vS240(ナスリア城③・2022/9/02)雑翻訳
先月はダイヤ1で諦めました 今月はまあ行けたら行きたいですね
https://www.vicioussyndicate.com/vs-data-reaper-report-240/
クラス・アーキタイプ使用率解説
状況はもっと悪くなると、前回すでに警告した通りである。各クラスを少しずつ掘り下げる前に、より大きなメタの風景を見ておこう:
- トップレジェンドでは、ローグとドルイドが全ての対戦相手の55%を占める。メイジとプリーストを銜えた4クラスで、全体の85%(‼)を占める。
- ダイヤ4からレジェンド(トップ以外)では、ドルイドとメイジが50%を占める。
- この数字はプラチナからダイヤ5まででは45%に低下し、ブロンズからゴールドでは40%となる。
ドルイドの主な変化としては、すべてのランク帯でアグロドルイドが増加したこと。現在では最多デッキの1つとなっているが、それでもランプドルイドの使用率に比べれば低い。
エドウィンローグはトップレジェンド以外の全てのランク帯でその数を著しく減らしている。このデッキはプレイするのが難しく、低ランクではあまり良いパフォーマンスを示さない(それでも強いけど)ことが分かっているので、環境初期のエドウィンバフを巡る熱狂の後、トップレジェンド以外のプレイヤーはよりストレスの少ない他の選択肢を選んだのだろう。
メイジの人気は衰える気配がない。骸骨メイジはラダーで非常によく見られる対戦相手であり、ビッグスペルメイジもより目立つようになり、レナサルビルドを試すプレイヤーも出てきている。
プリーストはトップレジェンドではプレイ数が増えたが、それ以外の場所ではあまり動いていない。このクラスはクエストプリーストか祝福プリーストでローグをカウンターするという役割を持っているが、クエストプリーストがアグロドルイドに強い点を加味してもなお、ローグだらけのメタ以外ではそれほど有用ではない。レジェンド直前の環境におけるメイジとランプドルイドの高い使用率は、プリーストの成功を難しくしている。
他のクラスは例外なく、複数のランク帯でプレイが減少している。ウォーロックとシャーマンは減り続けている。デーモンハンターは最初の盛り上がりの後、プレイヤーに捨てられた。ハンターは、レジェンドトップでのウォリアーと同程度の人気を誇るまでに衰退している。ウォリアーとパラディンは存在しないに等しい。
このフォーマットはすぐに行き詰まりに到達しており、ほとんどのクラスが変化していない。どのランクでもメタは非常に狭いが、ほとんどの実験はトップレジェンドから始まるものであり、そのトップレジェンドプレイヤーが4クラスしかプレイしないということは、他のクラスには斬新で刺激的な新しい構築がないということなので、それらのクラスのセクションでは何も言うことはない。拡張が始まって4週間だが、プレイヤーベースは6クラスで全ての可能性を模索し終わったということである。それは心配だ。
パワーランキング解説
- ドルイド
- ランプドルイドは増えつつあるアグロドルイドにカウンターされているが、これは長期的問題に対する応急処置に過ぎない。長期的問題とは、ランプドルイドはレイトゲームまで生き残れるなら最強である、ということだ。エドウィンをナーフするだけでは、ランプドルイドがさらに強くなり、支配的になってしまう可能性が高い。今後のバランスパッチで対処されることを期待している。
- アグロドルイドは、非常にマッチアップに依存したデッキであることがやや露呈しつつある。その人気の増加によって、プレイヤーがそれを予測できるようになったため、全体的なパフォーマンスの悪化と、トップレジェンドでの勝率の大きな落ち込みをもたらした。その発展途上のマッチアップ分布を見てみると、メイジ、ローグ、プリーストに負けており、単にランプドルイドへの有利によって”キャリー”されているに過ぎないのだ。重要なのは未来であり、アグロドルイドは現在は多くの勝利を収めているが、ランプドルイドがナーフされた場合、このデッキが問題になることはまずないことを覚えておく必要がある。環境の狭まりの産物であり、ただ1つのマッチアップを支配するだけでこれほど強力な結果となるのは驚きである。
- ローグ
- エドウィンローグはラダー全体で優秀だが、トップレジェンドでは特に支配的であり、そのせいで最も厳しいカウンターデッキであるプリーストも最も多い。しかし、エドウィンローグのスキルの上限は高く、多くのマッチアップがレジェトップで改善されており、エドウィンローグの成績が最も良いのもここである。最高レベルのローグを止めることは誰にも不可能。
- サメローグはあまりプレイされていないが、そのスキルの上限は桁外れで、高レベルではTier3の勝率に達しているようだ。やり方さえわかれば、エドウィンローグほどではないが確実にプレイ可能。
- 爆弾ローグはエドウィンローグに勝てるので、エドウィンローグ飽和状態の環境ではうまくいくようだが、それでも悪いデッキであることに変わりはない。レナサル泥棒ローグの実験も行われているが、あまり競争力があるようには見えない。
- メイジ
- プリースト
- レジェンド以外ではローグが減少し、ランプドルイドとメイジがプレイ数を伸ばし続けているため、クエストプリーストは弱くなっているようだ。アグロドルイドのマッチアップはここでは十分な効果を発揮していない。レジェンド上位では、環境がローグ飽和状態なので、まだ最高のパフォーマンスを発揮している。
- 祝福プリーストも似たような状態だが、しかしもっと極端。ローグ対策に完全に特化したいのでなければ、このデッキに手を出す理由はない。
- また、ナーガプリーストをプレイすること自体が楽しくないかぎり、ナーガプリーストをプレイする良い理由はない。ランプドルイドをカウンターしたいのであれば、アグロドルイドを使えばよい。このデッキが達成できることは他に何もなく、つまり下位互換に等しい。
- イノシシプリーストはトップレジェンドではプレイ可能だが、他のどのプリーストデッキよりも弱いようだ。また、ローグに激しく負ける。
- ウォーロック
- シャーマン
- 我々はこうなることを予見していた。悪いデッキが消えていくことで、コントロールシャーマンは守護者ナーフによって非常に弱くなったデッキであることが露呈しつつある。優秀なデッキに対して十分なマッチアップがないのだ。ラダーを上がれば上がるほど、より多くの優秀なデッキと出会うことになり、シャーマンは転がる石のように落ちていくことになる。レジェンドトップでは、かろうじてTier3。ダイヤモンド4を過ぎてもTier3。ラダー下位で勝率が高いのは、悪いデッキが多く、フィールドが寛容だからである。シャーマンをプレイする競技上の理由はない。
- ハンター
- ラダーのほとんどのランク帯において、クエストハンターと獣ハンターは最高のパフォーマンスを発揮する2デッキ。しかし、この2つのデッキはレジェンド上位では大きく落ち、それは容赦のないメタと、獣ハンターの場合はスキルの上限が低いためである。それでも、このクラスはほとんどのプレイヤーにとってプレイ可能であり、他のクラスほど悪い状態にはない。
- クエストハンターは今は無害に見えるが、ランプドルイドとローグがナーフされる可能性が高いため、次のパッチで調整すべきデッキであることに注意したい。この2つの対戦相手以外では、そのマッチアップ分布は非常に優位であるが、見過ごされる可能性がある。クエストハンターが次のパッチで支配的なデッキになることが望ましい結果とは思えないし、そのようなリスクは冒さないだろう。シャーマンをナーフしたならば、すべてをナーフする必要があるのだ。
- ウォリアー、デーモンハンター、パラディン
- 断末魔デモハンと激怒ウォリアーは現在のフォーマットでは十分な性能を発揮していないにもかかわらず、構築が洗練されたことによって「本物」のデッキのように見えている。断末魔デモハンはラダーのほとんどでTier3にとどまっており、レジェンドトップにいるローグの高い使用率だけが、このデッキを真に不自由なものにしている。洗練された激怒ウォリアーもTier3上半分に位置する可能性がある。トップクラスへのバランス調整と、おそらくいくつかの小さなバフで、彼らを真のメタ選手に変えるのに十分なはずだ。これらのクラスの他のアーキタイプについては、あまり楽観視できない。より多くの変化が必要だ。
- パラディンは全てに変化が必要だ。ただ、完全に死んでいる。
クラス別分析
ドルイド
ランプドルイドは「完璧な38枚」リストを持っている。《海藻番》がこのデッキの中で最もカット可能なカード。あなたの好みや特定の対戦相手に応じて、2枚目のヒトデ、2枚目の巫女、バトルマスター、連爆の魔術師をこれらのスロットに配置することが可能。
アグロドルイドは落ち着いた。《猟奇的な料理人》を《猛爪の達人》と交換するプレイヤーが見られる。これは強化でも弱化でもなく、デッキにそれほど大きな影響を与えるものではない。
ローグ
エドウィンローグも落ち着いた。もうひとつの「ミラクルローグ」デッキであるサメローグは、トップレジェンドでしか見られないものの、時間とともに性能を向上させていることに気づいた。このフォーマットで最もプレイが難しいデッキだが、その上限はまだもう一つのデッキを大きく下回っている。
メイジ
メタが多様化しているわけではないが、メイジというクラスは、その2つのアーキタイプの中で新しいものを見出している。
30枚骸骨メイジは非常に低いマナカーブであり、《骨々ドカン》をカットして《氷の接触》 を追加することで良い結果を出している。《スィヴァーラ司令》はこのデッキでは理論上でしか強くない。この構築はレナサルビルドと比較して、ランプドルイドに対してはかなり良くなり、クエストプリーストや他のメイジに対しては若干良くなるが、ローグやアグロデッキに対しては劣っている。
XL骸骨メイジはケルサスとデナスリアスを切ってマルチキャスターにする実験をしている。ドローの安定性が増すことで、主な勝ち筋がよりオンラインになりやすくなるため、これは効果的なようだ。私たちはこの切り替えを推奨したい。
レナサルはビッグスペルメイジではうまく機能してこなかったが、最近は30枚バージョンと競争できる結果を出している。ガーロックの荒らし屋はパッケージフィンレーを見つけ、デッキを深く掘り下げることができ、つまりより頻繁にキーカードを見つけることができるため、気に入っている。マーロックホームズは荒らし屋の対象として充分強いため、採用レベルである。初めてホームズが競技的デッキに採用できる。
レナサルビルドはアグロドルイドに対してより優れており、それが現在このアーキタイプで競争力のある選択肢となっている理由である。ランプドルイド、メイジ、プリーストに対して劣り、インプウォーロック、エドウィンローグ、コントロールシャーマンに対しては差がない。つまり、相当数のアグロドルイドに遭遇しない限りは、やはり非レナサルが良いということになる。
プリースト
先週のクエストプリーストで行った調整はネザードレイクにとって大いに役立ったが、我々は《光が!灼ける!》をデッキに戻す方法を探していた。《光が!灼ける!》はこのデッキの良いカードなので、戻したい。《光爆弾》と《糾弾》のそれぞれ2枚目を入れ替えるのが最も理にかなっている。光爆弾と密言・崩は似たような役割を果たすが、密言の方が強い。糾弾はアグロドルイドとの対戦でも、5ターン目までにはドルイドがすでにダメージ範囲外までミニオンをバフしているため、それほど意味がない。このマッチアップで5ターン目に重要なボードクリアは《事件現場清掃》である。
ウォーロック
呪い型のインプウォーロックは、アグロドルイドの増加により、よりスローなプレイと受け型の構築による恩恵を受けているため、フレキシブル枠のカードを入れ替えた。
シャーマン
(なし)
ハンター
(なし)
デーモンハンター
(なし)
ウォリアー
(なし)
パラディン
(なし)
今週のメタブレイカー
高MMR帯でのローグは止めるのが非常に難しく、プレイヤーが最善を尽くしてもこのデッキが最高であることは変えられない。プリーストはカウンターだがマッチアップが狭すぎて、他のマッチアップで簡単に罰せられてしまう。
ビッグスペルメイジは伝説への上りとして非常に優秀なデッキ。30枚構築はランプドルイドに対してクラス内で最高の性能を発揮し、40枚構築はアグロドルイドをカウンターする。
お疲れ様でした
来月28歳ですが、疲れによるパフォーマンス低下の割合が無視できなくなってきました。あと塩辛いもの好きだったのが甘党になりました。たぶん来年には人格が変わっていると思います。