虚無層

exit from society

vS185(ダークムーン第9週・調整②後・2021/1/18)雑翻訳

 ワイルド秘策メイジでレジェンド行けそう 僕が行けそうになってるくらいだからマジでぶっ壊れなんだと思います

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-185/

 前回記事以降のスタンダードバランス調整は以下

  • ボグスパイン・ナックル:攻撃力4→3
  • エドウィン・ヴァンクリーフ:マナコスト3→4

 

クラス・アーキタイプ使用率解説

 ボグスパイン・ナックルへのナーフは進化シャーマンに大打撃を与えたようで、ラダー全体でプレイ率が大幅に下がっている。低ランクではまだ人気があるが、トップレジェンドでは存在しなくなりつつあり、アグロシャーマンがこのクラスの主要なアーキタイプであることが判明している。

 ローグはまだ残るようだ。エドウィンのナーフの反動でミラクルローグが大幅に減少しているが、この耐久力のあるアーキタイプは復活のプロセスにあり、すでにレジェンドで最も人気のあるデッキの1つとしての地位を確立している。エドウィンのナーフはまた、以前は影が薄くなっていたアグロローグを試すことをプレイヤーに促しており、超攻撃的な隠れ身ヴァリアントがおもにプレイされている。

 ウォリアーは、パッチ前と似たようなプレイパターンを示している。上に登れば登るほどこのクラスの存在感が増し、トップレジェンドではその数が劇的に急増する。爆弾ウォリアー、コントロールウォリアー、激怒ウォリアーはクラスの主要なアーキタイプ。ラダーのほぼ全体を通して最も普及しているのは爆弾で、激怒ウォリアーはいつも通り、高レベルのプレイヤーの間で人気がある。

 ウォーロックはスタンダードで最も人気のあるクラスの一つとなっているが、その2つの主要アーキタイプは大きく異なった振る舞いをする。ガラクロンドウォーロックはレジェンド以外では非常に人気があるが、レジェンドでは衰退する。ズーウォーロックは真逆のパターンを示し、レジェンドを支配し、トップレジェンドでさらに急増するという、アグレッシブなデッキの典型的なパターンではない。このパターンは、ズーウォーロックがスタンダードで最強のデッキの一つであるのに対し、ガラクロンドウォーロックは過大評価されている(メタがより進んだ高レベルではパフォーマンスが極端に悪くなる)ことを示唆しており、低ランクのプレイヤーはまだ情報がトリクルダウンしていないため、このことに気づいていない。

 デーモンハンターのプレイ率はあまり変わっていない。ラダーを通してアグロとソウルデーモンハンターがおり、トップレジェンドで生命奪取デモハンが増える。

 バランス調整によってドルイドクラスへの興味が増加しており、特にマリゴスドルイドが高レベルのプレイにおいて増加し、かなり一般的になっている。ナックルとエドウィンへのナーフはドルイドをより競争力のある場所へと昇格させたのだろうか? ピエロ、ハイランダー、マリゴスドルイドがパッチ後のメタでどのようにパフォーマンスを発揮するかを見る必要があるだろう。

 パラディンもパッチ後に台頭してきたクラス。ピュアパラディンとほうきパラディンのプレイパターンはこれまでと同じ。ピュアパラディンはラダー全体で非常に人気があるがトップレジェンドでは消滅し、一方でほうきパラディンはほとんどのランクブラケットでは窓際だがトップレジェンドでは旗手となる。

 プリーストはダークムーンフェア始まって以来ずっと厄介な存在であり、レジェンドではハイランダープリーストが唯一固いように見えるアーキタイプである。ハイランダープリーストのトップレジェンドでの使用率はかなり高いが、ガラクロンドウォーロック(最も難しいカウンター)の減少とウォリアーの増加によってパフォーマンスが向上するかどうか見ていきたい。

 メイジクラスにはあまり動きがない。デッキはほとんどがハイランダーメイジで、他のアーキタイプは大きな牽引力を得ていない。ハイランダーメイジの新フィールドでの立ち位置が改善されない限り、ジェイナにとってはあまり良くないように見える。

 ハンターはラダー全体で非常に人気があり、フェイスとハイランダーハンターの両方が一般的な選択肢として残っているが、トップレジェンドになるとクラスは劇的に縮小する。船頭/鎧職人が増加したことで、このクラスの成功の可能性が失われてしまったのか、それともハンターは相変わらず、単に高レベルのプレイヤーにとって興味のないクラスなのか? 答えはこの後。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

ローグ

  • もしこのメタがあと数週間続くなら、ミラクルローグはこのゲームで明確に最高のデッキとしての地位を確立する可能性が高い(トップレジェンドではすでにそれが示され始めている)。マッチアップの幅があまりに広く、ヴァリーラの首を痛めているのはウォリアーだけ(エドウィンへのナーフは特にこれらのマッチアップを痛めつけた)。これは高レベルでのウォリアーへの注目を説明するもので、トップのレジェンド・プレイヤーは「ローグを使うか、ローグを倒すか」の方向に向かっているメタを特定している。
  • もちろん、そのほかにも多くのデッキが現在成功しているので、これは少し言い過ぎに見えるかもしれない。しかし、ミラクルローグが現在あまりプレイされておらず、これらのデッキがミラクルローグに対して良いマッチアップを持っていない場合、ミラクルローグに戻ってくるプレイヤーが使用率15~20%にまで増えれば、時間の経過とともに状況が悪化していく可能性が高い。
  • アグロローグは見た目よりは強いが、ミラクルローグよりはまだ劣る可能性が高い。その改善の余地は高く、改良後にはTier1に到達できるだろう(クラス別のセクションでは、どうすればより良いパフォーマンスが得られるかについて「興味深い」提案をいくつかしている)が、最終的にはミラクルローグほど万能ではない。

ウォリアー

  • 激怒ウォリアーがトップレジェンドでより人気があるのは、単に高いレベルでより良いパフォーマンスを発揮するからである。ミラクルローグへの最強の回答であり、スタンダードの中で最もスキルが試されるデッキの1つでもある。メタトレンドによれば、次の週には勝率をさらに押し上げ、ミラクルローグに近づけ、Tier表に示されている、ローグに弱い他のフロントランナーを追い越すことになるだろう。
  • コントロールウォリアーも良いし、今のところこれに対するカウンターデッキは必要以上にプレイされている詐欺師クラスのいくつか(*コホン* ドルイド/プリースト)なので、おそらく強くなるだろう。
  • 爆弾ウォリアーは激怒/コントロールと比べて非常に異なるマッチアップ分布を持っている。スローなマッチアップでは非常に強力で、バーン中心のアグロには苦戦する。ウォリアーの船頭/鎧職人デッキの出現によってメタが減速した場合、爆弾ウォリアーがより良い結果を出す可能性がある。ウォリアー・クラスは現在、それ自体が正のフィードバック・ループであり、その主要なアーキタイプのすべてが今後の展開に大きな期待を示している。

ウォーロック

  • 驚くべきことに、ズーウォーロックはトップレジェンド以外の全てのランクブラケットでナンバーワンの地位を獲得しており、トップレジェンドではミラクルローグがその座を奪取しようとしている最中である。ミラクルローグとの難しいマッチアップにより、ズーが他のランクでトップの座を維持する可能性も下がるが、それはマシな問題である。たとえローグにノックダウンされたとしても、ズーウォーロックはこのゲームで最も強力なデッキの一つであり続けるだろう。ウォリアークラスに対するその堅実な立ち位置は、高レベルでもトップレベルを維持するはずだ。
  • パッチ初日にはガラクロンドウォーロックがTier1デッキのように見えたポイントがあったが、それはメタがこのアーキタイプにとって最悪の方向に転じるまでの数時間だけだった。容赦のないバーンダメージが、いくつかの超アグロなデッキと相まって、このデッキを屈服させてしまった。このデッキはメタがあまり発達していない低ランクではまだ使えるが、トップレジェンドではすでにTier4になっている。それを調整する方法はあるが(とりあえず、棒ドロをプレイするのをやめよう!)、おそらくそれだけでは不十分だ。

デーモンハンター

  • イリダンは彼のパワーを取り戻したようで、アグロデーモンハンターはラダーのほとんど全体で非常に強力に見えた。ただしトップレジェンドでは、致命的なマッチアップが増えている。激怒ウォリアー、ミラクルローグ、そして生命奪取デモハンである。アグロデモハンの改善の見通しは、メタトレンドの観点からはあまりないことを示唆しているが、現在は有望な改良段階に入っている。後半のフィニッシャーとしてのイルギノスを中心とした新しいビルドは、古いアルトルイスのビルドを凌駕している。クラスのセクションでチェックしてみてほしい。
  • ソウルデーモンハンターも好調。エドウィンへのナーフは対ローグ戦を助けたし、ウォリアーにも負けていない。このデッキの最大の問題はパラディンである。
  • 生命奪取デーモンハンターはミラクルローグのニッチ的カウンターに発展しつつあるようだが、それ以外のマッチアップ分布はかなり弱い。上手くプレイするのは難しいデッキだが、ミラクルローグや激怒ウォリアーもそうだ。違いは、ミラクルローグや激怒ウォリアーは純粋に強力なので、「完璧に」プレイしなくてもゲームに勝つことができるということだ。生命奪取デモハンは「完璧に」操縦しないとパワー不足で罰ゲームになってしまうので、プレイヤーの意識が高まる。そのプロ意識は、そのデッキが高レベルで強いという意味ではなく、これは多くのプレイヤーが陥りがちな罠だ。ミラクルローグの人気が高まるにつれて良くなっていくだろうが、それがプラスの勝率に結びつくほどのものかどうかはわからない。

パラディン

  • パラディンは今のところ非常に強い。ほうきもピュアパラディンも全レベルでトップTierに見えるし、ミラクルローグの台頭でピュアはいずれレジェンドでTier1から落ちるかもしれないが、ほうきパラディンは留まって感動を与え続けるだろう。ほうきにとってミラクルローグとの対戦は互角にかなり近く、パラディンはローグへのベストアンサー(ウォリアー)に対して非常に良いパフォーマンスを発揮する。特に、パラディンは他のクラスにはない方法で激怒ウォリアーを破壊する。これは、このクラスを簡単に評価してしまう前に、真剣に考慮するべきことである。ほうきパラディンは、メタの中で最も優れたデッキに対して戦える、正当な候補である。

ドルイド

  • ドルイドはかなり悪そうだ。皮肉なことに、高いレベルのプレイヤーがマリゴスとハイランダードルイドに惹かれているにもかかわらず、フィールドに対して最高のパフォーマンスを発揮しているのはピエロドルイドである。ハイランダードルイドは最高の日にはかろうじて戦える程度であるが、マリゴスドルイドはそれ未満。マリゴスドルイドが「支配的」なガラクロンドウォーロックに対抗するのに適していると思われた時期があったが、実際に何が起こったかは皆知っている。これじゃないな、チーフ。

プリースト

  • プリーストもまだゴミのために戦う運命にありそうなクラス。ハイランダープリーストはトップレジェンドなら、より有利なウォリアー主導のメタなので強いが、ウォリアーに対抗するためにプリーストを使うのがベストな選択であるかどうかはわからない。コントロールプリーストはまだゴミビルドで構成されているため、意味のある勝率を提示できない。

シャーマン

  • 進化シャーマンは消えたようだ。現在の勝率は大惨事ではないが、さらに低下している最中でもある。数週間以内に、特に新しいカードが現れてプレイヤーに他のことを試すように促しているような場合は、完全に消滅する可能性が高い。暴君は死んだ。
  • しかし、これはシャーマンが死んだという意味ではない。アグロシャーマンが進化シャーマンの影から姿を現し、これはトップティアに見える! 今のところ、その勝利の多くは、スタンダードの中でも最悪に過大評価されているデッキとの対戦によるものだからだ。しかし、現在の勝率を見ると、このクラスには成功するための非常に優れた競争力のある選択肢がまだあることがわかる。ダメージとリーチが豊富なため、ウォリアーにも十分なパフォーマンスを発揮し、ローグにもロールオーバーしないことに注意してほしい。その最大の問題点はパラディン(積極的に挑発/脅威を展開しながら防御力が高い)や、シャーマンよりも早くダメージを与えることができる他のアグロデッキである。
  • トーテムシャーマンも良いパフォーマンスを発揮しそうなデッキの一つだが、マッチアップ分布はアグロシャーマンよりも悪く、ファームするための弱いクラスの使用率が落ちてくると、かなりハードになりそうだ。私たちはこのデッキを高く評価しているわけではない。

メイジ

  • 現在のメタは実際、バーン中心のメタに耐えるためのライフゲインが不足しているデッキであるハイランダーメイジにとっては、より悪いものになっている。常にシャーマンやローグ、ウォリアーズがいる中に走り込み、棒ドロをプレイし、対戦相手を勝利に導くためレイトゲームを待っている方が快適だった。生き残りをかけた競争は、ハイランダーメイジが輝く場所ではない。
  • 秘策メイジはトーテムシャーマンと同様、初期は良さそうに見えるが、ドルイドやプリースト、ガラクロンドウォーロックがあまり良くないことに気がつくと駄目になることを強く示唆するようなマッチアップ分布を持つデッキである。このデッキはウォリアーに対しては驚くほど良いパフォーマンスを発揮するが、それ以外に自慢できることはあまりない。

ハンター

  • ハンターはまだ非常に優秀だ。トップレジェンドではさらにウォリアーが増えることで落ちてしまうが、ハイランダーハンターはウォリアー主導のメタではまだ十分なパフォーマンスを発揮しているようだ。フェイスハンターはカウンターしやすい極端なデッキなので、メタが落ち着くにつれて落ちていくかもしれない。高レベルのプレイヤーはハンターがあまり強力ではないので、ハンターに飽きてしまうかもしれない。だから答えは「どちらもありうる」だ。

クラス別分析

ローグ

 ラクルローグは進化シャーマンの落ち込みを利用して、高レベルのプレイでメタの頂点に上り詰め、エドウィンのナーフを振り払い、圧倒的なマッチアップ分布を見せている。ウォリアークラスだけが、コンスタントにそれを打ち負かすことができるようだ。

 我々は今でも、4マナのエドウィンを含むパッチ前と同じミラクルローグのビルドを実行することを推奨している。エドウィンはもはや初手に入れておいてコンスタントに悪用できるカードではないが、レイトゲームではまだかなり強力である。今回のナーフは、単に序盤の吹き飛ばしの可能性を減らしただけだ。

 アグロローグはバランス調整後、人気が高まっている。強力なデッキのように見えるが、支配的なミラクルローグには及ばないかもしれない。我々はその一般的ビルドに改善の余地があることを確認しており、いくつかの型破りな洞察を見つけた。

 死角からの一刺しはこのデッキでは弱いカードであり、カットされるべきだ(!)。コンボダメージのスイッチは狐の騙し屋だが、このデッキでの騙し屋の役割はミラクルローグでの役割とは大きく異なることを覚えておいてほしい。序盤のカーブが確立されていない場合、積極的に手札に入れておくべきカードではない。その目的は、冷血やペテン、鉤付きシミターをよりスムーズに活用することにある。

 このメタでは特に、昏倒もかなり過大評価されている。あなたが一貫してパラディンやプリーストに出くわさない限り、あなたはそれが大したことないということに気づくだろう。昏倒のために冷血を1枚削ることは可能だが、特にウォリアーのようなタフなマッチアップでは、ダメージ源が増えるほど、ゲームを終わらせるチャンスが増える。

 最後に、ゲーム中盤のカーブはかなり重要。ジャンディスは必須だが、リリアンも同様に強力なカードだ(とはいえ、おそらく必須ではなく、昏倒に置き換えられる可能性もある)。

ローグ:クラスレーダー
コンボミラクルローグ
隠れ身アグロローグ

ウォリアー

 ウォリアーはこのゲームで唯一ミラクルローグを抑制できるクラスであり、その3つの主要なアーキタイプのすべてがこのマッチアップで有利を発揮している。

 激怒ウォリアーの勝利条件については、多くの議論がなされてきた。ETCコンボなのか、それともコルクロンコンボなのか? バランス調整の後では、答えは両方になるかもしれない。その他の注意点としては、3ドロップとしては悪党同盟の補給係が爆弾ラングラーよりも優れていること、現フィールドではグロマッシュがラトルゴアよりも強いことなどが挙げられる。

 コントロールウォリアーはバランス調整前とあまり変わっていない。選択肢はまだサイラスOTKとETCに絞られているが、現時点ではETCに傾いている。ダブル乱闘はズーウォーロックの人気が高まっていることもあり、現在のメタではまだ良い。

 2つの扇動する船頭デッキが対アグロで輝く一方で、爆弾ウォリアーはコントロールや激怒ウォリアーに問題を与えがちな遅い相手を叩き潰すことに成功している。私たちは、2枚目の財宝荒らしを追加し、クロンクスをカットするなど、掲載のビルドに少し手を加えた。現在のフィールドに対しては、より多くの爆弾を使うことで、より多くの勝利を得ることができる。

ウォリアー:クラスレーダー
ハイブリッド激怒ウォリアー
ETCコントロールウォリアー
サイラスOTKコントロールウォリアー
ガラクロンド爆弾ウォリアー

ウォーロック

 ガラクロンドウォーロックは、パッチ後のメタの初日には有望に見えたが、致命的なメタ・トレンドによってパワーランクがどんどん押し下げられ、全滅してしまった。それは今や、ペースの速いアグロデッキデッキとバースト・ダメージに満ちたこのメタで生き残ることにすら苦戦している。ガラクロンドウォーロックのプレイヤーのほとんどがまだコボルトの棒ドロを使っていることに注意したいが、これはとんでもなく間違っている。生存性を向上させるためには、生贄の契約と生の苦悩が必要だ。

 コントロールウォーロックの生存性の問題はさらに悪化しているので、今週はできる限り構築に取り組んだが、実際にラダーに持っていくことはお勧めできない。かなり最悪。

 ズーウォーロックはメタのトップに急上昇し、このフォーマットの最高峰のアグロデッキとなった。ローグやデーモンハンターに対する脆弱性は目立つが、ウォリアーに対抗する能力は特筆すべきものだ。今回のパッチを受けて、マナアリのモッシャーはズーにとって絶対的なコアになった。もし再びいたずらレヴェナントを追加するスペースを見つけたら、ぜひ採用したい。

ウォーロック:クラスレーダー
ハンドズーウォーロック
バニラガラクロンドウォーロック
悪魔コントロールウォーロック

デーモンハンター

 デーモンハンタークラスは今までで一番フェアかもしれない。強力だが、誰かの足を踏むのは避けているようなデッキがいくつかある。イリダンがようやく行儀よくなってきた。

 エキスパンション前のセオリークラフト記事以来、同じソウルデーモンハンターのビルドを維持してきたが、いよいよデッキの調整が必要になってきた。メタがアグレッシブになってきている昨今、ワンド職人はかなり強い。斬舞を1枚減らすとともに、魔力喰い(エドウィンのナーフ後はあまり重要ではなくなった)を抜く。

 アグロデーモンハンターはさらに劇的に変化しており、伝承守護者ポルケルトグルダンの髑髏によって可能になった、イルギノス/アルドラキ・ウォーブレードのコンボを終盤のバーストフィニッシャーとして利用した新しいビルドになった。このビルドは、ナーフされたドレッドロード・バイトに代わるものを探しているプレイヤーから生まれたものと思われる。コンボとシナジーを発揮するダメージ源として容赦なき追撃が追加され、その一方で、ナーフされた貪欲な読書家の代わりにマナ喰らいのパンサーラが登場した。このヴァリアントはバイト/読書家/アルトルイスを使用していた旧バージョンよりも明らかに優れているように見える。

 生命奪取デーモンハンターには、より速いメタでより良いパフォーマンスを発揮するためにゼフリスをより早く起動させようとする新しいビルドが登場した。その目的のために多くのカードを1積みにし、ナーフされた斬舞の代わりのAoEとして混沌爆発とグレイヴ投げを採用している。

デーモンハンター:クラスレーダー
ワンド術師ソウルデモハン
イルギノスアグロデモハン
SemiHL生命奪取デモハン

パラディン

 永遠に過小評価されてきたパラディンは、スタンダードでは最強クラスの一つであり、あらゆる種類のウォリアーデッキに対して最高のポジションにあるクラスである。

 パッチ後メタのピュアパラディンは、ローグやウォリアーに対抗するためのより強力な中盤戦のために、遅い勝利条件(マーガァやリアドリン)を抜いて、ホーガンロボとアージェントのハッタリ屋の両方を使うことを検討したい。ハッタリ屋はこれらのクラスが対処しづらいボードを作るのに役立ち、ホーガンロボはアグロデッキに対するゲーム序盤の安定性を高めてくれる。

 ほうきパラディンは棒ドロをカットできるようになり、より強力なオールラウンドデッキを誇るようになった。ナールの真槌は棒ドロのないメタでは非常に強力で、ウォリアー、ウォーロック、デーモンハンターなどの多くの一般的なマッチアップで特に印象的だ。アンバーの番竜は多くのアグレッシブなデッキや、バーンダメージに頼る他のデッキとの相性が良い。ハッタリ屋はパッチ後のほうきパラディンでも、ピュアパラディンでも同じ理由で優れている。

 ハイランダーパラディンはゲームのサンプル数が少ないながら我々が見つけた中で最も将来有望なデッキであり、現在の勝率はTier1の領域にあり、トップレジェンドでのみTier2に落ちる可能性があると我々は見積もっている。ついにフィンレーが輝く時が来た。

パラディン:クラスレーダー
聖典ピュアパラディン
ドラゴンほうきパラディン
ンゾスハイランダーパラディン

ドルイド

 ドルイドはパッチ後のメタで最も詐欺的なクラスかもしれない。我々は単に過大評価されているという結論に達するしかない。

 ピエロドルイドはこのクラスの中では最強だが、アグロデッキによって完全に抹殺されてしまう。マリゴスドルイドにも同様の問題があり、このデッキはパッチの初日にガラクロンドウォーロックが人気を博した結果、過大評価されてしまったのだろう。ハイランダードルイドは他に比べて強欲でなく、ゼフリスによる耐久力があるのでアグレッシブなデッキに対してはまだマシな成績だが、遅いデッキとのマッチアップはより悪い。

ドルイド:クラスレーダー
守護獣ピエロドルイド
クリスタルマリゴスドルイド
疑わしいハイランダードルイド

プリースト

 プリーストクラスにはあまり期待できない。現在のメタは、少なくとも初期の段階では、このクラスが挑むには多様性がありすぎる。コントロールプリーストは、ジャンキーで洗練されていないカオスのように見え続けているが、理論上最高の構築でさえ、あまり良いものではないはずである。復活プリーストは、このエキスパンション全体を通してそうであったように、主に下位ランクでプレイされるネタデッキに過ぎない。

 ハイランダープリーストは競争力のある唯一のアーキタイプであり、その唯一の役割はトップレジェンドの激怒とコントロールウォリアーズをカウンターすることかもしれない。しかし、そこでも、パラディンのほうが全く同じ目的のためのより良い選択のように思える。ドルイドと同様に、プリーストは過大評価。

プリースト:クラスレーダー
ドラゴンハイランダープリースト
血紡ぎコントロールプリースト
ブラッド復活プリースト

シャーマン

 進化シャーマンはメタの頂点での圧倒的な地位から転落し、世界は再び安息をつくことができるようになった。ボグスパイン・ナックルの攻撃の1点の違いは信じられないほど大きく、そのダメージは財宝荒らしで比例するし、最も重要なのは悪辣な海賊を起動していたことだ。

 今や進化シャーマンは一度盤面を掴んでから進化することを余儀なくされているが、あまりにも遅すぎる。実際、もしこのデッキをどうしてもプレイしたいのであれば、悪辣な海賊をカットしてツアーガイドを採用することをお勧めする。

 しかしシャーマンは死んでおらず、アグロシャーマンによってこのクラスには進化以上のものがあることが証明されている。このデッキはエキスパンションを通して我々が言及してきたスリーパーだったが、それを証明するほどの人気がなかった。今ではTier1デッキとしての性能レベルを示しているので、もはや無視することはできないだろう。

 トーテムシャーマンも非常に良いパフォーマンスを見せているが、このアーキタイプは環境初期は強く見えても、競争がより激しくなると衰退してしまうことで悪名高い。ミラクルローグとの対戦成績が悪かったことは、歴史が再び繰り返されるであろうことを物語っている。

シャーマン:クラスレーダー
ドゥームハンマーアグロシャーマン
悲しい進化シャーマン
アイソアトーテムシャーマン

メイジ

 パッチ後のメタは、苦手なウォーロックやハンターの台頭により、ハイランダーメイジには親切ではなかった。その結果、このデッキはパッチ前よりも悪い状況に陥っている。

 秘策メイジは好調に見えるが、マッチアップ分布を見ると、このデッキは悪いデッキを刈ることで成功しているため、一時的なものになる可能性が高い。

 特に印象的には見えないデッキしかないので、メイジクラスはミッド・エキスパンション・セットが来るまで寝ている可能性が高い。

メイジ:クラスレーダー
ダブル旧神ハイランダーメイジ
バーンスペルメイジ
バーン秘策メイジ

ハンター

 ハンター・クラスはほとんどラダー全体で非常に良いパフォーマンスを発揮しているが、より激しい競争と鎧職人が増加した結果、高レベルでのプレイでは目立った落ち込みが見られる。

 フェイスハンターは三匹バリアントにリンリングのライフルを加え始めており、このカードはドラゴンベイン級に並外れて強力であることが証明されている。フィニッシャーの役割を入れ替えるため、ウルフライダーを抜いてデッキに入れるべきだろう。

 ハイランダーハンターはほとんど変化がなく、そのマッチアップ分布はフェイスハンターほど二極化していない。バーンに弱い(そして単にフェイスハンターの容赦ないダメージの可能性に対処できない)デッキに対して数%勝率を失う一方で、カウンターするのがより難しくなっている。

ハンター:クラスレーダー
三キルフェイスハンター
秘策ハイランダーハンター

今週のメタブレイカ

 ミッドエキスパンションが来るということで、現在のメタは長くは続かないかもしれない。初期の兆候では、ミラクルローグはたやすく引き続きスタンダードを支配していただろうから、これは朗報かもしれない。このデッキはエドウィンのナーフによって今や単独で強力ではなく、いくつかのマッチアップでそれを確認することができるが、それでもこのゲームで最も柔軟性があり、汎用性があり、バランスの取れたデッキであり、もう進化シャーマンに対処する必要もない。

 こんなハースストーンのデッキを想像してみよう……ゲーム序盤は非常に安定していて(アグレッシブなデッキに似たマナカーブを描いている)、ゲーム終盤はあらゆるコントロール・マッチアップで実質的に永遠に続くことができる優れた耐久性を持っているデッキを。強力な除去ツール、非常に効率的なカードドローとバリュー生成、そして様々なマッチアップに勝つための複数の方法を備えたデッキを想像してみてください。

 いや、そのような完璧なハースストーンのデッキが存在するわk……

ミラクルローグ

 

 お疲れ様でした

 ダクソ2やっぱりちょっと楽しい 全ボスRTAとか見てるといろいろ発見があって楽しいですね……そして赤鉄の両刃剣を崇めるようになる ブラボの血晶マラソンで精神は鍛えられたので3バカ探究者マラソンにチャレンジしてみようかと思ってます