虚無層

exit from society

vS213(デッドマイン初回・2021/11/12)雑翻訳

 お久しぶりです デッドマイン出て最初の記事です

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-213/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 ドルイドはデッドマインメタのフロントランナーの1つであり、挑発ドルイドはラダー全体で強く、数も多い。配列ドルイドのスマイト入り新ビルドも多くの注目を集めており、対戦数が多い。

 強力なウォリアーカードのリリースによって、予想通りクエストウォリアーが爆発的に増えた。デファイアスの砲手とミスター・スマイトの導入により、このアーキタイプはアグロ型が大半を占めている。このデッキは全てのランクで最も人気のあるデッキ。ビッグウォリアーもほんの少しだけ見られるが、防御的なウォリアーデッキは一般的ではない。

 ワイヤーローグは、高レベル帯では依然として人気。現地連絡員は、今ではスマイトをフィニッシャーとする大荒野式ミラクルローグの目印となっているため、両者を区別するために、(これまでの「連絡員ローグ」から)より一般的なニックネームに表記を変えた。クエストローグと毒ローグも存在しており、新カードやパッケージを試している。

 フェイスハンターも、ワンワンビスケットを中心とするバフパッケージを搭載した新バージョンが登場しているが、大きな存在感を示しているハンターデッキはそれ一つのみ。クエストハンターはごく僅かで、断末魔ハンターにチャンスは無い。

 ウォーロックは影刃投げの名手を素早く吸収しており、このクラスは再び2つのプレイアブルなデッキを示しているようだ。ハンドロックは当然あるとして、ズーウォーロックが復活を遂げようとしている。ズーにはクエストビルドと非クエストビルドの両方がある。どちらが強いのかは後ほど説明しよう。

 パラディンは分裂しており、様々なことを試しているが、ほとんどは人気を集めていない。私たちは聖典と秘策聖典を分けたが、その前者が最も多くプレイされている。また、隠れ身パラディンという新しいデッキも登場し、少しずつプレイされている。

 シャーマンは変化なし。クエストシャーマンでいくつかの新しいカードが試されているが、それだけ。エレメンタルシャーマンはデッドマイン以前と比べて大幅に減少している。

 トップレジェンドの小規模だが持続的な生命奪取デモハンを除くと、デーモンハンターは少し迷走しているように見える。試練場ビッグデモハンが注目されているが、他のデッキはあまり目立っていない。

 クエストメイジは、特に低ランクでは今でも非常に多いものの、デッドマイン以降は全体的に数が減っている。その人気は、クエストウォリアーに一部取って代わられたようだ。クエストメイジのビルドは、パッチ前のものとほとんどは同じ。そう、ほとんどは。

 プリーストは大混乱している。プレイヤーたちは不死のアミュレットや、さまざまな種類のシャドウプリーストの構築を試している。が、どのプリーストデッキもメタでの地位を確立できていない。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

 今回は現在のメタについて語りつつも、来週のバランス調整(レイザーメインの戦闘衛兵、絞殺ワイヤー、魔法使いの策のナーフと、再起のバフ)に向けて、新たなメタを語っていきたい。何が起こるだろうか?

  • ドルイド
    • 挑発ドルイドは壊れ。メタ傾向の変化により、時間の経過によって勝率が緩和される可能性が高くはあるが(例えば、星界配列ドルイドはもっと減るはずだ)、バランス調整がなければ、このデッキをメタの支配者という地位から押し出すことはできなかっただろう。
    • 星界配列ドルイドは苦戦しており、主に上位デッキとのマッチアップが厳しい上に、他のアグロデッキにも負けてしまうため。相変わらずマッチアップが極端で、現在のメタはこのデッキのゲームプランには向いていないようだ。
  • ウォリアー
    • エストウォリアーはまあまあいい感じだが、間違いなく過剰に多くプレイされており、そこそこ過大評価されている。挑発ドルイドのマッチアップは大きな問題で、メタのトップデッキ群に対しても特に良いマッチアップがないため、メタが落ち着いた後では特に強力ではないだろう。また、高レベルでは多くのマッチアップで成績低下することから、スキルの上限も非常に低いと思われる。次のバランスパッチで触れられないのも分かる。
    • ビッグウォリアーは、ラダー全体で堅実なTier2デッキとしての地位を築いており、メイジ人口が少ない高レベル帯では、クエストウォリアーよりも強い可能性がある。
  • ローグ
    • ワイヤーローグはデッドマインによって非常に強くなり、トップレジェンドでは間違いなくTier1のデッキ。新カード(カトラス)によってアップグレードされただけでなく、メタもより有利になっている。生命奪取デモハンは、デッドマイン以前はワイヤーのパワーを抑制するカウンターピックの筆頭だったが、星界配列とクエストウォリアーの台頭によってメタでの地位が損なわれてしまい、ワイヤーローグは高レベルではほぼ無敵の存在となっている。星界配列ドルイドはワイヤーローグに対して有利だが、その程度はそれほどでもない。また配列ドルイドは、生命奪取デモハンがデッドマイン以前より少ないため、総合的にかなり弱い。
    • エストローグもかなり優秀で、ベストなビルドがまだ解明されていない割にはかなり強い。ワイヤーローグがナーフによって崩壊しても、このクラスには優秀なバックアッププランがある。ただしミラクルローグは違う。
    • 毒ローグが活躍するには良いメタではないが、バランス調整の挑発ドルイドナーフによって状況が変わる可能性はある。毒ローグがメタで生き残る可能性があるのは、ハンドロックに一貫して勝てる数少ないデッキの一つであるため。
  • ハンター
    • フェイスハンターは素晴らしく、バランス調整後はさらに良くなるかもしれない。他のTier1デッキがナーフされるにもかかわらず、なぜこのデッキが手を付けられていないのかというと、パッチ後にはコントロールウォリアーやフェルデモハンなどの防御的なデッキが台頭し、フェイスハンターを効果的にカウンターできる可能性があるからだと考えられる。しかし、特にこのフォーマットではハンドロックへの筆頭カウンターである以上、これをトップティアから振り落とすのは難しいだろう。ちなみに、このレポートで紹介している「良いビルド」をプレイすると、挑発ドルイドはフェイスハンターへのカウンターではなくなる。
  • ウォーロック
    • エストメイジとワイヤーローグがナーフされるのに、ハンドロックが放置されることに大きな懸念を抱いている。クエストメイジとワイヤーローグが消滅、もしくは大幅に減少したと仮定すると、バランス調整後のスタンダードでは、ハンドロックに対する信頼できる回答はほとんどないかもしれない。フェイスハンターと毒ローグ以外では、ハンドロックには答えられないようだ。レイトゲーム戦略がパッチ後にこのマッチアップに適切に対応できるようになるか、新しいデッキを生み出す必要がある。
    • ズーウォーロックは統計上は弱そうだが、構築が混乱している影響もある。非クエスト版のデッキは、クエスト版よりも明らかに優れているように見えるが、それもほとんど改良が進んでいない。見捨てるにはまだ早い。
  • パラディン
    • 聖典パラディンは、バランス調整の主な勝者の一人のようだ。これは、このデッキにとって夢のようなパッチ。クエストメイジとワイヤーローグは、このデッキが苦手とする人気マッチアップで、2ターン目のレイザーメインの戦闘衛兵に対する信頼できる答えもない。ハンドロックが以前受けたナーフのおかげで、聖典パラディンがレイトゲームで勝負できるようになったので、来週はこのデッキに注目しておきたい。
    • パラディンには他の選択肢もあるが、そのほとんどが現在Tier3付近に位置している。このクラスのアグロデッキを抑えていた挑発ドルイドへのナーフにより、彼らがより興味を集められるかもしれない。
  • シャーマン
    • シャーマンはクエストもエレメンタルもやや苦戦している。エレメンタルシャーマンは高レベルになると激しく落ち込む。以前もある程度はそうだったが、それでも以前のメタははるかに優しかった。挑発ドルイドがあまりに速く、礁のドルイドはこのマッチアップに大きな影響を与えている。クエストシャーマンはクエストメイジが消えることを望んでいるが、ハンドロックに支配されたメタは理論上ほぼ同じくらい悪いものになるかもしれない。
  • デーモンハンター
    • 生命奪取デモハンはトップレジェンドでTier3程度だと推測される。星界配列ドルイドとクエストウォリアーの存在によって成績が下がっているが、これらのデッキが失速すれば、時間の経過とともに改善される可能性がある。
    • あまりプレイされていないようだが、フェルデモハンは挑発ドルイドとフェイスハンターに対する強力なマッチアップのおかげで、このクラスで最強のデッキかもしれない。また、絞殺ワイヤーのナーフからも大きな恩恵を受けるはずで、ハンドロックには50:50のマッチアップを強要することができる。問題はパラディンになるだろう。
    • 断末魔デモハンは挑発ドルイドが支配するメタでは繁栄できないし、ビッグデモハンはプレイ不可能なビッグミーム
  • メイジ
    • エストメイジはあまり良くないし、パッチ前に比べて確実に悪くなっている。クエストウォリアーとのマッチアップは、ウォリアーのボード外ダメージの追加によって逆転した。ワイヤーローグやフェイスハンターに破壊されている。では、なぜナーフされたのか?
    • エストメイジをナーフせずにワイヤーローグをナーフした場合、ほぼ間違いなく前者が大幅に増加するだろうし、開発チームはクエストメイジが世間の人気を席巻するようなメタはここまでだと考えている可能性が高い。パッチ後はハンドロックが強く、それによりクエストメイジの立ち位置も非常に良くなるため、ローグと一緒にナーフしなければ、もっと強くなっていたかもしれない。
    • もう一つの問題は、現時点での強さ。我々は、クエストメイジが新カードの追加により、いくつかのランク帯で1%以上、勝率を向上させる方法を確認した。おそらく、開発チームが変更を決定する際にこのことを知っていたわけではないと思うが、我々は非常に安堵した。クエストメイジのベストビルドは、今の統計が示すよりも優れており、しかも今すでにTier2かもしれない。クエストメイジの勝率が増加したら、すでに膨れ上がっている使用率がさらに永続していただろうから、デッキをナーフし、次の環境に向けて終盤の選択肢を広げるには良いタイミング。
  • プリースト
    • プリーストは山のようにゴミデッキを持っているが、その中に、現在のメタでTier2になる可能性のあるシャドウプリーストのリストを見つけた。挑発ドルイドへのナーフと、フェイスハンターの上昇によって、バランス調整後にはさらに強くなる可能性があるので、チェックする価値がある。他のプリーストのデッキはゲームの中で最悪の部類に入り、ハンドロックが我々が考えているような強さに落ち着くのであれば、再起が彼らの救世主になるとは思えない。

クラス別分析

ドルイド

 挑発ドルイドは、デッドマインを非常に優位な状態でスタートしたが、最高のカードであるレイザーメインの戦闘衛兵にナーフが課せられようとしている。セット後のビルドでは、カザカスよりも公園のヒョウの方が速いマッチアップで圧倒的に強いため、ヒョウが好まれている。私たちは、このデッキの最後の3つのスロットには感心しない。遠方の番所とリスは確かに悪化しているが、つぎはぎの大工&植え付けのパッケージも特に優れているわけではなく、ミスター・スマイトは役に立っていない。

 私たちは、大工1枚と植え付け2枚を運用することを選択したが、もっと良いものがあるかもしれない。デッキに新たに加えられたものの中で、明らかに高いパフォーマンスを発揮しているのは「礁のドルイド」。

 新しい星界配列ドルイドは、挑発ドルイドや他の速いデッキに消されてしまい、印象に残っていない。このアーキタイプの最も強い方向性は、マルチキャスターをカットして亀は万年を入れることかもしれない。重要なのはOTKを最大化することよりも生き残ることであって、我々は亀は万年がこのデッキの最悪のマッチアップにおいて非常に優れた安定剤であることに気づいた。1枚ずつ入れても良いし、マルチキャスターを完全にカットしてもいいだろう。挑発ドルイドへのナーフは、このデッキをより良くするかもしれないが、クエストメイジへのナーフは、このデッキのベストマッチアップを失うことを意味する。

ドルイド:クラスレーダー
ヒョウ挑発ドルイド
スマイト配列ドルイド

ウォリアー

 エストウォリアーの台頭はデッドマインの最大の話題かもしれないが、このデッキの宣伝とプレイ率は非常に高いものの、結果を見るとこのデッキはそこそこのところにいると言える。

 アグロクエストウォリアーのビルドについて、ほとんどのプレイヤーがやっていないことが2つある。1つ目は、現在のメタにおいて、特に挑発ドルイドの難しいマッチアップにおいて、「砲座に着け!」が非常に重要なカードであるということ。文句なしに2枚運用。2つ目は、「砥石の手斧」は「鍛冶屋の鎚」と一緒に採用する武器として非常に優れている。デファイアスの砲手とのシナジーは抜群。

 残念ながら、より防御的なコントロールタイプのクエストウォリアーに関しては、あまり手を加えることができなかった。しかし、バランス調整後には、そのような機会もあるかもしれない。

 ビッグウォリアーはあまりプレイされていないが、高レベルではクエストより優れたウォリアーデッキになるかもしれない。不思議なことに、このアーキタイプですら「砲座に着け!」をあまり見ない。剣盾のカットを提案する。

ウォリアー:クラスレーダー
アグロクエストウォリアー
コロッサスビッグウォリアー

ローグ

 ワイヤーローグは、高レベルでは制御不能に陥っており、それがナーフされる理由であろう。過剰プレイされている星界配列や海賊ウォリアーの圧によって生命奪取デモハンが減ってきたことで、このデッキを抑えるものがなくなってしまったのだ。さらにアップグレードも行われた。ブラックウォーター・カトラスは非常に優秀で、このデッキにぴったり。教団の新入会員が抜けることになったが、ペン投げ野郎やワンド泥棒を代わりにカットすることもできる。

 エストローグもなかなか良いデッキだが、カード選択に頭を悩ませている。このフォーマットの速いデッキの序盤に対抗する必要性と、終盤のリーサルを十分に維持することのバランスを取るのが難しい。今回紹介するビルドは、ローグの強力な序盤のツールを使って、ドルイド、ハンター、ウォリアーに対抗することを目的としている。スパイミストレスがこれらの早いマッチアップに適しているので、隠れ身パッケージがぴったり合う。エドウィンは特に低いマナカーブに適している。ブラックウォーター・カトラスは、各種スパイの秘密兵器を軽くすることもできるので、とても便利。

 新しい隠れ身パッケージを活用する方法も複数あり、バランス変更後に活躍するかもしれない。ミスター・スマイトは現在のところ印象に残っていない。

 スマイトとブラッドセイルの略奪者を中心とした新しい毒ローグのリストはカワイイものだが、現在のメタはこのデッキにとって大きなミスマッチ。挑発ドルイドは、このデッキが世界で一番直面したくない相手。

ローグ:クラスレーダー
カトラスワイヤーローグ
隠れ身クエストローグ
スマイト毒ローグ

ハンター

 フェイスハンターの構築はエキサイティングな展開を迎えている。いま最強のバリアントはボードバフに焦点を当て始めており、ゲーム序盤のリードからスノーボールし、他のアグロデッキとより効果的に戦えるようにしている。

 その中心となっているのが「ワンワンビスケット」で、この方向性の軸になる超優秀なカードであることが証明されている。衝角の乗騎は突然コアカードに見え始めているし、魔力異常体はネタではない。このデッキでは純粋に優れた1ドロップとなっている。

 最も重要なのは、このビルドが挑発ドルイドの長年の有利をついに否定し、ほぼ五分五分の勝負になっていること。フェイスハンターはドルイドに対して、バフパッケージのおかげでバリュートレードを通じてスノーボール式に盤面を増やし、主導権を握ることができるようになった。

 エストハンターはあまり発展せず、静かだった。他のハンターデッキは、競争的な有望性は示していない。

ハンター:クラスレーダー
ビスケットフェイスハンター
爆発クエストハンター

ウォーロック

 ハンドロックは非常に強力で、来週のバランス調整で最大の勝者となる可能性がある。影刃投げの名手は、このデッキに素晴らしい効果をもたらし、確実なコアとなっている。28枚は決まっているが、最後の2つの枠には議論がある。私たちは、環境に対する総合的な強さと、ドルイドとハンターに対する特定の強さから、生の苦悩を好む傾向がある。不安定なシャドウブラストは、主にウォリアーとローグに対して優れているが、それ以外ではあまり重要ではないようだ。生命奪取デモハンの衰退により、炎の祭壇の価値は下がっている。教団の新入会員がデッキから外れる世界も考えられるが、現在はその世界ではない。

 ズーウォーロックは統計的には劣っているが、全く探索されていない。プレイヤーの皆さんには、クエスト以外のリストを調査し、改良してほしい。私たちは、掲載のバーテンのリストに特に満足しているわけではないが、苦労して改良候補を見つけてきた。このデッキの最高のシナジーは、胡散臭いバーテン、悪鬼の輪、罪深き積荷、破滅の儀式からなる。

 死者蘇生はトークン生成との相性が悪く、くねくね怪異と旅承認はカードとしては並だが、このデッキの強みをさらに生かすためには最適なものであるようだ。スマイトと刀自/ささやき/手のディスカードパッケージは相性がひどく悪い。

ウォーロック:クラスレーダー
影刃投げハンドウォーロック
バーテンズーウォーロック

パラディン

 パラディンは比較的静か。クラスで最も優秀なデッキである聖典パラディンには目立った動きはありませんが、来週のパッチ後に大きなインパクトを与える準備が整っているのは確か。サケビインコは入らない。秘策聖典パラディンも変わっていない。

 権威の祝福とサケビインコのシナジーを利用した隠れ身パラディンの実験が行われている。これは標準的なハンドバフパラディンと同等のパワーを持っている。我々は、塗油の騎士で権威の祝福を引く確率を上げるために、スマイトと信念1枚をカットするメリットがあると考えている。改めて言うが、我々はスマイトが6マナ6/5突撃であること以外の理由なくデッキに登場することには感心しない。

パラディン:クラスレーダー
貴族聖典パラディン
貴族聖典パラディン
権威の隠れ身パラディン
権威のハンドバフパラディン
バトマス秘策パラディン

シャーマン

 シャーマンは現在のメタではあまりよくは見えないが、エストシャーマンは改善する方法を見つけた。マルチキャスターを入れてダンジョニアを抜いたり、マルチキャスターを最大限に活用するためのいくつかの調整(魔力呪文として始原学の予習を加えるなど)をするのは、デッキにとってはアップグレードであるように思われる。このデッキではスバラシインコはそれほど優秀ではない。

 エレメンタルシャーマンは悪化している。ミニセット以前の、このデッキが活躍するための条件が完璧に揃っていた頃と比べると、このデッキにとって魅力的な環境ではなくなっている。このデッキが同じ場所に留まっている間に、競争相手はより良くなっている。

シャーマン:クラスレーダー
マルチキャスタークエストシャーマン
競売&ノール・エレメンタルシャーマン
ボルナー&ドゥーム・エレメンタルシャーマン

デーモンハンター

 デーモンハンターはちょっとした混乱に陥っている。クエストウォリアーと配列ドルイドの台頭により、トップレベルにおける生命奪取デモハンは強く抑圧されている。ニード・フォー・グリードが素晴らしいカードであることがわかった。断末魔デモハンは、このフォーマットで利用可能な光速アグロ戦略のいくつかに対して、序盤の盤面コントロールを競うのに苦労している。ビッグデモハンは、おそらくこのフォーマットでは最悪のデッキ。私たちは、そのおそらくベストなビルドを紹介したが、それでも勝ち目はないと考えている。

 フェルデモハンは、一応このクラスでは最強のデッキかもしれない。このデッキはフェイスハンターや挑発ドルイドとの相性が非常に良く、これらのマッチアップを支配しつつ、他のフィールドとのマッチアップを維持したい場合には良い選択となるだろう。しかし、生命奪取デモハンと同じく、星界配列ドルイドは避けたい。

デーモンハンター:クラスレーダー
グリード生命奪取デモハン
マグゼリフェルデモハン
アンチメイジ断末魔デモハン
試練場ビッグデモハン

メイジ

 今度のエストメイジへのナーフは非常にタイムリーかもしれない。もしワイヤーローグだけをナーフしていたら、特にクエストウォリアーと配列ドルイドの衰退を考えると、メイジの爆発的な増加をもたらしただろう。

 しかし、外部の変化に加えて、クエストメイジは内部的変化によっても性能が向上した可能性が高い。このデッキでマルチキャスターが使われはじめたことで、このデッキの未来が変わった。

 マルチキャスターは、デッキの最後の2つのスロットを解決し、デッキの一貫性を全体的に高める強力な追加要素に見える。デッキの勝率を1~2%向上させる価値があるので、クエストメイジの可能性は、現在フィールドに対して発揮しているものよりもかなり強くなっていると言えるだろう。このデッキと出会うことに疲れている人にとってはありがたいことに、この可能性が実現されるのを目撃することはないだろう。

メイジ:クラスレーダー
マルチキャスタークエストメイジ

プリースト

 プリーストはほとんどゴミのようだ。しかし我々は、シャドウプリーストの中に一つの可能性を見出した。それは、デファイアスのレプラと拡張された影呪文パッケージに加えてギャンドリングを採用すること。これは、ギャンドリングを使用しないビルドよりも強力であり、現在のメタではTier2に匹敵する可能性がある。

 メイジ/ローグのリーサルを弱めるのに加え、再起のバフも良いが、コントロールプリーストを死から蘇らせることができるかどうかは分からない。

プリースト:クラスレーダー
ギャンドリングシャドウプリースト

今週のメタブレイカ

 今日のメタブレイカーの話をするより、来週のメタブレイカーの話をするのはどうでしょうか?

 バランス調整後のハンドロックの見通しは非常に良く、初日の支配デッキになるかもしれないと考えている。現在のパフォーマンスレベルを考えると、メイジやローグと同様にナーフされるべきだったと言える。

 フェイスハンターはハンドロックの主要なカウンターであり、挑発ドルイドの衰退の可能性を受けて、フォーマットの筆頭アグロデッキに進化するかもしれない。唯一の問題は、クエストメイジやワイヤーローグが衰退する可能性があることを受けて、ライフゲインや除去を備えた防御的なデッキが再び顔を出すようになるかどうか。

 聖典パラディンは夢のようなパッチを受けており、主要なカウンターのうち3つがナーフされるし、レイトゲームでハンドロックに対抗する能力は過小評価できない。

 興味深い出来事になるだろう。

ハンドウォーロック

フェイスハンター

聖典パラディン

 お疲れ様でした