虚無層

exit from society

vS202(慟哭の洞窟・2021/7/09)雑翻訳

 ダイエットしていたはずがいつの間にかお好み焼きを焼いていた。今日は走ります。内臓脂肪燃やすのが目的なら結局は有酸素運動が一番いいらしいです。

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-202/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 プリーストはやや減少しており、このクラスがピークに達し、いま以上に普及する可能性は低い。コントロールプリーストは最多のトップレジェンドで20%台の使用率で、やはり上に行けば行くほど多い。レジェンド以外の場所では、プリーストの使用率は10%に近い。

 シャーマンの数は増え続けており、高レベルではプリーストに迫っており、アンドゥインの数を抑制する最大の要因となっている。エレメンタルシャーマンはラダーのどこでも多いが、ドゥームシャーマンはここ数週間では後塵を拝しており、やや減少している。

 新シーズンでは、トップレジェンドでの人気は変わらないものの、レジェンドまでの上りでトークドルイドの数が増えていることがわかる。その他の傾向としては、Jambre氏の成功を受けて、フクロウドルイドの存在が目立ってきている。

 ウォリアーは、トップレジェンドでのプレイが少し増加しており、急襲ウォリアーだけでなくコントロールウォリアーも上昇している。かつてはプリーストの隆盛を受け、プレイヤーはウォリアーをプレイすることに少し抵抗を感じていたが、今週は新しい構築が現れたので、このアーキタイプに新たな関心が寄せられたのかもしれない。

 生命奪取デモハンのプレイ数は先週がピークだったようで、今は下がってきている。断末魔デモハンも今週新たな展開を見せたデッキの一つで、やや関心を集めている。

 他のクラスは新しい展開が見られず、この停滞によって、トップレジェンドではほとんどのクラスが衰退し、他のランク帯では変化が見られなかった。メイジ、ローグ、ハンター、パラディンウォーロックについては、我々は今回あまり触れない、ということを前もってお知らせしておく。彼らにとっては、これは「いつも通り」ということであり、私たちはできる限り簡潔に説明し、毎週同じ内容を繰り返さないようにしたいと思っている。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

  • プリースト
    • プリーストは残りの時間も今の「スイートスポット」にいる可能性が高い。スキル上限が非常に高いため、常に高ランクでより強く、より競争力があるように見え、低ランクでは残念な成績。トップレジェンド以外でのプレイ率は明らかにインフレ状態であり、これらのランクのほとんどのプレイヤーはこのデッキでは全く良い結果を出せていないようだ。このデッキはスペルメイジやコントロールウォーロックなどに見られるような、「そのランクではファンデッキ」という性質を持っているのかもしれない。
    • プリーストは、調子が上がりすぎると必ず迅速に対応されるので、高レベルでは今以上に良いパフォーマンスは期待できない。シャーマンとメイジの人気がそれを物語っている。
  • シャーマン
    • エレメンタルシャーマンは、すべてのレベル帯でTier1デッキのように見える。その柔軟性と一貫性が強みであり、ほんの1ヶ月ちょっと前までとは全く対照的。ドゥームシャーマンはエレメンタルよりは劣っているように見え、ミラーでの苦戦が大きな問題となっている。盤面を中心としたデッキに一貫して弱く、罰されることになりやすい。
  • ドルイド
    • トークドルイドはスタンダードで最もパフォーマンスの高いデッキ。どのスキルレベルでも素晴らしいパフォーマンスを発揮し、トップレベルでも落ちることはない。
    • フクロウドルイドはラダーで広く普及したが、その結果は出ていない。最も人気のある2つのデッキ、コントロールプリーストとトークドルイドが最大の問題であるようだ。プリーストをBANし、ウォリアーとデーモンハンターをターゲットし、シャーマン/ローグと拮抗できる可能性があるため、トーナメントなら成功するデッキになると考えられるかもしれない。これは実際大事。このデッキには改善の余地があるものの、それでもラダーでプラスの勝率に到達できるかどうかは疑問。
  • その他のクラス
    • あまり動きはない。成長が止まったとはいえ、デーモンハンターとハンターはメタの中で良い位置にあり、ラダーで最強の選択肢の一つでもある。ローグはトップレジェンドでのほうが強く、プリーストに似たマッチアップ傾向だが、より極端さがない。メイジはプリースト殺し専用機。パラディンは意外とプレイできるが、「正義疲れ」により、使われることはないだろう。ウォーロックはゴミ。

クラス別分析

プリースト

 プリーストのビルドがようやく安定してきたようだ。コントロールプリーストの2つの主なヴァリアントも、性能が安定している。セセックビルドは高レベルでより効果を発揮し、レジェンド以外では泥棒ビルドのほうが良い。

 セセック型は可能なら31枚のカードを使いたい状態で、ミュターヌス、イルシア、ナラレックス、ワンド職人1枚のどれを落とすかがポイントになる(最近はワンド抜きが増えている)。イルシアは4枚の中で最も状況に依存するカードなので、生命奪取デモハンに多く出会う場合を除けば、彼女をカットするのが最も効果的。

プリースト:クラスレーダー
泥棒コントロールプリースト
セセックコントロールプリースト
ラリーミラクルプリースト

シャーマン

 シャーマンはメタの素晴らしい位置にいる。ラダーのどのレベル帯でも強力な選択肢。高レベルのプレイヤーは、このクラスがプリーストをカウンターする最良の選択肢であることに気づき、このクラスを受け入れている。先週、紹介した3つのデッキリストをどのように活用するかについて述べたが、どれもうまくいっている。ドゥームハンマーをプレイすれば、プリースト/ウォリアー/生命奪取デモハンを倒せる。ノール叩きをプレイすれば、それ以外全部を倒せる。

シャーマン:クラスレーダー
ノール叩きエレメンタルシャーマン
ドゥームエレメンタルシャーマン
ナラレックスドゥームシャーマン

ドルイド

 トークドルイドがラダーで圧倒的な強さを見せている一方で、Jambre氏のデッキ構築の努力により、新たなアーキタイプが人気を博している。一部の人はこのアーキタイプで結果を出しているが、フクロウドルイドでの成功は他のプレイヤー層には伝わっていないようだ。コントロールプリーストとトークドルイドとのマッチアップが問題となっているが、ボードスイングのポテンシャルが高いため、多くの盤面重視のデッキに対してはうまく機能しているようだ。

 このデッキではヨグサロンを採用しないことをお勧めする。星界配列ドルイドでは必要不可欠な逆転ツールかもしれないが、フクロウドルイドではマリゴスをできるだけ早く見つけたいので、テイランから確実に引きたい。始原の守護者は、セナリウスの結界のサーチであり、ピエロドルイドでも実績のある優秀なスタビライザー。

ドルイド:クラスレーダー
導きトークンドルイド
結界ピエロドルイド
Jambreフクロウドルイド
The Worst Deck(※星界配列ドルイド)

ウォリアー

 急襲ウォリアーでは、番所バリアントの再登場により、メタに対する最大の突破口が開かれた。拡張初期にナーフされた後、見向きもされなかった遠方の番所とモアシャンの番所は、直近の結果によると隠れた強豪かもしれない。これらは多くのマッチアップで非常に強く、番所型がバニラビルドよりも優れている可能性は高い。

 このバリアントはWuLingによって広められたもので、我々は彼の構築から1枚カード変更を推奨したい。カーガルは採用の価値がないと思っている。番所は単独でじゅうぶん強いし、カーガルが不良生徒よりも有用なフィニッシャーであることは非常に稀。ETCの方がまだ良い可能性が高い。ナラレックスはテントトラッシャー1枚と入れ替えることができるが、このバリアントではバニラビルドでよりも少し弱い。

ウォリアー:クラスレーダー
バニラ急襲ウォリアー
番所急襲ウォリアー
サイラスコントロールウォリアー

デーモンハンター

 断末魔デーモンハンターの小さな進化は遠方の番所の採用で、これはウォリアーの成功を受けてのことだろう。断末魔デモハンの番所バリアントは実験の価値あるものだが、モアシャンの番所の方は、デッキにフィットさせるには魔眼光をカットしなければならないため、難しいようだ。

 ノーマル型は以前と同じ。ほとんどのランク帯では掲載のリストを使用し、トップレジェンドではフェルスティールの剣精を入れるとよい。

デーモンハンター:クラスレーダー
慟哭の断末魔デモハン
番所断末魔デモハン
スタンダード生命奪取デモハン

メイジ

 (なし)

メイジ:クラスレーダー
シューティングスター・スペルメイジ

ローグ

 (なし)

ローグ:クラスレーダー
アレクスミラクルローグ
ときめき秘策ローグ
纏い毒ローグ

ハンター

 (なし)

ハンター:クラスレーダー
くねくねフェイスハンター

パラディン

 (なし)

パラディン:クラスレーダー
信念聖典パラディン
ン=ゾス秘策パラディン

ウォーロック

 (なし)

ウォーロック:クラスレーダー
チケッタスコントロールウォーロック

今週のメタブレイカ

 今日は「WATCH POSTS」の復活の日。大荒野初期のメタを定義したこの威圧的タワーは、ナーフされてもなお、大荒野後期のメタに影響を与える程度の力は持っているかもしれない。

 遠方の番所とモアシャンの番所の追加は、特にトップレジェンドでの急襲ウォリアーのパフォーマンスにプラスに貢献している。遠方の番所は2ターン目に置くと非常に強力で、以前よりも除去しやすくなっているが、放っておくと非常に痛い目に遭う。モアシャンも、相手の盤面展開を大きく妨害することができるため、多くのマッチアップで素晴らしい効果を発揮している。

 これらは攻撃できないため、急襲ウォリアーとのシナジーは直感的ではないかもしれないが、このデッキのゲームプランは相手を盤面から排除することがすべてであり、これらのカードはこのプランに大きく貢献している。また、これらのカードは「調整」との相性もよく、それによってレイトゲームでも使いやすくなる。

 この発見によって、現代の停滞したメタに議論の材料を与えてくれたWuLing氏に感謝します。

急襲ウォリアー

 お疲れ様でした