虚無層

exit from society

vS砂漠の悪霊事前デッキ予想雑翻訳(19/10/07)

 ワイルド帰ってくるやつ 次のレポートはたぶん18日くらいだそうです。皆さんがたくさんプレイすればもっと早く更新できるかもしれないそうです。

https://www.vicioussyndicate.com/20-decks-to-try-out-on-day-1-of-treasures-from-the-tomb/

ドルイド

TFTTマリゴスクエストドルイド

 忘却王クンはクエドルの素晴らしい追加枠で、どの型でも採用しそう。さらに面白いのは歴史上でも強力なコンボを可能にしてきたソーリサン皇帝。

 前回記事の通り、現在のマリゴス型はファオリス・ノミ型に比べてコンボが不安定で達成も難しいので弱い。しかし、ソーリサンは明らかにフループやエリーズと相性が良く、マリゴスOTKは柔軟性と達成しやすさが大幅に上がるはず。

精霊交信ドルイド

 ファンデッキ用カードではある。交信ドルイドが競技レベルだったことは無いので今回もメタに入れるという自信はない。ビッグドルイドの究極に欲張りなバージョンで、精霊交信の後は毎回トップデッキに期待するだけ。しかし、生物学プロジェクトや最高サイコメロンとの相性は非常にいい。ンゾスとフループのコンボもあるので多少は戦えるはず。

ハンター

TFTTハイランダーハンター

 現環境の最強デッキのひとつでありつつ、新カードとも相性がいい。現時点では9号と秘策シナジーの型が多く、他の型はほぼ見られないが、新カードで変わるかどうか期待。

 とりあえず9号ビルドのアップグレードに関しては非常に簡単。ラグナロスはブラン、シアマトにつぐフィニッシャーになる。荒野の呼び声はズルジンの超強化。この2枚でハイランダーハンターの終盤は恐ろしいことになる。

マリゴスハイランダーハンター

 マリゴスとジェペット採用のハイランダーハンターは僅かに使われていたが弱かった。しかしソーリサン皇帝の存在はあらゆるコンボデッキを強化する。クエドルと同様、皇帝がコンボの安定力を大きく高める。発射準備も後半のリロードとして優秀、荒野の呼び声はスペルで盤面を作りたいデッキにとって大きなアップデート。どれだけ強化されるか期待。

融合体ハイランダーハンター

 最近Zalae氏によって有名になったアグレッシブなメカ型ハイランダーハンターは期待が高い。これにインスピレーションを受けて作ったミニオン重視、5種族混合のビルド。メカ、獣、マーロック、ドラゴン、エレメンタルによって強力なカーブとンゾスのフィニッシュ、そして初代混合種族デッキの象徴であるキュレーターを採用できる。

メイジ

ンゾスハイランダーメイジ

 ンゾスはハイランダーデッキの希望。デッキコンセプトに関係なく強力な勝ち筋を提供。ティリオンだいすきなゼフリスとも相性がいい。カルトゥートの守護者やアップルバウムとも防御や延命で、相性が良く、ケーアンやシルバナスを復活させれば充分な脅威。ルナポケを採用し、シルバナスと招来の地獄コンボに期待。

招来ウェイカーサイクロンメイジ

バーンウェイカーサイクロンメイジ

 メイジの大ニュースはハイランダーだけではない。フレイムウェイカーは全てのメイジカードでも最強クラスで、サイクロンメイジにおける可能性には垂涎もの。問題はサイクロンメイジがウェイカーを採用するにあたって巨人招来をキープするか、それともウェイカーとのシナジーに特化してバーンを入れるか。両方掲載した。

 バーン型のほうがウェイカーは活きる。巨人はウェイカーと微妙にアンチシナジー。(山の巨人は手札を貯めたいがウェイカーは使いたい、海の巨人はミニオンがいてほしいがウェイカーは敵ミニオンを除去する)一方で巨人招来も強力なコンボであり、どちらを優先するか難しい。

パラディン

秘策パラディン

 俺が誰かって?お前には関係ない🎄 構築の中心になるパワーカードの象徴が復活。最強秘策の仇討とともに秘策パラディンを超強化。現時点では秘策パラディンどん底だが、この2枚でどこまで上がれるか、秘策パラディンは戦えるのか見ていきたい。

ンゾスハイランダーパラディン

 元祖ンゾスクラスであるパラディンで断末魔ミニオンを実験したい。掲載のリストはハイランダー型で、コントロールしながら聖なる怒りも狙う。ソーリサン皇帝でコンボピースを安くすれば、ゼフリスからの溶岩爆発を含めて真正の30点OTKができる。ンゾスパッケージによって盤面が強くなり、耐久しつつ攻めも早くなる。

プリースト

ンゾス復活プリースト

TFTTクエスト復活プリースト

 シルバナス、ソーリサン、ラグナロス、すべて復活対象として非常に優秀であり、ギャラリー復活プリーストの実験が非常に楽しみ。復活プリーストの最大の強みは最強のアンチンゾス除去(死の災厄)をもっていること。また往年の強力AoEである光爆弾も帰ってくるため、期待が高い。

 一つ目の掲載ビルドの方が一直線で柔軟性も高いが、クエスト型を使い続けたいプレイヤーもいると思う。2番目に掲載したもので、サンドフーフの水売りと聖なる賛歌を採用。クエストがまだ必要なのか分からない。レイトゲームバリューがほしければソーリサンで安くしたンゾスに交霊会を当てればいい。

 コンボプリーストは変わらないだろう。ヴォルジンを採用して一種の除去のように使うこともできるが、期待はしていない。

ローグ

怪盗紳士クエストローグ

 ローグは最も明快なアップグレードを得たクラスかも。故買屋と血の復讐を見たとき全てのローグ使いが「怪盗紳士があれば……」と思っていた。シャクも含め、クエストローグは序盤の盤面およびクエスト加速の両方で大幅な強化を受けた。掲載のビルドではラグナロス、リロイと影隠れも採用。クエストローグの現時点での最大の問題はフィニッシャーの不足で、これはメタがンゾスやソーリサン&OTKに染まればもっと顕著になる。ゆっくりと攻めていくことはできない。レイトゲーム前に終わらせる必要がある。

手先テンポローグ

 怪盗紳士とシャクの追加により、他のアーキタイプでも血の復讐などを入れない理由がなくなる。手先ローグは先月ZachO氏によって成功しており、アグロで人気の海賊型とは違うが充分使える。ツボを怪盗紳士にかえ、新たなフィニッシャーとしてラグナロスを加えれば、リーサル力が高まる。

シャーマン

オーバーロード進化シャーマン

トーテム進化シャーマン

 ある意味いちばんいいカードを貰ったクラス。進化はと砂漠ウサギの相性は最高で、どんなデッキでも採用する価値がある。ウサギ進化はドッペル進化よりも早く、相手の対処が遅れるため強い。

 2つの可能性を掲載して。片方はJambreのオバロシャーマンにウサギ進化を足したもの。盤面生成およびパワースパイクがさらに早くなる。

 2つめは地底よりのものを最大活用するためトーテム種族シナジーを追加。悪夢の融合体はトーテムとマーロックとして、アングラーと両断の斧とシナジー。ヘンチクランの妖婆は地底のもの、進化、海の巨人とシナジー。さらにトーテム激昂と炎の舌も採用しているがさすがに使いにくいかもしれない。

マックモーファーマリゴスシャーマン

 シャーマンもまた、達成しにくいコンボデッキを持っているひとり。悪党同盟序盤は盛り上がったが、すぐ消えてしまったマックモーファーシャーマン。とくにマリゴス型はOTK達成が難しすぎて使えなかった。

 が、それもここまで。ソーリサンを得た今、溶岩爆発を採用する余裕が生まれ、元来のマリゴス、トーテム投擲、ライトニングボルト、凍気の衝撃に加わることでバーストが出しやすくなった。ラグナロスもまたエウレーカやマックモーファーの対象として優秀で、出たターンからダメージが出せてリーサルも近づく。勿論、噴水像とジリアックスで生存力もキープしておく。このデッキはアグロには前から耐えてきたのだが、今後は遅いデッキにも勝てるようになる。

ウォーロック

手先ギャングズー

 ウォーロック使いは今回の追加カードには失望したかもしれない。全くだよ。ンゾスが追加された時点ではレイトゲーム系ウォーロックに希望があるのかと思われたが、クラスカードに遅いデッキのパーツが来なかったため、可能性は低い。まあ時が来れば分かる。

 実際にウォーロックが受け取ったのはズー用の最強3マナミニオン。インプギャングボスはずっと強いカードだったし、これでネフェルセトスラッシャーを使わなければならないという強迫からも解放される。これで手先テカーン型を使ってくれる人が増えるはず。

訣別ウォーロック

 常にネタデッキでありつづけてきた訣別ロックが今強いなどという道理は皆無。みんなが楽しんで使っていた思い出カードの枠としての採用なのか。ともあれ、一応最も強そうな訣別ロックを作成。生き残りながら、訣別を使う直前まで手札を貯めこめるように構築。悪鬼の輪やラファームの計略と炎の災厄の組み合わせはやはり最強の盤面除去。悪魔感知によってドローしつつブルードマザーで生存も。インプァーミングはファティーグを遅らせつつ、インプも訣別で変身してくれる。

ウォリアー

勇士アグロウォリアー

 ウォリアーが貰ったカードも比較的残念な部類。ヴァリアンリンが支配者だったことはなく、今のカード群に加えてもうまく使うのは難しい。ブラッドフーフの勇士のほうがまだ面白く、アグロウォリアーに足せば強力。「激怒」能力持ちで、暴走や傭兵を合わせれば非常に強い。また、ターン5は勇士のフォローアップに動くことが増えるので、結果的にアルカナイトの必要性が下がる。即ダメ持ちのラグナロスも相性がいい。

 お疲れ様でした