虚無層

exit from society

vS179(ダークムーン初回(第2週)・2020/11/27)雑翻訳

 今回の翻訳は8割くらい気合入ってます

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-179/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 エキスパンションの第一報として、各アーキタイプの構成を理解することは非常に重要であり、おそらく勝率以上に重要である。ビルドのばらつきは、あるアーキタイプがどれだけ一つのビルドに定着しているか、そしてそれがどれだけ洗練されているかを意味する。現時点では、多くのデッキが洗練されていないので、改善の余地があるかどうかで勝率が上がるか下がるかがわかる。また、最新のPodcastエピソードでは、初期のメタの開発についても話している。

 デーモンハンターはスタンダードで最も人気のあるクラス。その人気は高レベルでピークを迎え、その洗練度も最も高い。ソウルデーモンハンターのビルドは拡張開始前からすでに判明しており、このデッキはすぐにメタの柱として確立された。アグロデーモンハンターは1日たたずに洗練され、そこそこの存在感を示している。イルギノスとモアーグの加工師によるバーストコンボを中心とした生命奪取OTKデーモンハンターもある程度プレイされており、特にトップレジェンドでプレイされている。

 ローグはスクロマンスのあいだじゅう見てきたのと同じ3つのアーキタイプで構成されているが、いずれも比較的カオスな方法で新カードをいじっている。ミラクルローグは最も人気のあるアーキタイプで、トップレジェンドではますます増えてきている。アグロローグは、ハイパーアグロなビルドと、バリュー/コンボ中心のビルドに大きく二分されている。ガラクロンドローグはクトゥーンにかなり固執している。

 シャーマンは大復活を遂げ、いくつかのアーキタイプがダークムーンの追加カードを利用して再び活気に満ちているように見える。進化シャーマンが先頭に立ち、トーテムシャーマンがそれに続く。また、アグロシャーマンも少し見られる。それらの中には一般的に低いマナカーブのビルドもあれば、ドゥームハンマーによるバーストダメージに焦点を当てたものもある。クエストシャーマンは発売当初に登場したが、その後すぐに衰退してしまった。

 ウォリアーは低ランクでは比較的忘れ去られているが、高レベルではコントロールウォリアーがかなり大きな存在感を表し始めており、ますます一般的になりつつある。コントロールウォリアーは、除去ツールを主に組み込んだ様々なヴァリアントの融合体である。レジェンド以外では、クトゥーンのような遅い勝利条件に焦点を当てていることがわかる。レジェンドでは、このアーキタイプは、ペン投げ野郎、血盟の傭兵、空飛ぶほうきとのETC・OTKコンボを実行しているビルドが大多数を占めている。他のウォリアーのアーキタイプはプレイ率が非常に低い。

 ウォリアーと同様に、ドルイドもほとんどプレイされていないいくつかのアーキタイプと、プレイ率の大多数を占めるアーキタイプに分かれている。ピエロドルイドがスタンダードに登場し、その防御ツールの弱さを圧倒的な勝利条件で克服しようとしている。マリゴスドルイドは勝利条件が異なるかもしれないが、かなり似たような状況にある。

 ウォーロックはダークムーン初日には最も人気のあるクラスだったが、それ以降は下降線をたどっている。多くのカードがチケッタスによって焼かれたが、高レベルのプレイヤーはチケッタスが勝利のチケットだとは認めなかったようだ。コントロールウォーロックはトップレジェンドでは著しく衰退しており、ズーウォーロックというこれもまた正しい構築を探し続けているデッキに追い抜かれてしまった。

 ハンターは全く持っていつも通りに見える。断末魔ハンターは長くは続かなかったようで、このクラスはすぐに約束された勝利のデッキに戻ってしまった。フェイスハンターのプレイヤーは、ふれあい動物園の新たな秘策シナジーをプレイするか、それともスクロマンスの間じゅう使ったのと同じデッキを運用するかのどちらかにほとんど決めている。トップレジェンドでは、歴史によってその優秀さが証明されているハイランダーハンターが依然として好まれている。

 パラディンもスクロマンス時代に似ているが、ピュアパラディンが首位を握り始め、聖典ほうきパラディンは後手に回っている。ピュアパラディンは新兵ビルドなど、標準的なスクロマンスの構築を超えた様々なバリエーションを試している。聖典ほうきパラディンはマナカーブの頂点としていくつかの旧神(クトゥーンやヨグ)を試している。

 プリーストへの情熱はエキスパンションの発売後すぐに衰えてしまった。復活プリーストがメタを席巻することはなく、コントロールプリーストではナズマニの血紡ぎ師という重要な新カードの1枚にバグが発生したため、ハイランダープリーストを運用しているプレイヤーが出てきている。

 メイジはほぼ完璧に3つの異なるアーキタイプに分かれているが、どれも大きな牽引力を得ていない。サイクロンメイジはエレメンタル・パッケージをより多くビルドに取り入れようとしている。秘策メイジは1ドロップを、妥協ラインすら持っていないという事実を頑張って補おうとしている。スペルメイジは狂気のデッキでハイロールするか、クトゥーンでふざけるかのどちらかに割かれている。ハイランダーメイジは顕著に消滅している。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

 拡張の最初の1週間は、メタがひどいデッキで埋め尽くされているため、多くのアーキタイプの勝率は当然ながら高くなることを覚えておいてほしい。メタが落ち着き、競争力が高まり、悪いデッキを押しのけるようになると、全体的に勝率がデフレしていく。エキスパンションの第1週目に勝率55%のデッキは、エキスパンションの第5週目に勝率55%のデッキとは違う。過去1年間では、スクロマンス、降魔の狩人、ドラゴン大決戦がいずれも初週にバランスの変更があったため、初週のレポートを掲載していなかったが、今回は初週のレポートを掲載している。

デーモンハンター

  • ソウルデーモンハンターはダークムーンフェアの初週を終えた後、非常識的なマッチアップ分布に裏打ちされたレジェンドでの勝率の高さで、倒すべきNo.1デッキとしての地位を確固たるものにしている。コンスタントにソウルデモハンに勝てると思われるデッキはピエロドルイド、ピュアパラディン、コントロールウォリアーだけである。
  • アグロデーモンハンターの全体的なマッチアップ分布は不条理に強く、エキスパンションの最初の弱いデッキを重く罰しているので、おそらくもっと強いであろう。しかし、これに強いデッキがメタを定義するデュオとして台頭してくる可能性が高いため、今後数週間でアグロデモハンのパフォーマンスは大幅に低下すると強く考えられる。ソウルデーモンハンターとコントロールウォリアーはデッキたちの興亡を決定づける支配者の軌道に乗っており、トップレジェンドのプレイヤーは今すでにそれを経験している。
  • 生命奪取OTKデーモンハンターはかなり悪そうだし、高レベルのプレイでは性能があまり向上しないので、永続的なインパクトがあるかどうかは疑わしい。

ローグ

  • エキスパンションの開始時には多くのデッキが高い勝率を示していたため、注目されていたミラクルローグがTier2に留まっているのは少し驚くべきことである。このアーキタイプは確かに時の試練に耐えるには十分な性能を持っているが、その最も流行っている構築には極めて欠陥がある。ミラクルローグが繁栄したいのであれば、そのシナジーを最大限に活かすためにいくつかの重要な修正を加えなければならないだろう。
  • アグレッシブなデッキの初週の勝率が50%以下であるのを見ると、それは通常、そのデッキの将来性にとって良い兆候ではない。しかし、アグロローグには良い言い訳がある。バリュー/コンボ中心のアプローチはこのアーキタイプにとって唯一の正しいアプローチであり、一方でハイパーアグロはそれを引きずっている。アグロローグが強力な方向にしっかりと移動すれば、まだ粘る可能性はある。
  • ラクロンドローグはダークムーンフェアで競争力のあるデッキになるかもしれないが、クトゥーンを取り除かない限り、その良さはわからないだろう。とりあえずクトゥーンを取り除かなければ始まらない。

シャーマン

  • シャーマンがまたいい感じになってきた! 進化シャーマンはこのクラスの中で最も印象的なデッキであり、どのレベルのプレイでもTier1の勝率を示している。ソウルデーモンハンターやコントロールウォリアーとの対戦は五分に見えるが、あまり良い方向には向かっていない。これらのデッキの使い手は、より効果的に進化シャーマンに対処する方法を学び、勝率を上げているようだ。もしこれらのマッチアップが来週中に不利サイドに変われば(可能性は非常に高い)、進化シャーマンは実行可能で競争力は残る者の、Tier1での日々は終わるかもしれない。これらのマッチアップを五分にするために、進化シャーマンはビルドで別の突破口を見つけることができるだろうか?
  • 我々は進化シャーマンのパフォーマンスを尊重しているが、トーテムシャーマンのパフォーマンスは間もなく劇的崩壊を迎える可能性があると考えている。このデッキのマッチアップ分布をまとめれば以下のようになる。有利なら、相手は悪いデッキだ。不利なら、相手は良いデッキだ。これは 95% の精度。ということは、悪いデッキはすぐに消えて、良いデッキが増えてくる。今はまだアイソアを作る時ではない。
  • そのため、シャーマンのトーンはかなり悲観的に見えるが、このクラスには良いニュースがある。このデッキのドゥームハンマーのヴァリアントは、ソウルデーモンハンターとコントロールウォリアーの両方と効果的に争い、五分の試合をすることができるかもしれないのだ。もしそれが成功すれば、私たちの手の中には「眠れるデッキ」があることになる。このデッキがパフォーマンスの低いドローエンジンをゲームチェンジャーにアップグレードできるかどうか、見届けなければならないだろう。
  • エストシャーマンはミーム度合いに関しては非常に強い。

ウォリアー

  • おそらく、我々がコントロールウォリアーをソウルデーモンハンターと同じレベルで見ているのかを説明し、この二者をダークムーン・フェアのメタを定義する二人組として考慮しているのか、説明する時が来たのだろう。ポイントはコントロールウォリアーの洗練段階がほぼ完成に近いということであり、トップレジェンドでのパフォーマンスと比較するとプラチナでのパフォーマンスが非常に弱いことなどから、物事がどこに向かっているのかを理解することができる。このデッキの勝率は日々上昇し続けており、ETCコントロールウォリアーはソウルデーモンハンターの天井を突き破ろうとしていると自信を持って言える。今後のメタの傾向と改善の余地を考慮すると、コントロール・ウォリアーは最終的にはこのフォーマットで最強のデッキになるだろうと我々は予想している。
  • しかし、ウォリアーはそれだけではない。爆弾ウォリアーは古い(それと……退屈な?)デッキだから今はプレイされていないかもしれないが、このアーキタイプはプレイすることを選んだ人たちにはよく働いている。
  • 最後に、失敗しているミナジェリ(混成)のアーキタイプがあるが、これは成功する見込みはほとんどない。アグレッシブなウォリアーデッキを成功させたければ、激怒ウォリアーを使うことだ。サンプル数の少なさからすると、このデッキは誰かに拾われるのを待っている眠れる古きデッキである可能性がある。

ドルイド

  • ドルイドはあまり活躍していない。ピエロドルイドはちょっとピエロなデッキである。基本的にはスタンダードの全てのアグロデッキに負けてしまうが、メタを定義しているソウルデーモンハンター/コントロールウォリアーの二人に対しては最強の選択肢となっている。つまり、ピエロドルイドはトップレジェンドで魅力的なカウンターデッキの選択肢に発展する可能性があるということだ。文字通りトップレジェンドにいるのでなく、これら2つのデッキに出会っていないのであれば、これをラダーに持っていくことはお勧めできない。

ウォーロック

  • これだけ人気のあるデッキにしては、コントロールウォーロックは確かにひどい。なぜこのデッキがこれほどひどいのかと思うなら、ソウルデーモンハンターとの対戦を見てみよう。このフォーマットで最高のデッキに対して勝率が20%の場合、苦戦を強いられ、おそらくすぐに消えてしまうだろうということがわかった。
  • ウォーロックは今回のエキスパンションでは強力なサバイバルツールを受けていなかったので、このクラスのレイトゲームの戦略に違いが出てくるはずもない。同じような話はクエスウォーロックにも見られ、ガラクロンドウォーロックはこれらほど悪くないが、それでもかなり悪い。
  • このクラスに期待しているのはズーウォーロックである。アグロデッキではあるが、このアーキタイプは改善できないと結論づけるにはまだ十分な探索がされていない。しかし、このメタで生き残るためには、改善しなければならない。

ハンター

  • フェイスハンターが拡張のこの早い段階で対戦相手の顔を粉砕することに成功したことは、驚きではない。驚かれるかもしれないのは、スクロマンスの古いビルドがダークムーンフェアのふれあい動物園ビルドを上回っていることだ。しかし繰り返しになるが、フェイスハンターのTier1の立ち位置はおそらく一時的なものである。ソウルデーモンハンターやコントロールウォリアーのダブル試験に失敗したため(両方に対して著しく不利)、パフォーマンスが急降下するだろうと予測している。
  • ハイランダーハンターは昨日も今日も明日も最高のハンターデッキだと確信している。ラダー全体での勝率は圧倒的だが、特にレジェンドやトップレジェンドでも非常によく持ちこたえている。マッチアップ分布も広く、弱点はほとんど見当たらない。ソウルデーモンハンターとコントロールウォリアーとの対戦は半々に近い。もしかしたら、ハイランダー・ハンターはプレイヤーが気付いていないもう一人の巨人なのかもしれない。
  • 断末魔ハンターは失敗したのでしょうか? ダークムーンフェアはまたしてもハンターのクラス内の選択肢がフェイスかハイランダーしかない拡張になるのでしょうか? せやな。

パラディン

  • ピュアパラディンの限界はスクロマンスを通して非常によく知っているので理解している。しかし、ソウルデーモンハンターの最もハードなカウンターであり、コントロールウォリアーにも負けていないことを考えると、このデッキが無視され続けるのかは疑問に思わざるを得ない。これによりピュアパラディンは非常に強力なポジションにある。このデッキの防御ツールはソウルデーモンハンターのゲームプランを破壊するために完璧に構築されており、そのプレッシャーはウォリアーズを確実に消耗させることができる。
  • 聖典ほうきパラディンは微妙なように見えるが、調子を取り戻すためには、旧神たちを捨てて、それを以前の良いものに固執する必要がある:ペン投げ野郎で繰り返し相手を負け犬呼ばわりすること。

プリースト

  • 我々はエキスパンションの最初の週にデッキのパフォーマンスに関する結論を出すことには常に注意しているが、コントロールプリーストの場合、ナズマニの血紡ぎ師がバグを抱えており、そのせいでプレイヤーが血紡ぎ師を抜いた変なリストを使わざるを得ないでいることを考えると、文字通り結論を出すことが不可能だ。私たちが知っているのは、コントロール・プリーストが競争できるようになるには、ちゃんと動作するナズマニの血紡ぎ師が必要であるということである。
  • 他のプリーストのアーキタイプは牽引力を得る可能性が低い。復活プリーストは不評である。ハイランダープリーストはクラシックなTier4デッキのように見える。

メイジ

  • メイジはダークムーン・フェアの死体クラスになるのか? アーキタイプのパワーレベルを考えると、確かにそのように見える。サイクロンメイジは終わったように見える。スペルメイジはティア-ミームのままだ。秘策メイジは非常に悪いデッキに対してしか勝てないTier3の詐欺師であり、忘却の彼方に沈むと予想されている。メタ中の全てのクラスの中で、私たちが遠隔的に肯定的なものを何も見つけられなかったのはメイジだけだった。GG、ジェイナ?

クラス別分析

デーモンハンター

 デーモンハンターはダークムーンフェアの第一週目の後、スタンダードの中で最強のクラスのように見え、それが繁栄しているのを見てもあまり驚かない。

 ソウルデーモンハンターはダークムーンフェアを容赦なく破壊してきた。ありがたいことに、私たちのセオリークラフトの記事で、発売前にすでに考え出されていた!

 イルギノスはこのデッキの中で最もインパクトのあるカードだと言う人もいるだろうが、このレジェンドのカードは予想されていたほど強力ではない。ソウルデーモンハンターの最高の新カードであることが証明されているのは秘剣の貴婦人であり、だからこそ、まともなダメージ源であることに加えて、彼女のための追加のスイッチとしての容赦なき追撃が本当に良いのだ。

 ワンド職人は他のビルドではかなり一般的なカードだが、良いターン2を提供することを除けば、ペンフリンガーのいないレイトゲームでは衰退してしまう。魔力喰いは一見ほど狭い技術カードではない。このフォーマットのほとんどのデッキに対してこっそりと効果を発揮し、ローグやパラディンに対しては絶対にゲームを変えるカードである。ピュアパラディンはソウルデーモンハンターの最も難しいカウンターなので、魔力喰いの株は次の週には上昇するはずだ。

 アグロデーモンハンターも非常に好調で、ほぼ完璧なマッチアップ分布を持っているが、スタンダードの中で最強の2つのデッキ(ソウルデーモンハンターとコントロールウォリアー)と対戦した時の立ち位置が悪かったことで傷を負ってしまった。Lemonは、グルダンの髑髏を竹馬男に交換することで我々のセオリークラフトを微調整し、竹馬男はデッキの中で非常に良いカードであることを証明してくれた。

 OTKデッキである生命奪取デーモンハンターは、どのレベルのプレイでも良いパフォーマンスを発揮することができなかった。もしこのデッキをプレイすることにした場合、モアーグの加工師をより簡単にセットアップするために激昂のフェルスクリーマーを走らせることが非常に重要であることに注意してほしい。また、可能であれば加工師のコピーを3枚走らせたいので、フェル学を少なくとも1枚走らせたほうがいい。

デーモンハンター:クラスレーダー
イルギノスソウルデモハン
ハイパーアグロデモハン
生命奪取OTKデモハン

ローグ

 ローグは多くの注目を集めているが、それを裏付けるような結果を出しているとは言えず、そのいくつかは確かにカードの選択に関係している。

 ラクルローグはローグデッキの中では最高のパフォーマンスを誇るが、現在のビルドでは最適とは言えない。この改善の余地があれば、最終的にはトップメタのデッキに対してより良いマッチアップをすることができるだろう。

 XiaoTは、今やどこにでもネットデックされているが、容易に改良できるリストでレジェンド1位を獲得した。ゼフリスはこのデッキの中ではダメなカードであり、決して入れるべきではない。3つの秘策だけを走らせることはハナーや脳天直撃ガールの性能を低下させ、カード・ドローやカード生成が非常に多い(部分的にははとんでもなく強力なペテンのおかげ)ときにはカンニングは非常に不器用な選択である。さらに、ファラオの愛猫をカットすることはただの違法行為である。

 このビルドでは、ファラオの愛猫を2体戻し、テンポ重視の伏兵を実行し、クエスト中の冒険者を1体カットしている。現在のメタでは、冒険者はかなり窓際のドルイドに対してのみ有効であるため、このデッキのコアとは言えない。1枚運用するのは問題ないが、2枚採用は惰性の産物ではないかと考えている。

 アグロローグはビルドによって性能に大きな差があり(良いものもあれば非常に悪いものもある)、パフォーマンスが悪い。オールインのハイパーアグロなアプローチを取ることはうまくいっていないようだ。より強力なリストは悪党同盟の悪漢とワンド泥棒のコンボカードを使っているものであり、今回紹介するビルドはそれらの強みを取り入れたものである。隠れ身ミニオンや影隠れとのシナジーが地味に強いので、くねくね怪異を使うことを強くお勧めする。

 ラクロンドローグはクトゥーンを使うべきではないことは明らかであり(どのようなローグデッキもそうすべきではない)、この旧神の存在がアーキタイプの勝率を下げている。クトゥーンを外せば競争力のあるデッキが存在するかもしれないが、移行が起こるのを見るまでは、ガラクロンドローグの天井がどこなのかはわからない。

ローグ:クラスレーダー
秘策ミラクルローグ
隠れ身アグロローグ
ペテンガラクロンドローグ

シャーマン

 シャーマンがスタンダードに凱旋し、いくつかのアーキタイプが素晴らしい結果を残している。

 進化シャーマンは最強のシャーマンのアーキタイプのように見え、ボグスパイン・ナックルを発見した金網デスマッチ管理係が加わったことで大きな恩恵を受けている。脱線コースターはこのデッキでは有用なカードのように見え、魔古の肉細工師との強力なシナジーを発揮している。

 イナラ・ストームクラッシュはアーキタイプには合わないと思われる。掲載のデッキではレジェンドを使用しておらず、ファイアハート先生も省いているが、ウォリアーの使用率が急増した場合、最終的に重要な存在になるかもしれない。その代わり、一度遅れをとると相手のミニオンにアクセスする手段がないという進化シャーマンの弱点を緩和することに焦点を当てている。ストームストライクと蛇寺院のポータルの両方がそれを大きく助けてくれる。海の巨人と無貌の変性者はいちおう注視しているカード。

 トーテムシャーマンはエクスパンションのスタートは好調だが、メタがより効率的になるにつれて、最終的には先細りになるのではないかと強く疑っている。トーテムシャーマンは良いデッキには負けて悪いデッキに勝つ傾向があり、そういった悪いデッキは長くは続かないだろう。

 進化シャーマンと同様、我々はトーテムシャーマンの、対戦相手の盤面に対応する能力を最大化しようとしている。大トーテム・アイソアはこのデッキの成功には絶対に必要だ。

 我々はアグロシャーマンの可能性に非常に興味をそそられている。そのドゥームハンマーのバリエーションは、コントロールウォリアーに一貫して挑戦するための最良のアプローチであり、そのレースポテンシャルはソウルデーモンハンターとの対戦を非常に五分に差し迫ることができ、この2デッキは今互いの顔をひたすら殴り合っているところである。

 また、その構築は非常に改善しやすく、貪欲な読書家は非常に弱そうに見える。このデッキはシンプルに、読書家が効果を発揮するのに十分な速さでカードを吐き出していない。代わりになる可能性のあるカードはたくさんあるが、ゲーム終盤に新たなリロードを提供し、バーストダメージを与えられるようにするために、入念なノート取り屋を提案する。ほとんどのプレイヤーが進化シャーマンに期待を寄せているが、このデッキについても目を閉じないでほしい。

シャーマン:クラスレーダー
コースター進化シャーマン
アイソアトーテムシャーマン
ドゥームハンマーアグロシャーマン

ウォリアー

 ウォリアーはデーモンハンターのラダーの優位性を脅かす最大の脅威となるかもしれない。

 コントロールウォリアーはその防御的なゲームプランに理想的なフィニッシャーを持っており、いくつかの不器用な旧神たちよりもはるかに速いものを持っている。ペン投げ野郎、血盟の傭兵、空飛ぶほうきとETCのコンボは本物であり、非常に成功している。このコンボの成功の鍵は、高速なマッチアップでは血盟の傭兵が船頭/鎧職人と組み合わせることで別の勝利条件として機能し、ほうきはロードバロフと組み合わせて非常に有用であるという点にある。対アグロでこのパッケージで唯一「本当に」死ぬカードはETC自身である。

 コントロールウォリアーを洗練させるのはかなり難しいことがわかっている。空飛ぶほうきはコンボの文脈の外でも非常に有用なので、2枚使うのが正しいかもしれない。ラトルゴアはミラーでは重要だ。アズィノスの防塁は対デーモンハンター戦では歴史的な存在だ。

 問題は地雷原のためのスペースがないことであり、このカードがゲーム序盤では驚くべきカードでありながら、レイトゲームでも非常に有用であることが非常にはっきりとわかっている。シャーマン/ローグ/ドルイドに強い乱闘を削っても大丈夫なのか疑問だが、より安定したほうき/バロフが代わりのボードクリアを与えてくれる。ガラクロンドもスローな対戦で多少役に立つというだけなので少し疑問が残るが、こちらのOTKに対してミニオンを出さないことでファティーグに陥るのを防ぐことができるかもしれない。

 新しいウォリアーのアーキタイプが印象に残らなかったので(ミナジェリ(混成)ウォリアーファンの皆さんには申し訳ないが、このデッキを少しでも改善できるような良いアイデアが一つも見つからなかった)、古いウォリアーが再び登場する可能性がある。爆弾ウォリアーは非常に有望に見えているし、地雷原はレンチカリバーが装備される前の非常に良い遅延/生存カードなので、弱点の対アグロマッチアップを後押ししてくれるのではないかと私たちは考えている。

 激怒ウォリアーはコントロールウォリアーとは大きく異なるデッキだが、概念的には似たような勝ち方をする。コントロールウォリアーと同じ勝利条件(船頭/鎧職人/傭兵)を持っていて、レイトゲームのバーストコンボへとサイクルしながら、より速いマッチアップでも勝利することができる。海賊パッケージに剣食い男を追加した掲載のビルドは非常に期待できる。

ウォリアー:クラスレーダー
ETCコントロールウォリアー
ガラクロンド爆弾ウォリアー
ソード激怒ウォリアー

ドルイド

 ドルイドはメタの中で比較的窓際の役割に向かっているようで、そのアーキタイプのほとんどがどこかに消えていった。

 ピエロドルイドはダークムーンフェアの最初の週に話題にする価値のある唯一のドルイドデッキであり、ラダーではあまり良いパフォーマンスを発揮していない。このデッキはアグロデッキには完全に破壊されてしまうものの、相手にとっては非常に威圧的なデッキであることが証明されている。このフォーマットで唯一、ソウルデーモンハンターとコントロールウォーリアーの両方に対して高レベルで大きな有利を発揮するデッキであり、それらはこのフォーマットで最も影響力のある2つのデッキ。つまり、これらのデッキの人気がピークに達するレジェンドの頂点という、非常に特殊なシナリオでピエロ・ドルイドが成功していると見ることができる。

 重さ当てはこのアーキタイプのキーカードであることが証明されている。一般的なラダープレイであれば、月蝕やギドラを走らせるべきだが、月蝕/ギドラが最も有用なランクでは、実際にはこのデッキはお勧めできない。特定の2つのマッチアップを狙うためだけにピエロ・ドルイドをプレイしているのであれば、アミュレットやヤシャラージュといった終盤のスタビライザーの方が有用であると感じるかもしれない。

ドルイド:クラスレーダー
ヨグピエロドルイド

ウォーロック

 ウォーロックはおそらくダークムーンフェアの最初の週のあいだに最も過剰広告されたクラス。1日目のヒーローから、10日目にはゼロですらないことは確実。

 ダークムーンフェアの発売時にはチケッタスの誇大広告が非常に強かったため、人々はコントロールウォーロック・デッキを構築したが、そのアーキタイプがスクロマンス時代の運命を変えるような生存能力のアップグレードを受けていないことを知るだけであった。そのため、80%の確率でソウルデーモンハンターに負けるという小さな問題を抱えている。相手のカードを燃やしても死んだら意味がない。

 私たちは人気のあるゴミの山を調べて、ドラゴンパッケージと冥竜の息吹を使うことで、コントロールウォーロックをそれほど酷くないものにする方法を見つけた。魂の欠片とカルトゥートの守護者を散りばめたダブル種族(悪魔とドラゴン)のビルドは、Tier4のトップに登るために必要な持続力を与えてくれる。サーカスの融合体と双暴帝はこのデッキではキュートなシナジーを発揮する。

 炎の災厄を運用しているラクロンドウォーロックはチケッタスのより強力なシェルのように見えたが、特集されているビルドは私たちのセオリークラフトの記事からそのまま引用したものだ。残念ながら、このアーキタイプでさえ、競争力のあるデッキに見せるにはかなりのパワーが不足している。

 そこで、ズーウォーロックを使うことにした。エキスパンションの最初の時点で既にやや凡庸に見えるアグレッシブなデッキは良い兆候とは言えないが(特にソウルデーモンハンターに苦戦している場合)、その洗練度に関しては進歩が見られ、競争力を維持できる可能性は十分にあるだろう。フェル学は悪魔重視のビルドとの組み合わせでかなり強力に見える。

ウォーロック:クラスレーダー
ダブル種族コントロールウォーロック
チケッタスガラクロンドウォーロック
ハンドズーウォーロック

ハンター

 いつものハンターのファッションで、クラスはいつもの容疑者に導かれ、多くの遊びもファンファーレもなしでかなりの成功を収めている。

 興味深いことに、フェイスハンターは私たちが思っていたほど、ふれあい動物園の拡張された秘策パッケージを好意的に受け入れていない。ポルケルトを実行しているスクロマンスのビルドは最高のパフォーマンスを発揮するものであり、ダークムーンフェアからのカードは一切含まれていない。

 新しい秘策シナジーをより楽しんでいるように見えるアーキタイプは、ハイランダーハンターである。リンリングのライフルはこのデッキの中でも特にすばらしいが、新しい追加カードはすべて好調だ。エキスパンションの前のセオリークラフト・ビルドがラダーを引き裂いており、スタンダードの中で最強のデッキ選択の1つを提供している。フェイスハンターとは異なり、ハイランダーハンターはソウルデーモンハンターとコントロールウォリアーの両方と五分に戦える。その将来性を考えると、これは非常に重要なことだ。

 誰もが驚くべきことに、断末魔ハンターは存在しないだろう。デッキは以前のエキスパンションよりも遥かに機能的に見え、遅いデッキに対しては非常に強力なマッチアップを持っているが、速いデッキに対しては完全に絶望的だ。空飛ぶほうきは時折り盤面をスイングしてくれるが、奇跡の担い手ではない。

ハンター:クラスレーダー
ポルケルトフェイスハンター
秘策ハイランダーハンター
秘策断末魔ハンター

パラディン

 パラディンはダークムーンフェアでの現時点の静かな成功例であり、今のゲームで最高のデッキに最高の答えを提供している。

 ピュアパラディンはソウルデーモンハンターにとって最強のカウンターであり、それは尊敬を集めるべきものである。ビルドはまだ進行中だが、デーモンハンターを倒したいのであれば、ボードの大型の展開の方が新兵よりも優れたプランであることは明らかになっているので、権威の祝福は非常に一般的なものとなっている。ホーガンロボ(速い対戦用)とアージェントのハッタリ屋(遅い対戦用)は互換性があり、ナールの真槌は単体カードとしてはかなり印象的だ。ユレールは常に彼女がアーキタイプのコアであることを主張している。

 聖典ほうきパラディンは現在、その対戦相手たちのアーキタイプが見せているような純粋なパワーを発揮していない。今のところ、ほとんどが旧神に餌付けされている。そう、クトゥーンの責任は私たちにあるが、このデッキではヨグもまたクソだということを知っていただろうか? 聖典ほうきパラディンを構築する最良の方法は、スクロマンスからデッキリストをコピー&ペーストすることだ。

パラディン:クラスレーダー
聖典ピュアパラディン
サイクル聖典パラディン

プリースト

 プリーストのプレイヤーはほとんどダークムーンフェアの初期の頃に挫折しており、復活するためにナズマニの血紡ぎ師のバグの修正を待っている。このバグは、血紡ぎ師が既に0マナコストであるカードのディスカウントをヒットさせる原因となり、意図した効果よりもはるかに低い効果となっている。

 そのため、このバグに見舞われたコントロールプリーストの性能については、大きな結論を出すつもりはない。ここでは、ぶっ壊れの手相占いを利用した、最高のものを掲載している。

 他のプリーストのアーキタイプの性能については、もう少し自信を持っている。ハイランダープリーストはがっかりに見え、メタにおいて重要なプレイヤーになる可能性は低い。

 復活プリーストの再来を恐れていたプレイヤーにとっては、それは失敗に終わった。もしあなたが過去の脅威を操縦したいのであれば、見つけられるだけ多くのAoE効果を使うようにしよう。ホーリーノヴァ、無限竜の息吹、死の災厄はどれも非常に重要であり、無気力の波はゲームを引き延ばすのに役立つ。

プリースト:クラスレーダー
手相コントロールプリースト
ダークムーンハイランダープリースト
ブラッド復活プリースト

メイジ

 メイジクラスはダークムーンフェアの最大の失敗作に見える。クラスのアーキタイプが貧弱に見えるだけでなく、修正すべきバグや主張すべき末端のロールもない。彼らはただ悪いだけだ。

 サイクロンメイジのエレメンタルビルドは実験的に面白いものだったが、最終的にはこのデッキのパワーレベルには多くの不満が残る。エレメンタルはグランドフィナーレをコンスタントに強いフィナーレにするにはまだそこまでのものではなく、ヨグサロンはかなり期待はずれに見えた。

 狂気のデッキはスペルメイジにとってかなり強力で毒々しいオープナーであることが証明されているが、アーキタイプをより競争力のあるTierに持ち上げるには十分ではなかった。狂気のデッキのパフォーマンスは、メイジクラスが実際に良いクラスに戻った時には将来的なナーフに見舞われる可能性があることを示唆しているが、このままではミーム状態に戻ってしまうだろう。

 秘策メイジのTier 3での立ち位置は、ほとんどがひどいデッキとのマッチアップの結果である。それらのデッキがいなくなれば、このアーキタイプが勝てるものは何も残らず、その時点で消滅することはほぼ確実である。

メイジ:クラスレーダー
エレメンタルサイクロンメイジ
バーン秘策メイジ
狂気のスペルメイジ

今週のメタブレイカ

 ソウルデーモンハンターはダークムーンフェアの初週のNo.1デッキとなったが、メタの他のデッキが上昇するか下降するかを決める唯一のリトマス試験紙にはならないだろう。ETCコンボを採用しているコントロールウォリアーが明日のベストデッキとして登場するだろうと我々は予想している。ソウルデーモンハンターに対してエッジを発揮するだけでなく、メタのトップデッキに対するマッチアップ分布がほぼ完璧になる可能性がある。

 コントロールウォリアーの台頭はメタの大きなシェイクアップにつながり、(ソウルデーモンハンターと共に)アグロデッキのパワーレベルを全体的に低下させる可能性がある。問題は、コントロールウォリアーの新しいOTK勝利条件と、ソウルデーモンハンターの容赦ないダメージとバーストが、他の何かが繁栄することを許すのかどうかだ。

 現在、他の勢力からの圧力に屈することなく彼らの存在下で繁栄しているデッキが1つあるとすれば、それは間違いなくハイランダーハンターだ。プレイ率の低さと知名度を考えれば、過小評価されているのは間違いないが、メタを破壊し、フォーマットを再構築できるデッキではない。

 というわけで、旧神は死んだまま横たわった。ソウルデモハンとコントロールウォリアーを止めなければならない。ハースストーンのメタの命運がかかっている。彼らに対抗して罰し、打ち負かすか。

 それとも……プレイするか。

 今週末には新たなPodcastエピソードが登場し、メタの方向性と発展について議論していきます。

・メタを定義する二人組

ソウルデーモンハンター

コントロールウォリアー

・大いなる眠れるデッキ

ハイランダーハンター

 

 お疲れ様でした

 大陸の覇者始めました。ソロゲーなので人間関係の鬱陶しいのがなくておすすめです。ガチャは渋いけどシステム的には強いの1、2人いればあとは仲間の頭数が重要なのでリセマラで強いの二人くらい揃えてから無料で引けるだけ引きまくるのがいいと思います。眠い。寒い。金がないので自炊。クソめんどいので酒飲んで音楽聞きながら作るに限りますね。