増やしたほうがいい。ヒーリングは獄吏王とライトフォージのキャリエルの後で使うことでゲームに勝つことができる。レノジャクソンと聖巻き寿司の2枚目が追加されている。

 ピュアパラディンはあまり刺激的ではない。新兵シナジーを使うのがベストだが、特に高レベルのプレイでは驚くほどの結果は期待できない。

パラディン:クラスレーダー

デナス・コントロールパラディン
獄吏王・コントロールパラディン

新兵・ピュアパラディン

ハンター

 ビーストハンターはナーフされたが、我々の推奨構築は変わらず、ナーガ校の先生と貪食のデヴォーラーを採用している。対祝福プリーストに特化したタランチュラ入りの構築もあるが、ラダーでは一般的に標準的なリストのほうがより強く、よりマッチアップ分布が安定している。

ハンター:クラスレーダー

バランスを調整されたビーストハンター
タランチュラ・ビーストハンター

野生精種・クエストハンター

シャーマン

 コントロールシャーマンも変わっていない。シオターは明確に弱くなったが、このデッキのメインプラン(相手の妨害)に合致しているので、まだ採用されている。他はあまり変わっていない。マーロックシャーマンも少数ながら存在するが、低ランク以外ではあまり良いとは言えない。

シャーマン:クラスレーダー

XLコントロールシャーマン

ただのマーロックシャーマン

ウォリアー

 激怒(自傷)ウォリアーの洗練されたビルドは普通に強い。プレイヤーはそれを知らないか、気にしていないかのどちらかだ。突撃ウォリアーはハンターのナーフを受けて良くなったが、まだ素晴らしいとは思えない。

ウォリアー:クラスレーダー

武器の専門家・激怒ウォリアー

ガルヴァンガー・突撃ウォリアー

今週のメタブレイカ

 まったくVicious Syndicateさんったら、今日もナーガプリーストをプレイさせようとしてくるんだから。

ナーガプリースト

 

 

 お疲れ様でした

 

 先週出たばかりの「Scorn」というエログロホラーゲームがそれはもうめちゃくちゃ良かったんですが、たぶん「既にこういうのが好きな人」以外にはおすすめしないほうがいいかもしれません。ゲーム性は低いが、界隈の民にとっては世界観だけでおつりが出る作品です。エイリアン2より初代のほうが好きな人は素質あります。是非。