虚無層

exit from society

vS186(ダクムンレース第2週(ヒステリーナーフ後)・2021/2/01)雑翻訳

 これは定期的に皆様にお伝えしている世界の真実なのですが、THE BLUE HEARTSは”ガチ”です

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-186/

前回記事からの環境変化は

  • ミニ拡張・ダークムーンレースの実装
  • その一週間後、ヒステリーにナーフ(対象が敵限定に)

 

クラス・アーキタイプ使用率解説

 新しいデッキと新しいメタが登場するダークムーン・レースへようこそ。このミニセットの中で最も注目されたカードはニトロブースト毒であり、それがアグロローグをプレイ率チャートのトップに押し上げている。アグロローグの大部分は、自己研鑽の剣のバフを中心に展開するダンサービルドを使っている。秘策ローグは数は少ないが、ときめきインチ騎士の導入後、より確実に認識しやすい高速なビルドに移行している。これにより、ミラクルローグを分裂させ、旋風脚と秘策のアーキタイプを形成している。現在、これらのデッキはトップレジェンドを含め、アグロローグの存在によって目立たなくなっている。

 ドルイドは草攻凶花の導入後、トークドルイドのビルドが急増している。トークドルイドには4つ以上の異なるビルドの方向性があり、それらはすべて互いに大きく重なり合っていることに注意。アーキタイプが落ち着き、リストが洗練されていくにつれて、生き残った戦略を分割することを試みるが、保証はない。現時点の4つの疑似バリアントは、クッチャベラー、トレント、乗騎売り、ドラゴン。

 ウォリアーは特にトップレジェンドにおいて、プレイ率の向上を示し続けており、激怒ウォリアーは高レジェンドの寵児の一人であり、現在はニトロブースト毒の実験を行っている。コントロールウォリアーはフィールドの新たな展開に答えるための、荒々しい洗練のフェーズに放り込まれている。爆弾ウォリアーは変化なし。ビッグウォリアーはバリケードと暴走ブラックウィングの加入によって登場した。

 生命奪取デーモンハンターもまた高レジェンドの寵児であり、このデッキの人気はイリダン党の予習の追加に反応した集団的オーガズムとしか表現できないものによって、激怒ウォリアーをも凌駕している。フェルデーモンハンターは、ソウルデーモンハンターからソウルを奪い、名前にフェルという文字が入ったカードを多く追加した、新しい強打デッキである。アグロデーモンハンターは、ソウルと同じく、今ではわずかにプレイが見られるのみとなった。

 使用率グラフについての不幸なことの一つは、ダークムーンレースの発売からの現在のスナップショットが、新しいパラディンアーキタイプの中で現在起こっていることを正確に表現していないということである。ほんの数日前に、創設者によって「チーズパラディン」という名前が付けられたデッキ(ランプパラディンのほうが有名な呼び方だが、ランプという名前はこのデッキの性質を正しく説明してはいない)が登場して爆発的に増加し、ラダー全体で非常にポピュラーとなっている。アルーラとノズドルムを中心としたエクストリームなプレイパターンで、過去の、プリズムレンズを利用したマーロック鮮鯛のチーズなデッキと、チーズなビッグデッキのハイブリッドである。それはちょうど大きくて、脂っこい、ダブルチーズバーガーなデッキだ。(ゲーム界隈のスラングであるcheeseyの和訳は難しいのですが、しいて言えば「あほくさ」くらいの感じです。)

 ほうき、ピュア、そして決闘パラディン(「もう一つの」ビッグパラディンデッキ)までもが登場している。ピュアとほうきパラディンは、登場以来、私たちが慣れ親しんできたいつものプレイ率のパターンを示している。どちらも神罰聖典をビルドに取り入れようとしているが、結果はまちまちである。

 コントロールプリーストへの熱意は、ヴェールウィーヴァーと血紡ぎ師というプリーストの最強の軽量ミニオンのいくつかをラリーで復活させるという見通しによって高まっている。実際のところ高レベルプレイで成功しているプリーストのデッキは、今でもハイランダープリーストのほうだ。変妖プリーストデッキや、このレポートではコメントできない他の奇妙なデッキ(イルシア、クトゥーン、洞察、および他の26の呪文を実行しているような)のように、私たちはいくつかの実験を見ている。

 ウォーロックはレイトゲームの戦略で多くの実験が行われている。コントロール、ガラクロンド、そしてクエスト、これらはすべて、新しいカードのいくつかを用いてメタへの復帰を試みようとしているのが観察できるが、これらのデッキはすべてフェードアウトしていき、トップレジェンドではズーウォーロックだけが最後に立っている。

 メイジへの熱狂も高まっており、プレイヤーはマナビスケット創造や封印されしフェニックスによるサイクロンメイジの復活を期待している。モザキ花火メイジという奇跡のコンボデッキでさえも戻ってきており、このエキスパンションを通して見てきたメイジデッキの使用率(ハイランダー、秘策、スペル)はほぼなくなっている。

 ラダー登りではシャーマンやハンターをかなり見ることができるが、これらのクラスはトップレジェンドでは極端なまでに完全に消えてしまう。これらのクラスで成功したデッキに関する大きなニュースがないため、ただ死んでいるだけではないかという大きな懸念がある。バラバラに分断されたシャーマン・クラスの中に希望はあるのだろうか?(進化、アグロ、トーテム、コントロール、クエスト) ハイランダーとフェイスハンターは、新しい戦略と新しいカードの重圧の下でついに崩壊してしまったのだろうか?

 今から我々はメタの半分くらいのデッキを忘却の彼方に送ります。気をつけよ。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

 まず、現在のメタが今まで見た中で最もジャンキーなものの一つであることを述べておこう。過大評価されているものから凡庸なもの、確実なゴミに至るまで、これほど多くの人気デッキが存在するのは珍しい。そのせいで、テーブルの上半分のデッキ全体の大幅な勝率の肥大化を招いている。これは若くて洗練されていないメタにはよくあることだが、今は特に顕著だ。事態が落ち着き、悪いデッキが衰退したり消えたりすると、全体的に大きな勝率の低下が見られるようになるだろう。

  • パラディン
    • チーズパラディンはただのかわいいミームではない。現在のところ弱点がほとんど見当たらない、とんでもないマッチアップ分布を持つ驚くほど支配的なデッキだ。人気が急上昇するにつれて、メタが積極的に対応してくることを期待している。マッチアップのいくつかは弱化し、ソフト・カウンターが確立されるかもしれないが、チーズ・パラディンをトップティアから締め出すのに十分な効果的な対応があるかどうかはわからない。一見したところ、進化シャーマンよりもチーズパラディンの方が恐ろしく見える。なんだか馬鹿げている。
    • ほうきパラディンもエリートのままでいられそうなデッキだが、ピュアパラディンはすでに輝いていた場所で輝き続けるだろう。決闘パラディンでさえも良さそうだが、悪いデッキが消えて勝率が全体的に低下してしまえば、どこに落ち着くのかはわからない。
  • ローグ
    • 過大評価されていると楽に結論づけられる最初のデッキから話を進めよう。アグロローグはニトロブースト毒によって強くなったかもしれないが、支配的なデッキとは程遠い。実際、旋風脚ラクルローグはクラス内で最高のパフォーマンスを発揮し続けており、トップレジェンド(メタが最も進んでいる)のTier1に位置する唯一のローグ・デッキである。今後のメタの動向を考慮すると、アグロローグは弱くなって落ちていく可能性が高い。これらのデッキのプレイ率は、実際の強さとは全く噛み合っていない。
    • 秘策ローグは大丈夫だが、それでも旋風脚ローグに大きく劣っているように見える。旋風脚やアグロとは異なり、秘策ローグは比較的洗練されておらず、改善の余地があることに注意したい。
  • ドルイド
    • トークドルイドの実験性の高さを考えると、このアーキタイプは本物に見える。トークドルイドはチーズパラディンをトップから追い出し、新たなトップデッキになることが期待できる。クラス別のセクションでは、どのトークドルイドデッキが最も成功しているのか、そしてそのデッキが定着する可能性が高いのかを詳細に見ていくことができる。ドルイドのゲームプレイを再開したいと考えている人にとっては、非常に読み応えのあるものとなっているだろう。
  • ウォリアー
    • 激怒ウォリアーは期待を裏切らない。この特別な高レジェンドの寵児は、スタンダード最強のデッキの一つだという主張も裏付ける実績を持っている。ローグに対しては非常に有利な位置にあるが、ドルイドの構築の発展は、将来の強さにとって重要であり、チーズパラディンも問題になってくるだろう。
    • コントロールウォリアーが遅れているのは、新しいメタの脅威に答えるための新しいツールを探しているからであり、昨日の悪いカードが明日の最高のカードになるかもしれないからだ。改良が終われば、コントロール・ウォリアーは非常に効果的になるはずだ。
    • 爆弾ウォリアーはビルドを調整するためのものではない。デッキはパワーを成長させるために、メタが遅くなることに完全に依存している。それは現在、アグロローグの熱狂がフェードアウトするのを待っているところだ。ビッグウォリアーは非常に極端なデッキであり、生き残れるかは外部の動向次第だ。
  • デーモンハンター
    • こっちの高レジェンドのダーリンは本物ではないようだ。生命奪取デモハンは、より高いレベルのプレイでも、驚くほど劣悪な勝率で居座り続けている。これはドルイドに対して苦戦し、ウォリアーやパラディンには勝てず、(減少しつつある)ローグとの対戦でしか一貫して勝利を収めることができないという事実に関係しているのかもしれない。もしかしたら、つまりTier1ではないのかもしれない?
    • フェルデーモンハンターは失敗した実験であり、ソウルデーモンハンターのほうを使ったほうがいい。アグロデモハンは、ミニセット発売前と同様に、カウンターが蔓延していることで高レジェンドで落ちるものの、非常に強力なラダーデッキである。
  • プリースト
    • アンドゥインがビッグ達に本気で挑戦するための方法はハイランダープリーストであり、このデッキはトークドルイドや激怒ウォリアーのいる高レジェンドメタをカウンターするためだけの隠し玉デッキともいえる。チーズパラディンの登場がなければ、トップレジェンドのTier1デッキになることさえ示唆されていただろう。
  • ウォーロック
    • ズーウォーロックは、数少ない課題(旋風脚ローグ、チーズパラディン)を抱えた以外は、有望なマッチアップ分布を発揮する、このゲームの中でも最強のデッキの一つだ。ドルイド・クラスに対して優れたパフォーマンスを発揮しているため、エリートグループにとどまる可能性も高い。遅いウォーロックの戦略は、ゲーム内の最悪のデッキのいくつかのように見える。我々はクラス別のセクションでそれらをキュレートしようとしており、ジャンクの中にプレイ可能なものがあるかもしれないが、見つける保証はない。
  • メイジ
    • サイクロンメイジはひどいし、花火メイジはさらにひどい。これらのデッキは、Tier表の上半分のデッキへの、最も寛大な勝利寄付者の2人である。これらのデッキは長くは続かないだろうが、メイジは既に確立されたアーキタイプを使えば、競争力を持っている。
    • ハイランダーメイジは今はあまりホットには見えないかもしれないが、スタンダードで最強のデッキと戦える(そして弱いデッキを相手に苦戦している)ことから、その未来はもっと明るいものになるはずだ。
    • 秘策メイジの勝率は高いが、それが正しいことを確認するためにダブルチェックをしなければならなかった。我々は、秘策メイジがメタにおける悪いデッキに勝ちやすいことを知っているので、彼らがいなくなれば、その性能も低下するだろう。今回違うのは、ドルイドが非常に強く、このデッキはドルイドに対して非常に優れているということだ。まだ見捨てるには早い。
  • シャーマン
    • トーテムシャーマンは秘策メイジと非常に似たような位置にあり、いずれ消滅するであろうパッシブでジャンキーなデッキを破壊できるが、ドルイドに対するその素晴らしいマッチアップは、メタの洗練された過程で生き残るチャンスがあることを意味する。
    • アグロシャーマンはまだ堅実かそれ以上の存在であり、これらのシャーマンデッキのどれかが強さを見出されるのか、それともプレイヤーがこのクラスは終わりだと判断したのか、それはまだわからない。
  • ハンター
    • トップレジェンドのプレイヤーはハンターに用がないのかもしれないが、ハンターは全く終わっていない。新しいカードやビルドの調整がないものの、このクラスはどんどんと前進していき、良い結果を生み出している。

クラス別分析

ローグ

 アグロローグはニトロブースト毒のおかげでダークムーンレースのリリース前に最も注目されていたデッキである。確かにインパクトはあったが、新しいメタにおいて支配的なデッキになる可能性は低い。実際、そのパワーレベルはすでにミラクル・ローグに追い抜かれている。

 アグロローグの最も人気のあるバリアントは、一般的に「武器ローグ」と呼ばれるダンサービルドである。このヴァリアントでは、よりアグレッシブに自己研鑽の剣を中心に構築するためにニトロブースト毒を活用している。このアーキタイプを分析した結果、南海の甲板員はヴァルペラの毒刃研究者よりも強いということがわかった。毒刃研究者は微妙な3ドロップで、このデッキが通常序盤のターンにやりたいこととは一致していない。甲板員はニトロブースト毒との相性が良く、手札からのバーストとリーチをより多く与えてくれる。

 旋風脚ローグはラダーでは最高のローグデッキのように見え続けているが、現在はメタのトップでの競争が激しく、ミニセット発売前のようにフィールドを支配することはできないかもしれない。ベストなビルドは以前と同じで、新しいカードは追加されていない。ドルイド戦のためにフリックを追加するプレイヤーも見られたが、このカードは他の数多いマッチアップでは非常に弱い。ただしメタの発展のもう少し先でもっと意味を持つようになるかもしれないので、即座に嫌悪することはない。

 秘策ローグはしばらくの間、劣勢なミラクルローグのヴァリアントであり、ときめきインチ騎士が追加されたとはいえ旋風脚の陰から抜け出せたわけではない。しかし、インチ騎士は素晴らしいカードであり、テンポ重視の偽装など、より多くの秘策パッケージを実行する、以前とは少し違ったビルドを促進している。クエスト中の冒険者はこのデッキでは決して優れたパフォーマンスを発揮することができなかったので、シナジーが相反する偽装も強力に見えている今、このデッキは彼らを手放す準備ができているのかもしれない。

 また、秘策ローグでニトロブースト毒を実験しているプレイヤーも見てきたが、ときめきインチ騎士を通してより速くプレイしたいデッキでは、よりアグレッシブになり、バーストを多く採用する方が良いかもしれない。そのため、ニトロブースト毒は腹裂きと良いシナジーを持っているが、このカードが影隠れよりも優れているかどうかはまだわからない。それはメタがどのようにシェイプアップされていくかにかかっているかもしれない。

ローグ:クラスレーダー
ダンサーアグロローグ
コンボ旋風脚ローグ
ときめき秘策ローグ

ドルイド

 マルフュリオンが復活し、トークドルイドは草攻凶花が加わったおかげで、スタンダードの中で最強のデッキの1つになったように見える。

 トークドルイドは多くの実験が行われており、多くの異なるカードやパッケージを持ちつつ互いに一部重複していることが多く、ヴァリアントの分離は現在のところ信頼できないものとなっている。私たちの分析によると、アーキタイプには主に2つの強そうなデッキ構築の道があることがわかった。

 最初のヴァリアントはクッチャベラートークドルイドである。これは、スタンダードで最高のデッキのいくつかに対して素晴らしい立ち位置にあるおかげで、今日のラダーでは最強のドルイドデッキである。他のドルイドを破壊し、アグロローグを抹殺し、他のアグロデッキに対して優れたパフォーマンスを発揮し、チーズパラディンに対して有利なマッチアップとなる可能性を秘めている。これらのマッチアップでより成功している理由は、ゲーム序盤でボードを占領し、他のデッキとは比べ物にならないほどのスノーボールを起こすことができるからだ。

 このヴァリアントからは、クラスによくみられる遅いカードのいくつかをカットしたい。マナカーブが低くランプ系を使っていないため、森の魂はセットアップが非常に面倒、日蝕も同様の問題に悩まされ、大抵は既に勝っている時にしか使えない。古代樹の祝福も遅すぎる。

 その代わり、序盤のターンは盤面の勝利に集中したいので、月蝕はかなり有効。ハチだァーッ!!!もまた、テンポを生み出す除去カードなので、非常にお勧め。ただ、常に2枚の獰猛な咆哮を使うことをお忘れなく。

 2つ目のヴァリアントはトレントトークドルイドである。このデッキはクッチャベラーよりも若干弱いが、マッチアップ分布が全く異なり、今後のメタはこれにとって有利な方向にシフトする可能性がある。トレントドルイドはアグロローグやズーウォーロックのような速いマッチアップでははるかに弱い。それは決してチーズパラディンに勝てないし、クッチャベラーバリアントに対しても苦戦する。しかし、粘り強さとリーチの増加のおかげで、遅いデッキに対してはかなり良いパフォーマンスを発揮する。ウォリアー、プリースト、遅いウォーロック、ミラクルローグ、ほうきパラディン、生命奪取デモハンは、有利になりそうなマッチアップである。

 このデッキは過剰繁殖と高いマナカーブを持っているので、森の魂と日蝕はゲームの終盤に強力なコンボカードとなる。重さ当てはアンダープレイされているが、空中栽培や菌々財宝と並んで非常に優れたカードドロー源であり、このヴァリアントでは鳳翼天翔よりもかなり強力なカードである。ゴルはウォリアーに対して非常に強力なので、このビルドでは唯一のミニオンとして採用するのもあり。

 そして、絶対に、獰猛な咆哮は、2枚、使いなさい。

 ピエロドルイドは絶好調とは言えないが、メタが減速すれば強くなる可能性がある。このデッキはいつも非常に偏っており、ゲームプランを練る時間を与えてくれるデッキを刈ることに集中しているが、現在のメタはゲーム序盤のスノーボールが多すぎるので、少し気に入らない。

 掲載のビルドでは、守護獣の5番目のビーストとしてムーンファングを採用し、クリスタルパワーを追加して生存率を高め、イセラを使うことでヤシャラージュやヨグ=サロンに比べて勝ち筋が早くなっている。

ドルイド:クラスレーダー
クッチャベトークンドルイド
トレントトークンドルイド
守護獣ピエロドルイド

ウォリアー

 ウォリアーは新カードとメタの変化に対する微調整を行っているところで、塵も積もればスタンダードの最強クラスの一つになると十分に期待している。

 激怒ウォリアーはニトロブースト毒で有望な結果を示しており、ETCコンボをカットしてコルクロン/名誉の盾の勝ち筋を構築する、よりアグレッシブな方向性を促している。毒との相性が良く、剣食い男のフォローアップとしても最適なので、コルクロンを2枚を採用し、代わりにグロマッシュをカットすることをお勧めする。このビルドは相手のライフに対して早めにプレッシャーをかけることができ、大きなダメージコンボがなくてもほとんどのゲームを勝ち取ることができる。

 コントロールウォリアーは長らく、最適でないビルドの多さに苦しみ続け、パフォーマンスを引きずられていたが、ひとたび適切に調整されれば、非常に成功したデッキとしての地位を確立していることがわかる。ミニセット前のメタからの最も劇的な変化の一つは、魔刃嵐の強さである。以前はカットを推奨していたカードだったが、ドルイドに対する優れたパフォーマンスのおかげで、今ではコア級の2積みになるかもしれない。

 この2ヶ月間、これらのレポートを読んでいる人はすでに知っているはずだ:クトゥーンウォリアーには手を出すな

 ウォリアーは他のアーキタイプも強い。爆弾ウォリアーはこれまでと同じデッキで、現在はアグロローグやパラディンに抑制されているが、メタが減速した場合には常に強くなる脅威となる。ビッグウォリアーは、バリケードと暴走ブラックウィングでいくつかの新しいカードを受け取った、可愛くてプレイアブルで無害なデッキだ。海賊ウォリアーについては、デッキのプレイ率があまりにも低いので、まだ何も言えない。

ウォリアー:クラスレーダー
ニトロ激怒ウォリアー
ETCコントロールウォリアー
ガラクロンド爆弾ウォリアー
バリケードビッグウォリアー

デーモンハンター

 デーモンハンターは豊富な選択肢を持っているが、どれも特に支配的というわけではない。

 生命奪取デーモンハンターはイリダン党の予習をデッキに加えたことで多くのハイプを受けており、確かに強いカードだが、メタのトップデッキではない。マッチアップ分布は問題だらけであり、高レベルのプレイではまだマイナスの勝率を示している。

 しかし次のパトロンウォリアーになる可能性もある……?

 ダークムーンレースは、新しいデーモンハンター・デッキをスタンダードに導入した。フェルデーモンハンターは基本的にソウルのないソウルデーモンハンターデッキ。ソウルがないことは、勝率にマイナスの影響を与えることが判明した。私たちはこのアーキタイプで見つけられた最高のビルドを掲載しているが、このデッキは本質的にダメだと考えている。

 フェルデモハンよりも優れたソウルデーモンハンターはいくつかのアップグレードを受けた。幸運の魂の溜め込み屋は誤って無視されている、強力なカードのようだ。最近人気のあるマリシアのカットも、的外れなようだ(彼女はケインよりもはるかに強い)。欠片の生成は最大化したいし、それによってマリシアをコンスタントにゲームに勝てるカードに変えたい。イリダン党の予習は生命奪取デモハンでは素晴らしいが、このデッキではそうでもない。

 アグロデーモンハンターはダークムーンレース以前の時代と似たようなストーリーに直面している。ラダーでは非常に強力なデッキだが、高レベルのプレイでは最も難しいカウンターが急増する。ビルドに変更はない。

デーモンハンター:クラスレーダー
イリダン党生命奪取デモハン
ペン投げフェルデモハン
溜め込み屋ソウルデモハン
イルギノスアグロデモハン

パラディン

 パラディンは今ではスタンダードで最も壊れたデッキを持っており、ナンセンスな壊れマッチアップ分布を持つが、最も重要なのは、「害悪なゲームプレイ」の定義である、馬鹿げたプレイパターンである。

 チーズパラディンは、(より悪い名前だが)ランプパラディンとしても知られており、Conway6288によって構築され普及した忌まわしいデッキである。このデッキは実際にはダークムーンレースのリリースよりもかなり前から存在していたが、攻撃的なアルーラ/登場!マーロック鮮鯛のパッケージが追加された結果、最近になってようやく人気が出てきた。

 もはやノズドルムのパッシブな「ビッグ」デッキではなく、アルーラはマーロックと同盟を結び、現在のスタンダードの年のハースストーンで最も間抜けな体験をもたらしている。彼女の魔法活性コンボによって可能になるスイング・ターンのようなものを確実に処理できるデッキはない。チーズパラディンは事実上、バーンズを2枚持っている:1つはオリジナルのバーンズよりも強くてより捻じ曲がっており、もう1つはレッドスケールのドラゴン使いによってコンスタントにサーチできる。

 バーンズ2枚を威圧的なレイトゲームの旧神のパッケージに加えれば、少なくとも今のところはゲーム内で最高のデッキが完成する。

 恐ろしいのは、チーズパラディンがまだ完全に洗練されていないことだ。今のところ、多くのビルドでは、非常に強力なカードであり、サーカスの融合体よりも格段に優れているにもかかわらず、怪力男を見送ることが多い。これはバロフ/ほうきを使うことよりも優先すべきだ。メタはバロフ/ほうきパッケージがコアになると見ているようだが(だからこそ我々はこのパッケージを使うことを推奨するが)、現状ではこのパッケージは人々が思っている以上にマッチアップに依存している。鎧売りはアグロローグとのマッチアップのため、今は非常に優秀だが、このデッキが衰退する可能性が高いため、カードの価値は下がるはずだ。

 最後に、ある意味このデッキがいかに愚かなものであるかの確認とも言えるが、智恵の宝珠はこのデッキの中では良いカードに見える。

 パラディンには他にも非常に強力なデッキがある。ほうきパラディンは快適なTier1であり、おそらくその洗練にはもう少し手を加える必要があるだろう。興味深い方向性が二つある。

 1つ目はより洗練が進んでいるもので、カニライダーを採用する。カニライダーは、智恵の聖典や智恵の祝福と大きなシナジーを持っている。つまり、このカニ乗りマーロックは教育が進んでいれば非常に強力ということですね。このサイクリング・パワーによって、このヴァリアントで非常に優れたカードである敬虔な生徒の採用を促進する。

 2つ目はより実験的なもので、「部屋の中の象」にアプローチするものである。神罰聖典は非常に強力なカードであり、複数の対戦で大きなインパクトを与える可能性を秘めているが、現在のほうきパラディンのビルドでは一貫してそれを変妖することができない。掲載の神罰ビルドでは、聖典のディスカウントをコンスタントに見つけるために初級エンジニアを入れてドローパワーを最大化しつつ、追加の神罰変妖要素としてサイラスとシアマトを採用している。どちらも同じような役割(除去)を果たしながら、このデッキのゲームプランとシナジーを発揮している。この方向性についてのデータをもっと見てみたい。

 ピュアパラディンは既に神罰聖典を変妖させるのに必要なレイトゲームの能力(ユレール、クルセイダー)を持っているので、非常に適している。今回も、リアドリンはこのアーキタイプの中ではちょっとした罠であり、今ではデッキの中で彼女はさらに意味をなさなくなっている。主な問題はホーガンロボかハッタリ屋かの選択であり、正しい選択はメタのペースに左右される。

 最後に、バリケードと暴走ブラックウィングを加え、驚くほど良い結果を見せている決闘パラディンがある。問題は、優れた「ビッグ」パラディンデッキであるチーズパラディンの多さと強さのせいで、このデッキが注目を得られそうにないことだ。

パラディン:クラスレーダー
マロチーズパラディン
神罰ほうき聖典パラディン
カニライダーほうき聖典パラディン
聖典ピュアパラディン
ビッグ決闘パラディン

プリースト

 プリーストはそのアイデンティティに忠実に、ハースストーンのゲームに勝つことよりも、プレイヤーを怒らせることに重点を置いてきた。それは確かに後者の能力を持っているが、ミームに戻ってくることもよくある。

 コントロールプリーストは、ラリーによる、セセックのヴェールウィーヴァーとナズマニの血紡ぎ師を復活させる能力によってリバイバルを試みてきたが、このデッキは平均的なものとなってしまった。コントロールプリーストはサイクロンメイジと似たようなものを持っており、すべてのパーツが素晴らしいと感じられるが、結果はそれを裏付けるものではない。

 ハイランダープリーストこそ、このクラスの競争力への希望があるところであり、プリーストが高レベルでまともな勝率を示すところである。メタがまだ非常に不安定なので、そのビルドは刻々と変化していくだろう。はっきりしているのは、ヒステリーは(小さなナーフの後でも)良いカードだということだ。

プリースト:クラスレーダー
ドラゴンハイランダープリースト
ラリーコントロールプリースト

ウォーロック

 ウォーロックは素晴らしいか、恐ろしくひどいかの二択ばかりだ。ズーウォーロックはこのフォーマットでは最強のデッキの一つであり、ドルイドの台頭に後押しされ、新カードがなくとも新しいメタで大きな成功を収めている。ドルイドが増加しているので、いたずらレヴェナントを空飛ぶほうきの代わりにデッキに戻したいという誘惑に駆られるが、まだその時期ではないかもしれない。ダークムーンレースの前にも言ったように、モッシャーは現時点ではコアであり、外すことはできない。

 コントロールウォーロックは恐ろしく見えるが、ゴミの下には宝物が隠されているかもしれない。このアーキタイプでの成功の鍵は、できるだけ多くのライフゲインを積むことである。つまり、驚異的な鎧売りを走らせ(この1ドロップはウォーロックでは桁違いに大きい)、幸運の魂の溜め込み屋によって魂の欠片パッケージを最大化し、その上にカルトゥートの守護者を追加するということだ。また、ヒステリーは防御系ウォーロックデッキの、炎の災厄への依存度を軽減する素晴らしいカードでもある。

 ラストウィックスはデッキの中ではかなり優秀なカードであり、一般的な認識に反してチケッタスとのシナジーを持っていることがわかった。それには2つの理由がある。1つ目は、ラストウィックスが生成する転生ミニオンの多くがチケッタスを変妖させることができるということ。2つ目は、両方とも悪魔なので、看守やヴォイドドリンカーと一緒に使うことで、悪魔感知をかなり強力なサーチにすることができるからだ。

 ラクロンドウォーロックはコントロールウォーロックと非常に似たコンセプトで運用できるが、実際にはヒステリー(そして間接的には悪魔感知)の追加によって、ガラクロンド抜きのビルドの方が有利になると考えている。コントロールウォーロックの勝率は今は悪いかもしれないが、洗練されればより強くなるだろうと我々は見積もっている。

ウォーロック:クラスレーダー
ハンドズーウォーロック
ラストウィックスコントロールウォーロック
ラストウィックスガラクロンドウォーロック

メイジ

 ジェイナはスタンダード最大の詐欺師の一人として登場し、派手なデッキと大量のポートレートで無数のプレイヤーを誘惑し、彼らをただラダーの破滅へと導いている。

 サイクロンメイジはハースストーンのデッキの中では、弱いという唯一の問題を除けば、すべての測定可能な指標から見て素晴らしいデッキである。封印されしフェニックスとマナビスケット創造は良い追加要素であるが、まともな勝率を得るにはそれだけでは十分ではなかった。

 モザキ花火メイジはスタンダードで最悪のデッキであるが、スタンダード最高のデッキであるチーズパラディンに対してはかなり良い成績を収めている。これ以外に、このデッキについて言うことはあまりない。非常に悪いデッキであり、1週間以内には消えてしまうだろう。

 実際のところメイジにはプレイ可能なデッキがあるが、それらは目立たない。ハイランダーメイジは氷河のレーサーを利用することができ、追加のボードクリアのためにフリーズ効果を多用する方向に調整できる(これはドルイド・ローグに対して有用)。鎧売りは、このアーキタイプの最大の弱点である高速マッチアップ(バーン)をカバーする素晴らしいカード。千鍵守護者アイボリーは素晴らしいバリューカードだ。

 秘策メイジはプレイヤー層から完全に無視されているわりには、信じられないほどうまくいっている。その高い勝率はジャンクなメタの副産物であり、過大にプレイされている詐欺的なデッキの多くを消し去っている。勝率は下がるべきだが、メタの中で最強のデッキのいくつか(トークドルイドなど)に対するその立ち位置を見る限り、ある程度は維持できるだろう。

メイジ:クラスレーダー
フェニックスサイクロンメイジ
モザキ花火メイジ
フリーズハイランダーメイジ
バーン秘策メイジ
バーンスペルメイジ

シャーマン

 シャーマンは非常に静かなダークムーン・レーサーだったが、実際にはあまりプレイされていないにもかかわらず、まともに見える。

 トーテムシャーマンは、秘策メイジと同様に、スタンダードの最悪のデッキのいくつかに勝つことで利益を得ているが、今後ドルイドが増加すれば、このデッキを実行可能で競争力のある戦略として維持する助けになるかもしれない。進化シャーマンも似たような感じで、明らかに最悪のデッキに思われるのだが、なぜかプレイアブル。

 そしてアグロシャーマンは、トークドルイドには勝てないかもしれないが、他には多くの有利なマッチアップがある。このデッキはダークムーン・レースの前からすでに良いデッキだったが、全く注目されていなかった。今でも堅実だ。

 シャーマンは見た目ほど死んではいない。

シャーマン:クラスレーダー
血の渇き進化シャーマン
ドゥームハンマーアグロシャーマン
アイソアトーテムシャーマン

ハンター

 ハンターはTier16くらいだと思っているかもしれないが、どちらのアーキタイプも(紀元前からあったような気もするが)良い結果を出している。ただし高レベルプレイでは、環境がこれらのデッキに対してより敵対的になるため、成績は悪化するだろう。

 ハイランダーハンターは素晴らしく生存力があり、その最高のカードにはナーフがかかり、ダークムーンレースからのアップグレードは見られなくとも、先週人々が最高のデッキだと誓った過剰な人気のデッキの多くよりもかなり良い結果を出し続けている。

 これはレクサーの物語。オークとオーガのハーフ。両種族から歓迎されていない。ブロンズのプレイヤーには強すぎると苦情を言われている。高レジェンドのプレイヤーからは退屈で「単純」だと言われている。(ホードの)ラダー上りの王者。彼は一人で狩る。

ハンター:クラスレーダー
三キルフェイスハンター
秘策ハイランダーハンター

今週のメタブレイカ

 現在のメタの行方は、今後のチーズパラディントークドルイドの戦いによって決定されるだろう。チーズパラディンが、ドルイドによるカウンターの試みに抵抗した場合、メタは数週間前の進化シャーマンのメタが健全に見えるような、非常に退化した方向にスパイラルしていくのではないかと我々は疑っている。しかし、トークドルイドの方がはるかにインタラクティブで、他のクラスが干渉できる弱点を持っているので、もしドルイドが頂点のクラスになれば、ダイナミックなメタを作るための可能性が広がるだろう。

 マルフュリオンがハースストーンのメタを救う英雄? 時代も変わったな……

ランプパラディン

トークンドルイド

 お疲れ様でした

 このまえ乳首の周辺に腫瘍みたいなものができており、オイオイ死んだか?と思ったのですがためしに潰してみたら普通にニキビでした。わりとよくある事例らしいです。