vSドラゴン大決戦事前カードレビュー雑翻訳③(ウォリアー、中立)(2019/12/7)
ラストです
https://www.vicioussyndicate.com/the-comprehensive-descent-of-dragons-preview/
①(ドルイドハンターメイジパラディン):http://moai3n.hatenablog.com/entry/2019/12/09/004132
②(プリーストローグシャーマンウォーロック):http://moai3n.hatenablog.com/entry/2019/12/09/205431
- 4:メタを定義する、非常に強力、間違いなく使われる。壊れ。
- 3:とても強く、おそらく使われる。ナイス。
- 2:まあまあ強い、ニッチ枠、場合によっては使われる。OK。
- 1:使われそうにない。ダメ。
ウォリアー
https://www.vicioussyndicate.com/the-comprehensive-descent-of-dragons-preview/10/
空の略奪者
ただ強い1マナドロップ。ファイアフライやファラオの猫などと比較できるが、種族が確定なのが大きく、海賊ウォリアーの復活を思わせる。仮にそうなら、このカードは序盤最強の動きの一つになる。3点
目覚めよ!
ウォリアーのヒロパはあなたのヒーローに3点攻撃力。したがって味方にも1点入るのと自分の顔に殴る分のダメージが来る以外はスワイプと同じ。3マナでは悪くないが、素晴らしいというほどでもない。基本的に全体1点は他のカードとのコンボで使いたいが、3マナでは少し重い。2点
悪党同盟の補給係
コスト効率のいいカードだが、特定のデッキでの使い道が思いつかない。アグレッシブなウォリアーのデッキで3ターンめの手先補充なら、ツーデンランスの除去能力のほうが強い。コントロールウォリアーに入る枠もない。ハイランダーウォリアーなら入るかもしれない。2点
儀式用斧
2ターン目に攻撃力4で序盤のミニオンを倒せるのは強い。しかし2回目の攻撃が弱すぎるため、2対1交換ができるとは思えない。烈火の戦斧とは違う。しかし一応序盤対策として使い道はあるかもしれない。
飛空砲撃はしけ(飛空バージ)
強化された艦載砲。一度でもワイルドを触って海賊デッキの艦載砲の威力を知っていれば、我々がこのカードをここまで高評価する理由もわかるだろう。これを3ターン目に除去するのは難しく、どんどんスノーボールしていく。海賊ウォリアーがスタンに帰ってくるための強力な後押し。4点
溶岩竜の息吹
ドラゴンデッキなら固い除去。現時点ですでに、ラスタカン時代のドラゴンを使ったデッキすら僅かに存在するクラスなので、新拡張のサポートを快く受け入れるだろう。最強の息吹ではないが、まあ固い。2点
衝突事故
スーパーコライダーの完全下位互換と言っていい。全くの無駄カード。コライダーでこれ3回分あるのにまだ必要なシーンなどあるのか?そもそも3マナが重い。1点
破滅の御子
とてもナイスな祈願の報酬。ドラゴンでもある。ガラクロンドドラゴンデッキができるかも。クラスの持ち物を考えれば不可能ではない。最も重要な点は、ガラクロンド自身の雄叫びと非常に相性が良いこと。3マナで7/6急襲が3体。狂っている。あとお触れ役でも釣れる。期待。3点
イカリ
圧倒的に壊れてる武器。3マナで2/3の武器と3ドロー。3マナができることをはるかに超えている。イカリはダメージ付きのぶんどり部隊。ナーフ前の。海賊ウォリアーがメタに参入するならば、これがその最大の理由だろう。海賊種族シナジー重点のデッキが仮にふるわなかったとしても、このカードと少々の海賊パッケージを採用するデッキは存在するだろう。4点
狂乱(狂暴)のアスペクト・デスウィング
コントロールウォリアーにおいて柔軟な除去をていきょうするが、特にドラゴンやバフを利用するもの、ガラクロンドデッキなどにおいては特に強い。単体除去、AoE、そして生き残ればそのまま大型の脅威になる。この万能性によって腐る可能性がほとんどない。いいカードの兆候。あらゆるコントロールウォリアーへの最大の強化カード。3点
砕けざる(絶対無敵)ガラクロンド
序盤の盤面コントロールに役立つヒロパだが、ライフが減りすぎないよう装甲が欲しくなる。また中盤以降も、少しずつ相手のバリューを刈っていけるため使える。祈願カードは悪くなく、中立の祈願ミニオンとヒロパの相性もいい。しかし祈願の報酬に関してはシャーマンに劣る。そして一番弱いのは自身の雄叫びで、そのターンの盤面に関しては5枚の中で最弱。最大アップグレードによる武器以外、盤面に関係する能力が一切ない。
ミニオンを引いて大きなバフを書けるのはもちろん、より早い相手にはゲームエンドになる。しかしこの効果でレイトゲーム戦略に勝てるという保証はない。重要なのはドクターブームというDKも存在しているということで、どちらを使ったコントロールウォリアーのほうが強いのか定かでない。ブームに負けた場合、4月までこのカードはお休みになるだろう。2点
まとめ
・ドラゴン大決戦ランク:5位
・総合パワーランキング:6位
ウォリアーは変遷の時代。よくできた拡張カードを手に入れ、ドクターブームが消えてからも戦えるように準備している。今じゃないなら4月以降。
まず海賊ウォリアーが爆発的なカードを手に入れ、スタンダードに帰還の兆しが見える。しかし数年ぶりのサポートなので、メタに定着するまで時間がかかるだろう。イカリと飛空砲撃はしけは素晴らしいカードだが、この築き上げられてきた環境に突然飛び込んでどこまでやれるのかは何とも言えない。
コントロールウォリアーはドラゴンとガラクロンドのサポートを受けた。このクラスにとっては、ドルイドとは真逆で、ドラゴンはラスタカンのものと並んで防御のためのツールとして使われそう。ガラクロンドドラゴンデッキは成功の可能性がある。
こうしたデッキの懸念点は、現行のブームコントロールウォリアーにも共通だが、新拡張でいくつか無限バリュー、無限ダメージに相当するメカニクスが追加されたことで、除去で耐えきるためのデッキには非常に厳しい。したがって、ガラクロンドやコントロールウォリアーには黄色信号が出ている。このヒーローカードはアグレッシブなデッキの要にはなるかもしれないが、クラス用祈願カードは防御系が多く、海賊デッキのプランと合わない。
したがって予想としては真ん中あたりにしておく。
中立
1&2マナ
爆裂バトルメイジ
大量の1ドロップを採用したいアグロなら使える。現在のスタンダードの1マナ域は非常に弱いので、バニラ2/2でも居場所はある。
スコア:3
クラス:アグロデッキ
ミニ終末予言者。序盤の5ダメージはたいてい何でも壊せるので悪くない。ハイランダーメイジにセイヤーの2枚目として採用したり、凍結とのコンボを狙える。
スコア:2
クラス:メイジ
熱気球
アグロメカデッキの固い1ドロップ。メカンガルー以来の1マナ域。体力が上がるのは超電磁との相性がいい。
スコア:3
クラス:ハンター、パラディン
ドラゴンブリーダー
ドラゴンデッキなら良いバリューカードであり対アグロならテンポ出しもできる。特にメイジではルナポケや竜の女王アレクストラーザなどコンボを可能にするパーツが多く、マリゴスを増やせば非常に強い。
スコア:2
クラス:メイジ
躱し身のキメラ
拡張パックの穴埋め。構築に敢えて採用することはない。vSが嫌いでない限り。
スコア:1
灰色の魔法使い
特に意味がない。
スコア:1
パラシュート・パイレート
非常に強い、アグロに海賊シナジーを入れたくなる。今もワイルドで使われているパッチーズを思い出す。
スコア:3
クラス:ローグ、ウォリアー
美味しいマロバルーン
ミッドレンジドラゴンの固い2ドロップ。悪夢の融合体との相性がいい。
スコア:2
魔改造師
ネタカード、かつ無貌の手先の大外れ枠。
スコア:1
ワームレストの浄術師
すごいクールなカード。いくつかの奇妙な利用法があり、主にパラディンのライトフォージのクルセイダーを起動するなどがある。または序盤用のミニオンを中立にしておき、中盤以降これで変身させるなど。ハッカー・爆弾のカウンターでもある。
スコア:2
クラス:パラディン、対シャッフル系のテック
3&4マナ
ブロートーチ妨害工作員
もっと強い3ドロップでこのスタッツで使われなかったカードをたくさん見てきた。これが例外とは思えない。効果もたいしたことない。
スコア:1
タタリガラス
狂乱とツンドラサイでわくわくコンボ。たのしそう
スコア:1
ファイアーホーク
メイジなら1ターン目に喚起から出して5/3。悪くはないが、そんなアグレッシブなメイジがあるのだろうか。なくはないかもしれない。
スコア:2
クラス:メイジ
ゴボグライダー技師
熱気球と並んでアグロメカデッキで使えそう。
スコア:2
クラス:ハンター、パラディン
生き息ドラゴンブレス
使うには有効範囲が狭すぎる
スコア:1
スケイルライダー
ドラゴンデッキなら素晴らしいカード。特にテンポを重視するミッドレンジ系はほしい。強化版SI:7。
スコア:3
心血注ぐ献身者
中立祈願の弱いほう。しかしほとんどのガラクロンドデッキには必要。ウォリアーとシャーマンはヒロパがテンポよりなので使いやすい。プリーストでは弱い。
スコア:2
クラス:ローグ、シャーマン、ウォーロック、ウォリアー
ドラゴンモーの密猟者
テックカードだがおおくは過大評価しており必須だと考えられている。ミッドレンジドラゴンデッキに対してのみ強力で、しかも4ターン目に出さないといけない。後半はそれほど強くなく、レイトゲーム用ドラゴンを用いる遅いデッキにはあまり役立たない。そして他の相手にはただの4マナ4/4。カス。総合的な結果はあまりよくないだろう。ミッドレンジドラゴンデッキがよっぽど強くない限りは。
スコア:2
クラス:対ミッドレンジドラゴンのテック
躱し身のフェイウィング
ミッドレンジドラゴンデッキで強い。パラディンやドルイドなどの、盤面外のバフと相性がいい。盤面を取らない受け身のデッキに対して大きなプレッシャーを与えられる。
スコア:3
フリズ・キンドルルースト
この拡張で最強のカードのひとつ、ある程度ドラゴンを入れるデッキなら無条件で採用される。ナーフ予想の最大候補。あまりに便利で対話性がなくカウンターもできない。試合を崩壊させる効果にバニラスタッツ。全カード公開でやっぱり壊れだと確信した。
スコア:4
クラス:ドルイド、ハンター、メイジ、パラディン、ウォーロック、ウォリアー
ヒポグリフ
上のカードにギャーギャー言ってしまったので一旦このパック穴埋めカードを見て落ち着いていこう
スコア:1
財宝荒らし
イカリやツーデンランスのある海賊ウォリアーに採用すればバリューの高い雄叫びを序盤に出せる。将来的に他のクラスにも強い武器が来れば使えるかも。
スコア:3
クラス:ウォリアー
トロルのコウモリ騎兵
新しいボム・ロバー。ボム・ロバーくらい使われる。
ナレーション:ボム・ロバーは使われなかったよ。
スコア:1
ウィングコマンダー
理論上は素敵だがたとえばミッドレンジドラゴンで序盤に大量のドラゴンを手札にかかえた場合、それはこのカードを4マナ6/5で出すような場合なのだろうか? 他の場合はチルウィンドのイェティかそれ未満なのも不満。これ自身がドラゴンじゃないため、トップで引いたら悲惨。
スコア:1
ズルドラクの儀式官
スタンダードにおける唯一の使い道はプリーストの復活プールをダメにすること。一部のプレイヤーなら4点つけるかもしれない。
スコア:2
クラス:対復活テック
5,6マナ
ぽっちゃりチビドラゴン
見た瞬間床にひっくり返った。5マナ5/5でドロー付きのドラゴンとは。少しでもドラゴンシナジーを使うデッキなら絶対に入るだけでなく、全くドラゴンを使わないデッキですら入る可能性があるのはアジュアドレイクで証明されている。しかもスタッツから明らかにドレイクよりも攻撃性能が高い。なぜ存在できているのかわからない。もうせめて召喚時と攻撃時の効果音がいい感じであってほしい。絶対何回も聞くので。
スコア:4
クラス:全部
クロマティックの卵
面白いカードだが致命的に遅く安定しないため使われることはない。
スコア:1
コバルト・スペルキン
非常に興味深いドラゴン。1マナ呪文のプールが小さく強力なクラスなら強い。メイジはベストフィットだろう。1マナ呪文の平均パワーが高く、新拡張からは種族シナジーもある。他のクラスで使われても不思議ではない。使えそうなクラスはいくつかある。問題になるのは同じマナ域にやばいチビドラゴンがいること。
スコア:2
無貌の変性者
ぽっちゃりチビドラゴンがOPだと思うならこれはどうだろうか。基本的に中立のオアシス・サージャーだが、最大活用するには小さいトークンが必要。このカードはメタを定義するだけでなく、ゲームプレイも定義する。かつて7マナのボーンメアがやったのと同じことをこのミニオンはできる。こちらに有利すぎるトレードを強いることで相手の盤面を崩壊させる。
しかし、変性者が最も活躍するのは以下のようなデッキ。
- ミニオンのカーブが低いアグロデッキ。
- 横並べのできるトークンデッキ
- 手先を使うデッキ。手先は最高の変性対象。
- ハンド・デッキをバフするデッキ。変性者がさらに巨大な脅威化する。
- あらゆるシャーマンとパラディンのデッキ。ヒロパでトークン。ちなみにシャダウォックがこのカードのおかげでまた無限ループできるようになった。
これらのデッキは全てこのカードを使うだろうし、中盤を支配するはず。ナーフ筆頭候補。
スコア:4
クラス:ドルイド、ハンター、パラディン、ローグ、シャーマン、ウォーロック、ウォリアー
コボルトの棒ドロ
強力な断末魔などの効果を持つ武器への固いテック。キングスベインが存在していたらかなり強かった。現時点ではほとんどの場合ハリソンのほうが強い。
スコア:2
クラス:対武器のテック
プレートブレーカー
コントロールウォリアーには悪夢だが他のクラスには効果がない。平均リターンは充分とは言えない。広くは使われないだろう。
スコア:2
クラス:アグロデッキ、バーンでフィニッシュするコンボデッキ
ガラクロンドの盾
強いほうの中立祈願。ほとんどのクラスが使いたいだろう。5ドロップとしては充分な防御力。
スコア:3
クラス:悪党同盟のクラス
スカイフィン
ドラゴンデッキなら充分なスタッツがあり、ドラゴンマーロックハイブリッドデッキが作れるかもしれない。
スコア:2
クラス:パラディン
触手の脅異
ただ弱い。有効利用しようとしたらすごく欲張りなデッキを組まないといけない。そしてその上でもゲームに勝てるような効果ではない。
スコア:1
擬装した飛行船
有利なら強く、不利なら弱い。こういうカードは最終的に強くない。メカデッキがドラゴン環境を生き残れるとしても、特にこのカードのおかげではない。ただ隠れ身は不気味な効果であり過小評価されがちでもある。
スコア:2
クラス:???
躱し身のワーム
躱し身のフェイウィングと同じく、ミッドレンジドラゴンでは固い。疑似除去であり、バフとの相性もいい。
スコア:2
メカデッキの除去枠、興味深い。疾風のハーピーに急襲も付いており実際強い。アグレッシブなメカデッキがマナカーブの頂点に置きそう。
スコア:2
クラス:ハンター、パラディン
クロンクス・ドラゴンフーフ
この拡張で最強のカードのひとつ。ガラクロンドデッキが強い要因。ウィンコンディションを確実に引けるのは侮れないし、変身後の雄叫びも試合を終わらせる力がある。すべてのガラクロンドデッキに自動で入る。一切の疑問も思考も不要で絶対入る。
ヒーローカードは無料で配るが、実質無料ではない。なんというブリザード。
スコア:4
クラス:悪党同盟のクラス
ウトガルドのグラップル狙撃手
とんでもないしっぺ返しが来うる。平均リターンも見合っていない。
スコア:1
7マナ~
躱し身のドラコニッド
この躱し身ドラゴンは他よりも少し疑問が残る。マナコストが重いため。しかしこの能力の組み合わせは強い。バフとの相性もいい。
スコア:2
シュ=マ
トークンデッキだと強い可能性はある。体力が高く永続効果なのは処理しにくい。横並びが一度でも通れば強いクラスなら全員興味を持つべき。ロア、血の渇き、クエストハンターなどとのシナジーは明らか。
スコア:2
クラス:ドルイド、ハンター、シャーマン
双暴帝
あまりに遅く、強い状況が狭い。8ターン目にやりたいことはもっと他にある。
スコア:1
竜の女王アレクストラーザ
新拡張のハイランダーカード。きわめて強力で、返されなければゲームを終わらせるようなターンを作る。エリーズドラゴンブリーダー、リンチェン(特にうしろ2つはメイジでルナポケ後だと刺激的)などのコピー能力と組み合わせてバリューエンジンとしても使える。ともかく、プレイスタイルを問わずあらゆるハイランダーデッキの必須級フィニッシャーになるだろう。アレクスとゼフリスの二人がいれば探検同盟以外のクラスももっとハイランダーを使いやすくなる。誰が生き残るか楽しみ
スコア:4
クラス:探検同盟クラス、あるいは全部?
サスロヴァール
測定不能な力を持っているが、何となく、シャヴァーラを利用するパラディンとの相性がいいような気がする。
他には巨人のマナコストを下げるデッキ、ウォーロックやメイジなどで使えるだろう。
スコア:2
お疲れ様でした