虚無層

exit from society

vSグリフォン年コアセット評価雑翻訳①(デモハン、ドルイド、ハンター、メイジ、パラディン)(21/03/22)

 今更スピッツ聞いてます。ハチミツはいいアルバムだ。

 

 我々は通常コンテンツも1週間ごとに制作しているが、新しいコアセットの導入は、特別回の制作に値するものだ。スタンダードフォーマットは完全に変貌しようとしており、各クラスがどのような影響を受けるのかを見ていきたいと思う。

 各クラスのコアセットの出来は? 最も注目すべき変化や失ったものは何か? 最大の勝者と敗者は誰か? それぞれのカードは、このフォーマットの未来をどのように形作るのか? ここでは、その答えを出してみたい。

 我々は、カードの潜在的な強さを評価し、以下のガイドラインに基づいて1から4までのスコアをつけた。なお、16日の新拡張公開シーズンの開始前にすべてのカードの評価を行っている

  • 4- メタを定義する、または確実にプレイされる非常に強力なカード。翻訳してください。訳:壊れ!
  • 3- ほぼ確実にプレイされるであろう、強力なカード。訳:いいね
  • 2- そこそこいい、またはニッチなカードで、プレイされる可能性のあるもの。訳:まあまあ
  • 1- 何らかの理由により、競技シーンでプレイされるとは思えないカード。訳:いいね。訳:まあ……

 プレイされると思われる中立カードについては、そのカードを使用する可能性の高いクラスやデッキもリストアップしている。

 各クラスの作品は、クラスの展望とランキングに関する最終的な考えで終わる。

 コアセット・ランク:このクラスのコアセットはどのくらい強いのか?

デーモンハンター

バトルフィーンド

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 デモハンの代表的1ドロップは続投。これからのアグロ系デモハンデッキには必ず入るだろう。最初期のものよりは弱いが、何の問題もない。

スコア:★★★☆

真紅の秘印の使い走り

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 ナーフは非常に痛かった。よっぽどドローしたいか異端シナジーに寄るのでないかぎり、構築に採用するメリットはない。

スコア:★☆☆☆

混沌一閃

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 スタンダード最強のサイクリングカードであり、純粋なアグロデッキ以外の全てのデーモンハンターデッキに採用されてきた。特に二連斬がなくなった後では、多くのデッキに採用されるだろう。

スコア:★★★★

霊視力

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 霊視力はコアセットの中でも最高のカードドローソースの1つだが、まだ1種類のデッキでしかプレイされていないため、あまり意味がない。生命奪取デモハンのような純粋なコンボデッキでグルダンの髑髏と一緒に採用されているのを除き、髑髏に大きく負けている。それでも最初に言った理由で、高めの点数をつけている。

スコア:★★★☆

アルドラキ・ウォーブレード

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 この武器の耐久度が3だった時を想像してみてほしい。これはデーモンハンターの定番であったし、二連斬がなくなっても、今後印刷されるアタックバフがこのカードの採用を後押しするだろう。あまりに強いので、イルギノスとのシナジーでアグロデモハンにさえ採用されている。

スコア:★★★★

連携攻撃

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 トークンデモハンのカード。以上。

スコア:★☆☆☆

ガナーグのグレイヴ鍛冶

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 ダークムーンフェアのアグロデモハンで非常に強かった竹馬男に似ているが、竹馬男と違って3ターン目にすぐ使っても強いので、これがアグロデモハンで使われる可能性も十分あるだろう。

スコア:★★☆☆

アッシュタンの闘将

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 防御的なデーモンハンターのデッキはあまり見られないが、それしかこのカードがまともに仕事できる場所はない。この状況が変わるとは思わない。デーモンハンターには常にこれよりも良いカードがあるだろう。

スコア:★☆☆☆

混沌爆発

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 他のクラスなら大活躍したのだろうが、デモハンはアグロ寄りのクラスであるため、少数のプレイにとどまっている。まだ成功を見ていない理論上のアーキタイプにとっては構築基盤。

スコア:★★☆☆

魂の狂宴

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 トークンデモハンはこの一年間弱かったし、魂の狂宴はその中でも弱いカードだった。

スコア:★☆☆☆

盲目の監視者

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 デモハンはカードドローに恵まれているので、この種の効果はあまり魅力を持っていない。もっと使えるカードがあるはずだ。

スコア:★☆☆☆

激昂のフェルスクリーマー

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 輝く瞬間もなくはない。大きなミニオンを使うデモハンデッキや、最近見るように、モアーグの加工師などのサポートカードとしても良いだろう。マナを踏み倒せるカードは常に見張っておかねばならない。

スコア:★★☆☆

イリダン党の審問官

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 このビッグなボーイは理論的には非常に恐ろしい存在。フェルスクリーマーで踏み倒される可能性があり、1ターンで敵ヒーローに16ダメージを与えることができるため、生き残ってしまうとかなりの確率でゲームが終了する。事前に装備しておいた武器との相性も抜群。面白いが、高マナのカードは概して、グルダンの髑髏や異端メカニックのせいで、このクラスではあまり効果がない。

スコア:★★☆☆

魔眼光

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 ナーフされた後も強力な除去カードであることは証明されていたが、その後の数回の拡張でもっと良いカードを手に入れたことでデッキから押し出されるようになってしまった。しかし、イルギノスや異端とのシナジー効果は健在であり、今後もいくつかのデッキで採用される可能性は高い。

スコア:★★★☆

アズィノスのウォーグレイヴ

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 元のコストに戻ったが、耐久度が1つ減っており、オリジナルとは大きく違う。もっと良い武器を手に入れる可能性もあるが、これは攻撃時に発動する効果とのシナジーがある。少数ならプレイされるだろう。

スコア:★★☆☆

コルヴァス・ブラッドソーン

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 このカードはやや盛りすぎに感じる。生命奪取を持つ2マナ2/2突撃は、2ドロップのマナ効率をすでに大きく上回っている。異端でバウンスする能力はペン投げ野郎を思い出させるが、これは誘発させるのが難しい条件であり、マナコストも2倍になっている。アグロ系のプレイヤーなら、基本スタッツとゲーム終盤でのリーチを増やすためにこのカードを欲しがるかもしれない。

スコア:★★☆☆

まとめ

コアセットランク:2位

 デーモンハンターは、最も充実したコアセットの一つを手に入れた。カードドローのオプションが充実しており、アグレッシブな1ドロップや、アルドラキウォーブレードという最強のヒーリングツールのひとつもある。また、魔眼光のような実用的なカードもいくつか残っているし、まったく役に立たないカードはかなり少ないといえる。確かにアルトルイスと二連斬は失われたが、それらが残るとは誰も思っていなかっただろう。イリダンはこのセットを大勝利だと思っていい。

ドルイド

飛びかかり

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 序盤にはクッチャベラーとのシナジーもある、まともな除去。遅いドルイドのデッキが、アグレッシブなデッキに対抗するためにこのカードを使うこともできる。このカードが常に採用されるとは限らないが、選択肢としては悪くないだろう。

スコア:★★☆☆

魔法のワタリガラス

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 爆裂バトルメイジがローテーションすると同時に、オリジナルの1マナ2/2が戻ってきた。これの種族タグが意味を持つほどにビーストシナジーが大きく発揮されない限り、トークドルイドのデッキでこれは十分ではないと考えている。

スコア:★★☆☆

野生の力

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 トークドルイドのデッキにはほぼ自動的に組み込まれており、獰猛な咆哮がなくなった今では特に重要になってきているが、その結果トークドルイドが成功するかどうかは少し心配。このアーキタイプ以外ではプレイできない。

スコア:★★★☆

妖獣の激昂

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 役に立つカードだが、通常は月蝕れのアミュレットの方が優れているだろう。両方をプレイして、タンク系のドルイドを受け入れることができる可能性もある。このクラスは、ローテーション後には利用できるライフゲインがあまり多くない。

スコア:★★☆☆

造園

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 トレントドルイドでプレイされることを意図したカードだが、そのデッキが十分に強く、構築に値するデッキになった場合には、このカードでは十分ではない可能性が高い。クッチャベラードルイドのような高速でアグレッシブな亜種も、このカードを考慮することはないだろう。

スコア:★☆☆☆

野生の繁茂

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 数年前にナーフされてからも、結局は何らかのデッキでプレイされているようだ。より強いランプ系カードが出てきたときには押し出されてしまうこともあるが、過剰繁殖の堅実なパートナーであることは証明されている。夢竜の息吹のような新カードが出ない限り、これが我々の最良の選択肢。

スコア:★★★☆

森の魂

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 これもトークドルイドのデッキではまともな役割を果たすが、無条件に強いわけではない。少しメタ依存になることがあり、プレイヤーには過大評価される傾向がある。

スコア:★★☆☆

 

爪のドルイド

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 新規プレイヤーへの選択メカニズムのイントロダクションには適しているが、もう2014年ではない(クラシック・フォーマットをプレイすることで時を戻すのでなければ)ので、決して構築カードにはならない。バフされた挑発フォームは大丈夫だが、新しい急襲フォームはとても悲しい。

スコア:★☆☆☆

動物園の監視員

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バフはかかったが、それでもこのカードが構築であまり成功するとは思えない。自分が既に有利であることが前提条件であり、遅れを取った場合には役に立たない。我々は獣ドルイドを信じない。

スコア:★☆☆☆

練気

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 ドルイドはマナが大好きなので、このカードは常にデッキに組み込まれるだろう。ほぼ全てのドルイドデッキで使えることを考えると、最高点以外は付けられない。現在の練気と電光刹花は、オリジナル版の練気がいかに馬鹿げていたかを示している。

スコア:★★★★

野生の紋章

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 2014年以降ほとんどプレイされることのなかったカードに、非常に大きなバフがかかった。追加のヘルスによって、スタッツのペナルティを払わないバフになり、挑発付与との相性も非常に良い。序盤に深刻なプレッシャーを与えることができるので、より速いドルイドのデッキに忍び込むかもしれない。

スコア:★★★☆

ノルドラシルのドルイド

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 このカードは、ドルイドがマナを踏み倒すのが好きだというメッセージを伝えるためのもので、コアセットではそのための基本的な方法を提供している。高コストの呪文をマナカーブ外でプレイする必要があるが、これはドルイドにとっては本当にやりたくないこと。アヌビサスの守護者の悪いバージョン。

スコア:★☆☆☆

滋養

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 ナーフされた滋養はクエスドルイドでのみプレイされていた悲しいカードで、それもクエスドルイドならば、あまりにがっかりなランプと、笑えるほど効率の悪いカードドローのどちらか片方を選ぶ必要が無いからだ。それ以外では絶対にプレイされないだろう。

スコア:★☆☆☆

自然の援軍

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 樹木が突撃を持っていた栄光の時代はとうの昔に終わり、かつての親友もワイルドに行く。造園と同様に、このカードはトレントドルイドデッキのロールプレイを担うものであり、あまり良いものではない。最近では空中栽培との相性が一番良かったが、このカードもローテーションしていく。

スコア:★☆☆☆

戦の古代樹

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 今まで一度も「根を上げ」たことがないなら、貴方はまだ本当の意味で生きていない。(※「根を上げる」:選択画面における、攻撃+5の表示。当然クソ弱い。)

スコア:★☆☆☆

セナリウス

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 ハースストーンの長い歴史の中で、ごくわずかにセナリウスがプレイされた時があり、その最も顕著な例がクエスドルイド。しかし、8マナに下げたバフでさえ、堅実な選択肢になるという自信はない。盤面バフとしては基本的に遅すぎるし、召喚のオプションも弱い。トークドルイドがこれをプレイしなければならないとしたら、それは彼らがよっぽど困っているという意味だろう。

スコア:★☆☆☆

まとめ

コアセットランク:8位

 ドルイドのコアセットは、損失が大きく、物足りないものとなっている。獰猛な咆哮、なぎ払い、月の炎は、このクラスにとって、多くの歴史的アーキタイプの主要なフィニッシャー要素だったが、今後は草攻凶花のような拡張カードの登場に頼らなければならない。コアセットのカードの多くは何らかのアーキタイプに適合しているが、そのアーキタイプにとって非常に強いとは思えないし、一方で死んでいるカードの数も比較的多い。練気と野生の繁茂を残すのはいいことだし、バフされた野生の紋章がひと騒ぎ起こす可能性もあるが、他にはあまりない。

ハンター

ウェブスピナー

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 コアセットの中でも特に弱い1ドロップの1つで、理由は3つ。ボディが弱い、効果がすぐに出ない、生成可能なカードのプールが比較的低品質。

スコア:★☆☆☆

爆発の罠

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 秘策はシナジーがあれば強く、なければ非常に弱いということがわかっている。爆発の罠は積極的にデッキに入れたいと思う秘策ではなかったが、秘策パッケージを使うだけの価値があり、特にこの罠が環境に対して効果的である場合には、選ぶことがある。

スコア:★★☆☆

凍結の罠

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 爆発の罠と言うことは同じ

スコア:★★☆☆

首狩り斧

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 2点アタックの武器は(その効果が極めて強力なものでない限り)好きではない。ゲーム序盤にこれで殺せないミニオンがたくさんいる。効果が発動しても、我々を興奮させるものではなく、過去のハンターデッキの定番でもなかった(実際にプレイされた時も弱かった)。イーグルホーン・ボウと比較するとかなり大きなダウングレード。

スコア:★☆☆☆

速射の一矢

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 ローテーションするカード(殺しの命令)の代わりだが、はるかに受け入れやすい。速射の一矢は、超アグレッシブなデッキに非常に適している一方で、遅いハンターのデッキにも十分入る汎用性を持っていたため、過去にはハンターのデッキの定番となっていた。ドロー要素がなくても、ゲーム序盤の除去としても使えるバーンカードであり、通常は優れた除去を持たないこのクラスにとっては非常に価値があるはずだ。

スコア:★★★★

腐肉食いのハイエナ

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 腐肉食いのハイエナは、ラスタカン期の「ご主人様の呼び出し」ミッドレンジハンターのように、獣のデッキで恐怖のカードになる可能性を常に示してきた。しかし、猟犬を放て!を失ったことで、その可能性は大きく損なわれることになるだろう。強くなるためには、おそらく通常よりも多くのサポートを必要とする。

スコア:★★☆☆

サメグマ

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 サメグマはかつては使えるカードだったが、もはや猟犬使いを持っていないので、真に威圧的な脅威に変えることはできない。アグレッシブなビーストデッキで使用される可能性はあるが、もしそうなったなら、それはハンターのカードの質が全体的に低いということを示している。

スコア:★☆☆☆

必殺の一矢

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 時代遅れになってしまった除去オプション。遅いプレイスタイルのアーキタイプでよく使われていたが、それでもメタ依存度が高かった。2021年に向けては十分ではないだろう。

スコア:★☆☆☆

凄まじき狂乱

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 これまでのハンターのデザインの中でも最も興味深いものの一つだが、プレイヤーにとっては遠すぎる記憶の中のカードかもしれない。まず、ラスタカン全盛期においても、遅いマッチアップでしか真の強さを発揮できなかった。第二に、安定した性能を発揮するためには、ご主人様の呼び出しくらい強力なドロー効果が必要だった。第三に、効果を発揮するためには適切なバフ対象(獰猛なスケイルハイド)が必要だった。非常にシナジー依存度が高い。

スコア:★★☆☆

魔力の一矢

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 状況によりたまに活躍するロールプレイヤーのひとつで、特に、バーンを最大限に利用したい超アグレッシブなハンターデッキで活躍する。殺しの命令がなくなったことで、魔力の一矢の存在はより重要になるかもしれない。

スコア:★★☆☆

追跡術

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 追跡術はクラシックセットの中でも最も有用なハンターカードの1つだったが、今回のバフにより、特にリソース重視で勝利条件の一部を捨てられないような遅いハンターデッキが、より有効に活用できるようになった。さらに重要なのは、この変更によってプレイ感、すなわちQOLが向上したことであり、多くのハンターデッキでプレイされることになるだろう。

スコア:★★★★

品種改良者

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 スタッツでは初級エンジニアと比較でき、獣の採用によって強い効果を持つ。序盤のテンポを重視するような純粋な獣デッキでは、このカードはあまり向いていないと考えられる。このカードは、ほとんどが非ビーストで構成され、勝利条件やゲーム中盤から後半にかけてのパワースパイクのためにいくつかの重要な獣だけを使うデッキに採用される可能性が高い。それはとても狭い役割なので、実際には起こりそうにない。

スコア:★☆☆☆

サバンナ・ハイメイン

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 このカードが2枚入れられるレジェンドのミニオンと考えられていた時代が思い出される。時代は変わり、ハイメインが2021年にプレイされるのは、その断末魔や獣シナジーをどうにかして利用するデッキに限られるでしょう。そうでなければ、スタッツではもう勝負にならない。

スコア:★☆☆☆

発射準備

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 開発はこのカードを採用したいと考えているようだが、マナコストを半分にしてもまだ魅力的ではない。かなりの呪文サポート(ハンターには通常ないもの)を必要とし、(旋風脚流の達人のような)永続的ボディに取り付けられておらず、カードプールの質は非常に低い。あえて興味を持てる点があるとすれば、ワンド職人から出ること。

スコア:★☆☆☆

ヘビの罠

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 爆発の罠と凍結の罠と言いたいことは同じ。

スコア:★★☆☆

キングクラッシュ

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 クラッシュを9マナで普通にプレイするのは弱すぎ、ハースストーンの歴史の中で唯一プレイされた時はマナを踏み倒していた。クラシックセットのレジェンドの中で唯一、バフのない弱いクラスレジェンド。

スコア:★☆☆☆

まとめ

コアセットランク:10位

 フェニックス年のセットとコアセットから判断すると、ハンターは問題を抱えている。何年にもわたって活用してきた実用的なカードを大幅に失い、見返りはあまり得られなかった。秘策パッケージは、プレイされるためには常にサポートに大きく依存している。以前は強力だった3マナのスロットは、今では荒廃している。盤面外ダメージのカードは減らされた。追跡術と速射の一矢で少しは緩和されるかもしれないが、カードドローはまだ持っていない。ハンターの荒ぶる大地セットが非常に良いものでないと、追いつくことはできない。

メイジ

 

シューティング・スター

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 このカードは、クラスで使える様々な呪文ダメージのシナジーのおかげで、少なくとも来年の間はかなり強いと思われる。魔力の爆発のようなフルボードクリアではないが、その小さいマナコストは魔法使いの弟子のいない世界に適している。

スコア:★★★☆

瞬間凍結

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 メイジの凍結効果のほとんどが取り除かれてしまったので、このカードがコアセットで何をしているのか分からない。たくさんのサポートがあれば少しプレイ可能になる可能性があるが、私たちが考えているようなサポートは起こりそうにない。

スコア:★☆☆☆

魔法学者

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 これまでに作られた最強のメイジカードの1つである魔法学者がコアセットに存在することで、2年ごとにサーチを印刷しなくても秘策が使えるようになった。これについて私たちが言える一番悪い点は、史上最も壊れたカードの1つであるマッドサイエンティストよりは優れていないということ。きっと彼女は怒らないだろう。

スコア:★★★★

魔力なる知性

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 ドローが不足しているコアセットの中で最も強力なカードドロー源の1つであり、メイジはこのカテゴリにおいて他のクラスよりも有利な立場にある。このカードは素晴らしいものではなく、より強力な選択肢がある場合にはデッキから脱落する傾向があるが、これが存在することでメイジは重要なスタートダッシュが得られている。

スコア:★★★☆

冷気の放射

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 フロストノヴァとブリザードの両方がなくなり、メイジにはそれを補うために霊気の放射のバフが与えられている。これは基本的にフロストノヴァをナーフしたものであり、それが果たすべき素晴らしい役割が完遂できないため、これは十分な補償ではない。

スコア:★☆☆☆

アイスバリア

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 最高の防御秘策。使えるかはメタによる。

スコア:★★☆☆

鏡の住民

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 より強い秘策が来たときに真っ先にカットされる秘策。鏡の住民が強いカードであるような状況はほとんどない。

スコア:★☆☆☆

ファイアーボール

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 メイジはバーンのほとんどを失い、コアセットでメイジのピューピュー要素を思い出させてくれるものはファイアボールだけが残された。アグレッシブで呪文ダメージやバーン中心のメイジデッキは、新拡張で得られるであろうバーンと並んで、このカードをフィニッシャーとして採用することになるだろう。ゲーム内で最高の直接ダメージ呪文の1つ。

スコア:★★★★

イセリアルの召術師

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 このカードは(旧)探検同盟でリリースされた最初の発見カードの一つであり、あれから我々がどれだけ進歩したかを教えてくれる。また、このミニオンはかつてはヘルスが3であり、時代に追いつくためにバフされている。それでもワンド泥棒と並べると恥ずかしく見えてくるので、現在でさえ十分ではない。しかし、彼は6点アタックと最高の攻撃ボイスを持っているので、彼には相応の評価を与えたい。

スコア:★☆☆☆

おしゃべりな本

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 ウェブスピナーよりも効果が早く、生成されるカードの質も少し高いため、わずかに優れているが、わざわざこのカードをプレイすることはない。コアセットのつなぎとして戻ってきた1ドロップは、とても愛らしい。

スコア:★☆☆☆

堕ちた英雄

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 このカードがこんなところで何をしているのかは分からない。ハンターで利用可能な、2ダメージのターゲット可能なヒーローパワーを与える「スチームウィードルの狙撃兵」(2マナ2/3)を弱くしたものと考えることができる。スチームウィードルの狙撃兵は良いものではなく、堕ちた英雄も決して良いものではなかった。

スコア:★☆☆☆

呪文相殺

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 コアセットでメイジが手に入れることのできる最高の秘策だが、ハンターの秘策について述べたように、優れたサポートがなければ役に立たない。

スコア:★★☆☆

ウォーター・エレメンタル

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 チュートリアルを始めたばかりで、まだパックを買っていないために、他に召喚できるものがないときに使う、ジェイナの頼れる相棒。去年からメイジの構築デッキにこのカードが入ってくると、必ずと言っていいほど悪い結果になった。

スコア:★☆☆☆

コールダラ・ドレイク

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 さて、このカードが堕ちた英雄と一緒に存在しているということは、チーム5がヒーローパワーを持つメイジデッキを推進しようとしているのではないかと考えられる(後編集記:事実)。これを実現するのは非常に困難であるため、我々はこの名誉ボルダーフィスト・オーガに1点を与え、もしこのカードが構築のデッキに入ることがあれば、脱帽することにしよう。

スコア:★☆☆☆

フレイムストライク

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 最近の他の高コストなAOEに比べて劣っているように見えていたフレイムストライクだが、5ダメージになるという強いバフが与えられた。このカードはマナコストが高いため、どんなメイジデッキでも快適に運用できるといったカードではないが、少しだけ検討に値するものになった。

スコア:★★☆☆

ガーディアン・エイグウィン

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 新しいメイジのレジェンドは、特にスタンダードの沈黙効果が大幅にカットされた今では、ゲーム全体を通して信頼できる持続的な呪文ダメージのバフとなる。5マナ5/5と少し遅いが、その効果は無視できないもので、去年からメイジが採用しているカードと組み合わせることで非常に強力になるものもある。時にはジャンディスが彼女を召喚して、貴方もとてもとてもハッピーになる。

スコア:★★☆☆

まとめ

コアセットランク:7位

 メイジの損失は大きい。バーンダメージはほぼゼロになり、大量のフリーズ効果もなくなり、クラシックカードの中でも最高のカードである魔法使いの弟子を失ってしまった。幸いなことに、コアセットには魔力なる知性と魔法学者という優れたカード・ドローがあり、このクラスの全体的な安定に貢献する可能性が高い。また、新たなレジェンドが登場し、呪文ダメージのアーキタイプに役立つ可能性があり、そうしたデッキではシューティングスターも非常によく機能するはずだ。フレイムストライクは、防御的なメイジのデッキがプレッシャーに耐えるのに役立つ、重要なバフを受けた。このクラスは良くなったかもしれないが、悪くなったかもしれない。

パラディン

仇討

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 パラディンが与えられた最もアグレッシブな秘策の1つである仇討は、過去の秘策パラディンで非常に強力な性能を発揮していた。どのクラスの秘策も一種類だけでプレイされることはないだろうから、コアセットに仇討があるだけでも、秘策シナジーのサポートがしやすくなっている。

スコア:★★★☆

身代わり

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 仇討の親友であり、この2つの秘策は相性が良いので、身代わり自体はそれほど良くはないものの、一緒に並べるとよりプレイしやすいカードになる。

スコア:★★☆☆

有徳の守護者

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 ハースストーン史上最高の1ドロップの1つである有徳の守護者がコアセットに収録されたことには、少しショックを受けている。このカードは、ほぼすべてのパラディンのデッキにとって非常に強力であり、将来的にはスタンダードの定番となる可能性が高い。

スコア:★★★★

アージェントの護衛

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 このカードは過去7年間ほとんどプレイされていないが、攻撃力のバフは非常に大きく、プレイされる可能性がはるかに高くなっている。2/2と3/2の違いについては、ナイフジャグラーに聞いてみてください。アグレッシブなパラディンのデッキは興味を持つだろう。

スコア:★★☆☆

戦馬訓練士

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 新兵パラディンでそこそこのカード。ワイルドでは奇数パラディンでまだプレイされており、さらに素晴らしい攻撃バフを得たので、スタンダードでシルバーハンドの新兵デッキが再び登場したら、このカードはフィーチャーされるべきだろう。

スコア:★★☆☆

王の祝福

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 ハースストーンで最も記憶に残るバフの1つである王の祝福は、長年にわたって数多くプレイされてきた。このカードは、より良いカードが登場すると押し出されてしまう傾向があるので、コアセットに入れるのは良い選択だと思われる。

スコア:★★☆☆

聖別

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 クラシック系セットで最高のAOEの1つである聖別には、よりリーズナブルなコストで相棒の平等も戻ってくる。長年の使用実績と、パラディンの除去手段として重要な役割を果たしていた火霊術師がローテーションで去ることを考慮すると、聖別は今後も検討に値するカードであると言えるだろう。

スコア:★★★☆

トゥルーシルバー・チャンピオン

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 かつてはパラディンのデッキには必ずと言っていいほど存在していたカードだが、ここ数年のパワーレベルの向上により、構築フォーマットからは追いやられている。現在のベストな使い方は、効率的な除去ではなく、アグレッシブなデッキでの純粋なダメージカードとして使うことかもしれない。

スコア:★★☆☆

闇への抵抗

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 コアセットに新兵ジェネレーターが入っているということは、このアーキタイプがスタンダードで通用するようになるために、今後印刷される新兵ジェネレーターの数はそれほど必要ではないということ。新規プレイヤーへの導入に適したカードであり、このアーキタイプでプレイされるには十分な性能を持ったカード。

スコア:★★☆☆

聖なる光

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 他のことをせずに厳密に治癒するカードは、あまりに治癒能力の高いカード(魔女の煎じ薬や禁じられし癒しなど)をのぞけば、通常プレイされることはない。このカードは少しだけ後押しを受けたが、プレイしたいと思わせるものではない。

スコア:★☆☆☆

アルダーの平和の番人

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 このカードはかつてはよく使われていたが、今のスタンダードは純粋なスタッツではなく強力な常在効果で満たされていることを考えると、構築ではソフト除去は時代遅れ。単純に、もう十分な効果がない。

スコア:★☆☆☆

平等

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 平等の初期の4マナへのナーフは非常に厳しく、計算による変更というよりはフォーマットにおける奇数パラディンの存在によるものに感じられた。3マナになった平等ははるかに合理的になったが、それでも正義の聖典のようなカードには十分に負けている。また、長年のお気に入りのパートナーである火霊術師もいなくなる。コアセットの中ではまともな除去の選択肢だが、素晴らしいものではない。

スコア:★★☆☆

王の守護者

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 このカードはかなりのバフを受けた。ヘルスが1つ増え挑発がついたことで、以前よりもはるかに多くのプロテクション能力がある。それでも、このカードは以前はとても哀れなほど弱かったので、この種のバフでさえ、構築されたデッキで考慮に入れるには十分ではないが、恥ずかしさははるかに減った。

スコア:★☆☆☆

裁き

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 秘策パラディンデッキに間接的な除去を提供する魅力的な秘策。私たちが最も気に入っているのは使うのが難しいところで、バリューの低いミニオンでは起動できない。これは、攻撃力3のミニオンが顔に当たったら殺すだけではない。裁きは、火霊術師やシャドースポーンなどのトリガーを含む、すべての静的効果にも有効。

スコア:★★☆☆

正義の追求

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 このカードは、すでにボード上にある新兵をバフするのではなく、あなたが召喚する未来の新兵だけに影響を与える。そのため、このカードは非常に遅い。このカードを2枚使えば、ゲーム終盤で相手に大きなプレッシャーを与えることができるが、もっと良い方法があるでしょう。

スコア:★☆☆☆

ティリオン・フォードリング

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 ティリオンは、2014年には最高の伝説のミニオンの1つだったが、あの頃はゲームが変わり、今ではパラディンのデッキにとっては少数派の選択肢となってい。最良の使い方は、コントロールパラディンのデッキではなく、ティリオンをマナカーブのトップにして、フェイスに行くときに武器を最大限に活用できる、よりアグレッシブでミッドレンジなタイプ。2021年も、少数ならプレイアブル。

スコア:★★☆☆

まとめ

コアセットランク:3位

 パラディンはコアセットで失うものは何もなく、得るものはすべてあり、私たちはこれが大成功だと考えている。クラシック・セットから失われた主要なカードは1枚もなく、全体的に大きな恩恵を受けている。仇討のおかげで秘策パッケージが劇的に良くなった。有徳の守護者とアージェントの護衛のおかげで、序盤のゲームがより強力になった。平等はプレイアブルなカードに戻った。新兵パラディンのデッキの基礎となるカードが数枚入っている。ところで、パラディンは「フェニックスの年」の素晴らしいセットのおかげで、「グリフォンの年」を迎えるにあたって非常に良い位置にいる。パラディンにいま足りないのはドローであり、これが深刻。もし荒ぶる大地でドローが得られたら、要注意。

 

 続き:vSグリフォン年コアセット評価雑翻訳②(プリースト、ローグ、シャーマン、ウォーロック、ウォリアー)(21/03/22) - 虚無層