虚無層

exit from society

vS222(アルタラック⑧カザカサン・2022/2/25)雑翻訳

 実はエルデンリング全然遊べてないんですが、諸事情で一旦諦めました

 すでに第223回も出ているのでこれが出たら翻訳します

https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-222/

クラス・アーキタイプ使用率解説

 カザカサンのリリースは、メタに莫大な影響を与えた。このカードはランプドルイドにおける最高の勝ち筋として完全に定着し、すでにやや多めだったランプドル使いたちは、今やこれに大熱中している。ラダー全体でランプドルイドの急増が見られるが、その構築は非常に多様で、構築が洗練され統一されるにはまだ遠い。獣ドルイドも見られるが使用率ははるかに小さく、挑発ドルイド星界配列ドルイドもごくわずかにみられる。

 プリーストもまた、カザカサン環境のフロントランナーとして多くのプレイヤーを魅了している。オニクシア、ネザードレイク、ラシオンの角を採用した、コントロールドラゴンプリーストが生まれた。しかし、トップレジェンドになると、シャドウプリーストやミラクルプリーストに取って代わられることになる。

 《SI:7密輸人》がエストローグに再チャレンジの可能性を与え、このデッキの使用率は著しく高まっている。他のローグのアーキタイプで一定以上の使用率があるのは、トップレジェンドの毒ローグだけ。

 シャーマン・クラスはバーンシャーマンが大半を占めており、ランプドルイドと、それをカウンターするアグロデッキのどちらとも相性が良いため、スタンダードで最強のシャーマンデッキと見られている。ボルナー、クエスト、エレメンタルシャーマンのプレイはかなり少なくなっている。

 ランプドルイドの殺しかたを血眼で探しているラダープレイヤーにはフェイスハンターが人気だが、クエストハンターも眠りから覚め、《怒りの咆哮》と《ドラゴン滅ぼしの一矢》の追加によりスタンダードにおける居場所を見つけようとしている。

 ウォリアーはカザカサンが多く使われているクラス第3位で、このカードはガルヴァンガーOTKの勝ち筋に取って代わり、コントロールウォリアーの構築を変えた。トップレジェンドでは2番目に人気のあるアーキタイプで、ランプドルイドにだけは弱いが、数々のアグロデッキを捕食している。

 コントロールウォーロックもカザカサンは入るが、このアーキタイプはトップレベルのプレイからはほとんど消えている。ハンドロックはラダーが上がるにつれて減少し、かわりにフクロウウォーロックが増加する。

 フェルデモハンは、もう一つのアンチアグロデッキであるウォリアーと比べると、その使用率ははるかに低いようだ。また、このアーキタイプはノーマルな構築と、トーナメントシーンからラダーに流れたクエスト採用型構築に分かれている。《怒縛の暴れん坊》と《カザカサン》を使ったフェル抜きクエストデーモンハンターも実験されている。

 山火事メイジは、ラダー下位では依然として高い人気を誇っているが、ラダー上位では減少していく。モザキメイジはトップレジェンドでは非常にごくわずかになった。このクラスでは《竜炎のアミュレット》を使った実験を除けば、何も起こっていない。

 パラディンへの関心は低く、新カードもクラスに新しいインスピレーションを与えていない。聖典とバフ、ただそれだけ。

パワーランキング解説

マッチアップ分布

パワーランキング

(注:これは新しい実験的なメタであり、環境の全体的な勝率を引き上げる「悪いデッキ」の割合が高いことを忘れないでください。これは今後2週間ほどで解消されるでしょう)

  • グー・チョキ・パー・ハースストーン
    • カザカサンとランプ戦略の組み合わせは、遅いデッキたちをかなり抑圧している。ドルイドが素早いランプによって《カザカサン》に到達する一方で、《野生の心のガフ》による過剰マナによってカザカサンの宝物を乱用でき、《イナゴ》や《ラグナロスの残り火》といった宝物に対応するのはほぼ不可能である。一方、できるだけ早い《カザカサン》のプレイに特化したドルイドの戦略は、アグロデッキに対しては全く絶望的。
    • これにより、現在のメタの力学はかなり極端になっている。ランプドルイドの使用率の高さと、アグロデッキに対するマッチアップの悪さが、アグロの成績を大きく押し上げている。ランプドルイドをハードにカウンターするデッキが、特にフィールドがより進化しているトップレジェンドでは、総合勝率の面では突き放している。
    • 一方、コントロールウォリアーを筆頭に、アグロデッキを破壊できる優秀な対アグロ戦略がいくつかあるが、ランプドルイドほどの人気はないようだ。
  • ドルイド
    • ランプドルイドは現在、ほとんどのラダーランク帯でTier2付近に位置しているが、このアーキタイプは全く構築が洗練されていない。最高の構築と最悪の構築の間には大きな性能差があり、最高の構築は完全にTier1のポテンシャルを示している。ランプドルイドは改良した後でもほとんどのアグロデッキに負けるだろうが、デッキパワーはるかに上昇し、それを抑えるためにはさらに多くのアグロデッキが必要になるはずだ。そのポテンシャルはミニセット前の旧神構築よりもはるかに高く、おそらく高い使用率を維持するだろう。
    • ランプドルイドをカウンターするという点で、ドルイドに勝る選択肢はないだろう。このマッチアップと、このデッキのカウンター(主にウォリアーとシャーマン)の使用率が比較的小さいおかげで、スタンダードでは最強のデッキと言える。挑発ドルイドはランプドルイドのカウンターとしてはより強力だが、獣ドルイドのほうが、マッチアップ分布のバランスが良い。
    • 星界配列ドルイドはレジェンドトップではそれなりで、同じレジェトップのランプドルイドと同じくらいの成績。
  • プリースト
    • シャドウプリーストはランプドルイドを殺すことができるので、良いデッキだ。ミラクルプリーストは構築次第でそれなりに戦えるが、ミニセットでメタがより向かい風になってしまった。ドラゴンプリーストは間違いなく非常に弱く、クエストやビッグも同様。
  • ローグ
    • エストローグは悪いビルドのランプドルイドを殺すことができるが、”良い”ランプドルイドをカウンターできるかには疑問がある。このマッチアップはこれからどんどん悪化していくことが予想されるので、クエストローグはプレイできる程度には強いが、トップパフォーマーになることはないだろう。
    • 毒ローグは消滅しない。このデッキはドルイドに勝てず、アグロデッキには転がされ、それでもなぜかトップレジェンドでTier1の勝率を示す。その理由は? いくつかのデッキを、勝率80%~90%で破壊できるからだ。その極端な偏りの前では、カザカサンドルイドでさえバランスのいいデッキに見える。良いニュースは、メタが落ち着けばこのデッキの成績は低下すると予想されることだ。人気が出過ぎることはないだろう。
  • シャーマン
    • バーンシャーマンのマッチアップ分布は、ジャンケンストーンに不満を抱いているプレイヤーにとって、まさに最高のものかもしれない。このデッキはほとんどの対戦相手に対して一定以上のパフォーマンスを発揮し、厳しいカウンターデッキの1つに対処するためにテックカードを採用することもできる。また総合Tierもトップ3にランクインしている。ランプドルイドに対する有利は今後多少小さくなるだろうが、ドルイドに対して良好なパフォーマンスを発揮しつつ、ドルイドへのカウンターを狙うアグロデッキ達にも勝てるというのは、現在のメタにおける勝利の方程式と言えるものだろう。
    • ボルナーシャーマンはそのようにはいかない。ランプドルイドに対してはそこそこ持ちこたえ、コントロールウォリアーを破壊できる。しかしバーンシャーマンに対するマッチアップの悪さが、バーンシャーマンにクラスを占拠された最大の理由だろう。
    • エストシャーマンは今、あまり快適ではない。ラダーを登り、こちらの盤面支配力と関係ないリーサル特化のコンボデッキに出会うにつれ、徐々に悪化していく。
    • エレメンタルシャーマンはランプドルイドを殺すことができる。それだけで、トップレジェンドのTier1に位置するのには十分だ。
  • ハンター
    • フェイスハンターはランプドルイドを殺せるので、良いデッキだ。しかし、このデッキはランプドルイドを殺せる他のデッキに対する立ち位置が悪いため、高ランク帯では壁にぶつかる。バーンシャーマン、シャドウプリースト、アグロ系ドルイドに弱い。これは問題であり、ランプドルイドがはびこるラダーであっても、フェイスハンターは最適な選択ではないかもしれない。
    • エストハンターは、パラディンやローグ以外のほとんどのクラスに対して非常に良いパフォーマンスを発揮するため、ランプドルイドがこれほど普及していなければ、もっと強かっただろう。新しいドローカードが利用できるため、コントロールウォリアーでさえ、その猛烈なダメージを凌ぎきることはできない。これは非常に印象的だ。このデッキはラダーでは非常に競争力が高いが、トップレジェンドのメタは大きな問題である。
  • ウォリアー
    • カザカサン入りのコントロールウォリアーもまた、メタの偏りを助長するデッキである。その存在は、アグロデッキを破壊することでランプドルイドを多くのカウンターから”守る”ものであり、ランプドルイドそのものを筆頭に、残忍なカウンターが多く存在するフォーマットを支配することはできない。コントロールウォリアーにおける《カザカサン》の強さは、ローテーション後など、レイトゲームのリーサル性が低下し、「ボードベース」のゲームプレイがより増加したとき、ゲームを支配することにつながるかもしれない。願い事には気をつけよう。
    • エストウォリアーはレジェンド外では良くなっているが、これはほとんど”非常に悪いデッキ”がタダで勝たせた結果である。メタがより冷酷になれば、このデッキは沈んでいくと予想される。
  • ウォーロック
    • ハンドロックは、高レベル帯の、より冷酷に進化したメタへと登っていくにつれて、成績が徐々に悪くなっていく。ランプドルイドに対するマッチアップは、《カザカサン》のおかげで不利に反転してしまった。他の多くの人気デッキも、ハンドロックを非常に効果的に殺し、クエストハンターのようなカウンターも出現している。
    • フクロウウォーロックは高ランクのほうが良いパフォーマンスを発揮し、コントロールウォリアーのカウンターとアンチアグロを兼ね備えたデッキとして機能する。その結果、トーナメントシーンでは非常に貴重な存在となっているが、モザキメイジや毒ローグなどの特定の戦略には非常に弱く、ランプドルイドに対してもあまり良い結果をもたらさない。
    • カザカサン入りのコントロールウォーロックはあまり良くないようだ。
  • デーモンハンター
    • フェルデーモンハンターは、ラダーではあまり良いパフォーマンスを発揮していない。これは、プレイヤーがトーナメントの成功に影響され、現在のラダー環境に適さない型を使っているケースだ。レジェンド以外で特にそうだが、レジェンド上位でも同様、クエスト型フェルデモハンは釣りである。トーナメントで好成績を残しているのは、それがトーナメントだからである。
    • フェルパッケージのないエストデーモンハンターは、ストレートにひどい。手を出さない方がいい。
  • メイジ
    • モザキメイジはレジェンド上位でぎりぎりプレイ可能なレベル。カザカサンと、カザカサンのカウンターデッキの多くに殺されている。良いこととは言えない。
    • 山火事メイジは、環境が向かい風になってしまった。またしてもだ。ランプドルイドは非常に厄介。
  • パラディン
    • 今回もバフパラディンが過小評価されている。このデッキはランプドルイドを殺すことができるので、良いデッキである。また、フクロウウォーロックやポイズンローグなど、このフォーマットのコンボ戦略の多くを殺すので、トップレジェンドでは驚くほどのパフォーマンスを発揮し、聖典より圧倒的に強いパラディンデッキとなっている。

クラス別分析

ドルイド

 カザカサンがラダーを席巻し、ランプドルイドはその最も適した住処と見なされている。カザカサンとその宝物に高速ランプで到達できることと、《野生の心のガフ》によって最大マナが増えることで宝物が乱用できるのは、他では見られない特に強力なシナジー

 ランプドルイドはまだ構築の改良から程遠く、もちろんどんなビルドでもアグロデッキには弱いものの、その最良の構築と最悪の構築の性能には大きな格差がある。我々は、Tier1の可能性を秘めた、非常に有望な2つの構築を確認した。どちらの構築も《コールドトゥース鉱山の確保》は不採用で、カザカサンをできるだけ早くプレイすることに全力を尽くすのではなく、彼に大きく依存しないことで、直線的でなく、《セナリウスの結界》と《レイドボス・オニクシア》による安定化を可能にしている。ちなみにオニクシアは、非常に素晴らしいカードである。

 第一のアプローチは、グローフライの群れ、菌々財宝、草攻凶花を採用するもの。この構築では《レイドボス・オニキシア》と《オニクシアの鱗》によるトークシナジーを利用し、遅いデッキに非常に効果的にプレッシャーをかけることができる。この構築はドルイドのミラーを支配し、カザカサンがプレイされるより前に脅威を展開できるため、防御的なデッキに対してより優れている。

 第二のアプローチは、《練気》、《野生の繁茂》を含むランプパッケージをフルに採用し、レイトゲームのドローエンジンとしてマリゴスを追加したもの。この構築では、主な勝ち筋として《カザカサン》をより重視するが、追加のランプ・ペイオフとして《セナリウスの結界》・《オニクシア》はやはり採用している。マリゴスは遅いマッチアップでカザカサンとガフを見つけるのに役立ち、《鉄の樹皮》で自分を守るのにも役立つ。この構築はアグロデッキに強く、バーンシャーマンにも互角に戦えるが、グローフライの群れを採用したミラーには負けるだろう。

 ドルイド挑発ドルイドは、ランプドルイド(どの型に対しても有利)の高い人気によって、ラダーで優秀な成績を収めている。これらのベストビルドに変化はない。

 星界配列ドルイドはトップレジェンドで少しプレイされているが、それなりの成績。《レイドボス・オニクシア》はこのデッキに加えるには最適。

ドルイド:クラスレーダー
横並び型カザカサンランプドルイド
カザカサン高速ランプドルイド
つぎはぎ大工ビーストドルイド
ドレクサー挑発ドルイド
オニクシア星界配列ドルイド

プリースト

 シャドウプリーストは、現在のメタでは意外と強い。パッチ前と全く変わらない構築が、カザカサンドルイドを泣かせている。ラクルプリーストは、新カードに釣られなければ、レジェンド上位で”プレイアブル”。パッチ前の構築のほうが成績がよく、《ラシオンの角》は釣りのようだ。

 遅いプリーストデッキに関しては、まったく絶望的に見える。私たちはカザカサンドラゴンプリーストを調整したが(《ヒステリー》は現在のメタでは弱い)、このデッキはまだものになっていない。エストプリーストビッグプリーストの立ち位置はかなり悪い。《ミダ》は発売前に多くの批判を受けたが、このレジェンドミニオンはこれらのデッキでは実際かなり良い。このミニオンのせいではない。

プリースト:クラスレーダー
アグロ・シャドウプリースト
マリゴス・ミラクルプリースト
ラリー・ミラクルプリースト
カザカサン・ドラゴンプリースト
ネザードレイク・クエストプリースト
ミダ・ビッグプリースト

ローグ

 エストローグは、SI:7密輸人の追加により(このカードは瞬く間にこのデッキの最強カードの1つとなった)このクラスの最大アーキタイプとなった。密輸人の追加とランプドルイドの多さにより、クエストローグは《SI:7潜入工作員》まで使ったフルSI:7構築で、できるだけ多くのスタッツを盤面に出すことが推奨される。この盤面ゲームプランに貢献しないものは、カットしたほうがいい。

 この構築はドルイドに対してかなり有効だが、対アグロのマッチアップは弱く、またバースト不足のためコントロールウォリアーなどの防御的なデッキに対してはあまり良い結果を出せない。もう一つの構築では、全力SI:7のカードをいくつかカットして、エドウィン/スマイト/テンウーと《景品横取り野郎》を採用している。これはランプドルイドとのマッチアップを少々悪化させるが、他の対戦相手に対してもう少しバランスの取れたデッキになる。

ローグ:クラスレーダー
フルSI:7クエストローグ
エドウィンクエストローグ
凶悪なる一撃・毒ローグ

シャーマン

 バーンシャーマンはこのゲームで最も優れたデッキの1つ。そのマッチアップ分布は驚異的で、コントロールウォリアーとクエストハンターにのみ非常に弱いようだ。アグロデッキの増加により、《寒風》は必須となった。最後の30枚目のカードは自由枠で、《始原のダンジョニア》、《クサリヘビ》(ウォリアーの《防塁》に有効)、《ファイアハート先生》のいずれかにすることができる。

 アグロの増加により、ボルナーシャーマンも《連爆の魔術師》を2枚運用したい。エストシャーマンは同じ理由で《水路の逆流者》を手放さないほうがよい。

シャーマン:クラスレーダー
マルチキャスター・バーンシャーマン
マルチキャスター・クエストシャーマン
連爆ボルナーシャーマン
凍結・エレメンタルシャーマン
ドゥーム・エレメンタルシャーマン

ハンター

 フェイスハンタードルイドを殺すのが役割なので、教団の新入会員は以前と比較して価値と性能が大量に上昇した。低マナカーブの《怒りの咆哮》ビルドは、あまり良い印象はない。

 エストハンターは、《怒りの咆哮》と《ドラゴン滅ぼしの一矢》の追加を受けて、多くの実験が行われている。ドラゴン滅ぼしの一矢はこのデッキにとって完璧なカードだが、咆哮は最適な使い方をするためにいくつかの調整が必要だ。最も強い方向性は、高価な4マナの呪文(《貫通》《罠発動》)をカットし、咆哮/トーチカ/マルチキャスターによってデッキを素早く回し、クエストを完了し、完了後のダメージをより効率的に与えられるようにするものだと思われる。

ハンター:クラスレーダー
新入会員・フェイスハンター
怒りの咆哮・クエストハンター

ウォリアー

 コントロールウォリアーは、ガルヴァンガーOTKパッケージに代わり、カザカサンを主な勝ち筋として採用している。カザカサンビルドは以前よりもはるかに優れているようだ。レイドボス・オニクシアと《オニクシアのドレイク》はデッキ構築の制限と相性のいい強力なカード。剣と盾は秀逸で、煽り立てよりはるかに強いようだ。このデッキはバロフとミュターヌスを採用することができるが、その分だけカザカサンのプレイが遅れることになる。

 エストウォリアーはもっぱら低ランクでプレイアブル。クエスト報酬と衝突するものの、《勇者ロカラ》は今のデッキではかなり良さげ。ヒーローパワーはゲームを終わらせるのに役立ち、アグロミラーでも強い。

ウォリアー:クラスレーダー
カザカサン・コントロールウォリアー
融合体クエストウォリアー

ウォーロック

 現在のメタではハンドロックはより困難な状況にあり、以前と非常に顕著な変化は《教団の新入会員》がより強くなったこと(おなじみのパターンなので、お分かりだろう)。以前は代替不可能だった《生の苦悩》のパワーに近づいている。《生の苦悩》は対アグロに強く、《教団の新入会員》はより遅いマッチアップに強い。

 フクロックはその除去キットのおかげでアグロデッキを倒すのに良い仕事をし、一方で充分に遅いデッキ相手にも大ダメージを与えられる。《ゴールドシャイアのノール》は最近発見されたもので、《悪の大輪》に代わり、このデッキで非常に強くなりそうだ。

ウォーロック:クラスレーダー
新入会員ハンドロック
ノールフクロウウォーロック

デーモンハンター

 フェルデモハンのクエスト型はトーナメントシーンで印象的な活躍を見せたが、メタの構成が異なるため、大会の好成績はラダーでの成績には結びついていない。クエスト型は遅いマッチアップでは非クエスト型よりも少し強いが、アグロデッキに対してはるかに弱くなる(わずかに有利なだけとなる)。先週末のマスターズツアーでは、アンチアグロのラインナップがアグロのラインナップよりもずっと多かったので、これは賢い選択だった。しかし、ラダーではアグロデッキの方がはるかに人気があり、フクロウウォーロックのようなデッキはあまり目につかないので、バニラバージョンの方が優れていると言えるだろう。

 そのため、ラダーでの推奨ビルドは変わらない。マグゼリドンは、新しいカザカサン型ランプドルイドに対してかなり強い。クサリヘビはウォリアー(防塁)に強い。アグロがあまり多くない場合は、《混沌吸血》を1枚カットしてクサリヘビを増やすことも可能。

デーモンハンター:クラスレーダー
マグゼリ・フェルデモハン
ウルズール断末魔デモハン

メイジ

 オニクシアの巣のメイジには何のイベントもない。モザキメイジ山火事メイジも非常に弱く、このセットの新しいメイジカードはあまりフィットしていないようだ。《竜炎のアミュレット》はルーン山火事メイジのギリ採用ボーダーラインにある。

メイジ:クラスレーダー
マルチキャスターモザキメイジ
ルーン山火事メイジ
マルチキャスター山火事メイジ

パラディン

 聖典パラディンはカザカサンドルイドの増加により、今まで以上に”ビートダウン役”に追いやられている。現在の環境で《アイアンディープのトログ》を使わないことは大罪であり、またミスタースマイトはロードバロフよりも圧倒的に強い。

 今はバフパラディンのほうが相手にプレッシャーを与えるのに適しているので、高レベル帯ではより強い選択となり、ドルイドを非常に苦戦させている。このビルドで行った調整はドルイドの人気を反映したもの。教団の新入会員とガーディアン改造屋はコア採用枠になった。ヴァリアン・リンとサイダン、重荷運びラバはカットされた。これらのカードは遅すぎて意味がない。

パラディン:クラスレーダー
トログ聖典パラディン
アンチドルイド・バフパラディン

今週のメタブレイカ

 獣ドルイドはラダー全体を通してこのフォーマットのトップ・パフォーマーであり、その結果に異論はないだろう。カザカサンブームのおかげで、最も重要なマッチアップであるランプドルイドのマッチアップを完全に支配し、他の相手もあまり不自由しないマッチアップ分布と相まって、完全な勝者となっている。

 ランプドルイドはこれから構築の改良によってさらに強くなることが予想され、それを抑えるにはメタが特に冷酷になる必要がある。これは超極端なフォーマットを作り出していて、ほとんどのデッキの成功は、特定の、壊滅的に弱い1つか2つのマッチアップに当たらないことに依存している。

 そうした経験を好まない人には、バーンシャーマンが一番合っているのではないだろうか。トップ3のパフォーマンスを誇るデッキで、バーンシャーマンのカウンターはあまり普及しておらず、保険が欲しいならクサリヘビがコントロールウォリアーに対して10%近い勝率ボーナスを与えてくれる。ランプドルイドはこのレポートが出た後、今ほど簡単ではなくなりそうなので、その点は注意が必要だ。

獣ドルイド

バーンシャーマン

 お疲れ様でした

 

 これから第223回の翻訳をしますが、その前にちょっとだけ愚痴を書きます

 何が起きていたかというと、まずエルデン発売前後の夜を職場で過ごすことになり、ワクワクで全く眠ることができず、翌日は休みだったので徹夜明けのまま一日遊んだのですが、その際、事前に買いだめしておいたインスタント食品(激辛含む)だけを食し、さらにオンライン通話でめちゃくちゃ喉を酷使した結果、一瞬で扁桃腺を破壊しました

 これによって数日の休みが完全に潰れました 唾を飲むだけでめちゃくちゃ痛くて唾と同時に隕石が落ちてくる夢を見てました ルルアタックEXで3日で治りましたが、昔からコデインには弱くて反動でめちゃくちゃ頭痛&鬱病になるんですよね そっちで死ぬかと思いました

 ちなみに全く会話をしないのでコロナではないです もう治ってるし 風邪の理由なら上記の通りめちゃくちゃあるので

 あと爆速で治すために粉末はちみつレモンを飲みまくった結果、痛風が再発しかけてます。花粉症も出てます。何ですかこれは

 はい では頑張ります